リディア(ファイナルファンタジーIV)の徹底解説・考察まとめ
リディアとは、1991年にスクウェア(現・スクウェア・エニックス)より発売されたロールプレイングゲーム『ファイナルファンタジーIV』に登場する召喚士の幼い少女である。バロン国王の企みにより故郷と母の命を奪われたことから、はじめはバロンから来たセシルにも心を閉ざしていた。本作の主人公セシルに保護されたことを機に、セシルに対して心を開くようになる。セシルの旅に同行し、恐怖や危険と向き合いながらも徐々に召喚士として成長してゆく。
レイズ
戦闘不能に陥った対象単体を回復する白魔法で、MPを8消費する。DS版のリディアはレベル15で修得できる。復活した際のHPは体力ステータスの5倍のため、回復するHPは最大でも495となる。回復量としては大きくないため、ストーリーが進みキャラクターのHPが高くなるにつれ、レイズの後にはなるべく早い段階でのケアル系の魔法やアイテムによる回復が必須となる。命中率は75%で必中ではないため、効果が出なかった場合には立て直しが遅れるので注意が必要だが、DS版では命中率は100%に改良されているが、消費MPは25にアップしている。デカントアビリティの「れんぞくま」や「まほうぜんたいか」と組み合わせることで、レイズ後の素早い回復や複数の味方の戦闘不能回復が可能になり便利である。
黒魔法
ブリザド
ブリザドは冷気で敵を攻撃する黒魔法。消費MP5、威力8、命中率は100%で、リディアがレベル2で最初に修得する黒魔法である。DS版では威力が20にアップしており、リディアは加入時から修得している。リディア加入後すぐに向かうことになる「地下水脈」に出現するオーガニトード、アリゲイターのような爬虫類系のモンスターへの攻撃手段として便利である。更には「ホブスの山」に出現するボム系モンスターやボス敵のマザーボムにも有効。「ファイア」と「サンダー」と並んで、三属性の基本の魔法であり、序盤で役に立つ魔法である。アイテム「南極の風」はブリザドと同じ効果を持つ。
サンダー
サンダーは雷属性で対象を攻撃する黒魔法。消費MP5、攻撃力8、命中率は100%で、リディアはレベル5で修得できる。DS版では威力が20にアップしている。機械系のモンスターや、魚など水のある場所に生息しているモンスターに対する攻撃手段として便利な魔法である。序盤ではテラが離脱してしまった後のアントリオンの巣で特に役に立つ。ストーリーが進行していくにつれ、サンダラやサンダガなど上位魔法に出番は奪われてしまいがちだが、四天王カイナッツォの水バリアの解除に効果がある。他にも終盤にはラストダンジョンに出現する「ダークグラネイド」に使うと全滅させることができ、召喚獣ボムを入手したい時に便利。
ファイア
出典: stat.ameba.jp
ファイアは炎属性で対象を攻撃する黒魔法。ブリザド、サンダーと並んで初歩的な攻撃魔法である。消費MP5、威力8、命中率は100%。冷気属性のモンスターやアンデット系のモンスターに使用するとダメージがアップする。ブリザド、サンダーと同様にDS版では威力が20に変更されている。
ファイアについては、白魔道士であるローザがホブスの山へ向かう前に「黒魔法の基本」と説明している。故郷を火事によって失ったリディアが炎を恐れており、ファイアを使えないことを伝えるとローザが「そんなはずはない」と言おうとする場面がある。この場面から、黒魔法の中でも特に初歩的な魔法であることがうかがえる。
リディアがファイアを修得するのは、レベルアップではなくホブスの山入口のイベントとなる。入口を塞ぐ大きな氷を溶かさなければ先に進むことができないホブスの山で、リディアはローザの説得により炎への恐怖を乗り越え、ファイアを使えるようになる。
ポイズン
ポイズンは対象を毒状態に陥らせ、小ダメージを与える黒魔法である。消費MPは2、命中率は90%で、リディアはレベル10になると習得する。同じ毒属性の魔法に「バイオ」があり、バイオの方が強力なこともあって、出番が少ない魔法だが、「睡眠ガス」を使ってくるルゲイエやルナドラゴンとの戦闘では役に立つ。
今作では毒状態に陥っている場合は睡眠が無効化されるという特徴があるため、それを利用して味方全員にポイズンをかけることで、「睡眠ガス」による睡眠状態を防ぐことができる。行動ができなくなる睡眠に比べ、毒状態でのダメージの方が最大HPの8分の1で済むため、毒状態を回復せずにHPのみ回復するようにしておけば、行動を妨げられることがなくなり攻略しやすくなる。
デジョン
デジョンは1フロア手前に戻る黒魔法。消費MP4で、リディアはレベル12で習得する。白魔法「テレポ」があるため、使いどころが難しい魔法とも言える。DS版ではできなくなったが、SFC版ではイベントの都合で「テレポ」が使えない「封印の洞窟」で、テレポの代わりにデジョンで入口付近まで戻ることが可能である。その他には、ラストダンジョンでレアモンスター「プリンプリンセス」を狩りたい時に使える。なおDS版では使えない場所が増えた上に、消費MPも10に変更されており、更に使い道がない魔法になってしまった。
