幽☆遊☆白書(幽白)の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『幽☆遊☆白書』とは冨樫義博による少年漫画。1990年から『週刊少年ジャンプ』で連載が開始され、同誌の黄金期を支える人気作となった。死んでしまった主人公の浦飯幽助が生き返る試練を受けるさまや、復活後に霊界探偵として活躍し、様々な強敵と戦う姿が描かれている。幽助をはじめ、熱い心を持った人間が多く、読者の胸に響く彼らのセリフが魅力となっている。また冨樫義博が描く手に汗を握るバトルシーンも本作の魅力の1つである。

鴉が蔵馬に言ったセリフが「トリートメントはしているか」である。
鴉は美しい物が好きで、且つ好きな者を殺す事に快感を覚えるサディスティックな性格。対戦相手になるであろう浦飯チームの一番美しい外見を持つ蔵馬に興味を持つ。
そして試合外で蔵馬に接触し、後ろから首を締めるように髪の毛を触り、蔵馬に髪の毛の手入をした方が良いという。
これから殺そうと思っている相手への態度が、鴉というキャラクターの異様さを物語っている。背後を取られた蔵馬はこの接触だけで鴉の実力を知り、今のままでは勝てないと知る。

「愛する者が私の手に掛かり死ぬ時、堪らなく快感を覚える……!!」

試合中、何度も蔵馬のことを気に入ってる発言を繰り返してきた鴉。蔵馬への執着や歪んだ性癖が込められたセリフは、どれも幽白ファンを驚かせるものばかりだった。その中でも「愛する者が私の手に掛かり死ぬ時、堪らなく快感を覚える……!!」は最も衝撃的。鴉のサディスティックな面がはっきりと分かるセリフである。

武威の名言・名セリフ/名シーン・名場面

「お前も本気を出せ。いい思い出にしてやる」

鎧を脱いだ武威が口にした言葉が、「お前も本気を出せ。いい思い出にしてやる」である。それまでは強すぎる自分の武装闘気を抑えるために重い鎧を着けて戦っていた武威。久々に本気を出せる相手と出会え、鎧を脱ぐとそれまで抑えていた力を解放した。
それまで一切表情を見せず、話すことすらしなかった武威の本来の姿が明かされたシーンであり、自分に自信を持っていることがうかがえるセリフになっている。

「そしてお前にも完全に負けた もはや生きる意味もない」

黒龍波を喰って爆発的に妖気が上がった飛影に、完膚なきまでに叩きのめされた武威。戦意喪失した彼はかつて戸愚呂兄弟に戦いを挑んだこと、負けた後もまだ自分には伸び代があると努力を続けたが力の差は開く一方だったことを語ると、「そしてお前にも完全に負けた もはや生きる意味もない」と口にした。
どんなに努力しても、自分よりも力が上のやつはたくさんいる。勝負に生きてきた男の諦めた瞬間が伝わってくるセリフである。

左京の名言・名セリフ/名シーン・名場面

「侵入者が勝つ方に66兆2000億円」

焦る垂金(左)にとんでもない金額を提示する左京(右)。

雪菜救出作戦で侵入者と戸愚呂兄弟、どちらが勝つかという賭けに対して、左京は「侵入者が勝つ方に66兆2000億円」と発言。それを聞いてたじろぐ垂金に、顔色ひとつ変えずに「あんたの全財産で賄える」と続けて告げた。
当時の国家予算と同じ額という、垂金との賭けのスケールの大きさに驚かされる。ギャンブラー・左京を象徴するセリフである。

「ドームは間もなく爆破する 私と私の野心もろともな」

戸愚呂弟が敗れた後、左京は会場に仕掛けていた爆弾の起爆スイッチを押し、「ドームは間もなく爆破する 私と私の野心もろともな」と告げた。
負けても逃げずに約束を守り通す、ギャンブラーとしての高い美学が表れたセリフである。

