剣持梅子(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

剣持梅子とは漫画『ゴールデンカムイ』に登場する人物。主人公である杉元佐一の元想い人である。彼と惹かれあっていたが、杉元の家で結核患者が出てしまった事で離別。そのまま杉元との共通の友人である剣持寅次と結婚し、男児を産む。産後すぐ夫は出兵しその後戦死したため、梅子は未亡人となる。この時、梅子は目の病気を患っており、治療には莫大な費用が必要であった。杉元が金塊争奪戦に身を投じるきっかけになった人物である。

花嫁姿の梅子

杉元が村を出て二年後、梅子は寅次と結婚した。結婚式当日、結核が発症しなかった杉元は村に戻ってくる。そこで花嫁姿の梅子を見つけた。彼は物陰から悲しげな笑みを浮かべながら、彼女を密かに見つめていた。

その夜、杉元は自分が燃やした実家の跡地で野営をする。そこへ彼が戻ってきた事を知った寅次が駆けつけた。彼は杉元に掴みかかる。寅次は「杉元が梅子を奪いに来た」と勘違いをしていたのだった。杉元は寅次を一本背負いし、二人の結婚を祝うのであった。そして杉元は村を去って行く。

杉元と別れてから、寅次は梅子の元に戻る。そして彼女に、杉元が戻ってきたらどうするのかを尋ねた。梅子と杉元はかつて相思相愛であった。図らずも寅次は杉元から、梅子を奪い取るという形で結婚してしまう。「杉元に梅子を奪われてしまうのではないか」という不安から、彼は梅子にこの質問をぶつけたのであった。これに対し、梅子は何があろうとら自分は寅次の妻であり続ける覚悟を示した。過去に何があろうと、彼女は寅次の妻であり、過去は蒸し返さないというのである。尚、梅子は杉元が戻って来たのを人伝てに知っていた。だが彼女は彼に会うことはなかった。

杉元との再会

杉元(画像手前の人物)が分からなくなる梅子

寅次の妻として生活する梅子。彼女は寅次との間に男児を設けた。だが子供が生まれてすぐに日露戦争が勃発。旦那の寅次は日露戦争へ赴く事になる。また梅子は目の病気を発症し、視力が日に日に落ちていった。一方で視力の落ちた代わりに、体臭で人を識別できるほど嗅覚が発達する。

戦地に赴いた寅次は、杉元と偶然再会した。そして行動を共にし、手投げ弾から杉元を庇って致命傷を負う。彼は死ぬ直前、杉元に梅子の事を託した。

日露戦争は終結した。杉元は梅子に、寅次の戦死を伝えるべく、彼の指の骨を遺骨として故郷に持ち帰る。

村では梅子が実家で、息子と実母と生活していた。息子は成長し、一人で歩けるようになっている。杉元が家を訪れると、彼を不審者と勘違いした母親が話しかけてくる。杉元は寅次の骨を差し出し、戦死を告げた。そこで母親は彼が杉元だと気付く。杉元の名前を聞き、梅子は表に出てくる。殆ど目が見えていない状態であった梅子は、杉元に声をかけた。だが、体臭が昔とあまりにも違っており、杉元だと認識できなかった。彼の体臭が昔とあまりにも違っていたからである。戦争で多くの人間を殺した彼は、もはや昔の好青年では無くなっていたのであった。この事に杉元は深い衝撃を受け、その場を後にした。この出来事により、彼は後に苦悩していく事になる。

再婚と新生活

生花店を経営する梅子(画像左の人物)

寅次の戦死を知った梅子。彼女は杉元から受け取った寅次の骨を埋め、墓を立てた。彼女の実母は墓前でありながら、縁談の話を持ちかけた。相手は40過ぎの裕福な男性。妻子を失くし、後妻を欲しがっていた。梅子は寅次の墓前で縁談をする母をたしなめる。だが、実母は良縁談だと、彼女に再婚を勧めるのであった。後に梅子は生活の為に再婚を決意。この男性と結婚した。

