【進撃の巨人】ベルトルト「僕とサシャが入れ替わっトルト」【厳選名作SS】
進撃の巨人の厳選名作SSを掲載しています。今回はサシャとベルトルトの精神が入れ替わるやや長めのSSです。ちょっと笑えてほのぼのしたストーリーをお楽しみください。さらに後日談もあります。
67 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 19:48:19 ID:Mxs6JLVg
サシャ「ライナー!待ってたよ」
ベルトルト「おかえりなさい!」
ライナー「ああ。こっちの用事はすんだが、二人共、一週間なんとかやれそうか?」
サシャ「僕は大丈夫だけど、サシャのほうが心配だよ」
ベルトルト「ベルトルトは心配性ですねぇ」
ライナー「俺も心配だ。お前…、ちゃんと俺の言うこと聞いてベルトルトっぽくできるのか?」
ベルトルト「できます!たぶん!」
68 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 19:49:12 ID:Mxs6JLVg
サシャ「お願いだから変なことやバカなことしないでくれよ!」
ベルトルト「人を変人みたいに言うのやめてくださいよ」
サシャ「だって…!(変だろ!君は変だ!そしてバカだ!って言ってやりたいよ!)」
ライナー「まあまあ。ベルトルト、サシャは俺がフォローするから…そろそろ、戻ろう」
ベルトルト「あ、待ってください。マルコが食べ物持ってきてくれるかもしれないので待ちましょう」
ライナー「マルコが?まさかバレてないよな?」
サシャ「大丈夫だよ。マルコのことは僕が待ってるから、君らは先に戻っててくれ」
69 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 19:49:59 ID:Mxs6JLVg
ベルトルト「でも食べ物…」
サシャ「後で持ってってあげるから。君がいるとヒヤヒヤするからさっさと行ってくれよ」
ベルトルト「絶対持ってきてくださいよ!」
ライナー「いいかげんにしろよサシャ。ベルトルトはそんないやしくないぞ。ほら、さっさと行くぞ」
ベルトルト「わかりましたよ。じゃなくって、わかったよ。じゃあベル…サシャ、また後でね」
サシャ「はい、また後で」
ライナー・ベルトルト「…」スタスタ
71 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 19:50:58 ID:Mxs6JLVg
サシャ(あああ…よりによってなんでサシャなんだ!クリスタやアニならまだ不安も少なかったのに!)
サシャ(いや、アニと入れ替わり…なんかになったら僕が持たないな///だってアニの顔も体も見放題の触り放題で、アニの声で色々喋って…)
マルコ(レーションのちょっと古いの見つけたから持ってきたけど、これまだ食べれるかな?)スタスタ
ガラガラ
マルコ「お待たせ」
サシャ「ベルトルト…好き…とか言ってみたりして」
マルコ「えっ?」
72 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 19:51:54 ID:Mxs6JLVg
サシャ「!?」
マルコ(今、ベルトルトのこと好きって言った?)ドキドキ
サシャ「マ、マルコ。おかえりなさい」
マルコ「あれ?ベルトルトは?」
サシャ「さっきライナーに見つかって、一緒に戻りました」
マルコ「そうなんだ。あ、これ、レーション見つけてきたよ。ちょっと古いんだけどたぶんまだ食べれると思う」
サシャ「わあ。ありがとうございます。いただきますね」スッ
73 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 19:52:44 ID:Mxs6JLVg
マルコ(うーん、目の輝きがいつもと違うな。ギラギラしてないぞ?変だな)
マルコ「サシャ、簡単にはあげないよ。僕から取ってごらん」サッ
サシャ「えっ?」
マルコ「ほら、取れなかったらあげないからね」
サシャ「わ、わかりました」サッ
マルコ「こっちだよ」スッ
サシャ(マルコってサシャのこと好きかと思ったけど、こんな意地悪するなんて、僕の思い違いかな?しかしサシャはバカにされてるなあ…)
74 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 19:53:35 ID:Mxs6JLVg
サシャ「もう、意地悪ですね。マルコは」ササッ
マルコ「うーん、サシャ。やる気が感じられないなぁ。いつもは食べ物見た瞬間、目をギラギラさせて飛びついてくるのにどうしたの?どっか悪いの?」
サシャ(はっ!!しまった!違和感を疑われてたのか!マルコって頭いいからな…試されてたのか!でもサシャのテンションで食いつくなんて疲れるし限界があるから、しばらく体調不良ということにしておこう)
サシャ「実はちょっとお腹の調子が悪くて」
マルコ「そうだったんだ。なんか大人しいなって思ったんだ。でも、お腹の調子悪いんだったらあんまり食べないほうがいいよ。これも古いからやめとこう?」
サシャ「そうですね。でもせっかく見つけてきてもらったし、お腹治ったら食べたいのでもらってもいいですか?」
75 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 19:54:31 ID:Mxs6JLVg
マルコ「いいけど…サシャのことだから持ってたら食べるといけないからな。僕がもっとくから、お腹治ったらあげるよ」
サシャ(しまった。裏目に出たな。それじゃあサシャにあげれなくなる。サシャに文句言われそうだしもらっておきたいな)
サシャ「いえ、今ください。私バカだから、すごくバカだからきっと今もらわないと忘れてしまいます」
マルコ「そ、そんなに卑下するほどはバカじゃないだろ…。それに食べ物のことサシャが忘れるとは思えないけど」
サシャ「いいからください。意地悪しないでください」
マルコ「いや、意地悪で言ってるんじゃないよ。心配だから言ってるんだ」
サシャ(心配?マルコは皆に気を使ってくれるけど、サシャの細かい変化に気がつくし、やっぱり気があるのかな?だとしたら色仕掛けでなんとかなるかもしれないな)
77 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 19:55:34 ID:Mxs6JLVg
サシャ「マルコ、ください」ジーッ
マルコ「お腹治ってからね」
サシャ「嫌です。今欲しいです、ください」ジーッ
マルコ「えっ…ダメ…(うっ。そんな見つめられたら///)」
サシャ「ダメですか?」ウルッ
マルコ「な、泣き落としとか…!卑怯だ!…しょうがない。あげるけど、ちゃんとお腹治ってから食べるんだよ?」
サシャ「はい。ありがとうございます(ふっ、僕は汗や涙を出すのは得意だからね。サシャの涙腺もゆるめで操りやすくて助かったよ)」
78 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 19:56:29 ID:Mxs6JLVg
マルコ「訓練の時間になるし、そろそろ戻ろうか?」
サシャ「そうですね(昼時にでもこのレーションはサシャに渡しておこう)」
―――――
――――
―――
―立体機動訓練―
ライナー「おい、サ…ベルトルト。立体機動のベルトはちゃんと装備できたか?」
ベルトルト「はい。できましたよ。でも、なんか股間の収まりが悪いっていうか、気持ち悪いんですが」
ライナー「ピタッとするとこにずらして直したらいいんだが」
79 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 19:57:15 ID:Mxs6JLVg
ベルトルト「ええっ…!?で、でも。その、あんなとこ…さ、触れません。ライナー、直してくださいよ」
ライナー「は!?誰かに見られたらまずいし、中身がサシャなのにそんなことできるか!我慢しろ!」
ベルトルト「そ、そんな!!」
ライナー「いいから行くぞ。あと、話し方気をつけろ」スタスタ
ベルトルト「は、はい。わかったよ…」スタスタ
コニー「おー、ベルトルト!今日はよろしくな!」
ジャン「同じ班だな」
80 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 19:58:17 ID:Mxs6JLVg
ベルトルト「よろしく」モジモジ
コニー「なにモジモジしてんだよ…」
ベルトルト「え?いや、なんか、股のこの辺の収まりが悪くって」
ジャン「直せよ」
ベルトルト「直したいけど、ライナーがしてくれないから、直せないんだ」
コニー「!?」
エレン「!?」
ベルトルト「どっちか直してくれる?」
81 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 19:59:09 ID:Mxs6JLVg
コニー「はあ!?自分でやれよ!というか、ライナーに直してもらってたのか!?ど、どういうことだ!?」
ジャン「お、お前らそういう関係だったのかよ!俺を巻き込むのは寄せ!おい、行くぞコニー!」ダダッ
コニー「ああっ!!」ダダッ
ベルトルト「あっ!待ってよ!」
ベルトルト(んっ!?体が大きいのに、走りやすい!しかも立体起動装置がそんなに重く感じない!足が長いからグングン走れるし、こ、この体はすごい!!)
ベルトルト「ちょっと飛んでみましょう!ほれっ!」ピョーン
ベルトルト(うわわ!す、すごい!高い!そしてしなやか!)
