【進撃の巨人】ベルトルト「僕とサシャが入れ替わっトルト」【厳選名作SS】
進撃の巨人の厳選名作SSを掲載しています。今回はサシャとベルトルトの精神が入れ替わるやや長めのSSです。ちょっと笑えてほのぼのしたストーリーをお楽しみください。さらに後日談もあります。
ベルトルト「僕とサシャが入れ替わっトルト」
1 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 18:49:23 ID:Mxs6JLVg
ベルトルトとサシャに絡んだカップリング要素があるので、苦手な人は注意
2 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 18:50:00 ID:Mxs6JLVg
―男子寮―
ベルトルト(はあ~今日の訓練も疲れたな。寝る時間も少なくて体が重いや…)グッタリ
エレン「ベルトルト、もう寝るのか?」
ベルトルト「うん。エレンは寝ないの?」
エレン「俺は少し筋トレして寝る。一緒にしないか?」
ベルトルト「いや、遠慮しとく」
エレン「そっか、おやすみ」
3 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 18:50:34 ID:Mxs6JLVg
ベルトルト「おやすみ」
ベルトルト(エレン元気だな…。同じくらい疲れてるはずなのに。やっぱ精神が強いんだな)
アルミン「ベルトルト、寝るの?今からマルコと本の交換するんだけど、ベルトルトもしない?」
ベル「ごめん、しない」
アルミン「そっか。良かったら今度、交換してよ。ベルトルトの蔵書読みたいな」
ベルトルト「うん、今度ね」
アルミン「おやすみ」
4 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 18:51:16 ID:Mxs6JLVg
ベルトルト「おやすみ」
コニー「ベルトルト!聞いてくれよ!サシャのやつがよ…」
ベルトルト「うん、明日でいい?」
コニー「なんだよー、お前、もう寝るトルト?」
ベルトルト「うん。ねむトルトは寝るトルト」
コニー「ちぇっ、まあいいや。おやすみー」
ベルトルト「うん、おやすみ」
5 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 18:51:48 ID:Mxs6JLVg
ベルトルト(僕から話しかけることほとんどないのに、皆よく声かけてくれるよな。ちょっと嬉しいけどもっと影を薄くしたほうがいいのかな。でもこれ以上どうやって…ライナーに相談…)
ベルトルト(…あれ?そういえばライナーはどこ行ったんだろう?)キョロキョロ
ジャン「おい、ベルトルト」
ベルトルト「あ、ごめん。僕もう寝るから」ゴロゴロ
ジャン「さっき寮の裏でライナー見かけたんだけどよ、女といたぜ。なあ、あいつ彼女いるのか?」
ベルトルト「えっ!?彼女!?」
6 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 18:52:19 ID:Mxs6JLVg
ジャン「別にどうでもいいんだけどよ。流石に男子寮の近くで密会してんの教官に見つかったらまずいんじゃねぇかと思って。でもお前が知らなかったんなら彼女じゃねぇのかな?」
ベルトルト「僕、彼女がいるなんて聞いたことないよ」
ジャン「じゃあ、告白されてたのかもな」
ベルトルト「告白!?」ガバッ
ジャン「うわっ!」ビクッ
マルコ「どうしたの?」
アルミン「ジャン、ダメだよ。ベルトルトは眠いんだから起こしちゃかわいそうだろ」
7 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 18:52:51 ID:Mxs6JLVg
ジャン「起こしてねぇよ。ライナーが告白されてたのかもって言ったら、こいつが突然飛び起きたからびっくりしたんだよ」
アルミン「ああ、ライナーモテそうだもんね」
ベルトルト「モテそう!?」
マルコ「頼りがいあるし、女子にも男子にも優しいし、背も高いし逞しいし、モテそうだよね」
エレン「ライナーは社交的だしな」
コニー「うん、モテそうだな」
ベルトルト「そ、そんな…(まさか、まさかとは思うけど壁内で彼女作ったりしてないだろうな!?)」
8 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 18:53:28 ID:Mxs6JLVg
ジャン「まじかよ…あいつそんなモテそうか?女子とか怖がるんじゃねぇの?」
アルミン「わかってないなあ。強面なのに、話すと優しいってのがいいんじゃないか」
マルコ「そうそう。ミカサとか、アニみたいな近寄りがたいクールな子が仲良くなるとすっごい甘えん坊…って想像してごらんよ」
ベルトルト「…(アニ。可愛い…!)」
ジャン「ミカサ、クッソ可愛いぜ!」
マルコ「ま、そんな感じだよ。きっと」
ベルトルト(いかんいかん。アニ可愛いって言ってる場合じゃない!ライナーが彼女を作ってないか確認しに行かねば!)ドタドタ
9 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 18:54:04 ID:Mxs6JLVg
エレン「ベルトルト、どこ行くんだよ?寝るんじゃなかったのか?」
ベルトルト「ちょっとトイレ…」タタタタタッ
アルミン「あれはライナーを見に行ったね」
マルコ「そうだね。親友のことだから気になるんだろうね」
コニー「後で聞けばいいのにな」
ジャン「バカ。あの顔見なかったのか?あれは抜け駆けて彼女作るなんて許さんって顔だったぞ」
マルコ「ベルトルトってそういうの気にするのかな?」
10 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 18:54:49 ID:Mxs6JLVg
