玉置浩二(安全地帯)の徹底解説まとめ
玉置 浩二(たまきこうじ)とは、ロックバンド『安全地帯』のボーカリストであり、ソロ歌手である。俳優としても活動している。『日本コロムビア』所属。ソロでもバンドでも数々のヒット曲を生み出していて、紅白歌合戦にも何度か出場している。1982年に歌手デビューして以来、病気などを理由に度重なる活動休止がありながらも活躍を続けてきた。その絶対的な歌唱力から業界内での評判が高く、多くの有名歌手との共演を行ってきた。俳優としても活躍しており、『東京バンドワゴン』など数々のテレビドラマや映画にも出演してきた。
玉置浩二(たまきこうじ)の概要
玉置浩二(たまきこうじ)とは、2020年から『日本コロムビア』に所属しているミュージシャン。1973年にロックバンド『安全地帯』を結成し、その後1982年に歌手デビューを果たす。音楽活動のほかに俳優としても活動しており、1986年に俳優デビューを果たす。さらに翌年の1987年にはソロ歌手としてデビューも果たす。
『安全地帯』としての代表曲として「ワインレッドの心」「悲しみにさよなら」「じれったい」、ソロの代表曲としては「田園」「メロディー」「サーチライト」などがある。
また俳優としても数々の作品に出演しており、中でも大河ドラマ『秀吉』やテレドラマ『東京バンドワゴン』などが代表的である。
1996年に発表した自身11枚目のシングル「田園」が大ヒットしたことをきっかけに、同年末には紅白歌合戦に初出場を果たすとその年の歌手別最高視聴率を記録した。
彼はデビューして以来何度もレーベルを変更しており、これまで携わったレーベルは6つにもなる。2020年時点では日本コロムビアに所属している。
玉置浩二を含む『安全地帯』は、1981年に井上陽水のバックバンドとしてデビューしているため、以降彼との交流はとても深い。
玉置浩二個人としては3度の離婚を経験しており、2010年には青田典子と4度目の結婚をしている。
玉置浩二(安全地帯)の活動経歴
幼少期からメジャーデビューまで
玉置浩二は1958年に北海道旭川市に生まれる。祖母が民謡教室の先生だったこともあり、彼が2歳の頃から民謡を歌うなどしており、幼少期から歌と触れあいながら育っていた。彼が中学2年生の時に出会った武沢豊と共に1974年に結成したロックバンドが『安全地帯』である。1974年に北海道旭川農業高等学校入学するもすぐに退学し、廃墟を買い取り『安全地帯』のバンドメンバーとの共同生活を始めた。
そんな中、全国ツアー用のバックバンドを探していた井上陽水と仲介役の金子章平の推薦により正式にバックバンドメンバーに決定する。これにより1981年から1983年まで井上陽水のバックバンドとして全国ツアーに帯同。その傍ら、1982年2月25日に日本のレコード会社の『Kitty Records』より「萠黄色のスナップ」でメジャーデビューを果たした。
俳優デビューと『安全地帯』の活動休止
『安全地帯』は1983年にシングルの「ワインレッドの心」がヒットすると、その後1984年から1987年にかけてヒット曲を連発する。これにより『安全地帯』は1980年代を代表するバンドに成長する。
玉置浩二個人の活動としては、1986年に映画『プルシアンブルーの肖像』で俳優デビュー。
1987年にはソロ歌手としての活動を本格的に始める準備として、ソロ作品制作のためにロンドンやロサンゼルスへ渡った。その結果、同年の7月にシングル「All I Do」でソロデビューを果たす。一方『安全地帯』は1988年に、方向性の相違を理由に活動を休止してしまう。
バンドが活動休止に入った後も彼はソロの活動を続けており、1989年にはソロのシングルを4枚リリースする。更には俳優業にも力を入れ始める。
活動休止していた『安全地帯』1990年には活動を再開する。
1991年には薬師丸ひろ子のシングル「胸の振子」の作曲を担当したことをきっかけに結婚する。玉置は1983年に同郷の一般女性と結婚しており、本人にとって2度目の結婚となる。
2度目のバンド活動休止と紅白歌合戦へのソロ初出演
公私ともに順調だった玉置だが、1993年に『安全地帯』が再び活動休止を発表した。当時玉置は心身ともに疲弊しており精神病棟に入院をする。その後、故郷の旭川での療養生活を送ることとなる。以後は必然的にソロ活動に専念することとなり、レコード会社を『Sony Records』に移り、プロデューサーに須藤晃を迎えることとなる。
