幽☆遊☆白書(幽白)の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『幽☆遊☆白書』とは冨樫義博による少年漫画。1990年から『週刊少年ジャンプ』で連載が開始され、同誌の黄金期を支える人気作となった。死んでしまった主人公の浦飯幽助が生き返る試練を受けるさまや、復活後に霊界探偵として活躍し、様々な強敵と戦う姿が描かれている。幽助をはじめ、熱い心を持った人間が多く、読者の胸に響く彼らのセリフが魅力となっている。また冨樫義博が描く手に汗を握るバトルシーンも本作の魅力の1つである。

桑原の魅力

桑原(右)は人情味溢れる人物である。

本作で人気キャラというと、蔵馬や飛影などの見た目が綺麗どころである。幽助・飛影・蔵馬と言った華やかなキャラが活躍する中、少し地味で男臭い桑原は女性人気は低め。だが桑原は、顔はイケメンとは言いがたいが心はイケメンの、本作の良心とも言えるキャラクターでもある。
ライバルの幽助の復活に一役買い、人間から虐げられた雪菜の心を救い、操られていたDr.イチガキチームの3人の戦士を救い、怯えて攻撃的になる御手洗を救った。
桑原はメインキャラの中で唯一の一般人であるが故に、他人の不幸に心を痛める優しさを持ち、敵に立ち向かう強さを持っている。
高い霊力を持っていることから、他人の記憶を見てしまうこともあり、それも桑原の優しさや男気の要因でもある。
妖怪や霊界人など人間の常識とは異なる世界で生きる者が多い本作の中で、一番「人間らしい」感性を持ち、読者・視聴者が一番共感しやすいキャラクターなのである。
幽助たちと比べると戦闘力が少し弱めに感じもするが、戸愚呂兄戦では見事に実力を出し切って勝利している。また仙水編では魔界に通じるゲートの結界を切る剣を持つキーパーソンにもなる。魔界編では人間であるが故に登場がなく、人間界で真面目に生きている描写がされている。
小さい頃に幽白を見ていた人は、大きくなって桑原の良さに気づく人もいるのではないだろうか。

「生き返れ、チクショオ!戻って勝負しろこのヤロウ!」

物語序盤、交通事故で命を落とした幽助の通夜に駆けつけた際のセリフが、「生き返れ、チクショオ!戻って勝負しろこのヤロウ!」である。不良少年だった幽助のことを悪く言う参列者ばかりの中で、桑原は感情を爆発させ、この言葉を叫んだのだ。桑原の人情味溢れる性格や、幽助を認めていたことが伝わる名セリフである。

「だから…だから人間全部を…人間全部を嫌いにならないでくれ…たのむ…」

垂金に囚われていた雪菜を助け出した時の桑原たち。自分を助けるために大けがをした彼の治癒をしながら謝る彼女に、「あやまるのは…こっちの方だ…ごめんな…こんなヒデー目あってんだ。許してくれなんて言わねー…けど人間には気のいい奴もいっぱいいて…オレの周りはバカばっかりだけど…そんな奴らばっかりで。だから…だから人間全部を…人間全部を嫌いにならないでくれ…たのむ…」と呟いた。
雪菜が受けてきた仕打ちを知り、彼女を何としても助けたいと強敵に立ち向かった桑原。このセリフからは彼の優しさが伝わってくる。

「何でばーさんが死んだこと黙ってた…俺だけ蚊帳の外か…ばーさんが殺されたことを俺に言ったら、ビビッて逃げ出すとでも思ったのか?」

暗黒武術会の決勝戦前、幻海は戸愚呂(弟)と対決して命を落としてしまう。浦飯チームのメンバーは桑原以外が幻海の死を悟る。
決勝戦当日、強敵・戸愚呂兄にそのことを告げられ動揺するも、仲間を侮辱する相手に怒り狂った桑原は試合に勝つ。そして幽助を1発殴った後、「何でばーさんが死んだこと黙ってた…俺だけ蚊帳の外か…ばーさんが殺されたことを俺に言ったら、ビビッて逃げ出すとでも思ったのか?」と問い詰めた。しかし幻海に対する幽助の想いを知った桑原は、「勝てよ」と激励するのだった。
桑原が仲間思いだという一面を感じ取れる、印象的な名言である。

蔵馬の名言・名セリフ/名シーン・名場面

人間と妖怪・ふたつの顔を持つ男

人間と妖怪、二つの顔を持つ蔵馬
元々魔界で有名な宝具専門の盗賊をしていた妖狐蔵馬。しかし霊界の追跡者によって深手を負わされ、霊体の姿になって人間界に逃亡し、人間の南野志保利の中に居た胎児に憑依。南野秀一に転生した。
初めは妖力が回復したら姿を消すつもりであったが、秀一が9歳の時に過って割れた皿の上に転倒し、それを庇って志保利は負傷してしまう。その事に罪悪感を覚えた蔵馬はそのまま南野家に居続け、志保利が病気で余命幾許も無いと知らされた事で、自分が母を慕っていた事に気づく。
霊界から暗黒鏡を盗み、自分の命を志保利にあげようとするが、それを幽助に救われる。

