【進撃の巨人】ベルトルト「僕とサシャが入れ替わっトルト」【厳選名作SS】
進撃の巨人の厳選名作SSを掲載しています。今回はサシャとベルトルトの精神が入れ替わるやや長めのSSです。ちょっと笑えてほのぼのしたストーリーをお楽しみください。さらに後日談もあります。
392 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/25(金) 02:31:38 ID:HHnhywtc
サシャ「なんでですか」
ベルトルト「だって、僕のどこがいいんだ?僕って情けないだろ?サシャと話しててもこんな事言ってばっかりだし…」
サシャ「ベルトルトは確かに弱気なとこがありますが、それは私もそうですし…。あんまり気になりません。むしろ共感できるので安心する面でもありますし」
ベルトルト「そ、そう?あ、ありがとう…」
サシャ「それと、そのハンカチの色なんですけど」
ベルトルト「え?」
サシャ「グリーン…。ベルトルトっぽいなって思って選んだんです。穏やかで、優しくて、幸せな気持ちにさせてくれる…。私はベルトルトのそんなとこが、ですね…あの…」
ベルトルト「…」
サシャ「す、好きなんです…よ」
ベルトルト「…」
サシャ「…あの?」
ベルトルト「はっ!」
ベルトルト(今、軽く意識を失ってた!)
393 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/25(金) 02:32:16 ID:HHnhywtc
サシャ「あと、ライナーもベルトルトも夢だって言いますけど、キノコ狩りの時に、ベルトルトが私のこと必死に助けようと叫んでくれてて…それがですね、耳に残ってて…」
ベルトルト「僕、サシャってライナーが好きなのかと思ってたよ」
サシャ「え?なんでですか?」
ベルトルト「なんでって…ライナーってすごくモテるし、かっこいいし…。面倒見てもらってただろ?僕がサシャなら、僕よりライナーを好きになると思う」
サシャ「私はベルトルトじゃありませんからね。確かにライナーはかっこいいですけど」
ベルトルト「なんで僕なんだ…」
サシャ「ふとした時に思い浮かぶのがいつもベルトルトだからです」
ベルトルト「…(僕もいつも思い浮かぶのは君だよ)」
サシャ「美味しいもの食べたら、一緒に食べたいなとか…買い物行ったら、これ似合いそうだなとか…しょんぼりした時に、会いたいなって思ったりとか…なぜかベルトルトなんですよね」
ベルトルト「…」
サシャ「…」
ベルトルト「…」
サシャ「…迷惑でしたかね?」
394 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/25(金) 02:33:06 ID:HHnhywtc
ベルトルト「えっ!?いや…」アセアセ
サシャ「…」
ベルトルト「…」
ベルトルト(どうしよう。まさかこんな展開になるなんて。落ち着け…落ち着くんだ。どうする?この状態でフリをやめてしまうなら、もうどっちかしかないぞ。縁を切るか…。縁を結ぶか…。どっちになっても辛い選択になる。特に、なにも知らないサシャにとっては。いつか僕に裏切られて傷つくことになるんだから…)
ベルトルト「…ううっ…」
サシャ(頭抱えちゃいましたね。ベルトルトにとって、まさかの事態だったんでしょうか。困らせるつもりじゃなかったんですが…)
サシャ「ベルトルト、あの、い、いいんですよ?嫌なら嫌で断ってくれても…」
ベルトルト「い、嫌なわけないだろっ…!?」
サシャ「わっ!!」ビクッ
ベルトルト「僕だって…僕の方が先に…」
ベルトルト(言っちゃ終わりだ。戻れなくなる。僕は、僕の想いを通すことで…少しの幸せと交換に、サシャを欺いて。裏切って。傷つける…。怖い。君に嫌われるのが怖い…)
ベルトルト「僕は…僕は…。ごめん、言えない…言えないよ」
サシャ「言いたくないんですか?」
395 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/25(金) 02:34:05 ID:HHnhywtc
ベルトルト「違うっ…違うけど…」
サシャ「ふーむ。しょうがないですねぇ。ベルトルト、足元見てください。自分の足元」
ベルトルト「なんで?」
サシャ「いいですから。ほら。こっちは見ずに、足元だけじーっと見てくださいね?」
ベルトルト「うん…(なんなんだ?自分の足元みて落ち着けってことかな?)」
サシャ「ベルトルト。言えないなら言わなくても構いません。私、ベルトルトの体のことは誰よりも知ってますから、言わなくてもベルトルトの気持ち、わかってしまうんですよ?」ジーッ
ベルトルト「僕の気持ちがわかる…?」
サシャ「そうです。さ、もういいですよ。ベルトルト、私の方、向いてください」
ベルトルト「…なんで顔そんなに近づけるの?///」
サシャ「いいですから、こっち。向いてくださいよ」