アルミン「ずっとライナーと一緒だから、気にするんじゃない?」
ジャン「おい、マルコ。お前は彼女いねぇだろうな?」
マルコ「ん?いるよ」
ジャン「は!?お、お前俺に内緒で…」ワナワナ
エレン「ああ、ベルトルトも今のジャンみたいな顔してたな」
コニー「へー。裏切られて悔しい、悲しいって顔だな」
アルミン「マルコ、ほんとに彼女いるの?」
11 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 18:55:27 ID:Mxs6JLVg
マルコ「いや。いないよ。ごめん、ジャン。嘘だ」
ジャン「う、嘘!?マルコ!て、てめぇ!!…でもま。だよな!そんな暇無いよな!」
アルミン「ね。毎日忙しいし、それどころじゃないよね」
マルコ「だね。ちょっといいなって思う子がいてもそこまで気が回らないよ。お互い兵士ってことを理解して節度ある付き合いができるならともかく、普通のカップルみたいにデートしたりマメに会ったりは難しいな」
コニー「俺は今のとこあんま興味ねぇなー」
エレン「俺も。なんかめんどくせぇし…」
アルミン「コニーやエレンはサシャやミカサとよく一緒にいるから、周りからしたら羨ましいのになあ。あの二人訓練兵の中でも可愛いしさ」
12 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 18:55:59 ID:Mxs6JLVg
ジャン「ほんとこんなこと言ってるやつにべったりとか、世の中おかしいぜ」ギロッ
エレン「なんだよ」
ジャン「なにがだよ」
エレン「俺のこと睨んだじゃねぇか」
ジャン「睨んだがどうしたよ?」
アルミン「あー!もうやめなって!」
マルコ「ジャン、みっともないよ」
ジャン「ふん!俺は寝る!」
13 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 18:56:46 ID:Mxs6JLVg
エレン「んだよ…俺も寝る」
コニー「皆寝るのかよ」
アルミン「僕はマルコと本の交換会するよ。コニーも混ざる?」
コニー「本かよ。俺持ってねぇし、読んでたら眠くなっちまうぜ」
マルコ「難しい本じゃないよ。コニーも好きな本だよ」
コニー「あ、エロいやつか?読む読む」
マルコ「…はっきり言うなって」
14 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 18:57:24 ID:Mxs6JLVg
アルミン「あはは…でも真面目な本もあるよ」
ジャン「なんだよ、そういう本なら俺も混じる」ノソノソ
エレン「俺も」
コニー「お前らも好きだなぁ」
ジャン「うるせぇな。お前もだろ」
エレン「アルミン見せてくれよ」
15 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 18:58:16 ID:Mxs6JLVg
アルミン「あ、うん。えっとこれが僕ので、こっちがマルコの…(ベルトルト、様子見るだけならいいんだけど。まあ、邪魔とかはしないよね)」
―――――
――――
―――
―男子寮の裏―
ベルトルト(どこだ!?ライナー)キョロキョロ
女子訓練兵「…なの、だから…」
ライナー「…」
ベルトルト(居た!)テテテテテ
16 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 18:59:03 ID:Mxs6JLVg
女子訓練兵「私とお付き合いしてください!」
ベルトルト(うっ!本当に告白だった!ラ、ライナーどう答えるんだ!?)
ライナー「俺は…」
ベルトルト(暗くてよく見えないけど、ライナーの好きそうな、女の子っぽい可愛い感じの子だぞ?でも、頼む!断ってくれ!ライナー!!本当の君は兵士じゃないんだぞ!)
ライナー「すまん。付き合えん」
ベルトルト(よし!よくやった!)
女子訓練兵「そ、そっか。あの、お友達からでも…」
17 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 18:59:44 ID:Mxs6JLVg
ベルトルト(食い下がるなあ。ライナー、情に流されちゃ駄目だよ!)
ライナー「俺に気持ちがあってそうしたいと言うなら、お互いにとって辛くなるだけだから忘れたほうがいい。気持ちに答えてやれない俺なんかやめておけ」
女子訓練兵「だ、ダメなんだね…。ごめん。わかった。ありがとう」
ライナー「すまん。だが、お前は可愛いからすぐいいやつが現れると思うぞ。それと、ありがとうな」
ポンポン
女子訓練兵「!!」ドキッ
ライナー「じゃあな。気をつけて帰れよ」スタスタ
女子訓練兵「うん…」ポーッ
18 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 19:00:24 ID:Mxs6JLVg
ベルトルト(うぉいうぉい!断っときながら頭ポンポンとか、よくやるよ。なんか女の子ポーっとしてるしさあ…。もっと撃沈させないとめんどくさい事になったらどうすんだよ。ちょっと釘さしとこう)テテテ…
ライナー(ふう、なんかこのところよく呼び出されるな。まいった)
ベルトルト「ライナー」ヌッ
ライナー「うおっ!?なんだ、ベルトルト!?もしかして見てたのか?」
ベルトルト「見てたよ。なんだよ今の。もっと嫌われるくらいに断らないとダメだろ」
ライナー「別に嫌われるほどの断り方しなくていいだろ」
ベルトルト「したほうがいいだろ!」
19 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 19:01:09 ID:Mxs6JLVg
ライナー「いや、しなくていい。好かれてるほうが万が一俺たちの正体がバレた時にかばってくれる可能性がある」
ベルトルト「えっ?」