蔵馬は人間としての南野秀一という生き方を大事にしており、よほどの事がない限りは人間界での生活を優先している。しかし大事な存在を傷つけられた・傷つけられそうになった時などは、妖狐蔵馬の頃の冷徹で残忍な顔を覗かせる。
暗黒武術会編の鴉戦などでは完全な妖狐の姿で現れ冷徹で好戦的な性格が露になる。
仙水編・魔界編では暗黒武術会編で食べた前世の実副作用と魔界の穴の影響で、制御しききれないほどの敵意を持つと50%の確立で妖狐になるとされている。
妖怪・妖狐蔵馬としての蔵馬と、人間・南野秀一としての蔵馬、両方が蔵馬であり、優しさと冷徹さ両方を兼ね備えた存在となっている。

「…ここにいる どこにもいかないよ 母さん…!」

「霊界探偵編」で霊界の秘宝を盗んだ1人として登場した蔵馬。幽助に接触し、病に冒された母の命を救うまでは宝の奪還を待ってほしいと頼む。そして、冷酷な盗賊だった自分が瀕死の重傷を負って人間界に逃げ込み、南野志保里(みなみのしおり)の胎児に憑依・転生したことを語る。彼女の愛情を受けて育てられた蔵馬は、大妖怪だった頃では知らなかった「愛」を知るのだ。病院で苦しむ母の手を握り、「…ここにいる どこにもいかないよ 母さん…!」と声をかける蔵馬。その言葉は偽りではなく、本当に母のことを大切に想っていることが伝わってくる。幽助もほだされ、蔵馬の願いを聞き入れ、さらには自分の命を差し出して蔵馬を助けるのだった。

「皮肉だね…悪党の血の方がきれいな花がさく」

「暗黒武術会編」で六遊怪チームの呂屠(ろと)と対戦した蔵馬。母の命を盾にされ、無抵抗で呂屠の攻撃を受け続ける。しかしそれは蔵馬の策であり、敵が接近した際に相手の体内に魔界植物・シマネキ草の種を埋め、相手の身体が動かなくなるほど種が成長したタイミングで「死ね」と発言。それを合図にシマネキ草は爆発的に成長し、呂屠の身体を突き破って花を咲かせた。蔵馬は「皮肉だね…悪党の血の方がきれいな花がさく」と言い、勝利を掴む。残酷な方法で試合に勝利したという衝撃と、キザなセリフをさらっと言って颯爽とリンクを去る姿が印象的。蔵馬らしさを感じられる名言のひとつである。

「さあ、お仕置きの時間だ…俺を怒らせた罪は重い」

「暗黒武術会編」で裏御伽チーム・裏浦島(うらうらしま)と戦った蔵馬。その際、敵の策にはまり結界内に閉じ込められ、「逆玉手箱」というイテムによって胎児以前の姿に戻されてしまう。勝利を確信して喜ぶ裏浦島だったが、このアイテムの力により、蔵馬は前世の姿である妖狐蔵馬へと変化。「さあ、お仕置きの時間だ…俺を怒らせた罪は重い」と言い、禍々しい妖気で相手を圧倒した。戦意喪失した裏浦島は、「逆玉手箱」が敵チームの怨爺(おんじい)が作り出したものだという情報を手に入れるのだった。

「お前は殺すぞ 」

蔵馬は鴉を倒すために妖狐の力を使いたいと思っていたところ、裏御伽チームの鈴木から「前世の実」というアイテムを貰う。このアイテムによって試合中に一時的に妖狐に戻る事ができた蔵馬は、妖狐に変身。妖狐は冷徹で好戦的な性格で、鴉に向かい「お前は殺すぞ 」と宣言した。
妖狐との戦いから鴉もまた本気を出さざるを得なくなり、マスクを取り火気物質を取り込んで金髪の姿になる。

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HUNTER×HUNTER(ハンター×ハンター)のハンター文字まとめ

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『HUNTER×HUNTER』は1998年から『週刊少年ジャンプ』にて連載される、冨樫義博による少年漫画。父親を探してハンターになった主人公・ゴン=フリークスの活躍を描いた作品であり、詳細に作りこまれたキャラクターや世界観が特徴となっている。 本作の世界ではハンター文字という特有の文字が使用されている。背景に書かれたハンター文字がしっかりと意味のあるものになっているため、作品の世界観をより理解しようとハンター文字の解読をするファンも存在する。

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レベルE(LEVEL E)の宇宙人種族まとめ

レベルE(LEVEL E)の宇宙人種族まとめ

『レベルE』とは、冨樫義博による宇宙人を題材とした漫画、およびそれを原作としたアニメ作品である。 ある日、天才的な頭脳を持ちながら、人が真剣に悩んだり苦しんだりする姿を見るのが大好きな宇宙人・バカ王子が地球へやって来る。バカ王子は様々な悪戯を繰り広げて周囲の人間を困らせていく。 この作品では様々な宇宙人が地球に来訪している。登場する宇宙人には、冨樫義博らしく綿密でユニークな設定がつけられており、それが人気の要因の1つになっている。

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HUNTER×HUNTER(ハンター×ハンター)の特質系能力者まとめ

HUNTER×HUNTER(ハンター×ハンター)の特質系能力者まとめ

『HUNTER×HUNTER(ハンター×ハンター)』とは『週刊少年ジャンプ』で連載している冨樫義博による少年漫画である。主人公のゴン=フリークスが父親を探すため、怪物・財宝・賞金首・美食・遺跡・幻獣など、稀少な事物を追求することに生涯をかける「ハンター」になり、様々な冒険をする物語だ。ハンターは仕事柄、未知の領域に踏み込むことが多いため、念能力という特殊な能力を身につけている。その中でも特質系と呼ばれる系統は他に類のない特殊な能力で、特質系に分類される能力者はとても少ない。

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