ベルトルト「う、うん」スッ
サシャ「ほっ!ブラウス訓練兵、フーバー訓練兵の両頬捕獲です!」ガシッ
ベルトルト「ふわっ!?にゃに!?僕にょ顔掴まへてどほすんにょ!?」
396 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/25(金) 02:35:04 ID:HHnhywtc
サシャ「ふむふむ。なるほど、わかりましたよ!ベルトルトが言えないなら、私が言ってあげます。ベルトルト、私のこと好きですね?」
ベルトルト「!?」
サシャ「開放です」パッ
ベルトルト「な、なんで!?///」アセアセ
サシャ「私も短期間でしたがベルトルトでしたからね?今のでまず間違いないと確信してますが、違いました?」
ベルトルト「ち、違わないけど…でも…僕は君と幸せになる資格なんてないよ…それに君と幸せになるのが怖いんだ」
サシャ「どうして怖いんですか?」
ベルトルト「それは…その、僕は必ず君を傷つけることになるから…それにその時は君に嫌われる」
サシャ「ベルトルトは本当に臆病ですね」
ベルトルト「そうだよ。僕には君を抱きしめる勇気がない」
サシャ「怖いなら抱きしめなくていいですよ。私がベルトルトを抱きしめますから」
ベルトルト「え…」
397 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/25(金) 02:35:59 ID:HHnhywtc
サシャ「怖がりの気持ちはわかりますからね。もう無敵のサシャトルトではありませんが、ベルトルトが怖いなら…私が、守ります。あの怖い廊下も二人なら怖くなかったですよね?」
ベルトルト「いや…あの時、君めちゃめちゃビビってたろ…。怖かったよ」
サシャ「じゃあ、あの時みたいに抱き合いましょうか?一緒なら怖くないかもしれません」
ベルトルト「それでも…怖いよ」
サシャ「試してから言ってください。はい、どうぞ」スッ
ベルトルト「えっ///ど、どうぞって言ったって…」
サシャ「もう、しょうがないですね」ギュッ
ベルトルト「サ、サシャ…!!///あの…」
サシャ「ベルトルト、少しの間ですけど、私だったんですから…今、私がどうして欲しいか、わかりませんか?」
ベルトルト「えっと…でも…」
サシャ「私のこと、好きなら、怖くても…ギュッってしてください」ギュッ
ベルトルト「…」
サシャ「お願いです…」
ベルトルト「うん…」
ギュッ
398 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/25(金) 02:36:55 ID:HHnhywtc
ベルトルト(ああ…。僕は、僕は手にしてしまった。もう戻れないぞ。でも、でも君と一緒なら…。このまま幸せな時を重ねていけるんじゃないかって、もしかしたらって思えるよ。そんな未来、来ないとしても…)
サシャ「ベルトルト、怖いですか?」
ベルトルト「…怖いよ。すごく、怖い」
サシャ「大丈夫ですよ。私がずーっとこうしてますから」ギュウウッ
ベルトルト「うん。ありがとうサシャ…あの…」
サシャ「はい」
ベルトルト「す…」
サシャ「ん?」
ベルトルト「あ、いや…」
サシャ「なんですか?」
ベルトルト「えっと…」
サシャ「聞かせてください」
ベルトルト「…す、好きだ、サシャ…」
サシャ「私も好きです」
399 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/25(金) 02:37:48 ID:HHnhywtc
ベルトルト「どうしようもなく好きなんだ…」ギュッ
サシャ「はい」
ベルトルト「…サシャ、好きだよ…好き」ギュウウウウッ
サシャ「ふふふ…苦しいですよ、ベルトルト。そんなに抱きしめたら折れちゃいます」
ベルトルト「折れないよ。サシャの体のことは僕が一番知ってるんだ…。だって、僕は君だったんだから」
サシャ「そうですね。でもちょっと苦しいですよ」
ベルトルト「うん」
ドサッ
ベルトルト(あ、体重かけすぎて押し倒しちゃったな…)
サシャ「うぐっ…重いです…」ジタバタ
ベルトルト「ご、ごめん。横になろっか。抱きしめたままでいい?」
サシャ「い、いいですよ」
ベルトルト「…」ジーッ
サシャ「なんですか?///」
400 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/25(金) 02:38:37 ID:HHnhywtc
ベルトルト「さっき、なんで僕がサシャのこと好きって顔見てわかったの?」
サシャ「ん?それは秘密ですよ」フフン
ベルトルト「あ、その顔むかつくんだよな。言わないとキスするよ」
サシャ「えっ///あ、あれはベルトルトの瞳孔見たんですよ。私のこと見た瞬間、グワッって広がりましたから」
ベルトルト「ああ、前になんかそういうこと言ってたね(あ、クソッ。キスできなかった…)」
