名探偵コナンの警視庁・公安警察・FBI・CIA・MI6まとめ

『名探偵コナン』の概要

『名探偵コナン』とは青山剛昌原作による日本の推理漫画、およびそれを原作としたテレビアニメ、映画、ゲームなどのメディアミックス作品である。

原作は1994年5号から『週刊少年サンデー』で連載がスタートして以来、25年以上にわたって連載が続いている『週刊少年サンデー』史上最長連載漫画だ。2021年10月18日には単行本100巻目を出版し話題となった。2001年に第46回小学館漫画賞少年部門を受賞し、2021年10月に単行本の全世界累計発行部数は2億5000万部を突破した。原作漫画は25の国と地域で翻訳・販売されている。

1996年からテレビアニメの放送が始まり、25年以上にわたって放送されている。
翌1997年4月19日には劇場版アニメ第1作目が公開され、2020年を除いて毎年4月に劇場版アニメが公開されている。2020年も例年同様に劇場版の公開が予定されていたが、新型コロナウイルスの世界的パンデミックの影響で翌年に延期された。
2019年公開『名探偵コナン 紺青の拳』は興行収入93.7億円、2018年公開『名探偵コナン ゼロの執行人』は興行収入91.8億円を突破し、毎年高い人気を誇っている。

高校生探偵・工藤新一（くどうしんいち）は、ある日幼馴染の毛利蘭（もうりらん）と一緒に行った遊園地で、謎の黒の組織の怪しげな取引現場を目撃してしまう。取引現場を見ていた新一は背後から組織の一人に襲われ、口封じのために毒薬を飲まされてしまった。新一が目を覚ますと体が小学1年生程の大きさに縮んでいた。新一が生きていることが分かれば、黒の組織に再び命を狙われ、周りの人間にも危害が及ぶ可能性がある。新一の隣人で友人の阿笠（あがさ）博士からの助言で、新一は正体を隠し「江戸川コナン（えどがわコナン）」と名乗り小学生として生活することにした。黒の組織の情報を得るため父親が探偵である蘭の家に居候しながら、日常生活で起こる難事件を解決に導いてゆく。黒の組織に対抗するための協力者や仲間を得て、新一の姿を取り戻す為にコナンは組織を追い立ち向かう。

登場する警視庁・公安警察・FBI・CIA・MI6

『名探偵コナン』にはコナンが遭遇する事件に関わる警視庁の人物や、黒の組織に対抗する公安警察・FBI・CIA・MI6の人物が登場する。
中にはコナンのことを信じ、事件解決のために協力しあえる関係性を築いた人物もいる。様々な事件や全貌が見えない黒の組織に立ち向かうコナンにとっては、心強い存在も多い。

『名探偵コナン』に登場する警視庁・公安警察・FBI・CIA・MI6

警視庁

警視庁とは、東京都を管轄する警察組織であり警察本部のことである。
『名探偵コナン』の作中で発生する様々な事件に関与している。
黒の組織の調査などは行っていない。

目暮十三（めぐれじゅうぞう）

CV：茶風林

警視庁に所属する41歳前後の警察官で、刑事部捜査一課強行犯捜査三係の警部である。
原作漫画、テレビアニメ共に第1話から登場している。

蘭の父親でコナンの保護者代わりの探偵・毛利小五郎の刑事時代の上司にあたり、今でも「毛利君」「警部殿」と呼び合う仲だ。名探偵になった毛利小五郎に協力を依頼することもあるが、殺人現場に居合わせることが多い小五郎のことを「疫病神」「死神」と皮肉る場面もある。
コナンは高校生探偵・工藤新一として面識があった。目暮は新一の推理力を評価し信頼しており、新一の父親・優作から親子2代にわたり事件への助言を求めている。コナンが新一の声で電話をかけた際には「おぉ！工藤君！」と嬉しそうにしており、新一が姿を見せなくなった今も信頼を置いていることが伝わってくる。

既婚者で妻の名前は目暮みどり（めぐれみどり）。トレードマークでもある帽子は、当時高校生だったみどりと出会いのきっかけとなった事件で負った古傷を隠すためだ。
部下の刑事の中では特に高木（たかぎ）を気にかけており、高木刑事と佐藤（さとう）刑事の恋愛模様についても薄々気付いている様子を見せている。
流行に疎く、機械関係特にパソコン・スマートフォンの操作に弱い。携帯電話やスマートフォンに関しては徐々に慣れてきている。