83 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 20:01:47 ID:Mxs6JLVg
ベルトルト「わー!この体すごい!!」ピョンピョン
アルミン「ベルトルト…何やってんだろね?」
ミカサ「楽しそう…」
サシャ(なにやってんだよおおお!!!!)ギリギリ
ベルトルト「ふぉおおお!バク転!」シュバッ!ガシャンガシャン!
教官「おい、隊列に並ばず、なにしてる…」
ベルトルト「!!」
サシャ(あああああ!!)
84 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 20:02:49 ID:Mxs6JLVg
教官「訓練後、昼食抜きで、その時間中走っておけ」
ベルトルト「そ、そんなあああ!!待って!待ってください!」
ライナー「バ、バカ!!ベルトルト」タタタッ
ベルトルト「昼食抜きだなんてえーーーー!あんまりだーーー!」ガクッー!
ザワザワ… ザワザワ…
アルミン「ベルトルトのあんな大声初めて聞いたね」
エレン「あいつもメシ楽しみにしてたんだな」
85 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 20:03:51 ID:Mxs6JLVg
ミカサ「なんだか哀れ」
アニ(なるほど。サシャだね、ありゃ)
サシャ(あああ…いきなり目立ちまくりじゃないか。うう、しかも罰則くらって情けなさすぎだよ)ウルウル
マルコ(サシャ、ベルトルトの方見て、悲しい顔して、涙目になってるな。やっぱりベルトルトが好きなのかな?)
―――――
――――
―――
―昼食時―
ベルトルト「ハアハア…ハアハア…」タッタッタッタッタ
86 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 20:04:51 ID:Mxs6JLVg
ライナー(まったく…いきなりサシャのやつやってくれたな)チラッ
サシャ(あああああ…)カチャンカチャン
コニー「おい、サシャ。スプーン打ち鳴らしてどうしたんだよ…スープ全然すくえてないぞ?」
ライナー(ベルトルトのやつ、ショックだったみたいだな。まあ…気持ちはわかる。ここはアニが元気付けてやったほうがいいだろう)チラッ
アニ(ん?ライナー、なんだよ)
ライナー(ベルトルトを・励ましてくれ)クイクイ
アニ(なに?わかんないよ。でもたぶんベルトルトをフォローしろってことだろうね。しょうがない)ガタッ
87 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 20:06:02 ID:Mxs6JLVg
アニ「サシャ、隣いいかい?」
サシャ「えっ!?あ、うん、はい」
アニ「どうも」
サシャ(アニ!隣に!どうしたのかな?)ジッ
コニー「アニがサシャのとこ来るなんて珍しいな」
アニ「ちょっと今日は食欲なくてね。パン勿体ないからあげようかと思って。ほら、サシャ。食べなよ」スッ
サシャ(アニの食べかけのパァン!!ああっ!しかも身長がいつもより低いからアニの顔が近い!可愛い!)
88 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 20:06:58 ID:Mxs6JLVg
サシャ「ありがとうございます。いただきます!」
アニ「しょんぼりしてたけど大丈夫かい?」
サシャ「はい、大丈夫です。あの、アニ。良ければまた一緒に食べましょう」
アニ「いいよ」
サシャ(やったー!!!これをきっかけにアニとサシャが仲良くなってく設定にしたら、今までみたいに人目をはばからなくてもいつでもいっぱい喋ったりできるぞ!)
コニー「パンもらったとたん急に元気になったな。腹減ってただけかよ」
89 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 20:07:59 ID:Mxs6JLVg
サシャ「そうですよ」
アニ「サシャらしいね」
コニー「そうだな」
ベルトルト「ハアハア…ハアハア…(大分走って疲れましたが、まだまだいけそうですね。立体起動もいつもよりやりやすかったですし、ベルトルトの体はすごいですね)」
―――――
――――
―――
ベルトルト「ああ…終わった。お腹すいたー…水…パァン」トテトテ
ライナー「おい、ベルトルトこっちだ。ほら、水だぞ」
90 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 20:08:43 ID:Mxs6JLVg
ベルトルト「あ、ライナー!お水うう!!」ビュンッ
ライナー「うおっ!」ドシンッ
ベルトルト「んぐんぐんぐ」
ライナー「ベルトルトのでかい体で飛びついてくるんじゃない!」
ベルトルト「プハーっ!美味しい!」
アルミン「あ…ベルトルトが…ライナーに馬乗りになってる」
ジャン「やっぱりあいつらできてるのか?」
91 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 20:09:25 ID:Mxs6JLVg
マルコ「えっ…そうなの?」
サシャ「できてないっ!」クワッ
ジャン「うおっ!?そ、そうかよ」
サシャ(はっ!しまった。つい…)
サシャ「ベルトルトはノーマルです」
アルミン「なんでサシャが…ベルトルトと仲良かったっけ?」
サシャ「あ、あの。匂いでわかるんですよ」
92 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 20:10:10 ID:Mxs6JLVg
ジャン「ほんとかよ」
サシャ「え、ええ」
マルコ(ううん。これは。サシャはベルトルトのことが好きなんだろうな)
サシャ(サシャがボロ出すと僕までボロが出る。負の連鎖だ。あ、そうだ、僕の体がかわいそうだから、さっきのマルコのレーションをあげにいこう)スタスタ
マルコ「…」
―――――
――――
―――
サシャ「サ…ベルトルト」
93 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 20:10:57 ID:Mxs6JLVg
ベルトルト「あ、べ…サシャ。物陰からどうしたの?」
サシャ「こっち、こっち」
ベルトルト「?」スタスタ
サシャ「ここなら誰もいないな」キョロキョロ
ベルトルト「あの、さっきはすいませんでした」
サシャ「ああ、初日からバレるなんてことにならないよう、気をつけてくれよ?…お腹すいただろ、これ食べて」
ベルトルト「レーション!」バッ
サシャ「マルコに貰ったぶんだからね。僕の体空腹にするわけにいかないからしっかり食べてよ」
94 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 20:11:40 ID:Mxs6JLVg
ベルトルト「はい。味はいつものなのに美味しい!美味しい」モグモグ
サシャ(はあ…幸せそうに食べるなあ。僕ってこんな風に笑うのか。ここに来てからこんな無邪気で満面の笑みしたことないな…)
ベルトルト「ふぅ~。もっと食べたいですね」
サシャ「もうないよ。さ、用が終わったから解散だ。行こう」
ベルトルト「はい」
サシャ「じゃあ、行動にはくれぐれも気をつけて。いいね?」
95 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 20:12:38 ID:Mxs6JLVg
ベルトルト「了解です。では」
サシャ(ああ…不安だ)
102 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/16(水) 01:12:02 ID:9R.2a6kM
―――――
――――
―――
―座学の教室―
ライナー「おい、ベルトルト。一人でウロウロするんじゃない!どこ行ってた!?」
ベルトルト「ごめん。サシャと話してて…」
ライナー「おい、シッ」
ベルトルト「あ、うん!」
マルコ(今、ベルトルト、サシャと話してたっていったな…)
ライナー「腹減ってると思うが、大丈夫か?」
103 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/16(水) 01:12:40 ID:9R.2a6kM
ベルトルト「さっきレーション貰って食べたから、とりあえずは大丈夫」
ライナー「ああ。あいつがくれたのか。そうか」
マルコ(え、サシャ…もしかして僕があげたレーション、ベルトルトにあげちゃったのかな?あの食欲大魔神が食べ物譲るな
んて、これはもう間違いないよ。サシャはベルトルトのことが好きなんだ…。それにもしかしたらすでに付き合ってる可能性
もあるぞ?あの二人が話してるとこなんて見たことなかったのに、いつの間にそんな関係だったんだろう?僕もサシャのことい
いなって思ってたから、ちょっとショックだ)
ジャン「おい、マルコしょんぼりしてどうした?大丈夫か?」
マルコ「え?う、うん。なんでもないよ」
―――――
――――
―――
104 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/16(水) 01:13:16 ID:9R.2a6kM
ベルトルト「ライナー、教官さっきのとこなんて書いてましたっけ?」
ライナー「ん?なんだ、書き留めてなかったのか?ほら、ここだ。写せ。あと言葉!」
ベルトルト「あ、うん。ありがとう。えーと…」サラサラ
ミーナ「あ~さっきのとこ教官消すの早すぎ…」
ベルトルト(ん?ミーナも書き留めれてなかったんですね)
ベルトルト「ミーナ。僕の写すといいよ」コソッ
ミーナ「えっ?」
ベルトルト「どうぞ!」
105 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/16(水) 01:13:53 ID:9R.2a6kM
ミーナ「えっ、えっ?あ、ありがとう?」
ベルトルト「あの、もしよかったら、夕食のパンとか余ったときちょうだいね」ヒソヒソ
ミーナ「パ、パン?」
ライナー(ん!?サシャのやつミーナと何か話してるな?ベルトルトから話しかけることほとんど無いのにこいつは!)