ライナー「こっちが特別好きでなければ得に問題ない。殺すのをためらってくれるくらいには、好かれてるほうがいいだろ」
ベルトルト「そ、それもそうか…一理あるよ」
ライナー(よし。口からでまかせだったがベルトルトを黙らせることができたな)
ベルトルト「でも、断ってくれて安心したよ。ライナーに彼女がいなくて良かった…」
ライナー「どういう意味だ?」
20 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 19:01:43 ID:Mxs6JLVg
ベルトルト「ライナーが壁内の人間に情が移って付き合って子供や家庭を作って、俺の故郷はここだ…ってことにはならなさそうで良かったって意味だよ。君は兵士モードだと目が話せない」
ライナー「そうか。心配かけて悪いな。だがその辺はわきまえてるつもりだ。訓練と使命でそれどころじゃないしな」
ベルトルト「ならいいんだけど。好きな子もいない?」
ライナー「ん?…あ、ああ」
ベルトルト「ふーん…(あ、今目を逸したね。こりゃいるな)」
ライナー「お前はいないのか?」
ベルトルト「僕に関してそういう心配は無用だよ。壁内の女の子とどうこうなることは無い。それより、ライナー、好きな子いてもいいけどさ。来るべき時にはちゃんと気持ちにけじめはつけてよ。故郷に連れてくとか言わないでよ?」
21 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 19:02:23 ID:Mxs6JLVg
ライナー「ん?…ああ」
ベルトルト(あー。不安だ…)
ベルトルト「あとさ、あんまり女の子にモテないようにしてよ」
ライナー「モテてるか?」
ベルトルト「皆がライナーはモテるって言ってたよ。君は目立ちすぎ」
ライナー「そうは言ってもな。どうすりゃいいんだ」
ベルトルト「僕みたいに影薄く目立たないようにしてたらいいんだよ。ライナーばっか脳天気にモテてずるいし」
ライナー「努力はしてみるが。俺ばっかって言うが、お前も大人しくしてるからモテないってわけじゃないだろ。女子に人気が無いとは思えんぞ」
22 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 19:02:58 ID:Mxs6JLVg
ベルトルト「呼び出されたことも告白されたこともないよ」
ライナー「お前がスルーしてるだけじゃないのか?」
ベルトルト「そんなことない。僕はモテないよ。こないだ女子達が、僕は暗くて何考えてるかわかんないし、女子のこと避けるし優柔不断で気が弱そうだからちょっとねって言ってるの聞いたし…聞いたし…」ウルウル
ライナー「お、お前は顔悪くないし、高身長だし、強いし、頭もいいからな!使命が終わって影薄くするのやめたらめちゃくちゃモテる!モテるぞ!今は気づかれてないだけだ!」
ベルトルト「背が高すぎっていうか、全体的に長すぎって言われてたし…言われてたし…似たようなタイプなら社交的でリーダーもできるマルコのほうが良いって言ってたし…言ってたし…」ドヨーン
ライナー「俺が女なら放っておかないのになー!」
23 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 19:03:40 ID:Mxs6JLVg
ベルトルト「ライナーみたいな女なんかやだよ…」
ライナー「そ、そうか。すまん。(傷つくだろ…)」
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――――
―――
―次の日・食堂―
ベルトルト「あ、見てみてライナー、今日のパンいつもより長いよ!あはは…僕みたい…長い…」
ライナー「おい、いいかげん立ち直れ…」
コニー「のわっ!」
24 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 19:04:14 ID:Mxs6JLVg
ライナー「なんだ?」
ベルトルト「コニーとサシャだね」
コニー「おい、サシャ。なんだその黒いの?」
サシャ「これはこないだの山岳訓練で採ったキノコです。食べれるキノコです。前に食べましたから」クンクン
コニー「二股に別れてて気持ち悪ぃな」
ライナー「よお。相席いいか?」
サシャ「どうぞ」
コニー「構わないぜ」
25 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 19:04:57 ID:Mxs6JLVg
ライナー「サシャ、なんだそれ?」
サシャ「山で見つけたキノコです」
ベルトルト「うわ、気持ち悪い色と形。前失礼するね」ガタガタ
サシャ「でも食べれるんですよ」
ライナー「た、食べるのか?」
サシャ「とりあえず半分食べます!」ガブッ
ベルトルト(うぎゃああ!グロイのにサシャ度胸ありすぎだよ!)ブルッ
26 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 19:05:29 ID:Mxs6JLVg
サシャ「んー、根元が硬いですね。噛み切れない…」ガジガジ
ライナー「どんな味なんだ?」
サシャ「結構美味しいですね!」ガジガジ
コニー「うえ~」
ベルトルト「へえ…」
サシャ「うー。噛み切れ…ふんっ!」ガジッ
キノコの半分「ビュン!」
ポチャ…
27 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 19:06:02 ID:Mxs6JLVg
サシャ「あ!」
コニー「おっ!」
ベルトルト「うわっ!僕のスープの中に!」ガーン
ライナー「あーあ…」
サシャ「大丈夫ですよ!毒はありません!前私食べたけど1年以上何も起こっていません」モグモグ
ベルトルト「そんなの、サシャが異常に丈夫なのかもしれないだろ」
サシャ「大丈夫!大丈夫!でも嫌なら私がスープ貰い受けましょう!」