サシャ「嬉しかったです…」
ベルトルト「うん…///」
サシャ「…」
ベルトルト「…」
ベルトルト(うっ、キスのタイミングを逃した上に、気まずい沈黙が…いや、ここからがんばって…)
ベルトルト「サ、サシャ…あの」
サシャ「あっ!」
ベルトルト「わあっ!?なにっ!?」
401 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/25(金) 02:39:49 ID:HHnhywtc
サシャ「そういえば、ベルトルトに渡すもの、まだあったんでした!!」ガバッ
ベルトルト「何?(あ…もうこれキスとかできる雰囲気じゃなくなった…)」
サシャ「こないだあげた鳥の頭骨、持ってますか?」
ベルトルト「ああ、これ?」スッ
サシャ「それです。実は、それ、調理場で拾ったゴミだったんですよ」
ベルトルト「は?」
サシャ「思わず拾って帰ったのと、思い出の品と間違って渡しちゃって…こっちが本物です。ほら、ここに名前と日付刻んでますからね」
ベルトルト「…(僕が一生懸命大事に持ってたの…ゴミだったのか…僕はゴミを抱いて寝てたのか…)」
サシャ「あと、こっちはライナーにもあげたんですけど、狼の牙を加工した魔除けです」シャラッ
ベルトルト「わあ、ありがとう」ニコッ
サシャ「へへ…」
ベルトルト「あ、そうだ。それで思い出した。僕も、サシャにプレゼントがあるんだ」ゴソゴソ
サシャ「えっ!?」
ベルトルト「これ、さんざん迷って決めたんだ…」
402 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/25(金) 02:40:44 ID:HHnhywtc
サシャ「開けていいですか?」ガサガサ
ベルトルト「うん。僕センスに自信ないから、気に入ってくれるかどうか…」
チリーン
サシャ「あ、これは熊よけの鈴ですね!」
ベルトルト「そういうの効き目あるのかわかんないけど、キノコ狩りの時とか、山行くならどうかなって思って」
サシャ「ありがとうございます。こんな綺麗な音の鈴、初めてです」
チリーン
サシャ「私、ベルトルトが選んでくれたってだけで、すごく嬉しいです。いつも持っておきますね」
ベルトルト「うん。でも持ってて鈴が鳴ったらうるさいと思うから、鈴使わないときは、鈴を外してしてベルトだけにしといたほうがいいかも」
サシャ「あ、ここ外れるんですね」
403 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/25(金) 02:41:35 ID:HHnhywtc
ベルトルト「それ選んだのさ…山登りするかな?って思っただけじゃなくてね」
サシャ「はい?」
ベルトルト「ベルでしょ?」
チリーン
サシャ「そうですね」
ベルトルト「で、ベルトでしょ?」
サシャ「ですね」
ベルトルト「僕は、ベルトルトでしょ?」
サシャ「はい」
ベルトルト「そういうことなんだ」
サシャ「ん?」
ベルトルト「だ、だからっ、ベルと、ベルトで、僕っぽくないかな!?」
サシャ「ああ!!おおーーーっ!!!!ああーーーーっ!!!!」
ベルトルト(ああっ!!こんなダジャレみたいなの何回も説明するの恥ずかしいよ///)
サシャ「ベルトルトと、ずっと一緒にいるみたいですね」ニコッ
404 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/25(金) 02:42:36 ID:HHnhywtc
ベルトルト「う、うん///そう思って欲しくて」
サシャ「ふふふ、ベル…」
チリーン
ベルトルト「あはは///なんか名前呼ばれてるみたいで照れくさいな」
サシャ「嬉しいです。私も、今度、物差し送りますね…」
ベルトルト「ああ…サシ…。サシか…。あんまり長いのはやめてよ?」
サシャ「ふふふ」
チリーン
―――――
――――
―――
―翌日―
ベルトルト「あ、ミカサ」
ミカサ「?…なに?」
ベルトルト「あの、これちょっとしたお礼なんだけど」
405 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/25(金) 02:43:19 ID:HHnhywtc
ミカサ「ジャム?なんのお礼?」
ベルトルト「サシャに刺繍教えてくれたんだろ?それで、サシャがその刺繍したハンカチくれてさ」ピラッ
ミカサ「ああ。これはサシャとおそろいの刺繍」
ベルトルト「う、うん。そうみたいだね。とにかく、そのおかげでサシャと絆が深まったというか…」
ミカサ「刺繍のモチーフ通りになった?」
ベルトルト「うん///ありがとう」
ミカサ「そう。良かった。サシャが報われてとても嬉しい。そういうことなら、このジャムはありがたくいただくことにする。ありがとう」
ベルトルト「うん。じゃあ」
サシャ「ジャムっ…!!」
ミカサ・ベルトルト「!?」ビクッ