ライナー「おい、ベルトルト。前向けよ」
ベルトルト「う、うん!」
ミーナ(ベルトルトが話しかけてくるなんて、びっくりした。しかもパンちょうだいって??)
ベルトルト「あ、ミーナ。パンちょうだいって僕が言ったの、内緒だからね」ヒソヒソ
ミーナ「うん?わかったけど…私あげるとは言ってないよ」
106 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/16(水) 01:14:35 ID:9R.2a6kM
ベルトルト「余った時でいいよ。お願い」ニコッ
ミーナ「!!」ドキッ
ライナー「ベルトルト…」
ベルトルト「わ、わかってるって」アセアセ
ミーナ(び、びっくりした。ベルトルトってあんな笑顔するんだ。なんか可愛かったかも///)ドキドキ
ライナー「女子に話しかけるんじゃない」
ベルトルト「わかったよ」
コニー「おい、ジャン聞いたか?今ライナーがベルトルトに女子に話しかけるなって言ってたぞ?嫉妬か?」
107 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/16(水) 01:15:22 ID:9R.2a6kM
ジャン「おお。聞いてはいけないことを聞いてしまったな」
アルミン「君らねぇ。ベルトルトは女の子が好きだってサシャが言ってたでしょ」
コニー「だからよ、ライナーが片思いしてんだろ?」
ジャン「ああ、だからライナーは女子に告白されまくってるのに断ってるのか。合点がいったぜ」
アルミン「そ、そんな…まさか」
サシャ(ああ…ライナー、ごめん。皆の中での君の設定が斜め方向に進んでいってるよ。サシャめ…!!)ギリギリ
クリスタ「サシャ、どうしたの?すごい顔して…」
ユミル「いつもおかしいけど、今日はまたいつもと違う感じで妙だな?」ジーッ
サシャ「私はいつも通りですよ?あーお腹すきました」
108 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/16(水) 01:15:53 ID:9R.2a6kM
ユミル「そうか?」ジーッ
サシャ(な、なんだよ。ユミル疑ってるのか?)
サシャ「そうですけど?」
ユミル(なんかいつもと違って目が死んでるというか、雰囲気が薄暗いんだよなぁ。やけに大人しいし…)
ユミル「ほれ、サシャ。菓子だぞ」スッ
サシャ「お菓子?ください」チラッ
ユミル「なんだよ。食いつき悪ぃな」
クリスタ「こら。今講義中だから後にしなよ!」
109 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/16(水) 01:16:30 ID:9R.2a6kM
サシャ「あ、はい」
ユミル「はいはい(おかしい。絶対おかしい。食い物に対して反応と執着が薄いぞ?)」
―――――
――――
―――
―夕食―
ベルトルト「ご飯!ご飯!」スキップスキップ!ドスンドスン!
ライナー「コラ!スキップするな!」
ベルトルト「うへへへへ!この体ならいーっぱい食べれる!」
ライナー「よだれを垂らすな!」フキフキ
ジャン「おい…ライナーがベルトルトのよだれ拭いてやってるぜ…」
110 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/16(水) 01:17:11 ID:9R.2a6kM
コニー「もう見るのよそうぜ?そっとしておいたほうがいいと思う」
アルミン「なにがあったんだろうね…ライナーが告白されたの見に行った次の日からおかしいよね」
ジャン「だからよ…こういうことがあったんだよきっと」モヤモヤ
―ジャンの妄想―
ライナー『さっきの告白は断った。なぜだと思う?』
ベルトルト『なぜ?わからないな』
ライナー『ばっきゃろう!俺が好きなのは…お前だからだ!』
ベルトルト『ごめん。僕は女の子が好きだから』
111 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/16(水) 01:17:50 ID:9R.2a6kM
ライナー『それでもいい。俺にお前の世話をさせてくれ』
ベルトルト『わかったよ』
―――
――
ジャン「…って感じでよ」
アルミン「そんなバカな…」
コニー「もう考えるのやめようぜ…」
サシャ(ぐぎぎぎ…サシャのやつ、なんもわかってない!目立つなって言ったのに、わかってない)ギリギリ
ユミル「おい、サシャ。さっさと食おうぜ?」
クリスタ「サシャ?なにか怒ってる?」
112 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/16(水) 01:18:31 ID:9R.2a6kM
サシャ「え?いえ、怒ってませんよ。わー今日も美味しそうですね。ははっ…」
マルコ(うーん、サシャがベルトルトの世話をするライナーを見て怒ってるみたいだな。つまり、サシャ→ベルトルト←ライナーの三角関係ってことか!?なんてこった…)
サシャ(あー、イライラするなあ。せめてアニと一緒にご飯食べたいな)キョロキョロ
ミーナ「アニ、こっちで食べようか」
アニ「ああ」
サシャ(アニ!こっち!こっちで食べよう!?)ジーッ
アニ(ベルトルトのやつ、こっち見すぎだよ。一人で不安なのはわかるけど、私大してサシャと仲良くないんだってのに…)
クリスタ「サシャ、アニのほうじっとみてどうかしたの?」
サシャ「えっ!?あの、昼にパンを分けてくれて、ちょっと話したんですけど…もっと仲良くなれたらなって思って。ご飯こ
っちにこないかなって…」
113 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/16(水) 01:19:10 ID:9R.2a6kM
ユミル「なんだ?アニに興味あんのか?どうしたんだよ、急に」
サシャ「急にじゃないですよ。お昼にちょっと仲良くしたんですってば」
クリスタ「じゃあ呼んでみよっか。私も皆と仲良くしたいし。声かけてみるね」ニコッ
サシャ(クリスタ!!神様!やった!!)
サシャ「あ、ありがとうございます」ソワソワ
ユミル「なにソワソワしてんだよ。変な奴だな」
サシャ「え!?いや、別にソワソワなんてしてませんけど…」
ユミル「そうか?」ジーッ
サシャ(なんでそんなに疑うんだよ!ううっ、汗が…)ドキドキ
クリスタ「お待たせ!連れてきたよ」
114 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/16(水) 01:19:40 ID:9R.2a6kM
アニ「せっかく誘ってくれたから、同席させてもらうよ」
ミーナ「私も~!色々話そうよ」
サシャ「いらっしゃい。アニ、ここどうぞ」スッ
アニ(バカ、わざわざユミルとの間あけなくていいのに…変だろ!)
ユミル「おい、サシャ。私の隣は嫌だってのか?」
サシャ「え、いや…あ、アニじゃあ前にどうぞ」
アニ「ああ。ここでいいよ」
ミーナ「お邪魔しまーす」
クリスタ「はーい」ニコニコ
サシャ(やった!またアニと一緒だ~!嬉しいな!)
115 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/16(水) 01:20:16 ID:9R.2a6kM
ミーナ「ねえねえ、今日のベルトルトってさ、なんか雰囲気違うよね?」
サシャ・アニ「!!!」ドキッ
クリスタ「そういえば立体起動ではしゃいでたね。ベルトルトが罰則受けてるの初めて見たかも」
ユミル「ああ、立体起動中も『ひゃっほーい!』とか叫んでたな。あいつ頭おかしくなったのか?」
サシャ「そうですか?私はわかんなかったですけど」ドキドキ
アニ「機嫌がいいだけじゃないの?」ドキドキ
ミーナ「なんか明るいよね?それにさ、今日座学で困ってたらノート見せてくれたんだよね。話しかけられてびっくりしちゃった」
サシャ(僕から話しかけること無いって言ったのに、サシャのバカ、なにやってんだよ!)
116 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/16(水) 01:20:58 ID:9R.2a6kM
サシャ「へ、へえ…。な、なんか言ってました?」タラタラ
ミーナ「え?えっとー」
ミーナ(パンちょうだいってのは内緒にしてって言われたから言わない方がいっか)
ミーナ「板書書き留めれなかったとこ写させてくれただけだよ」
サシャ「そうですか(変なことは言ってないみたいだな。よかった)」
クリスタ「そうなんだ。見た目通り優しいんだね」
ミーナ「うん。それに、なんかね…にこってしてくれたんだけど、それが可愛かったんだー」
サシャ(えっ!?)ドキッ
ミーナ「ちょっとキュンってしちゃった///気付かなかったけど、ベルトルトって結構いいかも///」テレテレ
サシャ「…///」カアァァァァァッ
117 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/16(水) 01:21:37 ID:9R.2a6kM
ユミル「何赤くなってんだよ?」
サシャ「えっ!?いや、別に!?///」
アニ(デレデレしてんじゃないよ…)ジロッ
サシャ(アニが睨んでる!?ち、違うよアニ!僕は別に喜んじゃいないよ!?)アセアセ
ユミル(やっぱ今日のサシャはおかしいな…)
クリスタ「そっか。でも背も高いし、成績もいいし、ベルトルトってモテそうだね」
ユミル「そうか?パッと見は好条件だけどよ、暗いし頼りなさそうだし、良いって言ってるやつ聞いたことないぜ?」
サシャ(ムカッ)
サシャ「…そ、そうですかね?私はベルトルト結構良いと思いますよ?」
118 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/16(水) 01:22:15 ID:9R.2a6kM
アニ(対抗してんじゃないよっ!サシャがベルトルトに気があることになったらどうすんだ!このバカっ)アセアセ
ユミル「どこがいいんだよ?」
サシャ「や、優しいし、穏やかだし背も高くてかっこいいじゃないですか!」
クリスタ「サシャ、ベルトルトのこと好きなの?」
サシャ「えっ!?いや、そういうことでは…」アセアセ
アニ(ほら見ろ!しょうがないね…)
アニ「私も良いと思うよ。優しそうだよね」
サシャ「え!?本当に!?///う、嬉しいな…」
アニ(バカヤロ!!そうじゃないだろ!)ゲシッ
119 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/16(水) 01:22:54 ID:9R.2a6kM
サシャ(いてっ!足蹴られたっ!)