バンド活動休止を発表したのと同年にはチャリティーグループ『USED TO BE A CHILD』に参加。このチャリティーグループは日本の出生率低下を受け、子どもたちが健やかに育つことができる環境づくりを目指したキャンペーンの一環として集まった。
1994年にはUNESCOの呼びかけによる『THE GREAT MUSIC EXPERIENCE '94 〜21世紀への音楽遺産をめざして〜 AONIYOSHI』に参加。奈良県の東大寺仏殿前庭で開催されたコンサートに参加した。
俳優活動としては、1996年に大河ドラマ『秀吉』に足利義昭役で出演。他にもテレビドラマ『コーチ』に出演。この時自身が手掛けた主題歌「田園」が11thシングルとして大ヒットし、同年末の第47回NHK紅白歌合戦にソロとして初出場を果たす。
当時『安全地帯』は活動休止していたため、バックバンドには同じレコード会社に所属していた『TOKIO』が抜擢される。玉置の歌はその年の紅白で、59.9%の歌手別最高視聴率を記録し、結果、放送後にさらに大きな注目を集めて売り上げを一気に伸ばした。当時グループ、ソロを通じて最大の92万枚のヒットを記録する。
音楽活動の絶頂の傍ら、1998年に薬師丸ひろ子と離婚。レコード会社を『Sony Records』から『ファンハウス』へ移し、レコーディングの時に訪れたことをきっかけに気に入っていた軽井沢へ移住した。
1999年にツアーバンドの一員である、キーボード担当の安藤さと子と結婚する。
10年ぶりの『安全地帯』再スタート
2002年に10年ぶりに『安全地帯』としての活動を再開する。レコード会社を再び『Sony Records』に戻し、2003年まで2年連続でアルバムをリリースする。更には全国ツアーも行うが、2003年に再び『安全地帯』は活動を休止してしまう。活動休止の理由ははっきりと明言されていない。
玉置は翌年の2004年に個人事務所『アンクルオニオン』を設立し、再びソロ活動に専念することになる。
2005年にはテレビドラマ『あいのうた』で8年ぶりとなるドラマ出演を果たす。
2007年には安藤さと子と離婚し、それをきっかけに軽井沢を離れる。
2008年には急性膵炎を患い長期の活動休止を発表する。本人の公式ファンクラブも解散となり、結果的に玉置浩二は2010年までの間完全にメディアの前に姿を現すことは無くなってしまった。
病気からの復活と歌手、俳優としての再スタート
病気によりしばらくの間音沙汰の無かった玉置だが、2009年12月25日に『安全地帯』はレコード会社に復帰し活動を再開する。復帰策には「蒼いバラ」のショートMVが公開された。
翌年の2010年1月8日に正式に『安全地帯』としての活動再開を発表し、全国ツアーを行う。
2012年には自主レーベルの『SALTMODERATE』を設立し、その後もバンド、ソロ共に新曲を発表していく。
2013年10月にテレビドラマ『東京バンドワゴン』に出演。玉置にとって8年ぶりの連続ドラマ出演となる。そのドラマで共演した亀梨和也とのユニット『堀田家BAND』で発表したドラマの主題歌「サヨナラ☆ありがとう」はオリコンウィークリーシングルチャートで1位を獲得した。これは玉置にとって28年ぶりで、「悲しみにさよなら」以来となる。
これ以降玉置は他の歌手との共演回数が増えていく。その理由として彼自身が他歌手との共演に積極的になったことが挙げられる。
ソロ30周年を迎え、歌手として成熟し続ける
2014年12月にカバーアルバム『群像の星 〜GREAT STARS〜』をリリース。彼にとって初めてのカバーアルバムとなる。
2015年2月には自身初の冠番組『玉置浩二のショー』が放送開始。
2016年に憩室炎のため緊急入院し、約1か月の入院を余儀なくされる。その結果、同年5月に開催予定だった公演は全て中止となってしまう。その後5月20日に退院し6月2日に活動を再開する。
その後2017年には『安全地帯』のデビュー35周年とソロデビュー30周年を同時に迎え、ベストアルバム『ALL TIME BEST』をリリースする。さらには全国ツアー『ALL TIME BEST「30」〜30th Anniversary Tour 2017〜』とビルボードクラシック公演『KOJI TAMAKI PREMIUM SYMPHONIC CONCERT 2017-THE GRAND RENAISSANCE-』の開催を発表した。