仙水忍の名言・名セリフ/名シーン・名場面

仙水と樹の出会い

仙水(左)との出会いを語る樹(右)。

幽助の前の霊界探偵だった仙水。
この頃の仙水はとても純粋で、この世には明確な正義と悪があって、戦争も良い国と悪い国が戦っているのだと思っていた程である。
ある日仙水は退治する対象であった樹が、テレビが見たいためあと数日殺すのを待って欲しいと言い出した事で、妖怪にもテレビを見てる奴がいるのかと驚き、樹を殺さなかった。仙水にとって妖怪とは倒すべき悪者であり、そんな悪者が人間の見るテレビを見て楽しんでいるなんて思いもしなかったのであろう。樹はそんな危う過ぎる純粋さを持った仙水に興味を持ち、一緒に行動するようになった。
しかし仙水は人間が妖怪を殺し玩具にしている残酷な現場を見てしまい、自分が守ろうとしていた物はなんだったのかと公文の日々を過ごし、多重人格化になってしまう。
それに対して樹は、処女に無修正のポルノを見せ付けたような快感を得ており、仙水に対して歪んだ感情を抱いているのが見受けられる。
樹は作者からも「精神面でゆがんでいるから」という理由で気に入られている。

「ここに人間はいなかった 一人もな」

純粋だった若い頃の仙水は、妖怪が悪者で、人間が良い者であると疑いもしなかった。
しかし、ある日、仙水は自分が守ってきた人間の方が妖怪を弄び、無残に虐待・殺害して玩具にしている所を目撃してしまう。仙水は発狂しその場に居た者を全て殺し、樹に「ここに人間はいなかった」と言う。
ここから仙水の人生は一変。苦悩の日々が続き多重人格となった彼は人間を憎み、魔界へ行きたいと思うようになった。

雷禅の名言・名セリフ/名シーン・名場面

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ぼたんとは、冨樫義博の漫画『幽☆遊☆白書』に登場するキャラクター。閻魔大王の息子・コエンマの部下で、霊界の水先案内人として、物語序盤から主人公・浦飯幽助をサポートしてきた。髪をポニーテルに結い、若い女性の見た目をしているが年齢などは全て不明。江戸っ子のような姐御喋りをする。ファンの間でも人気の高い女性キャラクターである。映画『幽☆遊☆白書 冥界死闘篇 炎の絆』では、メインヒロインとして描かれた。

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桑原静流(くわばらしずる)とは、冨樫義博の漫画『幽☆遊☆白書』に登場するキャラクター。メインキャラクターの1人・桑原和真の姉で、弟同様に霊感が強い。面倒見の良い姉御肌な女性で、喧嘩も強く頭も良いため、桑原にとって頭が上がらない存在である。アニメ版では敵の戸愚呂チームのオーナー・左京に助けられ、彼に好意を抱く。決勝戦後は自死を選んだ左京から愛用のライターを渡されていた。作者・冨樫義博のお気に入りのキャラクターの1人である。

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幻海(げんかい)とは、冨樫義博の漫画『幽☆遊☆白書』に登場するキャラクター。人間界でも5本の指に入る霊能力者にして、人体に宿る霊力を活用する武術・霊光波動拳の高名な使い手。主人公・浦飯幽助に霊力を使った戦い方を教えた人物であり、彼との師弟の絆は強い。霊能力者としても有名で、霊的現象に悩まされる人々の相談に乗ることもある。霊力を高めると細胞が活性化し、一時的に若かったころの姿に戻ることができる。「暗黒武術会編」でその姿が披露されると、あまりの美しさに会場がどよめいた。

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武威(ぶい)とは、冨樫義博の漫画『幽☆遊☆白書』に登場するキャラクター。「暗黒武術会編」のラスボス、戸愚呂弟が率いる戸愚呂チームのメンバーで、大きな斧を武器に戦う鎧武者。鎧は武装闘気(バトルオーラ)を抑えるためのもので、決勝戦で浦飯チーム次鋒の飛影との試合では、鎧なしの本来の力で戦う。奥義・邪王炎殺黒龍派によって妖力をアップさせた飛影に、完膚なきまでに叩きのめされた。暗黒武術会の飛影の対戦相手の中で、唯一殺されなかったキャラクターでもある。

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