クリスタ「まさかアニもベルトルトのことを?」
アニ「違うだろ。好きとかそういうんじゃなくて、良いか悪いかって言ったらの話だよ。サシャもミーナもそういう話だろ?」
サシャ「あ、はい。そういうことです」
サシャ(なんだ…ただのフォローだったのか…ガッカリ)
ミーナ「うん、そうだね。でも…私はちょっと違うかも…」
サシャ「へっ!?」
ミーナ「なんてね。へへっ」
アニ(これは…ミーナはサシャトルトに惹かれてるようだね。うーん。変なことにならなけりゃいいけど…)
120 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/16(水) 01:23:37 ID:9R.2a6kM
サシャ(も、もしかしてミーナ、僕のこと!?うわあ、どうしよう!?ミーナって可愛いし、う、嬉しいっ…けど、どうしよう!?)ドキドキ
クリスタ「サシャ、顔赤いし汗すごいけど大丈夫?」
ユミル「変なやつだな…」
サシャ「だ、大丈夫です!」
アニ(ベルトルト、喜んでるみたいだけど、良いって思われてるベルトルトの中身があんたじゃなくてサシャってとこに気がつきなよ…)
サシャ(ああ、サシャのフリなんて余裕かと思ったけど、思いがけぬ話題で動揺してしまった。こんなんじゃ僕の方が危ないな。気を付けよう)
―――――
――――
―――
121 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/16(水) 01:24:27 ID:9R.2a6kM
ベルトルト「ライナー、パン分けてよ。この体お腹がいっぱいにならない」
ライナー「俺も食べないともたんからダメだ。…と言いたいとこだが、しょうがないな。ほら半分やる」
ベルトルト「ありがとう!ライナー優しい!」ニコニコ
ライナー「あんまりニコニコするなよ。もっと静かに穏やかな顔してろ」
ベルトルト「うん!」ニコニコ
ライナー(駄目だ。わかってない…)
ベルトルト「おいしいなー」モグモグ
ライナー(だが、ベルトルトのこんな屈託ない笑顔見れるなんて思わなかったな。それだけはなんか嬉しいな)フフッ
ベルトルト「おいしいよ!ライナー!」
ライナー「そうかそうか」
マルコ「あそこ、すごいほのぼの空気を醸し出してるね」
122 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/16(水) 01:25:04 ID:9R.2a6kM
ジャン「見るなって…」
コニー「ベルトルトのやつあんなんだっけ…?」
アルミン「なんかサシャっぽいよね」
エレン「ああ、今日の訓練の時もサシャっぽかったな。真似してるのか?」
マルコ「そういえば今朝、ベルトルトとサシゃ、二人でいたよ」
ジャン「二人で?なんでだ?あいつら今まで話してるの見たことないぞ?」
マルコ「これは…僕の勝手な憶測なんだけど、サシャとベルトルトは僕らの知らない間につきあってるのかもしれない」
ジャン「嘘だろ!?」
アルミン「えっ!?なんでそう思うの?」
コニー「いや、どうみてもベルトルトはライナーと付き合ってるだろ?」
123 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/16(水) 01:25:51 ID:9R.2a6kM
マルコ「直接聞いたわけじゃないから、僕の妄想として聞いてほしいんだけど。今朝、二人きりで彼らは人気の無い倉庫にいたんだよ。そして今日はサシャがずっとベルトルトのことを気にしてる。そして、恐ろしいことに、僕があげた食べ物をサシャが、あのサシャがベルトルトに譲ったんだよ!こんなことってある!?」
エレン「えっ…サシャが食べ物を譲った…?」ガタッ
アルミン「ま、まさか…」
マルコ「ベルトルトとライナーの関係を疑った時もサシャはベルトルトをかばってたし、サシャがベルトルトのこと好きなのはほぼ間違いないと思うんだ。倉庫で好きだみたいなことつぶやいてたし…」
コニー「そうだったのか。サシャのやつ水くせぇな。俺にくらい話してくれてもいいのに」
マルコ「たぶん今朝からの関係なんだよ。それまではお互い気にした様子はなかったからね」
ジャン「お前よく見てるな。俺全然気付かなかったぜ」
マルコ「あ、うん。たまたまね…ちょっと気になってね」
アルミン(あ、もしかしてマルコってサシャのこと気になってたのかな?)
124 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/16(水) 01:26:28 ID:9R.2a6kM
エレン「つまり、ベルトルトはサシャとライナーと二股かけてるってことか?」
コニー「だとしたらひどいやつだな」
マルコ「それはわかんないけど。ベルトルトがモテてるのは確かだね」
アルミン「サシャかあ。いいなー」
エレン「アルミン、サシャのこと好きなのか?」
アルミン「いや、そういうわけじゃないけど。サシャってバカだけど可愛いし羨ましいなってだけだよ」
ジャン「そうか?俺はごめんだけどな」
マルコ「ジャンはミカサ以外どうでもいいってだけだろ」
コニー「まあ、できればサシャとできててくれたほうが、寮で気使わなくていいからいいな」
アルミン「そうだね。それにしてもベルトルトも隅に置けないな」
125 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/16(水) 01:27:07 ID:9R.2a6kM
―――――
――――
―――
―男子風呂―
ベルトルト「ああ…とうとうこの時間が来ましたか」ボソボソ
ライナー「落ち着け。風呂入って、着替えて寝るだけだ。さっきもベルト付けるので脱いだろ?」
ベルトルト「そうですけど。下着は履いてましたから」ボソボソ
ライナー「いいから、さっさと脱げって」グイッ
ベルトルト「ちょっと、やだ!やめて!」
ライナー「バ、バカ!でかい声出すなっ!」アセアセ
126 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/16(水) 01:28:00 ID:9R.2a6kM
ジャン「……」
コニー「……」
アルミン「……」
エレン「……」
マルコ「……」
ベルトルト「いやっ!恥ずかしいっ!やだっ!」
ライナー「変な声出すなーー!!!こっちが恥ずかしいっ!!下着から手離せ!さっさとしろ!」グイグイ
ジャン「……」
コニー「……」
アルミン「…えっと」
127 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/16(水) 01:28:46 ID:9R.2a6kM
エレン「…さ、風呂入るか」
マルコ「…そ、そうだね」
ベルトルト「うっうっ…見ない…何も見ない」
ライナー「ほら、こうして布を腰に巻いとけば見なくてすむだろ。目を開けろ」
ベルトルト「だって…」
ライナー「ほら、手どけて目を開けろ」グイッ
ベルトルト「…」
ライナー「なっ、ベルトルトのは布の下だ。下着と一緒だ」
ベルトルト「ーーーっ///」
ライナー「なんだ?」
128 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/16(水) 01:29:23 ID:9R.2a6kM
ベルトルト「ライナーはなんで何も巻いてないんですかあああ!!!!見ちゃったじゃないですかああ!!!!」
ライナー「えっ!?あっ!!す、すまん!!」
ベルトルト「ああああああ!!!お嫁に行けない!!!」
ライナー「行けるって!いいからもう、手間かけさせないでくれ!」
ズルズル
コニー「ベルトルトが引きずられてくるぜ」
ジャン「あいつおかしいよな…気持ち悪い…」
マルコ「うん。気持ち悪いね」
アルミン「うん…」
129 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/16(水) 01:30:07 ID:9R.2a6kM
エレン「もうほっとけよ」
ベルトルト「ふううう…おっきいの見ちゃった…見ちゃった」グスグス
ライナー「いつまでもグズグズ言うな。さっさと体洗って出るぞ」
ベルトルト「うん…」ゴシゴシ
ベルトルト「あの…ライナー」
ライナー「なんだ?」
ベルトルト「股間の…どうやって洗ったらいいんですか?」
ライナー「…何も考えず洗え」
ベルトルト「さ、触れません…洗ってください」
ライナー「できるか!しょうがないな。桶に湯を張って、そこに突っ込んでジャブジャブしろ。とりあえず洗わないよりいい」
ベルトルト「は、はい。じゃあ桶にお湯入れてと…ちゃぽんっと…」
130 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/16(水) 01:30:55 ID:9R.2a6kM
ライナー「…」
ジャン「おい、ベルトルトのやつ、桶に股間突っ込んでユラユラしてるぞ…」
コニー「うわっ…」
アルミン「な、なんだろね?あ、あはは…」
エレン「…きめぇ」
マルコ「僕はなんか怖いよ…ベルトルト怖い」
ライナー(サシャのやつ、世話が焼けるな…疲れる。まあ、なんとか風呂はこれからもこれでいけそうだが。ベルトルトのやつは大丈夫だろうか?)