同年5月25日にはNHKの『SONGS』に『安全地帯』として出演。番組内で、井上陽水とのセッションも披露した。5月31日には『安全地帯』として4年ぶりになるツアー開催を発表する。このツアーは日本武道館で2日間と香港で開催された。
2020年にレコード会社を『日本コロムビア』に移す。同年12月23日に6枚目のセルフカバーアルバム『Chocolate cosmos』をリリース。12月31日には自身にとって24年ぶりとなる紅白歌合戦に出場し「田園」をオーケストラとのコラボレーションで披露した。
玉置浩二(安全地帯)のプロフィール・人物像
玉置浩二は1958年9月13日に北海道旭川市で生まれる。祖母が民謡教室で講師を務めていたため幼少期から歌に触れていて、特に民謡になじみが深かった。そこから歌謡曲やグループ・サウンズにも興味を持ち始める。そのような生い立ちからか人前で歌を披露する機会に恵まれていた。
中学校入学後は野球部に入部した。
玉置が中学2年生の時に転入してきた武沢豊と交友を深め、1973年に武沢と2人でロックバンド『安全地帯』を結成する。
1974年に中学校卒業後は地元の農業高等学校に入学するが、プロの音楽家を目指すため直ぐに退学する。空き家を買い取りスタジオへ改装し、『安全地帯』のメンバーと共に共同生活をしていた。
1981年に井上陽水のバックバンドとして上京し、1982年に『安全地帯』としてメジャーデビューを果たす。
1986年には映画『プルシアンブルーの肖像』で俳優デビュー。
翌年の1987年に「All I Do」でソロデビューを果たす。
また、プライベートでは3度の離婚と4度の結婚をしている。
デビューから活動をつつけていく中で何度も所属レーベルを映しているが、2020年からは『日本コロムビア』に所属している。
さらに2004年には自主レーベルの『SALTMODERATE』を立ち上げている。
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目次 - Contents
- 玉置浩二(たまきこうじ)の概要
- 玉置浩二(安全地帯)の活動経歴
- 幼少期からメジャーデビューまで
- 俳優デビューと『安全地帯』の活動休止
- 2度目のバンド活動休止と紅白歌合戦へのソロ初出演
- 10年ぶりの『安全地帯』再スタート
- 病気からの復活と歌手、俳優としての再スタート
- ソロ30周年を迎え、歌手として成熟し続ける
- 玉置浩二(安全地帯)のプロフィール・人物像
- 玉置浩二のディスコグラフィー
- シングル
- All I Do
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- 群像の星 〜GREAT STARS〜
- CD「玉置浩二LIVE旭川市公会堂」
- ALL TIME BEST
- 玉置浩二ベスト<アナログレコード盤>
- 玉置浩二「群像の星」(アナログレコード盤)
- Chocolate cosmos
- THE BEST ALBUM 35th ANNIVERSARY~メロディー~
- 玉置浩二 LIVE 旭川市公会堂
- 玉置浩二(安全地帯)の代表曲
- メロディー
- 田園
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- 行かないで
- 玉置浩二(安全地帯)のミュージックビデオ(MV/PV)
- 純情
- 田園
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- 玉置浩二(安全地帯)の名言 ・ 発言
- 玉置浩二「なんでこれが必要なんだろう?って思われるかもしれないんだけど、使ってみたら非常に便利でなるほどってなる。必要なものだった。」
- 玉置浩二「安全地帯はね、本当に素直なバンド。」
- 玉置浩二の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 度重なる活動休止とその中で生まれた名曲「田園」
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