正義感、使命感が非常に強く、犯罪者を決して許さない姿勢を貫いている。警部で課をまとめる立場ではあるが、自ら最前線に立つこともある。

目暮十三（名探偵コナン）とは【徹底解説・考察まとめ】 - RENOTE [リノート]

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目暮十三（めぐれ じゅうぞう）とは『週刊少年サンデー』で連載されている青山剛昌原作の漫画・テレビアニメ作品『名探偵コナン』の作品に登場する人物で、警視庁刑事部捜査第一課強行犯捜査三係に所属する警部。白鳥任三郎警部・佐藤美和子警部補・高木渉巡査部長の直属の上司として働いている。私立探偵で主人公江戸川コナンの保護者的な人物でもある毛利小五郎の元上司。上司は松本清長警視正。アニメ、原作の両方で最初期から登場している警察関係者では代表的人物である。また、愛妻家としても有名である。

高木渉（たかぎわたる）

CV：高木渉

警視庁に所属する26歳前後の警察官で、刑事部捜査一課強行犯捜査三係の巡査部長である。
原作漫画ではFile171で、テレビアニメでは第21話で初登場した。
目暮警部の部下にあたり、目暮警部と共に事件の捜査に当たることが多い。

比較的イケメンな顔立ちと真面目で優しい性格、少し頼りない雰囲気から意外とモテる。そんな高木自身は2才年上で先輩の佐藤刑事に片思いした末、両思いになり交際にこぎつけた。
鳥取県出身で1人暮らしをしている。何度も命の危険に遭遇しているが、これまで大きな怪我をすることもなく回避できている。

コナンや少年探偵団と仲が良い警察官の1人で、捜査中の事件について話してしまうこともある。
コナンに対し、その小学生とは思えない言動に疑問を感じ「君はいったい…何者なんだい？」と聞いたことがある。

車の運転技術はかなり高い。乗っている車は日産スカイライン25GTターボ（34型後期セダン）だが、これは捜査車両であり高木の自家用車ではない。
プロレス好きで、プロレスが関わった事件ではプロレス知識をまくし立てるように話してしまい周囲から引かれる場面もあった。

1年前まで3歳上の先輩刑事・伊達航（だてわたる）と組んで捜査をしていた。伊達を尊敬し慕っていたが、伊達は1年前に不慮の交通事故で死亡してしまった。その後、伊達の手帳を遺品として受け継ぎ使用している。

登場した当初はアニメオリジナルキャラクターの名前が無い刑事だった。目暮警部のアドリブで名前を尋ねられた際に「高木です」と名乗ったことがきっかけとなり、高木という名前が定着した。このアドリブシーンは実際には放送されていない。

高木渉（名探偵コナン）とは【徹底解説・考察まとめ】 - RENOTE [リノート]

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高木渉（たかぎ わたる）とは『週刊少年サンデー』で連載されている青山剛昌原作の漫画・テレビアニメ作品『名探偵コナン』の作品に登場する人物で、警視庁刑事部捜査第一課強行犯捜査三係に所属する巡査部長。目暮十三警部・白鳥任三郎警部・佐藤美和子警部補の直属の部下として働いている。同じ課の佐藤美和子警部補とは恋仲の関係。主人公の江戸川コナンには、よく推理の実験台にされたり、事件の捜査を手伝わされたりと、信頼をおかれている。また、少年探偵団の保護者的存在であり、事件があると真っ先に呼ばれることが多い。

佐藤美和子（さとうみわこ）

CV：湯屋敦子

警視庁に所属する28歳前後の警察官で、刑事部捜査一課強行犯捜査三係の警部補である。
初登場は原作漫画File190、テレビアニメ第130話で、目暮警部の部下にあたり捜査一課のアイドル的存在として慕われている。

殉職した父親も警察官で、父親が生前使用していた手錠をお守り代わりに持っている。母親と2人で実家マンションで暮らしている。
上司である目暮警部と亡き父の姿を重ねることがあり、慕っている。

拳銃の腕がかなり高く、また格闘技も得意で犯人逮捕の際に役立てている。勘も比較的鋭く、担当した事件の裏に黒の組織が関わっていた時にはその事に薄々感づいていた。
コナンの推理力を評価しているため、コナンが捜査に関わることに対して比較的協力的である。