―――――
――――
―――
131 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/16(水) 01:31:42 ID:9R.2a6kM
―女子寮―
サシャ「…」
ユミル「おい、さっさと風呂行くぞ。何固まってんだよ?」
サシャ「お、お風呂…」
クリスタ「どうしたの?行こう?」
サシャ(どうしよう。サシャの体もだけど、ほ、他の女子の体も見ちゃう…本音では行きたいけど、アニもいるし、ホイホイ行くわけにはいかないし、どうすればいいんだ!?)
アニ(風呂か…ちょっと不自然になるけどフォローしたほうがいいね)
アニ「サシャ、生理になったから後でシャワーだけ浴びるって言ってたよね」
サシャ「!!そ、そうです!そうですね」
クリスタ「そうだったんだ。もしかしてそれで今日大人しくなってたの?大丈夫?
132 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/16(水) 01:32:47 ID:9R.2a6kM
サシャ「はい。そうなんです」
アニ「私も一緒だから、後で一緒にシャワー行こう、サシャ」
サシャ「はい。ありがとうございます」
サシャ(ふ、ふぅ。なんとかなったみたいだ。よかった…)ドキドキ
ユミル「ふーん…」
アニ(ユミルは疑ってるようだね。皆が風呂に行ったらベルトルトに注意しておこう)
―――――
――――
―――
サシャ「皆いなくなったね」
アニ「そうだね。あんた、ユミルが疑ってるようだから気をつけなよ」
133 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/16(水) 01:33:44 ID:9R.2a6kM
サシャ「あ、やっぱりか。気をつけるよ。ありがとう」
アニ「ああ」
サシャ「なんか、こうしてゆっくり二人で話すの久しぶりだね」
アニ「そうだね。見た目も声もサシャだから変な感じだけど」
サシャ「サシャといえば、今日の見た?ひどいよね。僕おとなしくしててって言ったのにあれだよ」
アニ「そうだね。でも面白かったよ」クスッ
サシャ「笑わないでよ!恥ずかしかったんだから…」
アニ「ごめんごめん」
サシャ「あの、あのさ」
アニ「ん?」
134 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/16(水) 01:34:39 ID:9R.2a6kM
サシャ「サシャの体だと、アニの顔が近くてそれだけはいいなって思うんだ」
アニ「ふーん…」
サシャ「それだけだけど」
アニ「あんた、サシャの体見たり触ったりしてないだろうね?」
サシャ「し、してないよ!」
アニ「あんたのフォローもするけど、サシャの体に変なことしないかも一応見張ってるから、そのつもりでね」
サシャ「僕ってそんなことしそうかな?」
アニ「一応男だからね。全然興味ないってことはないだろ?」
サシャ「それは…そうだけど。僕は…す…(好きな人がいるしっ…)」
アニ「ま、あんたにそんな度胸無いか」
135 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/16(水) 01:35:15 ID:9R.2a6kM
サシャ「…」
アニ「あるの?」
サシャ「な…無いけど…」
アニ「ならいいけど。真面目なのはあんたのいいとこだ」
サシャ「あ、ありがとう///」
サシャ(ああ、アニとふたりっきりでいれるなんて嬉しいな。これで僕の体だったら最高なんだけど)
―――――
――――
―――
―男子寮―
ライナー「さ、寝るか」
ベルトルト「はい」
136 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/16(水) 01:35:50 ID:9R.2a6kM
ライナー「…」ジーッ
ベルトルト「なんです?」
ライナー「別になんでもないが。見張ってるだけだ」
ベルトルト「寝るだけなんですから、そんな見てなくて大丈夫です」
ライナー「いや、お前は行動が読めんから寝付くまで見張っておく」
ベルトルト「心配ご無用ですけどねぇ」ゴロン
ライナー「…」ジーッ
ベルトルト「…」
ライナー「…」ジーッ
ベルトルト「あの、気になって寝れませ…」
コニー「おーい、ライナー、ベルトルト!」
137 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/16(水) 01:36:25 ID:9R.2a6kM
ライナー「なんだ?コニー」
コニー「アルミンたちと本の交換すっから、お前らもどうだ?」
ベルトルト(そういえばベルトルトが暇な時は本を読むよう言ってましたね)
ベルトルト「参加する」
ライナー「いや、寄せ」
ベルトルト「だって本読まないと」
コニー「どっちでもいいぜ?参加するなら自分の本も出してくれよ?交換会だからな」
ライナー「ベルトルト。お前は参加しなくていい」
ベルトルト「でも、暇なときに読む本がいるし」
ライナー「ここにベルトルトの本がある。これを読めばいい」
ベルトルト「あ、これですか。結構持ってますね」
138 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/16(水) 01:36:59 ID:9R.2a6kM
ライナー「いいか、戻るまでなるべく社交的なことはするな。気をつけてくれよ?」
ベルトルト「わかりました。本はこれだけあればいいですね…ん?枕の下にも本がありますね?」グイッ
ライナー(あっ!その本は…)
ベルトルト「えーっと、カンノウ…?」ペラペラ
ライナー「そ、それは読まなくていい!」バッ
ベルトルト「あっ!読みたいのに!」
ライナー「ダメだ!これはダメだ!」
ベルトルト「ええっ!なんでですか!返してください!」バッ
ライナー「うわっ!そのでかい体で乗っかってくるのはやめろ!」
ベルトルト「だってライナーが…」
139 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/16(水) 01:37:33 ID:9R.2a6kM
ライナー「重い!どけっ」
ベルトルト(はっ!私ったら、ライナーを押し倒してしまいました…)
ベルトルト「ご、ごめん///」モジモジ
ライナー「いいから、どいてくれ」
コニー「おい…あいつら」
ジャン「もう何も言うな」
アルミン「あ、この本いいな」アセアセ
―――――
――――
―――
―女子風呂―
サシャ「じゃあシャワー浴びてくる」
アニ「ああ。私はここで見張ってるよ。…サシャの体、必要以上に見たり触ったりしちゃダメだからね
140 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/16(水) 01:38:19 ID:9R.2a6kM
サシャ「わかってるって…///」
ガラガラ…ピシャッ
サシャ(とは言ったものの。ごめん。見るよ!!)ヌギヌギ
サシャ(お…おおお…。この膨らみは…)ムニムニ
サシャ「や、柔らかいっ…す、すごいぞ!なかなかのボリュームだ」
アニ「おい、なにしてんだい」ジトッ
サシャ「わああああ!アニ!外見張ってるんじゃなかったの!?違うんだっ!」
アニ「なにが違うんだっ!気になって覗いてみたらこれだ。蹴られたいなら蹴ってやるよ!」シュッ
サシャ「あっ!ダメ!蹴らないで!これサシャの体だからっ!」
アニ「はっ!それもそうだね。元に戻ったらひっくり返してやるから覚えときな」
サシャ「ううっ。出来心なんだ…」
141 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/16(水) 01:39:08 ID:9R.2a6kM
アニ「うるさい。言い訳はいいからシャワー浴びな」
サシャ「う、うん」
サシャ(ああ…なんてとこ見られたんだ…最悪だ…)
シャーッ
サシャ(うーん、サシャも華奢に見えるけど筋肉ついてるなあ。でも出てるとこは出てるし、くびれもあるし、スベスベだし…これはなかなか…)チラッ
アニ「見ない!」
サシャ「はいっ!」ビクッ
―――――
――――
―――
―男子寮―
ベルトルト「スピーッ…くかーっ」ゴロン
ライナー(寝たか…ふああ…)
142 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/16(水) 01:39:52 ID:9R.2a6kM
ベルトルト「うーん…お肉ぅ」
ライナー(肉の夢見てるのか)
ベルトルト「お肉…」モゾモゾ
ライナー(ん?こっちに寄ってくるんじゃない…)
ベルトルト「肉…」アーン
ライナー(齧られたらたまらんから、デコピンしてやるか)
ライナー「こら、俺は肉じゃないぞ」
ピシッ
ベルトルト「んあ?」パチッ
ライナー「寝ぼけて俺を食うのはやめてくれよ?」
143 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/16(水) 01:40:49 ID:9R.2a6kM
ベルトルト「ん?ライナー?なんで女子寮に?」ボーッ
ライナー「ここは男子寮だ。お前ベルトルトだろ」
ベルトルト「んー?私は…ベルトルトではありません…」モゾモゾ
ライナー「お、おい、抱きついてくるな…」
ベルトルト「うー。あったかい…お父さぁん…」ギュウッ…
ライナー「いや、お前…これは…」アセアセ
ライナー(ぐっ…ベルトルトの力が強くて引き剥がせないっ…)
ベルトルト「ぐうーっ」
ライナー(まあいいか。体はベルトルトだし、問題無いか…無いかぁ?)