サシャ「この辺にジャムの気配がします」キョロキョロ
ミカサ「…」ダッ
サシャ「!?」
ベルトルト「サシャ、僕がさっき食べたからだよ!」
406 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/25(金) 02:44:22 ID:HHnhywtc
サシャ「え?う、うらやましいっ…!!」
ベルトルト「こっちに来たらあげるよ!」ダッ
サシャ「本当ですか!?待って!!待ってください!!」ダダッ
ベルトルト(よし!倉庫に誘導して、このムフフな雰囲気のままキスするぞ!)ダダダダッ
サシャ「待って!!!ジャムトルト待って!!」ダダダッ
チリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリン
ベルトルト「うるさっ!!!鈴外して無いの!?」ダダダッ
サシャ「だって、こんな走る予定ありませんでしたし!」ダダダダッ
チリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリン
教官「なんだ!?騒がしいな」スッ
407 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/25(金) 02:45:05 ID:HHnhywtc
ベルトルト「わっ!!!」
サシャ「わわっ!!?」
教官「ぐわっ!!!」
ドシンッ!!!
教官「お、お前ら…!!わかってるな!?」プルプル
ベルトルト・サシャ「は、はいっ!!!」
―――――
――――
―――
ベルトルト「ハッ…ハッ…」タッタッタッタ
サシャ「ハアハア…ハアハア…」タッタッタ
ベルトルト「サシャ、大丈夫?」タッタッタ
サシャ「は、はい。ふ、二人ですから…」タッタッタ
408 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/25(金) 02:45:40 ID:HHnhywtc
ベルトルト「こんなので二人一緒でもなあ…」タッタッタ
ベルトルト(二人でいること自体怖いなって思うことも多いけど。でも、そうだな。サシャが僕のことを好きでいてくれて、一緒にいてくれると思うと、怖いけど…楽しいよ)
サシャ「でもやっぱしんどいですね…ハアハア」タッタッタ
ベルトルト「辛い?」タッタッタ
サシャ「そ、そうですね。辛いですけど…」タッタッタ
ベルトルト「あとちょっとだからがんばろう」タッタッタ
サシャ「ベルトルトがいてくれるので…」タッタッタ
サシャ「私は楽しいですよ!」タッタッタ
ベルトルト「うん…そうだね(サシャがいてくれるから…)」タッタッタ
ベルトルト「…僕もだよ!」タッタッタ
終わり
409 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/25(金) 02:46:44 ID:HHnhywtc
これで完結です。ありがとうございました。
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進撃の巨人の厳選面白SSまとめ - RENOTE [リノート]
renote.net
『進撃の巨人』に関する名作SSを厳選してまとめています。シリアスな本編に辛くなったら、たまにはクスっと笑える面白いSSをお楽しみください。中にはキャラ崩壊・ネタバレしているものもあるかもしれないのでご注意ください。
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ヒッチ・ドリス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ヒッチ・ドリスとは『進撃の巨人』の登場人物で、憲兵団の新兵。アニ・レオンハートとは同期でルームメイト。ウェーブヘアが特徴の少女で、軽薄で不真面目な言動が多い。他の新兵同様安全な内地で楽をするために憲兵団に入ったが、実は機転の利くところがある。アニのことは愛想のない同期だと思っていたが、ストヘス区の戦闘以降行方不明になったことを心配しており、アニの正体が「女型の巨人」であることを知って大きなショックを受けていた。同期のマルロ・フロイデンベルクに好意を持っているが、マルロ本人は気づいていない。
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エルヴィン・スミス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
エルヴィン・スミスとは『進撃の巨人』の登場人物であり、調査兵団第13代団長である。調査兵団は人類の生存圏を広げることを目的とし、日々巨人との死闘を繰り広げている。その類まれなる頭脳と判断力から大きな功績を挙げているが、目的のためなら手段を選ばない非情さから「悪魔的」と称されることもある。彼の真の目的は世界の真実を解き明かし、「人類は王家によって記憶を改竄された」という父の仮説を証明すること。人類最強と称されるリヴァイ兵士長を調査兵団に入れたのも彼である。