コニー「お前ずるいよな」
ベルトルト「嫌だよ。あげるなら交換だ」
28 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 19:06:43 ID:Mxs6JLVg
サシャ「いいですよ。もうほとんど残ってないですけど」
ベルトルト「…いいよもう。自分の食べるよ。でもキノコはグロいからとってくれ」
サシャ「はいはい。ひょいっと」モグモグ
ベルトルト「はあ…本当に大丈夫かな」カチャカチャ
ライナー「俺が交換してやろうか?」
ベルトルト「うーん、いいよ。一口食べてダメならサシャにあげるから」
サシャ「ベルトルト。やっぱり毒があるかもしれませんから、私が全部引き受けましょう」
ベルトルト「スープ欲しいだけだろ、君は」ズズッ
30 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 19:18:05 ID:Mxs6JLVg
コニー「どうだ?」
ベルトルト「んー、普通。別に味も何も移ってないよ」
ライナー「そうか。ちょっと浸かっただけだしな」
サシャ「全部飲むんですか?」
ベルトルト「うん。飲めるからあげる理由もないしね…んっ!?」
サシャ「…!?」
ベルトルト(うっ、なんだ!?急に頭がボーッとしだしたぞ!?あ、駄目だ…眠い…)ガチャ
ライナー「おい、ベルトルト、皿。端に寄せすぎだ。ボーッとしてるとスープ皿落ちるぞ…」
31 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 19:18:53 ID:Mxs6JLVg
ベルトルト「うん…」
ベルトルト(だめだー…ぼーっとして…あっ、お皿落ちる)
ガチャーン
コニー「わっ、ベルトルトのスープひっくり返ったぞ!」ガタッ
サシャ(ああースープもったいない…うーん、なんでしょう、急に眠気が…)ウトウト
ベルトルト(あ、意識が…)
サシャ(落ちるー)
ベルトルト「…」ガツンッ
32 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 19:19:30 ID:Mxs6JLVg
サシャ「…」ガツンッ
ライナー「うおっ!?お前ら急に机に頭ぶつけてどうした!」
コニー「なんだ!?やっぱ毒があったのか!?」
ベルトルト「うう~ん。大丈夫です。突然眠気が」ムクッ
サシャ「一瞬寝ちゃった。いてて。おでこ打ったのか」ムクッ
ベルトルト(あれ?急に視点が高い…ん?私がいる?鏡?)
サシャ(…僕??僕が僕を見てる?ん???)
33 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 19:20:30 ID:Mxs6JLVg
ベルトルト・サシャ「!!??」
ベルトルト「私!?」ガタッ
サシャ「僕っ!?」ガタタッ
ライナー「ど、どうした!?」
サシャ「ライナー!ちょ、ちょっと来て!えっと、僕も!」グイグイ
ライナー「!?」
ベルトルト「え、え…!?」
34 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 19:21:15 ID:Mxs6JLVg
コニー「なんだ?」
アルミン「どうしたの?」
マルコ「何かあったの?」
コニー「さあ?」
―――――
――――
―――
―使われてない倉庫―
サシャ「二人共…!入って!」ガタガタ
ベルトルト「は、はい」
35 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 19:22:00 ID:Mxs6JLVg
ライナー「???」
サシャ「扉を閉めてっと…」
ライナー「どうしたんだ、サシャ?」
サシャ「サシャじゃない!僕はベルトルトだ、ライナー!」
ライナー「は?」
ベルトルト「私、今、ベルトルトですけど、ベルトルトじゃないんですよ!」
ライナー「はあ!?」
サシャ「サシャ、君がしゃべるとライナーが混乱するから黙っててくれ」
36 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 19:22:43 ID:Mxs6JLVg
ベルトルト「あ、は、はい。すいません」
サシャ「ライナー、僕にもわけがわからないんだけど、今、僕はサシャの見た目をしてるけど、中身はベルトルトなんだ!そして、僕の中にはどうやらサシャがいる!入れ替わってる!」
ライナー「は?二人の人格が入れ替わった?」
サシャ「うん。そうみたいだ。スープ飲んだ瞬間急に眠くなって、一瞬気を失ったかと思ったら…」
ライナー「ほ、本当か…?ど、どうする?」
サシャ「どうしよう!?」
ベルトルト「どうしますかね?」
ライナー「とりあえず元に戻る方法を見つけないといかんな。入れ替わった原因がわかればいいんだが」
37 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 19:23:27 ID:Mxs6JLVg
サシャ「そうだね!でも原因か…何だろう…」
ライナー「二人ほぼ同時に机に頭ぶつけたからか?」
サシャ「うーん…その前にすごく眠くなったんだよね」
ベルトルト「私もです。キノコ食べたとたん一瞬眠気が来て…」
ライナー・サシャ「!!」
ベルトルト「ん?なんです?」
ライナー「キノコじゃないか!?あのキノコを食べたのはサシャと、スープに入ったベルトルトだけだ」
38 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 19:24:09 ID:Mxs6JLVg
サシャ「あのキノコ怪しかったもんね」
ベルトルト「去年食べた時は何も起こりませんでしたよ?」
ライナー「そりゃ誰かと分けて食べたのか?」
ベルトルト「一人で全部食べました」