再婚した梅子は視力を回復し、東京へ移住した。そこで彼女は生花店を経営する。ある日、そこへ杉元が訪れた。以前は彼の体臭を判別できなかった梅子。だが、その時は彼の体臭を識別できていた。杉元は彼女の目が見えている事に喜びつつ、小包を渡した。そして梅子の息子虎太郎に、父の寅次に命を救われた事を話す。その様子を梅子は涙ぐみながら聞いていた。その後、杉元は別れを告げて去っていく。梅子と虎太郎が受け取った小包を見ると、そこには一握りの砂金が包まれていた。これは杉元が金塊争奪戦の果てに入手したものである。寅次は杉元を庇って致命傷を負い、梅子の事を託したのであった。杉元は彼女の目の治療費を稼ぐべく金塊争奪戦に参加し、この砂金を入手したのである。目の病気は治っていたものの、杉元は親友との約束を果たす為、この砂金を彼女に渡したのであった。

杉元は金塊争奪戦でアイヌの少女アシリパと出会う。そして北海道の大自然やアイヌの人々との触れ合いを経て、血生臭い過去と決別をした。梅子が体臭で杉元を識別できたのはその事を表している。

剣持梅子の関連人物・キャラクター

剣持寅次(けんもちとらじ)

梅子の最初の夫。梅子と杉元の共通の幼なじみであり、親友であった。幼少期の頃から梅子に想いを寄せている。だが、梅子は杉元が好きであり、喧嘩でも杉元に勝ったことがない。杉元に負けては泣いているところを、よく梅子に慰められていた。

大人になり、杉元の家で結核が出たことで状況が一変する。彼は梅子と結婚することになった。結婚式当日、偶然村を出ていた杉元が村に戻ってくる。寅次は彼が、梅子を連れ戻しにやってきたと勘違いした。その夜一人で杉元に会いに行き、彼に飛びかかる。そして涙ながらに梅子は渡さない事を訴えた。杉元は彼を一本背負いする。そして二人の結婚を祝うと、立ち去って行った。その後は結婚生活を送り、梅子との間に息子の虎太郎(とらたろう)を設ける。だが、生まれてすぐに日露戦争が始まったため、彼は軍に徴兵された。

徴兵された寅次は戦地で杉元と再会する。共にロシア兵と戦い、手投弾から杉元を庇って致命傷を負った。死ぬ間際、梅子の事を杉元に託して絶命する。その後杉元は彼の小指を切り取り、戦争終結後に遺骨として梅子の下へと持ち帰った。戦地での寅次との約束により、杉元は金塊争奪戦に挑んでいくことになる。

杉元佐一(すぎもとさいち)

本作の主人公。梅子と寅次の幼なじみである。梅子とは、かつて将来を誓い合った仲でもあった。だが、彼の家族で結核患者が出てしまい、村から孤立してしまう。唯一感染していなかった杉元は村から離れて生活していた。父が結核で死亡した知らせを聞くと実家に放火し、村を去る。その際、梅子が彼と共に村を出ようとしたものの、拒絶する。杉元は自分も感染している可能性を考慮し、梅子を結核で殺したくない一心で断ったのであった。この時、彼は親友の寅次と結婚するよう梅子に勧めている。

村を出た杉元であったが、二年経って結核の症状が出なかったら村に戻ろうと考えていた。その時に梅子との結婚を考えていたのであった。二年が経過し、村へ戻ってきた彼は梅子と寅次の結婚式を目撃する。彼は丁度二人の結婚式の日に戻ってきてしまったのであった。彼は梅子達に声をかける事なく、実家の焼け跡で一晩を過ごす。その時、梅子を奪いに来たと勘違いした寅次が駆けつけ、取っ組み合いとなった。杉元は寅次を背負い投げ、梅子との結婚を祝うのであった。その後杉元は村を去り、東京へと向かう。

東京へ戻った杉元は軍隊に入る事を決意する。折しも日露戦争が勃発し、彼は最前線で戦う事になった。戦地にて偶然寅次と再会し、行動を共にする。寅次は、杉元に結婚式当日の夜の梅子の事を話した。寅次は杉元が去った後、梅子に杉元が戻ってきた事を話したのであった。そして「杉元がもし、梅子を奪いに来たら行ってしまうのか」と彼女を問い詰める。梅子は「たとえ杉元が迎えに来ても必ず寅次の元へ戻ってくる」という回答をした。梅子は、例え昔の恋人であっても、結婚した以上は寅次の妻である覚悟を示したのである。これを聞いた杉元は「変わらないな。うめちゃんは」と、どこか嬉しげに笑っていた。