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ベルトルト・フーバー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ベルトルト・フーバーとは『進撃の巨人』の登場人物で調査兵団団員。第104期訓練兵団を3位で卒業し、どの分野でもそつなくこなすことができる優秀な人物である。ただし優柔不断で判断を他人に任せる傾向があり、積極性に欠けることから他の同期と比べると少し影が薄い。その正体は、ウォール・マリア陥落の主因となった「超大型巨人」であり、始祖奪還作戦のために大国マーレから派遣された「マーレの戦士」の1人だった。任務を達成し故郷に帰ることを切望していたが、結局その願いは叶わず異国の地で命を落とすこととなる。
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ポルコ・ガリアード(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ポルコ・ガリアードとは『進撃の巨人』の登場人物で「顎の巨人」の継承者。「九つの巨人」継承者で構成される「マーレの戦士」の一員として、「顎の巨人」の持ち味である硬い顎と牙や俊敏性を活かし数々の戦場で活躍している。戦士候補生時代の同期であるライナー・ブラウンとは「鎧の巨人」継承権をめぐって争ったライバルだった。自分ではなく能力の低いライナーが「鎧の巨人」継承者として選ばれたことや、兄のマルセルがライナーをかばって巨人に食われたことから、ライナーに対して悪感情を抱いている。
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ライナー・ブラウン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ライナー・ブラウンとは『進撃の巨人』の登場人物で調査兵団の団員。主人公エレン・イェーガーとはウォールローゼ南区第104期訓練兵団時代の同期である。責任感が強く、リーダーシップもあることから同期の中ではまとめ役を担っていた。しかし、その正体はウォール・マリアを破壊した「鎧の巨人」であり、始祖奪還を目的にパラディ島に送り込まれたマーレの戦士である。正体が判明した後はたびたびエレン達と対立し、始祖の力を巡って死闘を繰り広げていく。
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ガビ・ブラウン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ガビ・ブラウンとは『進撃の巨人』の登場人物で、「マーレの戦士」候補生。天真爛漫で型破りな性格で、憧れの従兄であるライナーから「鎧の巨人」を継承するため日夜訓練に励んでいる。パラディ島のエルディア人を悪魔の末裔として強く憎んでおり、彼らを皆殺しにして自分達善良なエルディア人を収容区から解放することを願っていた。しかし成り行きでパラディ島に渡ることとなり、そこで出会った人々との交流からガビの考え方は変化し始める。
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ハンジ・ゾエ(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ハンジ・ゾエとは『進撃の巨人』の登場人物で調査兵団所属のベテラン兵士。初登場時は分隊長だったが、後にエルヴィン・スミス団長の後を継いで調査兵団第14代団長に就任する。ゴーグル(平常時は眼鏡)を着用し、茶髪を無造作に1つにまとめた中性的な外見をしている。明るく聡明な人物だが、巨人に対する情熱は人一倍で変人揃いの調査兵団内でも特に異彩を放っている。ウォール・マリア最終奪還作戦以降は左目を負傷したことから眼帯を着用している。
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ダリス・ザックレー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ダリス・ザックレーとは『進撃の巨人』の登場人物で憲兵団・駐屯兵団・調査兵団の3つの兵団を束ねる総統。特別兵法会議においてエレン・イェーガーの処遇を調査兵団に委ねた人物である。王政編では調査兵団団長のエルヴィン・スミスや駐屯兵団司令官のドット・ピクシスらと共にクーデターに加担する。実はエルヴィンが決起する以前から王政に根深い嫌悪感を抱いており、密かに体制転覆の機会をうかがっていた。王都制圧後は身柄を拘束した王政幹部達に喜々として拷問を行っている。