ライナー「キノコはスープに浸かっただけだったが、それでも分けて食べたことになったのかもしれん。二股に割れてたのが怪しい」
サシャ「原因としては考えられる。もう一度食べれば治るかも!サシャ、あのキノコはもうないのかな?」
39 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 19:25:14 ID:Mxs6JLVg
ベルトルト「あるにはあると思いますが、山岳訓練で登った山からとってきましたので、1日かけて休日に出かけて取りに行くか、次回の山岳訓練まで待つかしないと、平日は訓練で時間が無くて無理ですね」
ライナー「次の山岳訓練っていつだ?それに同じ山を使うとは限らないぞ」
サシャ「じゃあ、今週末の休みに行くしかないね。はあ…なんでこんなことに」
ベルトルト「すいません…私のせいですね」
サシャ「怪しいと思いながらスープを飲んだ僕にも落ち度はあるよ」
ベルトルト「そんなことは…」
ライナー「なってしまったもんはしょうがない。週末までなんとか乗り切るしかあるまい」
40 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 19:25:51 ID:Mxs6JLVg
サシャ「乗り切るって、じょ、女子に混じって生活しないといけないのかな?」
ライナー「まあ…そうなるよな」
サシャ「そんなの無理だよ!」
ベルトルト「じゃあ、訓練中にわざとちょっと怪我でもして、医務室で過ごしませんか?」
ライナー「ああ、それは…」
サシャ「怪我はダメだ!!」
サシャ(万が一巨人にでもなられたら大変なことになる)
ベルトルト「ひえっ!?だ、ダメですかね?びっくりしました」
41 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 19:26:38 ID:Mxs6JLVg
ライナー「おい、ベルトルト!」
サシャ「あっ!…ごめん、怪我はダメ。えっと、僕はサシャの体なのに怪我させるとか無理だから。仮病もたぶんすぐバレるし難しいと思うよ」
ベルトルト「そうですか。いっそばらしてしまえば皆協力してくれるんじゃないですか?」
ライナー「いや、それはしないほうがいい」
ベルトルト「なんでです?」
ライナー「中身がベルトルトだから許されると思って、お前の体にいたずらする輩が出てくるかもしれん」
ベルトルト「えぇ!?それは困りますね」
42 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 19:27:14 ID:Mxs6JLVg
ライナー(というより、中身が周りの知るとことなった時に、ベルトルトの体のまま目の届かないとこで行動されたりしたら困るからな。巨人に変身するような事態を避けるためにも俺と一緒にいてもらって、見張っておいたほうがいい。そのためにはベルトルトとして生活してもらったほうが都合がいいからな)
サシャ「そうだね、戻るまで秘密にしよう。サシャ、お願いだから僕でいる時は僕らしく振舞ってくれよ?」
ベルトルト「任せてください!」フン!
サシャ「僕は敬語じゃないよ」
ベルトルト「あっ、そうですね!じゃない…そうだな!安心しろ!僕に任せろ!」
サシャ「…僕そんな言い方するかな…不安だ…」
ライナー「俺がなんとかフォローする。それよりお前のほうが心配だが…」
43 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 19:28:03 ID:Mxs6JLVg
サシャ「私は大丈夫ですよ?お任せください」
ベルトルト「おおっ!まるで私のようです!ベルトルトは演技が上手いですね」
サシャ「サシャは下手すぎだよ!もっと頑張ってくれよ!」
ベルトルト「そうでした!僕頑張るですよ!…頑張るよ!」フンッ!
サシャ「心配だな…。頼むよ、ライナー…」
ライナー「ああ。それと…ちょっとお前だけに話があるんだが」
サシャ「話って?」
ライナー「サシャ、ちょっと二人にさせてくれないか?外で待っててくれ」
44 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 19:28:45 ID:Mxs6JLVg
ベルトルト「ん?わかりました。じゃない、わかったよ、ライナー!」
ガラガラ…バタン
サシャ「で?話って?」
ライナー「外にいるサシャに聞こえたらまずいから、ちょっと耳貸せ」ヒソヒソ
サシャ「うん」ズイッ
ライナー「もし何も知らないアニが、中身がサシャのベルトルトに話しかけたら俺たちの関係や正体がバレる恐れがある。アニには話しておいて協力してもらったほうがいい。お前も女子寮で生活するならそのほうがいいだろう」
サシャ「!!…そうだね。そのほうがいいね」
45 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 19:30:00 ID:Mxs6JLVg
ライナー「だが、中身がお前のフォローをするとはいえアニがサシャと突然仲良くしだしたら怪しくなるから、その辺含め俺からアニに説明しておいたほうがいい。今から行ってくるからその間お前らはここでお互いの生活状況や、交友関係なんかをできるだけ情報交換しておけ」
サシャ「わかった。1週間とはいえボロが出ないようにするよ」
ライナー「じゃあ行ってくる」
ガラガラ…バタン
サシャ(ああ…僕どうなるんだろう…)
ガラガラ
ベルトルト「ライナーから、用があるので帰ってくるまで二人でこの倉庫の中で待ってるように言われました」
バタン
46 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 19:30:48 ID:Mxs6JLVg
しまった。ネタバレ注意って書き忘れてた。読んでしまった人ごめんなさい。
