クロックタワー3(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ
「クロックタワー3」とは、ヒューマン株式会社(2000年倒産)制作の『クロックタワー』シリーズのナンバリング作品で、権利を引き継いだサンソフトとカプコンとの共同制作により2002年に発売されたサバイバルアクションホラーゲームである。イベントCGムービーには映画「バトル・ロワイアル」シリーズで有名な深作欣二を監督として起用。
物語の舞台は2003年のロンドン。祖父の失踪から闇の世界に引きずり込まれた主人公アリッサが、"魔のモノ"との戦いを通して祖父の失踪の謎に迫っていく。
探索パートでは、謎を解きながら各所で彷徨っている亡霊の魂を救出したり、追ってくる"魔のモノの配下"を回避・撃退しながらストーリーを進めていく。
パニックメーター
本作より導入された新システムで、"魔のモノ"や亡霊から攻撃や威嚇行動を受けたとき、追われている最中に隠れている場所に接近されたときや近くで攻撃を空振りされた場合に上昇する。
追われている最中、"魔のモノの配下"に近づかれたときは徐々に上昇する。
パニックメーターのゲージがMAXになると、アリッサがパニック状態に陥ってしまい、「足がもつれて走りづらくなる」「過呼吸になって急に立ち止まる」「視界が狭くなる」など操作に制限がついてしまう。
パニックメーターがMAXの状態で敵の攻撃を受けてしまうとゲームオーバーとなる。
亡霊の魂の救出
亡霊は探索場所の所々に存在する死体の近くを浮遊しており、近づくと攻撃してくる。
この亡霊たちは未練を残して亡くなっているため、生前の思い出の品を探して返してあげると浄化され、お礼にアイテムあるいは戦闘パートに必要な武具である矢が貰える。
また、ストーリーに必要なアイテムをくれる亡霊も存在するため、亡霊を見つけたらできる限り救出しておいた方が得策である。
"魔のモノの配下"からの回避・撃退
"魔のモノの配下"はその姿が現れてから以降、特定のイベントや時間経過のほか、使い魔に触れたり、ダンジョンに転がっている物を蹴って音を出したりすると出現しアリッサを追いかけてくる。
使い魔とは、ダンジョン内で光を放ちながらアリッサの周囲を飛び回る蝶で、アリッサがストーリーの序盤で手に入れる聖水で追い払うことができる。
この使い魔に触れると数秒間身動きができなくなったり、"魔のモノの配下"がアリッサに気づきやすくなる。
"魔のモノの配下"はアリッサを見失うとその周辺を探すため、アリッサは一定時間見つからずにやり過ごすまたは、死角に潜んで隠れる必要がある。
見つからずにやり過ごすことができたら、"魔のモノの配下"はワープで別の場所へ移動する。
また、やり過ごすこと以外にも振り切って逃げ切る方法で回避することもできる。
更に各ダンジョンには"魔のモノの配下"を撃退できるアイテムが置いてある回避ポイントが存在する。
基本は1回限りの使い捨てだが、追われている距離を離すことができる。
戦闘パート
本作では各シナリオのクライマックスで"ルーダー"に覚醒したアリッサと"魔のモノの配下"との戦闘が始まる。
戦闘ルールは先に相手の体力ゲージを減らした方が勝ちのシンプルなもので、ここではアリッサの体力ゲージも表示される。
アリッサの武器は弓矢で、構えると主観視点に画面が切り替わり、弓矢のパワーを溜めて"魔のモノの配下"を攻撃し体力を減らす。溜めたパワーによって矢の威力が変わり、ある程度パワーを溜めた矢を放つと光の帯で"魔のモノの配下"をその場に繋ぎとめておくことができ、身動きを封じる。
光の帯で複数回にわたって"魔のモノの配下"の身動きを完全に封じ込めた後、最大にパワーを溜めた矢を放つと特大攻撃が発動し大ダメージを与えることができる。
『クロックタワー3』の登場人物・キャラクター
メインキャラクター
アリッサ・ハミルトン
CV:藤村ちか
14歳の女の子でこの作品の主人公。
幼少期の頃に父を亡くし、祖父と母の3人で暮らしていたが祖父の突然の失踪により母に寄宿学校へ送られ、そこで生活をしていたが15歳の誕生日が翌日に迫った日、母からの意味深な電話により彼女の日常が一変する。
彼女は先祖代々"魔のモノ"と戦う"ルーダー"の家系で、"魔のモノの配下"から狙われる存在となる。
最初は恐怖でいっぱいのアリッサだったが、ストーリーが進むにつれ自身もその使命に従い強い正義感のもと"魔のモノ"たちに立ち向かっていく。
デニス・オーヴェン
CV:程島鎮磨
アリッサの幼馴染で15歳の少年。
陽気な性格でアリッサを元気づけたり、側で支えてくれる存在。
途中危険な目に合うも、アリッサへの協力は惜しまない頼れる存在である。
ナンシー・ハミルトン
CV:田野聖子
アリッサの母でアリッサ同様若いころは"ルーダー"の使命を受け、"魔のモノ"と戦っていた。
自分と同じ運命を背負わせたくない思いからアリッサを寄宿学校へ送るも、祖父の失踪の原因が分かり、アリッサに15歳の誕生日はどこかに隠れているようにと手紙を送る。
しかし、その手紙によりアリッサは"ルーダー"に近づいてしまう。
ディック・ハミルトン
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目次 - Contents
- 『クロックタワー3』の概要
- 『クロックタワー3』のあらすじ・ストーリー
- はじまり
- ハンマー男
- 「魔のモノ」と「ルーダー」
- 硫酸男
- 斧男
- ルーダーの墓場
- シザーマン兄妹
- バロウズ侯爵の伝承
- 最終決戦
- 『クロックタワー3』のゲームシステム
- 探索パート
- パニックメーター
- 亡霊の魂の救出
- "魔のモノの配下"からの回避・撃退
- 戦闘パート
- 『クロックタワー3』の登場人物・キャラクター
- メインキャラクター
- アリッサ・ハミルトン
- デニス・オーヴェン
- ナンシー・ハミルトン
- ディック・ハミルトン
- 黒ずくめの男
- 魔のモノの配下
- ハンマー男
- 硫酸男
- 斧男
- シザーマンとシザーウーマン
- ダン・D・バロウズ
- 魔のモノの配下の犠牲者たち
- ウィリアム・ノートンとメイ・ノートン
- アルバート・ランド
- ドロシー・ランド
- その他の人物
- フィリップ・ハミルトン
- リンダ・オーヴェン
- 『クロックタワー3』のアイテム
- インビジブル
- 結果石
- ラベンダー
- 思い出の品
- ルーダーの弓矢
- 霊木の矢
- 神木の矢
- 聖水
- ペンダントの欠片
- 『クロックタワー3』の用語
- ルーダー
- ハミルトン家
- バロウズ家
- ブラウン家
- 魔のモノ
- 魔のモノの配下
- 契約の儀式
- 『クロックタワー3』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- オーバーリアクションなキャラクターたち
- 二周目プレイの限定特典
- 隠しコスチュームの解禁
- 魔のモノの配下の変化
- ボスキャラたちは実際に起きた殺人事件の犯人がモデル