クロックタワー3(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ
「クロックタワー3」とは、ヒューマン株式会社(2000年倒産)制作の『クロックタワー』シリーズのナンバリング作品で、権利を引き継いだサンソフトとカプコンとの共同制作により2002年に発売されたサバイバルアクションホラーゲームである。イベントCGムービーには映画「バトル・ロワイアル」シリーズで有名な深作欣二を監督として起用。
物語の舞台は2003年のロンドン。祖父の失踪から闇の世界に引きずり込まれた主人公アリッサが、"魔のモノ"との戦いを通して祖父の失踪の謎に迫っていく。
CV: 谷口高史
アリッサの祖父でハミルトン家の婿養子。
"ルーダー"に心酔しており、自身の妻や娘であるナンシーが"ルーダー"であることを誇りに思っている。
孫娘アリッサを愛するあまり、一つになりたいという感情に蝕まれていき「契約の儀式」についての情報を求め失踪。
アリッサの父を殺した犯人。
黒ずくめの男
CV:谷口高史
色白の肌に黒いコートと帽子の謎の男で正体はディック・ハミルトン。
寄宿学校から戻ってきたアリッサに挑発するような言葉を投げかけ、過去へ飛ばし"魔のモノの配下"と戦わせアリッサを"ルーダー"へと目覚めさせていく。
魔のモノの配下
ハンマー男
CV:横山一敏
アリッサが最初にタイムスリップした1942年のロンドンにて登場する。
メイをハンマーで撲殺した男。
生前の名前はリチャード・モーリスで石切り工だった。
同僚を殺害した後、逮捕され電気椅子にて死刑となっている。
電気椅子にかけられるも1度では絶命せず、何度も電流を流されるほどの屈強な身体を持つ。
硫酸男
CV:清家利一
アリッサがワープした1960年代(場所は不明)に登場する。
生前の名前はジョン・ヘイグで老人をだまして金品を奪い取る詐欺の常習犯。
アルバートとドロシー親子の遠い親戚を装い近づき居候中に近所で数々の盗みを働き、アルバートとドロシーを硫酸漬けにし殺害。
最後は警察との銃撃戦の末、警察が発砲した弾が硫酸タンクに当たりそこから暴発した硫酸を浴び自身の殺害方法と同じ形で絶命する。
斧男
CV:岡本美登
下水道で突如アリッサ目掛けて斧を投げつけて登場する。
生前の名前はハーベイ・パウエルで17世紀に木こりとして生活していた。
幼いころから容姿が醜いといわれ、好意を抱いていた女性に結婚を申し込むも断られるだけでなく罵倒されたため逆上し殺害後、死体を剥製にするという奇行を行う。
その後も何人もの若い女性を殺害し剥製にするという行為を繰り返し、最後は村人によって捕らえられ処刑されるも"魔のモノ"の目に止まり"魔のモノの配下"として復活。
以降は多くの歴代"ルーダー"たちと対決し、殺害を繰り返している。
シザーマンとシザーウーマン
CV:竜川剛(シザーマン) 、東幸枝(シザーウーマン)
デニスを追いかけて入った廃病院で登場する。
兄妹で生前の名前は兄がルディで妹がジャニス。
東洋出身の血筋であり兄妹揃って孤児である。
バロウズ侯爵に拾われ、身の回りの世話をしていた。
幼いころから動物を殺害したりと残虐性があり、バロウズ侯爵が自身の娘を失って狂気に陥ってからは領民を拷問室に引き込みハサミで殺害するも謀反を起こした領民たちによって処刑される。
幼稚で無邪気な残忍性だが、兄の方は妹思い。
また、主である"魔のモノ"に対する忠誠心もある。
ダン・D・バロウズ
17世紀初頭に残虐公として恐れられていた侯爵で、その名は近隣諸国にも知れ渡っていた。
ある時、自身の体の衰えを感じ愛する娘を生贄に「契約の儀式」を遂行しようと目論むも、娘が15歳の誕生日目前で事故死し、儀式が行えなくなる。
娘の死後、バロウズ侯爵は事故の関係者やそれを諫めた者、妻の首を刎ね、領民を大虐殺するなど狂乱に陥った。
その後、謀反を起こした領民たちに追い詰められ逃げ込んだ時計塔の中の歯車に挟まれて死亡する。
直系の子孫であるディックの肉体と一体化して蘇り、アリッサを生贄に「契約の儀式」を行い永遠の命を手にしようと襲い掛かる。
魔のモノの配下の犠牲者たち
ウィリアム・ノートンとメイ・ノートン
CV:中井出健(ウィリアム・ノートン)、中原郁(メイ・ノートン)
1942年、第二次世界大戦中のイギリスの下町にある仕立て屋の店主とその娘。
母は早くに亡くなっており、二人暮らしで仲睦まじく暮らしていたが、ウィリアムが戦争へ出征となりメイは一人暮らしとなる。
メイは遠くにいるウィリアムにラジオ放送で自身のピアノ演奏を聴かせようとコンクール優勝を目指すも、本番で演奏を間違え優勝を逃す。
その翌日にハンマー男に撲殺されてしまった悲劇の少女。
ウィリアムは戦地で大砲の弾によって死亡している。
アリッサがタイムスリップした時、メイは幽霊としてコンサートホールに血だらけで留まっており、泣きながらピアノを弾いている。
ハンマー男を倒したアリッサに救われ、ウィリアムとメイは再会し共に昇天する。
アルバート・ランド
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目次 - Contents
- 『クロックタワー3』の概要
- 『クロックタワー3』のあらすじ・ストーリー
- はじまり
- ハンマー男
- 「魔のモノ」と「ルーダー」
- 硫酸男
- 斧男
- ルーダーの墓場
- シザーマン兄妹
- バロウズ侯爵の伝承
- 最終決戦
- 『クロックタワー3』のゲームシステム
- 探索パート
- パニックメーター
- 亡霊の魂の救出
- "魔のモノの配下"からの回避・撃退
- 戦闘パート
- 『クロックタワー3』の登場人物・キャラクター
- メインキャラクター
- アリッサ・ハミルトン
- デニス・オーヴェン
- ナンシー・ハミルトン
- ディック・ハミルトン
- 黒ずくめの男
- 魔のモノの配下
- ハンマー男
- 硫酸男
- 斧男
- シザーマンとシザーウーマン
- ダン・D・バロウズ
- 魔のモノの配下の犠牲者たち
- ウィリアム・ノートンとメイ・ノートン
- アルバート・ランド
- ドロシー・ランド
- その他の人物
- フィリップ・ハミルトン
- リンダ・オーヴェン
- 『クロックタワー3』のアイテム
- インビジブル
- 結果石
- ラベンダー
- 思い出の品
- ルーダーの弓矢
- 霊木の矢
- 神木の矢
- 聖水
- ペンダントの欠片
- 『クロックタワー3』の用語
- ルーダー
- ハミルトン家
- バロウズ家
- ブラウン家
- 魔のモノ
- 魔のモノの配下
- 契約の儀式
- 『クロックタワー3』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- オーバーリアクションなキャラクターたち
- 二周目プレイの限定特典
- 隠しコスチュームの解禁
- 魔のモノの配下の変化
- ボスキャラたちは実際に起きた殺人事件の犯人がモデル