47 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 19:31:43 ID:Mxs6JLVg
サシャ「うん。その間に、周りに不審がられないようにお互いに情報交換しておこう。全部は無理だから、フォローし合いながら生活できたらいいけど…僕と君って今まで話したことも無いに等しいし、全然接点ないから急に仲良くしてると不自然だからさ、なるべく今まで通りの距離感で生活できるようにしよう」
ベルトルト「わかりました」
サシャ「えーと、じゃあね、僕からお願いしたいのは、まず目立つことはしないで欲しい。食堂でパンもらえるかさまよったり、人に要求したりしないでね。それと、僕はあまり周りに話しかけていったり仲良くしにいったりせず大人しくしてるタイプだから、コニーとふざけたりとか、遊びの誘いもなるべく断るように。暇なときは本でも読んでて」
ベルトルト「ええっ!?食べることを我慢するのキツいですよ!自信ありません…」
サシャ「我慢して。パンは僕が君の真似して調達するようにしてみるから。後でそのパンを食べたらいいだろ」
ベルトルト「お、それはいい手ですね。私は何もせずパンを得られて最高です」
48 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 19:33:06 ID:Mxs6JLVg
サシャ「それと、仲のいい女子もいると思うけどあくまでも僕なんだから親しく話したりしないように」
ベルトルト「うーん、がんばります。ベルトルトのフリは案外難しそうですね」
サシャ「本当に不安だよ。それで、サシャは誰と仲がいいの?よく一緒にいるのはユミル、クリスタかな」
ベルトルト「そうですね。ユミル、クリスタとはよく話します。でも二人組になる時は、ユミルがクリスタと組むことが多いので、私はミカサともよく組みます。ミカサとは結構話もしますね。意外と色々話してくれます!」
サシャ「ふーん、そうなんだ…あの、アニ…アニとは」
ベルトルト「アニですか?」
サシャ「や、アニとかミーナとか、ハンナとは仲いいのかな?」
49 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 19:34:08 ID:Mxs6JLVg
ベルトルト「普通ですかね。特に仲良しではありませんが。たまに何か食べるものをくれる時もあります」
サシャ「そっか…(サシャがアニと仲良しだったらもうちょっと楽だし…僕としても役得なんだけどな)」
サシャ「あとは…サシャは何か気をつけてほしいこととかある?皆に知られててやらないと不自然な癖とかさ」
ベルトルト「特に無いと思います」
サシャ「あ、そうなんだ…いや、あるよね?なんかあるよね」
ベルトルト「急に言われても思いつきませんよ。そうですねー。あっ!」
サシャ「どうしたの?」
ベルトルト「え?その…ですね///」カアァァァッ
50 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 19:34:51 ID:Mxs6JLVg
サシャ「?」
ベルトルト「着替えとか、お風呂とか、体見ないでくださいね…!!」
サシャ「えっ!!あっ!?///」カアァァァァァッ
ベルトルト「あと、触るのもダメですからね!」
サシャ「さ、触らないし見ないよ!///」
ベルトルト「お願いしますよ。そういえば…もよおした時ってどうすればいいんですかね?」
サシャ「どうって…その、立ってするのは抵抗あると思うから座ってしたらいいよ」
51 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 19:35:48 ID:Mxs6JLVg
ベルトルト「見たり触らなくてもできます?ああ…なんか思いついたら、股になんかあるのが気になってきました」ソワソワ
サシャ「そのへんのことは、なにか困ったらライナーに相談して」
ベルトルト「はい…ああ、なんでこんなことに」ガックリ
サシャ「うん。早く週末になるといいね。がんばろう」
ベルトルト「はい。そうですね」
ガラガラ
サシャ「あ。ライナーかな。早かった…」
マルコ「あれ?サシャ…とベルトルト?」
52 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 19:36:29 ID:Mxs6JLVg
サシャ「!」
ベルトルト「!」
マルコ「なんかここ使われて無いのに扉が少し開いてたから気になって…。えっと…お邪魔だったかな?」
ベルトルト「いえ!?どうぞどうぞ!!あ、ここ座ります!?」アセアセ
マルコ「え?」
サシャ(サシャ!怪しすぎるよ!)
サシャ「マルコ、しーっ。今かくれんぼしてて、ライナーから隠れてるんです」
ベルトルト(おおっ!ベルトルト上手いですね!)
53 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 19:37:07 ID:Mxs6JLVg
マルコ「隠れんぼしてるの?珍しいメンバーだね」
サシャ「珍しくベルトルトが参加したいと言ったので、たまたまです」
マルコ「僕、てっきり密会してるのかと思っちゃった。違うんだね。誤解してごめんね」
サシャ「いいえ。気にしなくていいですよ」
ベルトルト「うん。気にしなくていいよ」
マルコ「そっか。…なんかさ」チラッ
サシャ(ん?)
54 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 19:37:46 ID:Mxs6JLVg
マルコ「なんかサシャ今日、感じが違うね」
サシャ・ベルトルト(!!!)ドキッ
サシャ「そ、そうですか?」ドキドキ
マルコ「うん…。なんとなく」
ベルトルト「いつもと一緒でs…だよね?」
サシャ(ああああ!ボロが出るからサシャは喋るんじゃないっ!)