寅次と共に杉元はロシア兵と戦った。戦いの最中、二人の側に手投げ弾が投げ込まれる。寅次は咄嗟に杉元を背負い投げ、彼を庇って致命傷を負った。死ぬ間際、彼は杉元に梅子の事を託す。彼女には生まれて間もない男の子がおり、更に目の病に侵され、失明しかけていたのだ。戦争終結後、生還した杉元は寅次の指の骨を遺骨として持ち帰り、梅子の家を訪れる。そこには寅次の子供と目が殆ど見えなくなっていた、梅子の姿があった。梅子は視力を失った代わりに嗅覚が発達し、体臭で人を識別できるようになっていた。彼女は杉元と再会したものの、彼を識別出来なかった。これは杉元が戦地で多くの人を殺してきた為である。己の心を殺し、鬼のように人を殺してきた彼の体臭は、全く別人のものに変貌していたのであった。杉元はその事に衝撃を受けつつも、その場を去る。

梅子と別れた杉元は、北海道へと戻る。梅子の膨大な目の治療費を稼ぐため、彼は金策として、砂金を採取しようとしていたのであった。そこでアイヌの隠し金塊の存在を知り、相棒のアイヌの少女アシリパと共に死闘を繰り広げていく。最終的に金塊争奪戦から生還し、一握りの砂金を入手した。

金塊争奪戦から生還した杉元は、東京の梅子の店を訪れた。彼女は再婚し、東京で生花店を経営していたのである。杉元は寅次との約束を果たす為、入手した砂金を梅子に渡す。そして彼女に別れを告げ、去っていった。この時梅子は体臭で杉元を識別できている。これは杉元が北海道の大自然やアイヌの人々に触れ、昔の心優しい青年に戻っている事を示している。

剣持寅太郎(けんもちとらたろう)

梅子と寅次の息子。寅次が日露戦争へ出兵する直前に生まれた。常に梅子と共に行動している。戦争が終結し、杉元が寅次の遺骨を持ってきた際には、一人で歩けるようになっていた。梅子が再婚した事により彼女と共に東京へ移住する。

実母

梅子の実母。寅次が出兵する間、梅子は実家に身を寄せていた。目の見えなくなった彼女の代わりに、身の回りの世話を行っている。寅次の遺骨を持ってきた杉元の応対をしたり、梅子に再婚の縁談を持ってきた。

剣持梅子の名言・名セリフ/名シーン・名場面

「佐一ちゃん、連れてって」

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門倉利運(かどくら としゆき)とは、野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』の登場人物で、のっぺらぼうを収監していた網走監獄の看守部長。冴えない中年男だが、実は土方歳三の内通者として情報を流していた。網走の攻囲戦の後は土方と行動を共にする。のっぺらぼうが隔離される前に最後に刺青を入れた男だが、刺青はすべてが揃わなくても解けるため、門倉の刺青はさほど重要ではないと思われていた。しかし最終局面で、思わぬ鍵が隠されていたことが判明する。

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岩息舞治(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

岩息舞治(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

岩息舞治(がんそくまいはる)とは、野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』に登場する刺青の囚人のうちの一人で、屈強な肉体と暴力への飽くなき欲求を併せ持つ男だ。樺太にあるロシア人の村で、男たちが集団で殴り合う競技「スチェンカ」に参加していた。キロランケやアシリパを追跡する杉元と出会い、拳を通して心を通わせる。刺青は剥がずに書き写された後、強者との出会いを求めてロシアへ渡っていった。

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マンスール(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

マンスール(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

マンスールとは、『ゴールデンカムイ』のキャラクターで、ロシア皇帝の暗殺にも加担したパルチザンのソフィア・ゴールデンハンドの仲間の1人にして砲撃手である。 アイヌの隠し金塊を手に入れるため、ソフィアや仲間たちと共に北海道に乗り込み、主人公の杉元たちに協力。金塊を我が物にせんとする第七師団と壮絶な戦いを繰り広げ、敵の駆逐艦を旧式の大砲で撃破するという大殊勲を挙げた。突如鳴り物入りで登場し、作品の内外からその力量に疑問を持たれるも、鮮やかな活躍で評価を覆したキャラクターである。