トード
トードは、対象をカエル状態にしたり、カエルになった対象を元の姿に戻す魔法である。消費MP7、命中50%で、リディアはレベル13で習得する。DS版では消費MPが10になった代わりに、命中率が100%になっており、更に使い勝手が良くなっている。大人になったリディアはレベル22で習得する。カエル状態になると攻撃力などステータスが低下し、無力な状態になるため、敵に効けば戦闘が有利になるが、味方がカエルになった場合にはなるべく早く回復させたい状態異常である。トードで回復ができる他、白魔法エスナやアイテム「乙女のキッス」、「万能薬」で回復が可能。
シルフの洞窟に出現する「ドリームエビル」や「モルボル」攻略には便利で、DS版までならば幻獣の洞窟に出現する「サタナイト」にも有効。特に多くのステータス異常をもたらす「臭い息」が厄介なモルボル、攻撃力が高いサタナイトの攻略には便利な魔法である。
DS版ではカエル耐性を持つ敵が増えたため、効果がある敵が少なくなってしまった。前述のサタナイトにもカエル耐性がついているため注意。
スリプル
スリプルは対象を眠らせる黒魔法。消費MP12、命中率は50%で、リディアはレベル8で習得する。命中率が高くないためにあまり使う場面がなく、敵に使用した場合には「ライブラ」を使わないと眠っているのかわからないという難点がある。DS版では消費MPが15、命中率が55%に変更されており、大人のリディアはレベル1で習得しているため、再加入時から使える。更に待ち時間が3から2に減少されており、スリプルが効く敵が増えたため、SFC版などに比べると使いやすくなっている。バブイルの塔や塔付近のフィールドに出現するフレイムドッグには効果がある。ピクセルリマスター版では効果がある敵が更に増えているため、敵の数が多い時には有効な補助手段となっている。
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目次 - Contents
- リディアの概要
- リディアのプロフィール・人物像
- リディアの来歴・活躍
- ミストの村~ファブール
- 故郷と母を失いセシルと旅立つ
- 投げやりになったギルバートを叱咤
- 炎への恐怖を克服
- ドワーフ城~バブイルの塔
- 成長した姿で再び仲間に
- 瀕死のエッジを見て泣き出す
- 封印の洞窟~月の地下渓谷
- ゴルベーザに対抗するため幻獣達の力を借りる
- セシルとゴルベーザの和解を促す
- 強い覚悟で仲間と共に最終決戦へ
- リディアの能力
- 白魔法
- ケアル
- サイトロ
- ホールド
- コンフュ
- エスナ
- ケアルラ
- レイズ
- 黒魔法
- ブリザド
- サンダー
- ファイア
- ポイズン
- デジョン
- トード
- スリプル
- ポーキー
- バイオ
- ファイラ
- ブリザラ
- サンダラ
- クエイク
- ドレイン
- アスピル
- ブリザガ
- ファイガ
- サンダガ
- ブレイク
- デス
- トルネド
- フレア
- メテオ
- 召喚
- チョコボ
- シヴァ
- ラムウ
- イフリート
- タイタン
- ドラゴン
- シルフ
- オーディン
- アスラ
- リヴァイアサン(リヴァイア)
- バハムート
- ゴブリン
- コカトリス
- マインドF(マインドフレア)
- ボム
- 武器
- 星屑のロッド
- ファイアビュート
- ミスティビュート
- アサシンダガー
- 防具
- リボン
- 光のローブ
- ミネルバビスチェ
- クリスタルリング
- 守りの指輪
- デカントアビリティ
- れんぞくま
- はやくち
- まほうぜんたいか
- リディアの関連人物・キャラクター
- セシル・ハーヴィ
- ローザ・ファレル
- ギルバート・クリス・フォン・ミューア
- エッジ
- リディアの名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「でも、あなたはあたしを守ってくれた…」
- 「弱虫…!あなたは男でしょ!大人でしょ!?なのに…あたしだって…!」
- 「しっかりしてよ、みんな!ローザは、きっと無事よ。クリスタルだって取り返せばいいじゃない!」
- 「いつかセシルが言ったでしょ?これは、みんなの戦いだって」
- 炎への恐怖を克服
- 成長した姿で再び仲間に
- リディアの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 白魔法は子供時代のみ
- 大人リディアは20歳前後
- 幻獣界の人気者