サシャ「そうですよ。私はいつもと一緒ですよ?」
マルコ「あは、そうだね。気のせいか」
55 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 19:38:31 ID:Mxs6JLVg
サシャ「はい、そうですね」
マルコ「うん…」
サシャ(…マルコ、早くどっか行ってほしいんだけど…)
ベルトルト(汗が…この体ちょっとどきっとしたらすぐ汗がでるんですが…)
マルコ(うーん、本当に隠れんぼなのかな?こんな怪しい場所でこのまま二人きりにしておいていいものか…)
―――――
――――
―――
―その頃、ライナーは…―
ライナー「アニ」
56 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 19:39:11 ID:Mxs6JLVg
アニ「ん?なんだい」
ライナー「ちょっと話がある。今から別のルートを通っていつものとこで落ち合おう」
アニ「わかった」
――
―――
――――
ライナー「アニ、突然すまないな」テクテク
アニ「いいよ、別に。で?話って?ベルトルトはいないの?」
ライナー「ああ。というより話ってのはそのベルトルトのことなんだ」
57 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 19:39:51 ID:Mxs6JLVg
アニ「どうしたの」
ライナー「実は、サシャのとってきた怪しいキノコのせいで、今ベルトルトとサシャの中身が入れ替わってるんだ」
アニ「は?」
ライナー「信じられんかもしれんが本当なんだ。実際見たらわかる。ベルトルトの体にサシャの精神、サシャの体にベルトルトの精神が入ってるって感じだ」
アニ「からかってんの?」
ライナー「俺が嘘でこんなくだらんこと言いにわざわざ呼び出すか!信じれないのはしょうがないが、嘘じゃない。お前の協力なしにはどうにもならんのだ」
アニ「…わかったよ。バカみたいな話だけど、あんたが言うなら信じるよ。あんたはいつも実直だもんね」
58 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 19:40:32 ID:Mxs6JLVg
ライナー「そう言ってもらえると助かる。おそらく同じキノコを食べれば二人はまた元に戻ると思うんだが、そのキノコを取りに週末まで待たないといけないんだ。それでめんどくさい事に、その間二人が入れ替わってることを周りに隠しながらお互いに女子寮と男子寮を入れ替わって生活することになる」
アニ「まあ、そういう状態なら、異性の寮で生活するわけにはいかないからね。しかしベルトルトの体で怪我でもされたら大変だね。サシャのやつ、食べ物目的だけど、あの強い意志は怖いね。怪我した状態で食べ物に関わったら巨人になる可能性が高いよ」
ライナー「そうなんだ。万が一あの『何が何でも食べたい』って状態で巨人になられるとかなりやばい。サシャにベルトルトとして生活してもらえれば俺がずっと一緒にいても不自然にならないからフォローはできるんだが、そうなるとベルトルトのほうがな…。俺が一緒にいるのも限界があるし、なにより不自然になる」
アニ「私がベルトルトのフォローをすればいいってことか。でも、私もさしてサシャと仲がいいわけでもないから、四六時中一緒にとか怪しすぎて無理だよ」
59 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 19:41:10 ID:Mxs6JLVg
ライナー「ベルトルトは器用だからサシャとして過ごす自体はさして心配しなくていいと思うんだが、その、女子としての生活の面でな。風呂とか…着替えとか色々問題があるだろ」
アニ「ああ…なるほどね。ま、なんとか上手くやってみるよ」
ライナー「悪いな。タイミングをみてサシャを見かけたら話しかけてみてくれ。中身はベルトルトだ。お前にフォローを頼むことはベルトルトにだけ話してある。サシャには知られないよう気をつけてくれ。ベルトルトは中身がサシャだから絡まなくていい」
アニ「ややこしいね。けどわかった。じゃ、行くね。なんかあったら相談するよ」
ライナー「ああ。頼む」
アニ(はあ…なんで使命以外で悩まされなきゃなんないんだろ。疲れるね)スタスタ
ライナー(さて、これでとりあえずいいだろう。さ、戻るか)タッタッタ
60 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 19:42:13 ID:Mxs6JLVg
―――――
――――
―――
―倉庫―
マルコ「…」
サシャ「…」
ベルトルト「…」
サシャ(う、うーん。なぜかマルコも一緒にライナーを待つことになってしまった…弱ったな)
マルコ「…」チラッ
61 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 19:42:47 ID:Mxs6JLVg
サシャ(!?)ビクッ
マルコ「…」ニコッ
サシャ「???」ニコッ
マルコ「…///」テレッ
サシャ(あ…もしかして、マルコってサシャのこと)
ベルトルト「お腹すいたねー」
サシャ(!?喋るなって!)
62 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 19:43:19 ID:Mxs6JLVg
マルコ「え、もうお腹すいたの?さっき朝食とったばっかだよね」
ベルトルト「空いたよ。マルコ何か持ってない?」
サシャ(棒読みだああ!でもこれは使えるかも。マルコに、食堂に食べ物を取りに行って貰えるよう頼んで出て行ってもらおう)
サシャ「そうですね。お腹すきましたね。マルコ、何か持ってたら私にも分けてください」
マルコ「ごめん、何も持ってないよ」
ベルトルト「本当に?」クンクン クンクン
63 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 19:44:15 ID:Mxs6JLVg
マルコ「うわっ!?ベルトルトなんだよ急に!?なんで僕の匂い嗅ぐの!?」
ベルトルト「食べ物を持ってるか匂いでわかるかと思って」クンクン
サシャ(やめろー!!!!僕の体で変なことするなあああ!!)