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鯉登音之進(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

鯉登音之進(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

鯉登音之進とは野田サトル原作の漫画・アニメ『ゴールデンカムイ』に登場する人物で、大日本帝国陸軍第七師団歩兵第27聯隊に所属する陸軍少尉である。鶴見篤四郎中尉を崇拝しており、彼からも「お気に入り」とされている。銃器が多く登場する本作において、薩摩に伝わる日本剣術・自顕流を実践で通用するレベルにまで鍛え上げた一流の使い手。海軍少将の鯉登平二を父に持ち、裕福な家庭で育ったいわゆる「ボンボン」。様々な場面で月島基軍曹の補佐を必要としたが、最終的には一人前の将校へと立派に成長した。

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菊田杢太郎(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

菊田杢太郎(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

菊田杢太郎(きくた もくたろう)とは、野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』の登場人物で、鶴見中尉率いる第七師団の一員。作中では珍しく、比較的常識的な言動をする男だ。日露戦争で倒したロシア将校の銃を奪い、戦争が終わった後でも持ち歩いている。金塊争奪戦には途中から参戦したが、その正体は軍中央から鶴見中尉に差し向けられたスパイ。また、かつて故郷を出たばかりの杉元佐一(すぎもと さいち)と出会い、軍に入隊するきっかけを作っており、「不死身の杉元」の生みの親とも言える。

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江渡貝弥作(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

江渡貝弥作(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

江渡貝弥作(えどがいやさく)とは、野田サトルによる漫画作品『ゴールデンカムイ』の登場人物で、北海道・夕張で剥製工房を営んでいる青年である。剥製職人としての腕は良いが、人間の死体の皮で革細工を作るという歪んだ趣味を持っている。自分の実の母親を剥製にして所有。母親の偏った教育の下で成長したが、母を慕うなどマザコン気質の持ち主である。鶴見の依頼により贋物の刺青人皮を作成したが、刺青を狙う尾形や杉本に狙われる。初めて自分を受け入れてくれた鶴見を慕っており、最期は鶴見の為に自らの命を犠牲にした。

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二階堂浩平(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

二階堂浩平(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

二階堂浩平(にかいどう こうへい)とは、『ゴールデンカムイ』の登場人物で、アイヌの隠し金塊争奪戦に参加している大日本帝国陸軍第七師団の兵士である。双子の兄弟の二階堂洋平を返り討ちにした杉元佐一に激しい殺意を抱くようになり、復讐を果たさんとたびたび死闘を演じた。戦いを経る毎に両耳や手足を失って行き、治療の際に使用したモルヒネによって薬物中毒者と化し、その副作用で子供のような性格の異常者となった。最終的に武器の仕込まれた義手や義足を装備し、心も体も壊れていきながら金塊争奪戦の最前線で戦い続けた。

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津山睦雄(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

津山睦雄(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

津山睦雄(つやま むつお)とは、野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』に登場する刺青の囚人のうちの一人で、「三十三人殺し」と呼ばれている。本編には登場せず、第七師団の鶴見中尉が刺青人皮を持っている。津山から剥いだ刺青人皮をベストのように着こなす鶴見中尉の姿は、多くの読者に衝撃を与えた。「三十三人殺し」という経歴から、モデルは「津山三十人殺し」の都井睦雄(とい むつお)であるという見方が一般的だ。

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土井新蔵(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

土井新蔵(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

土井新蔵(どい しんぞう)とは野田サトルの漫画作品『ゴールデンカムイ』の登場人物である。埋蔵されたアイヌの金塊の暗号となっている刺青が体に彫られた24人の囚人の1人である。幕末に土佐藩の勤皇派におり、幕府の要人など何人も殺害した殺し屋であった。その後北海道・根室に流れ着きアイヌの女性と結婚するも、土井に恨みを持つ者が妻を拐った。妻を取り戻すために、妻を拐った人物を殺め、釧路の海岸で捉えられ囚人となった。妻が病で先が短いことを知り網走監獄を脱獄した。最期を看取った後は根室の漁場で働いている。

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