ベルトルト「スピスピ…」
ライナー(見た目はベルトルトなのに、なんか可愛いんだが…いかん。おかしい。寝よう)
144 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/16(水) 01:41:43 ID:9R.2a6kM
―――――
――――
―――
―女子風呂―
アニ「さ。戻って寝るよ」
サシャ「うん(うわああっ。お風呂上がりのアニだあああ)」ドキドキ
アニ「あんたさ、寝相悪いって男子が言ってたけど、大丈夫なの?」
サシャ「うん…アニとはベッド違うんだ?」
アニ「一緒のほうがいい?」
サシャ「うえっ!?ア、アニがいいなら…僕はどっちでもっていうか、そのほうが安心だなっ!」ドキドキ
アニ「風呂だけでも不自然なのに、それ以上は無理だよ。自分でなんとか気をつけてくれないと」
サシャ「あ、うん…」
アニ「そんな心配そうな顔されると私も心配になるんだけど」
145 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/16(水) 01:42:24 ID:9R.2a6kM
サシャ「ごめん。大丈夫だよ」
サシャ(心配なんじゃなくて、アニと一緒に寝れないんだってがっかりしただけなんだ…)
―女子寮―
ユミル「よ、おかえり」
クリスタ「おかえりー」
アニ「ああ」
サシャ「どうも」
アニ「じゃ、おやすみ」
サシャ「おやすみなさい」
サシャ(えっと、サシャの布団はこれだな)ポスン
サシャ(女の子の布団…///)ドキドキ
146 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/16(水) 01:43:15 ID:9R.2a6kM
サシャ(…犬みたいな匂いする…)ガッカリ
ユミル「さーて、寝るか」ゴロン
サシャ(あれ?もしかして隣ってユミル!?)
ユミル「どうしたよ?」
サシャ「いえ、別に」
クリスタ「皆~、灯り消すよ?」
ミーナ「はーい」
ミカサ「わかった」
サシャ「どうぞ」
クリスタ「はい、消灯でーす」
ユミル「ふう…」
147 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/16(水) 01:43:56 ID:9R.2a6kM
サシャ(ああ…疲れたな。目が覚めたら戻ってたらいいんだけど…)ゴロン
サシャ(寝る前にちょっと胸触っちゃお…あ~柔らかいなあ…これ癒されるなあ)モミモミ
ユミル「おい、サシャ」ゴソゴソ
サシャ「!!ごめん!ごめんなさい!!」バッ
ユミル「は?なんだよ。まだ何も言ってないだろ?なあ、今日もちょっと冷えるから、もっとこっちこいよ」グイッ
サシャ「へ!?」
ユミル「お前体温高いからあったかくて丁度いいんだよな」ギュウッ
サシャ(えっ!?ええっ!?ユミルが背中に密着して…む、胸かな!?当たってる…ど、どうしよう)ドキドキドキ
ユミル「あー、お前ってやっぱちょっと獣くせーなっ。狩猟民族だからか?クリスタはいい匂いなのになー」
サシャ(け、獣くさいっ!?)ガーン
148 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/16(水) 01:45:34 ID:9R.2a6kM
ユミル「まあいいけどよ…おやすみ」
サシャ(うあっ!耳元で息吹きかけないでよっ!)ビクッ
サシャ「お、おやすみなさい…///」
ユミル「ダハハ、ビクってしてやんの…」
サシャ(さっきユミル、『今日も』って言ってたけど、サシャとユミルはいつもこんなことしてるのかな?女子ってすごい…ああ、ユミルに抱きつかれてるのが気になって寝れないよ…)ドキドキドキ
―――――
――――
―――
―朝・男子寮―
ジャン「おい…見ろよこれ…」
コニー「ライナーとベルトルトが抱き合って寝てるな…」
Related Articles関連記事
進撃の巨人(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ
『進撃の巨人』とは、諫山創による日本の漫画作品。『別冊少年マガジン』で連載されていた。ジャンルはダークファンタジーであり、人類存亡をかけて巨人との戦いに挑む人々の物語が描かれている。巨大な壁に守られた人類達の元に、圧倒的な力を持った「巨人」が出現。主人公のエレン・イェーガーは目の前で母を捕食され、巨人の殲滅を誓う。日本国内だけでなく、海外からの人気も高く、テレビアニメや実写映画化をはじめ、様々なメディアミックス展開がされている。
Read Article
進撃の巨人の九つの巨人まとめ
『進撃の巨人』とは、諫山創によるダークファンタジー漫画およびそれを原作としたアニメ・小説・ゲーム・映画などのメディアミックス作品。人類を無差別に殺す謎の生命体「巨人」が存在する世界を舞台に、巨人を駆逐することに執念を燃やす主人公エレン・イェーガーの戦いを描く。作中ではエレン以外に巨人化の能力を持つ人物が登場し、それらは「九つの巨人」と呼ばれている。「九つの巨人」はそれぞれ「始祖の巨人」や「鎧の巨人」などの固有名称を持ち、普通の巨人とは一線を画す特殊技能を持っている。
Read Article
進撃の巨人の恋愛関係・カップル・カップリング・夫婦・恋人まとめ
『進撃の巨人』は、諫山創原作の漫画である。少年漫画雑誌『別冊少年マガジン』で2009年から連載された。突如現れた巨人により人類は滅亡の危機にさらされるが、巨大な壁を建設することで100年間平和を保ってきた。しかしある日超大型巨人が壁を蹴破り、人類は再び巨人の襲来に遭う。巨人に母を捕食された主人公・エレンは、巨人のせん滅を誓って調査兵団に入団する。大迫力の戦闘シーンの合間には、エレンや幼なじみのミカサらをめぐる恋愛要素も描かれている。
Read Article
進撃の巨人の壁・地区・歴史情報まとめ
『進撃の巨人』とは、諫山創によるダークファンタジー漫画およびそれを原作としたアニメ・小説・ゲーム・映画などのメディアミックス作品。人類を無差別に殺す謎の生命体「巨人」が存在する世界で、生き残った人類は3重の壁を築き、その内側でかろうじて命脈を繋いでいた。しかしそんなある日、壁を超える巨体を持つ「超大型巨人」によってシガンシナ区の扉が壊され、巨人の大群が壁内に侵入。人類は活動領域の後退を余儀なくされた。巨人に母親を殺されたエレンは、全ての巨人を駆逐することを心に誓う。
Read Article
進撃の巨人の回収済み・未回収の伏線・謎まとめ
『進撃の巨人』とは、諫山創によるダークファンタジー漫画、およびそれを原作としたアニメである。2009年から少年漫画雑誌『別冊少年マガジン』で連載された。正体不明の巨人の脅威に怯える人類は、強固な壁を作り100年間の平和を実現していた。しかしある日超大型巨人が壁を破壊し、人類は再び巨人に襲撃される。巨人に母親を喰われたエレン・イェーガーは巨人を駆逐するために調査兵団に入団。巨人との対戦の中で、巨人の正体やエレンたちの出生の秘密など、たくさんの伏線が明かされてゆく。
Read Article
北欧神話徹底解説・考察まとめ!おもしろくて分かりやすい!