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アルミン・アルレルト(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
アルミン・アルレルトとは『進撃の巨人』の登場人物で、主人公エレン・イェーガーの幼馴染。金髪ボブカットの中性的な外見を持つ。大人しいが芯の強い勇敢な性格で探求心が強い。祖父の影響で人類はいずれ壁の外に出るべきだという思想を持っており、エレンが外の世界に憧れるようになったのもアルミンの影響である。小柄で身体能力は低いものの、知能や判断力はずば抜けており、エレンや調査兵団の窮地をその知略で度々救っている。
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進撃!巨人中学校(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ
『進撃!巨人中学校』とは中川沙樹が描く、諫山創の『進撃の巨人』の公式学園パロディ漫画。2015年にProduction I.G製作でアニメ化。前半をアニメパート、後半を出演声優たちによるバラエティ番組の実写パートとして30分枠で放送。中学生になったエレン・イェーガーは進撃中学校へ入学する。学校には巨人も在籍しており、エレンは巨人に恨みを持っており巨人を駆逐しようと非公式部活「調査団」へ入部した。
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ミカサ・アッカーマン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ミカサ・アッカーマンとは諫山創による漫画『進撃の巨人』の登場人物で、主人公エレン・イェーガーの幼馴染。本作のヒロイン的ポジションで、幼い時にエレンに助けられた経験から、彼を守ることを自分の使命だと考えている。驚異的な身体能力を持ち、トップの成績で訓練兵団を卒業。実戦でも1人で複数の巨人を討伐する実績を残す。性格は寡黙で口下手だが、エレンのこととなると取り乱す一面もある。物語後半において、母方の祖先が東洋にあるヒィズル国将軍家だったことが明らかになった。
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クリスタ・レンズ/ヒストリア・レイス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
クリスタ・レンズ(ヒストリア・レイス)とは、諫山創による漫画『進撃の巨人』の登場人物。第104期訓練兵団卒業生であり、主人公エレン・イェーガーは同期の1人。小柄で温厚、思いやりのある可愛らしいアイドル的な存在として登場する。同期のユミルと仲が良い。成績10位以内に入っているが、実際はユミルからその座を譲られただけで身体能力は人並みである。本名はヒストリア・レイスといい、壁内世界の真の王家の末裔であることが後に発覚する。
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フリーダ・レイス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
フリーダ・レイスとは『進撃の巨人』の登場人物であり、レイス家の長女。黒髪で青い瞳を持つ。レイス家当主のロッド・レイスとその正妻の第1子として生まれた。表向きは地方の貴族として振る舞っているが、実際は壁内の真の王家の末裔。レイス家に代々引き継がれている特別な巨人能力を叔父のウーリ・レイスから引き継ぎ、宿している。本人の飾らない性格は多くの者から慕われており、妾の子である異母妹ヒストリアにも姉として優しく接していた。
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イェレナ(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
イェレナとは『進撃の巨人』の登場人物で反マーレ派義勇兵の中心人物。マーレに滅ぼされた国の出身で、「獣の巨人」継承者で王家の血を引くジーク・イェーガーの信奉者として活動し、パラディ島の近代化に大きく貢献した。ジークの提唱する「エルディア人安楽死計画」達成のためなら寝食を共にした仲間すら殺害する冷酷な性格の女性。しかし実際にはマーレの被害者というのは虚偽であり、「世界を救う英雄」に憧れているだけのごく一般的なマーレ人である。
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