サシャ「ベルトルト!マルコが嫌がってますよ。マルコ、私たちは隠れんぼで隠れてないといけないので、もしよければ食堂で何か余ってないか見てきてくださいよ」
マルコ「え、余ってるかな?」
サシャ「お願いします。…ここにいたらベルトルトに匂いを嗅がれ続けてしまいますよ」ヒソヒソ
64 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 19:45:08 ID:Mxs6JLVg
マルコ(あ、逃がしてくれる口実か。気が利くなあ。なんか、今日のサシャっておしとやかな感じだし、やっぱりいつもと違うよね。元気でおばかなサシャ見てると心が明るくなるけど、今日のサシャはまた…よくわかんないけど守ってあげたい雰囲気かもし出してて、いい…)ドキドキ
サシャ「さ、早く」
マルコ「うん。わかった。何か持ってくるからサシャ、ここにいてね?」
サシャ「はい、いますので、お願いしますね」
マルコ「ベルトルト、今日の君ちょっと変みたいだけど大丈夫?頼むから、サシャにさっきみたいな変なことしないでよ?」
ベルトルト「しないよ。しないから早く何か食べるものを!」
65 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 19:45:58 ID:Mxs6JLVg
サシャ(違う、違うんだ!マルコ!今日の僕は僕じゃないんだ!いつもの僕はこんな変なことしないんだ!真面目なマルコに変とか思われるのすごい恥ずかしいし傷つくよ!サシャのバカ!!こいつ本当にバカ!)
マルコ「じゃ、行ってくるね」タッタッタ
サシャ「…」
ベルトルト「やったー!何か食べれるね!」
サシャ「ねえ、サシャ…君ふざけてるのか?」
ベルトルト「なんだい?ダメだよ。サシャは敬語なんだからちゃんと喋らないと」
サシャ「今は二人きりだからいいの。あのさ、僕の体なんだから変なことしないでよ!」
66 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/10/14(月) 19:47:29 ID:Mxs6JLVg
ベルトルト「何かしましたかね?」
サシャ「マルコのことクンクン嗅いでただろ!」
ベルトルト「ああ。すいません!つい!でもベルトルトの鼻では匂いよく嗅ぎ取れなかったですね」
サシャ「嗅ぐの禁止だからね。絶対、絶対っ!女子にそれしないでくれよ」
ベルトルト「はい。気をつけます」
サシャ(あああ…もうやだ。サシャが何するかわかんなくて不安すぎる)
ライナー「すまん。待たせたか?」
ガラガラ
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アルミン・アルレルト(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
アルミン・アルレルトとは『進撃の巨人』の登場人物で、主人公エレン・イェーガーの幼馴染。金髪ボブカットの中性的な外見を持つ。大人しいが芯の強い勇敢な性格で探求心が強い。祖父の影響で人類はいずれ壁の外に出るべきだという思想を持っており、エレンが外の世界に憧れるようになったのもアルミンの影響である。小柄で身体能力は低いものの、知能や判断力はずば抜けており、エレンや調査兵団の窮地をその知略で度々救っている。
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進撃!巨人中学校(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ
『進撃!巨人中学校』とは中川沙樹が描く、諫山創の『進撃の巨人』の公式学園パロディ漫画。2015年にProduction I.G製作でアニメ化。前半をアニメパート、後半を出演声優たちによるバラエティ番組の実写パートとして30分枠で放送。中学生になったエレン・イェーガーは進撃中学校へ入学する。学校には巨人も在籍しており、エレンは巨人に恨みを持っており巨人を駆逐しようと非公式部活「調査団」へ入部した。
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ミカサ・アッカーマン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ミカサ・アッカーマンとは諫山創による漫画『進撃の巨人』の登場人物で、主人公エレン・イェーガーの幼馴染。本作のヒロイン的ポジションで、幼い時にエレンに助けられた経験から、彼を守ることを自分の使命だと考えている。驚異的な身体能力を持ち、トップの成績で訓練兵団を卒業。実戦でも1人で複数の巨人を討伐する実績を残す。性格は寡黙で口下手だが、エレンのこととなると取り乱す一面もある。物語後半において、母方の祖先が東洋にあるヒィズル国将軍家だったことが明らかになった。
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クリスタ・レンズ/ヒストリア・レイス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
クリスタ・レンズ(ヒストリア・レイス)とは、諫山創による漫画『進撃の巨人』の登場人物。第104期訓練兵団卒業生であり、主人公エレン・イェーガーは同期の1人。小柄で温厚、思いやりのある可愛らしいアイドル的な存在として登場する。同期のユミルと仲が良い。成績10位以内に入っているが、実際はユミルからその座を譲られただけで身体能力は人並みである。本名はヒストリア・レイスといい、壁内世界の真の王家の末裔であることが後に発覚する。
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フリーダ・レイス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
フリーダ・レイスとは『進撃の巨人』の登場人物であり、レイス家の長女。黒髪で青い瞳を持つ。レイス家当主のロッド・レイスとその正妻の第1子として生まれた。表向きは地方の貴族として振る舞っているが、実際は壁内の真の王家の末裔。レイス家に代々引き継がれている特別な巨人能力を叔父のウーリ・レイスから引き継ぎ、宿している。本人の飾らない性格は多くの者から慕われており、妾の子である異母妹ヒストリアにも姉として優しく接していた。
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イェレナ(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
イェレナとは『進撃の巨人』の登場人物で反マーレ派義勇兵の中心人物。マーレに滅ぼされた国の出身で、「獣の巨人」継承者で王家の血を引くジーク・イェーガーの信奉者として活動し、パラディ島の近代化に大きく貢献した。ジークの提唱する「エルディア人安楽死計画」達成のためなら寝食を共にした仲間すら殺害する冷酷な性格の女性。しかし実際にはマーレの被害者というのは虚偽であり、「世界を救う英雄」に憧れているだけのごく一般的なマーレ人である。
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