dele（ディーリー）とは【ネタバレ解説・考察まとめ】
『dele』とは、小説家・本多孝好による小説とテレビドラマのメディアミックス作品。小説版は『小説野性時代』に連作短編『dele』が連載され、テレビドラマ版はテレビ朝日で放送された。依頼人の死後、パソコンやスマホに残された不都合なデジタル記録を抹消する会社dele.LIFEを経営する坂上圭司と、それを手伝う真柴祐太郎が、依頼人にまつわる謎や事件を解決するというストーリー。ギャラクシー賞2018年9月度月間賞や第56回テレビ部門優秀賞などを受賞した。
圭司の通っていた高校の教育実習生であり、元彼女である明奈は、交際が終わっても毎年1回圭司と会っていた。しかし、deleの事務所で自分の居場所を見つけたように精力的に仕事をする圭司を見て、「もう待ち合わせは今年で終わりにしよう」と言った。互いに前を向いて過去との決別を決めた名セリフとなった。
『dele』の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話
deleとは削除という意味
本作のタイトルになっているdeleは、校正用語の「削除」のことで、圭司の営むdele.LIFEが、パソコンやスマホに残された依頼人の不都合なデジタル記録を抹消する仕事を請け負うことから付けられている。
原作小説とドラマ版の違い
本作の原作小説とテレビドラマ版には設定の異なる箇所がある。例えば、小説版では祐太郎がdele.LIFEに入社したきっかけは、圭司の元同僚である夏目の目論見によるものであったが、テレビドラマ版には夏目は登場せず、圭司の姉・舞が連れて来たことになっている。また、小説版では祐太郎はフライトジャケットを愛用していたが、テレビドラマ版では着ていない。最終回にも違いがあり、小説版では祐太郎はdele.LIFEを去っていったが、テレビドラマ版では事務所に戻って来る。
様々な脚本家が脚本を担当
本作のテレビドラマ版は、本多孝好による原作を元に複数の著名な脚本家による競作となっている。原作者である本多もテレビドラマの脚本に初めて挑戦しているほか、『相棒』の徳永富彦や、『追憶』の青島武らが参加している。
『dele』の主題歌・挿入歌
挿入歌：The Mints「Pretend」
ボーカル：コムアイ（水曜日のカンパネラ）
プロデュース：岩崎太整
The Mintsは、第2話にて宮内詩織の所属するガールズバンドとして作中に登場した。そのボーカルを務めたのが水曜日のカンパネラのコムアイである。
タイトルテーマ：岩崎太整／DJ MITSU THE BEATS「Lost Memory」
2018年10月17日発売。
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目次 - Contents
- 『dele』の概要
- 『dele』のあらすじ・ストーリー
- dele.LIFEの始動
- 過去の恋人
- 闇に葬られた事件
- 祐太郎と圭司の過去
- 『dele』の登場人物・キャラクター
- 主人公
- 坂上圭司（さかがみけいし／演：山田孝之）
- 真柴祐太郎（ましばゆうたろう／ 演：菅田将暉）
- 主要人物
- 坂上舞（さかがみまい／演 ：麻生久美子）
- 佐渡明奈（さわたりあきな／演：柴咲コウ）
- 依頼者
- 安岡春雄（やすおかはるお／演：本多章一）
- 宮内詩織（みやうちしおり／演：コムアイ）
- 浦田文雄（うらたふみお／演：高橋源一郎）
- 日暮裕司（ひぐれようじ／演：野田洋次郎）
- 天利聡史（あまりさとし／演：朝比奈秀樹）
- 笹本隆（ささもとたかし／演：西ヶ谷帆澄）
- 辰巳仁志（たつみひとし／演：大塚明夫）
- 事件関係者
- 片山薫（かたやまかおる／演：江口のりこ）
- 牧野仁志（まきのひとし／演：般若）
- 江角幸子（えすみさちこ／演：余貴美子）
- 広瀬／バク（演：平原テツ）
- 楠瀬百合子（くすのせゆりこ／演：橋本愛）
- 宮田翔（みやたしょう／演：渡辺大知）
- 笹本清一（ささもとせいいち／演：塚本晋也）
- 宮川新次郎（みやがわしんじろう／演：千葉哲也）
- 真柴鈴（ましばすず／演：田畑志真）
- 仲村毅（なかむらたけし／演：麿赤児）
- 『dele』の用語
- dele.LIFE （ディーリー・ドット・ライフ）
- モグラ
- 坂上法律事務所
- 『dele』の名言・名セリフ／名シーン・名場面
- 圭司の車椅子アクションが見もの
- 坂上舞「そろそろ 居場所を見つけないと」
- 佐渡明奈「もう待ち合わせは今年で終わりにしよう」
- 『dele』の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話
- deleとは削除という意味
- 原作小説とドラマ版の違い
- 様々な脚本家が脚本を担当
- 『dele』の主題歌・挿入歌
- 挿入歌：The Mints「Pretend」
- タイトルテーマ：岩崎太整／DJ MITSU THE BEATS「Lost Memory」