北欧神話(ほくおうしんわ)とは、キリスト教が広まる以前にノルド人(ノース人)が信仰していた神話体系。ノルド人がスカンジナビア半島を勢力圏としていたため、スカンジナビア神話とも呼ばれている。口伝によって伝えられていたが、13世紀頃、アイスランドの詩人スノッリ・ストゥルルソンによって『エッダ』という書物にまとめられた。 「滅亡の運命」が定められた神々の隆盛と終焉を描いており、全体的に暗い印象のエピソードが多い。物語全体の完成度が高く、漫画などの現代の創作物においてもたびたび題材として用いられる。
Read Article
進撃の巨人の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
『進撃の巨人』とは、巨人たちに立ち向かう人類の戦いと世界の謎を描いた、諫山創による漫画作品。人類を守る壁を破壊し侵入した巨人によって両親を喪った少年エレン・イェーガー。巨人を滅ぼすためエレンは調査兵団に参加し、巨人との戦いに身を投じる。作品の人気が高まるに従い、個々のキャラクターへの注目も高まって、彼らが発した心揺さぶるセリフに惹かれる読者も増えていった。巨人という死に直結する敵が常に存在する世界での物語は、数々の名言を生み出した。
Read Article
進撃の巨人の歴代OP・ED主題歌・挿入歌まとめ
『進撃の巨人』とは諫山創によるダークファンタジー漫画及びそれを原作としたアニメ・映画・ゲームなどのメディアミックス作品。この記事では、『進撃の巨人』のアニメに使用された歴代のオープニング・エンディング主題歌・挿入歌と、実写映画、アニメ映画などの主題歌を紹介する。
Read Article
ユミル・フリッツ/始祖ユミル(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ユミル・フリッツは『進撃の巨人』の登場人物で、「始祖ユミル」とも呼ばれている。エルディア人こと「ユミルの民」の始祖となった女性で、光るムカデのような生物と接触したことで彼女は「始祖の巨人」の能力を得たとされている。マリア・ローゼ・シーナという名前の3人の娘達がおり、パラディ島の3重の壁は彼女達の名前から名付けられた。ユミルの死後、巨人化能力は3人の娘達に引き継がれ、さらに子々孫々に脈々と継承されることとなった。
Read Article
ジーク・イェーガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ジーク・イェーガーとは『進撃の巨人』の登場人物で主人公エレン・イェーガーの異母兄。「獣の巨人」の継承者として調査兵団の前に立ちはだかり、高い投擲能力で多くの兵士を殺傷した。「九つの巨人」の継承者で組織されるマーレの戦士部隊のリーダーであり、多くの戦場でマーレに勝利をもたらしてきた。しかしその真の目的はエルディア人の救済であり、全てのエルディア人から生殖能力を奪うことで巨人の力を巡るこれ以上の悲劇を起こらないようにしたいと考えている。
Read Article
リヴァイ・アッカーマン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
リヴァイ・アッカーマンとは『進撃の巨人』の登場人物であり、調査兵団に所属する兵士長。1人で1個旅団(約4000人)並みの戦力を持つとされ、「人類最強の兵士」として名高い。三白眼と刈り上げた髪型、小柄な体格が特徴で、ブレードを逆手に持って回転しながら巨人の肉を切り刻む戦闘スタイルを好んでいる。性格は冷静沈着で無愛想。スラム出身ということで言動も粗暴である。神経質で潔癖症だが、部下の最期を看取る際には汚れを気にせず手を握るという仲間想いの一面もある。
Read Article
エレン・クルーガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
エレン・クルーガーとは『進撃の巨人』の登場人物で、ユミルの民であることを偽造してマーレ人になりすまし、マーレ治安当局の職員として潜入していたエルディア復権派のスパイである。9つの巨人の1つである「進撃の巨人」の力を身に宿し、通称「フクロウ」と呼ばれている。 ユミルの呪いによって寿命が近い自分の代わりに、グリシャ・イエーガーにエルディア復権の願いを託して壁の中へ行くよう指示した。その後進撃の巨人を継承させる為無垢の巨人化したグリシャに捕食され、スパイとしての任務を果たし、その生涯を終えた。
Read Article
アニ・レオンハート(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
アニ・レオンハートとは、『週刊少年マガジン』に連載されている諫山創原作の漫画・テレビアニメ作品に登場する人物である。主人公のエレン・イェーガーと同じ第104期訓練兵団に所属し、卒業後は憲兵団に入団する。口数が少なく感情を表に表さないため、取っ付きにくい印象を与える性格。しかし格闘技に優れており、冷静な判断を下せるため訓練兵団卒業の際は4位の成績を収める実力の持ち主。
Read Article
フロック・フォルスター(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
フロック・フォルスターとは『進撃の巨人』の登場人物で、104期訓練兵団の卒業生。当初は駐屯兵団に所属していたが、ウォール・マリア最終奪還作戦の前に調査兵団に移籍した。「獣の巨人」を倒すための特攻作戦では唯一生き残り、瀕死のエルヴィン団長をリヴァイ達の元へ連れて行った。その後はエレンをパラディ島の救世主として祭り上げる「イェーガー派」の中心人物として、兵団総統を暗殺しクーデターを先導した。
Read Article
エレン・イェーガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
エレン・イェーガーとは諫山創による漫画『進撃の巨人』の主人公。壁の外の世界に強い憧れを持っており、幼少期から調査兵団に入ることを目指してきた。その想いは、母親を巨人に食い殺されたことで一層強まり、調査兵団に入って巨人を駆逐することを心に誓う。性格は熱血漢で直情的。無鉄砲と思えるほどの勇敢さから、強大な巨人相手にも物怖じせずに向かっていく。命の危機に瀕した際に巨人化する能力に目覚め、人類の自由のためにその力を振るっていくことになる。
Read Article
グリシャ・イェーガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
グリシャ・イェーガーとは『進撃の巨人』の登場人物で主人公エレン・イェーガーの父。シガンシナ区で診療所を開き街の人々から尊敬を集めていたが、シガンシナ区に巨人が流入した後行方不明となる。失踪直前エレンに巨人化の薬を打ち込み、世界の真実が隠された自宅地下室の鍵をエレンに託した。物語中盤で彼が壁外の世界から「始祖の巨人」奪還のためにやってきた巨人化能力者であったことが明らかとなる。
Read Article
ピーク・フィンガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ピーク・フィンガーとは『進撃の巨人』の登場人物で「車力の巨人」の継承者。「九つの巨人」継承者で構成されるマーレの戦士の一員として、数々の戦場で功績を打ち立ててきた。当初は始祖奪還計画に参加せずマーレ本国を守っていたが、850年「獣の巨人」であるジーク・イェーガーと共にパラディ島に上陸する。ウォール・マリア奪還を狙う調査兵団との決戦では後方支援を担当し、負傷したジークと「鎧の巨人」であるライナー・ブラウンの逃走を助けた。性格はマイペースだが、冷静沈着で判断力に優れている。
Read Article
ファルコ・グライス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ファルコ・グライスとは『進撃の巨人』のキャラクターでマーレの戦士候補生。戦士候補生の同期であるガビ・ブラウンに好意を抱いており、彼女を救うために「鎧の巨人」継承を目指している。内気な性格だが、「悪魔の末裔」と言われるパラディ島の人々に対しても自分達と変わらない人間だと捉える優しい心の持ち主。心的外傷を負った兵士にも親切に接しており、そこでクルーガーと名乗る負傷兵と出会い、交流を深めていく。
Read Article
キース・シャーディス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
キース・シャーディスとは『進撃の巨人』の登場人物で第104期訓練兵団の指導教官。スキンヘッドに顎ひげを生やした強面の男性で、訓練兵の間では鬼教官として恐れられている。元々は第12代団長として調査兵団を率いていたが、無謀な壁外調査を繰り返し多くの部下を死なせたにもかかわらず成果を残せなかったことから、自分の無能を悟りエルヴィン・スミスに団長職を引き継がせた。主人公エレンの父親であるグリシャ・イェーガーとは以前から面識があり、彼が消息を絶つ直前に顔を合わせた最後の人物である。
Read Article
ロッド・レイス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ロッド・レイスとは、「進撃の巨人」に登場するキャラクターである。壁内人類の真の王家であるレイス家当主。実質的には壁内での最高権力者である。ウーリ・レイスの兄であり、フリーダ・レイスやヒストリア・レイスの父親。正妻との間に5人の子がいたが、当時使用人として働いていたアルマとも関係を持ち、ヒストリアが産まれたことにより、事実的には子供は6人。だがグリシャにより正妻との間の子は皆殺されてしまい、生き残っている子供はヒストリアただ1人である。
Read Article
ダイナ・フリッツ(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ダイナ・フリッツとは『進撃の巨人』の登場人物。主人公エレンの父親グリシャの前妻で「獣の巨人」ジークの母。その正体はフリッツ王家の末裔。ストーリー上、巨人の歴史と王家の情報を語る重要な役割を持つ。パラディ島に移住することを拒みマーレに留まった一族は、代々巨人の情報を隠し持っており、その末裔であるダイナはエルディア復権派と共に始祖の巨人の奪還を企てるが、計画は息子ジークの密告により失敗。ダイナは巨人化後、グリシャの後妻であるカルラを捕食する。最期はエレンの持つ座標の力で巨人の群れに喰われた。
Read Article
ケニー・アッカーマン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ケニー・アッカーマンとは『進撃の巨人』の登場人物で、中央第一憲兵団対人立体機動部隊の隊長。かつて「切り裂きケニー」の異名を取った大量殺人鬼だったが、ウーリ・レイスとの出会いを経て現在は中央第一憲兵団に所属し対人戦闘を専門とする部隊を率いている。リヴァイ・アッカーマンの育ての親であり、彼に戦闘技術を教えた人物でもある。その戦闘能力はリヴァイと同等かそれ以上であり、対立した調査兵団を大いに苦しめた。
Read Article
ヒッチ・ドリス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ヒッチ・ドリスとは『進撃の巨人』の登場人物で、憲兵団の新兵。アニ・レオンハートとは同期でルームメイト。ウェーブヘアが特徴の少女で、軽薄で不真面目な言動が多い。他の新兵同様安全な内地で楽をするために憲兵団に入ったが、実は機転の利くところがある。アニのことは愛想のない同期だと思っていたが、ストヘス区の戦闘以降行方不明になったことを心配しており、アニの正体が「女型の巨人」であることを知って大きなショックを受けていた。同期のマルロ・フロイデンベルクに好意を持っているが、マルロ本人は気づいていない。
Read Article
エルヴィン・スミス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
エルヴィン・スミスとは『進撃の巨人』の登場人物であり、調査兵団第13代団長である。調査兵団は人類の生存圏を広げることを目的とし、日々巨人との死闘を繰り広げている。その類まれなる頭脳と判断力から大きな功績を挙げているが、目的のためなら手段を選ばない非情さから「悪魔的」と称されることもある。彼の真の目的は世界の真実を解き明かし、「人類は王家によって記憶を改竄された」という父の仮説を証明すること。人類最強と称されるリヴァイ兵士長を調査兵団に入れたのも彼である。
Read Article
ベルトルト・フーバー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ベルトルト・フーバーとは『進撃の巨人』の登場人物で調査兵団団員。第104期訓練兵団を3位で卒業し、どの分野でもそつなくこなすことができる優秀な人物である。ただし優柔不断で判断を他人に任せる傾向があり、積極性に欠けることから他の同期と比べると少し影が薄い。その正体は、ウォール・マリア陥落の主因となった「超大型巨人」であり、始祖奪還作戦のために大国マーレから派遣された「マーレの戦士」の1人だった。任務を達成し故郷に帰ることを切望していたが、結局その願いは叶わず異国の地で命を落とすこととなる。
Read Article
ポルコ・ガリアード(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ポルコ・ガリアードとは『進撃の巨人』の登場人物で「顎の巨人」の継承者。「九つの巨人」継承者で構成される「マーレの戦士」の一員として、「顎の巨人」の持ち味である硬い顎と牙や俊敏性を活かし数々の戦場で活躍している。戦士候補生時代の同期であるライナー・ブラウンとは「鎧の巨人」継承権をめぐって争ったライバルだった。自分ではなく能力の低いライナーが「鎧の巨人」継承者として選ばれたことや、兄のマルセルがライナーをかばって巨人に食われたことから、ライナーに対して悪感情を抱いている。
Read Article
ライナー・ブラウン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ライナー・ブラウンとは『進撃の巨人』の登場人物で調査兵団の団員。主人公エレン・イェーガーとはウォールローゼ南区第104期訓練兵団時代の同期である。責任感が強く、リーダーシップもあることから同期の中ではまとめ役を担っていた。しかし、その正体はウォール・マリアを破壊した「鎧の巨人」であり、始祖奪還を目的にパラディ島に送り込まれたマーレの戦士である。正体が判明した後はたびたびエレン達と対立し、始祖の力を巡って死闘を繰り広げていく。
Read Article
ガビ・ブラウン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ガビ・ブラウンとは『進撃の巨人』の登場人物で、「マーレの戦士」候補生。天真爛漫で型破りな性格で、憧れの従兄であるライナーから「鎧の巨人」を継承するため日夜訓練に励んでいる。パラディ島のエルディア人を悪魔の末裔として強く憎んでおり、彼らを皆殺しにして自分達善良なエルディア人を収容区から解放することを願っていた。しかし成り行きでパラディ島に渡ることとなり、そこで出会った人々との交流からガビの考え方は変化し始める。
Read Article
ハンジ・ゾエ(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ハンジ・ゾエとは『進撃の巨人』の登場人物で調査兵団所属のベテラン兵士。初登場時は分隊長だったが、後にエルヴィン・スミス団長の後を継いで調査兵団第14代団長に就任する。ゴーグル(平常時は眼鏡)を着用し、茶髪を無造作に1つにまとめた中性的な外見をしている。明るく聡明な人物だが、巨人に対する情熱は人一倍で変人揃いの調査兵団内でも特に異彩を放っている。ウォール・マリア最終奪還作戦以降は左目を負傷したことから眼帯を着用している。
Read Article
ダリス・ザックレー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ダリス・ザックレーとは『進撃の巨人』の登場人物で憲兵団・駐屯兵団・調査兵団の3つの兵団を束ねる総統。特別兵法会議においてエレン・イェーガーの処遇を調査兵団に委ねた人物である。王政編では調査兵団団長のエルヴィン・スミスや駐屯兵団司令官のドット・ピクシスらと共にクーデターに加担する。実はエルヴィンが決起する以前から王政に根深い嫌悪感を抱いており、密かに体制転覆の機会をうかがっていた。王都制圧後は身柄を拘束した王政幹部達に喜々として拷問を行っている。
Read Article
アルミン・アルレルト(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
アルミン・アルレルトとは『進撃の巨人』の登場人物で、主人公エレン・イェーガーの幼馴染。金髪ボブカットの中性的な外見を持つ。大人しいが芯の強い勇敢な性格で探求心が強い。祖父の影響で人類はいずれ壁の外に出るべきだという思想を持っており、エレンが外の世界に憧れるようになったのもアルミンの影響である。小柄で身体能力は低いものの、知能や判断力はずば抜けており、エレンや調査兵団の窮地をその知略で度々救っている。
Read Article
進撃!巨人中学校(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ
『進撃!巨人中学校』とは中川沙樹が描く、諫山創の『進撃の巨人』の公式学園パロディ漫画。2015年にProduction I.G製作でアニメ化。前半をアニメパート、後半を出演声優たちによるバラエティ番組の実写パートとして30分枠で放送。中学生になったエレン・イェーガーは進撃中学校へ入学する。学校には巨人も在籍しており、エレンは巨人に恨みを持っており巨人を駆逐しようと非公式部活「調査団」へ入部した。
Read Article
ミカサ・アッカーマン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ミカサ・アッカーマンとは諫山創による漫画『進撃の巨人』の登場人物で、主人公エレン・イェーガーの幼馴染。本作のヒロイン的ポジションで、幼い時にエレンに助けられた経験から、彼を守ることを自分の使命だと考えている。驚異的な身体能力を持ち、トップの成績で訓練兵団を卒業。実戦でも1人で複数の巨人を討伐する実績を残す。性格は寡黙で口下手だが、エレンのこととなると取り乱す一面もある。物語後半において、母方の祖先が東洋にあるヒィズル国将軍家だったことが明らかになった。
Read Article
クリスタ・レンズ/ヒストリア・レイス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
クリスタ・レンズ(ヒストリア・レイス)とは、諫山創による漫画『進撃の巨人』の登場人物。第104期訓練兵団卒業生であり、主人公エレン・イェーガーは同期の1人。小柄で温厚、思いやりのある可愛らしいアイドル的な存在として登場する。同期のユミルと仲が良い。成績10位以内に入っているが、実際はユミルからその座を譲られただけで身体能力は人並みである。本名はヒストリア・レイスといい、壁内世界の真の王家の末裔であることが後に発覚する。
Read Article
フリーダ・レイス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
フリーダ・レイスとは『進撃の巨人』の登場人物であり、レイス家の長女。黒髪で青い瞳を持つ。レイス家当主のロッド・レイスとその正妻の第1子として生まれた。表向きは地方の貴族として振る舞っているが、実際は壁内の真の王家の末裔。レイス家に代々引き継がれている特別な巨人能力を叔父のウーリ・レイスから引き継ぎ、宿している。本人の飾らない性格は多くの者から慕われており、妾の子である異母妹ヒストリアにも姉として優しく接していた。
Read Article
イェレナ(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
イェレナとは『進撃の巨人』の登場人物で反マーレ派義勇兵の中心人物。マーレに滅ぼされた国の出身で、「獣の巨人」継承者で王家の血を引くジーク・イェーガーの信奉者として活動し、パラディ島の近代化に大きく貢献した。ジークの提唱する「エルディア人安楽死計画」達成のためなら寝食を共にした仲間すら殺害する冷酷な性格の女性。しかし実際にはマーレの被害者というのは虚偽であり、「世界を救う英雄」に憧れているだけのごく一般的なマーレ人である。
Read Article