3年前に爆弾事件で殉職した同僚の刑事・松田陣平（まつだじんぺい）に密かに想いを寄せていた。松田が爆発に巻き込まれ殉職した現場を目撃しており、その後フラッシュバックするほどに心に傷を負っていた。その後同一犯による爆弾事件を解決し、爆弾魔を逮捕したタイミングで吹っ切ることができた。
松田刑事の件が吹っ切れた後、以前から気になっていた後輩・高木刑事と急接近し、恋人同士になった。お互い非番の日にはデート重ね、順調に恋人としての仲を深めている。高木刑事のことを仕事では「高木君」と呼んでいるが、2人きりのときに「渉」と呼んでいる様子が描かれている。
高木刑事が人違いで拉致拘束された際には、目暮警部と共に北海道まで行き上空からヘリコプターで捜索した。高木が拘束されていた場所には、犯人によって爆弾が設置されていた。爆弾の爆発予定時刻直前に高木を発見した佐藤は、ギリギリまで下降したヘリから飛び降りて高木を救っている。その際、高木の首と柱を繋いでいたロープを拳銃で狙撃して切っている。高木救出直後に抱きついた佐藤が高木にキスする様子は、犯人が設置した監視カメラを通して東京にいる同僚達に目撃された。

ドライヴィングテクニックも非常に高く、走り屋の聖地と言われている冬名峠では伝説の「銀白の魔女」と呼ばれたことがある。父から受け継いだ赤いマツダRX-7（FD3S）を乗りこなしている。ただし、父親から受け継いだだけで車に対する知識はあまり無い。

劇場版『名探偵コナン 瞳の中の暗殺者』では犯人に拳銃で撃たれてしまい、その内の1発が心臓近くに止まった為に生死を彷徨う重傷を負っている。意識不明の状態が数日続いたが、事件解決と同時に意識が回復した。その後は無事に全快し、現場に復帰した。

佐藤美和子（名探偵コナン）とは【徹底解説・考察まとめ】 - RENOTE [リノート]

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佐藤美和子（さとう みわこ）とは『週刊少年サンデー』で連載されている青山剛昌原作の漫画・テレビアニメ作品『名探偵コナン』の登場人物で、警視庁刑事部捜査第一課強行犯捜査三係に所属する警部補。目暮十三警部・白鳥任三郎警部の直属の部下として働いている。
美人で男勝りな性格から、警視庁の男性陣からは絶大な人気を誇るが、現在は同じ課の高木渉巡査部長と恋仲の関係。主人公の江戸川コナンのことを「よく気が付く子」と認めている。勘が鋭く、眠りの小五郎の正体や、黒ずくめの組織の存在を探ろうとする。

白鳥任三郎（しらとりにんざぶろう）

CV：塩沢兼人、井上和彦

警視庁に所属する所謂キャリア組の警察官で、刑事部捜査一課強行犯捜査三係の警部である。
原作漫画ではFile209で、アニメでは劇場版『名探偵コナン 時計じかけの摩天楼』で初登場した。
目暮警部の部下で、初登場時は警部補だったがその後警部に昇進した。生真面目で慎重な性格だが、時々大胆な行動をとっている。実家は執事を雇うほどのお金持ちで、軽井沢には別荘を所有し、建築・ワイン・音楽などにも精通している。

登場後しばらくの間は佐藤刑事に好意を寄せており、高木刑事に対しライバル心を持っていた。しかし佐藤刑事からは「かなりの変人」と言われており、彼女の恋愛対象外であることが明らかだった。佐藤刑事とのお見合いにこぎつけた事もあった。お見合いの席で白鳥は佐藤と「日没までに高木がこの場に来なければ結婚する」という賭をする。コンビニ強盗の犯人を追っていた高木は日没にぎりぎり間に合わなかったが、コナン達の機転で結婚は回避された。
白鳥が佐藤に好意をよせたのは佐藤を初恋の少女だと考えた事がきっかけだ。その後、帝丹小学校の教諭・小林澄子が初恋の少女であることが判明し、小林から弁当を作ってもらうほどの仲になっている。

白鳥任三郎（名探偵コナン）とは【徹底解説・考察まとめ】 - RENOTE [リノート]

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白鳥任三郎（しらとり にんざぶろう）とは『週刊少年サンデー』で連載されている青山剛昌原作の漫画・テレビアニメ作品『名探偵コナン』の登場人物で、警視庁刑事部捜査第一課強行犯捜査三係に所属する警部。
かつては目暮警部の部下で刑事だったが、キャリア組のため早々に警部にまで昇進。現在では、自分の班を持って捜査することもある。
以前は同じ係の佐藤刑事に好意を寄せ、佐藤美和子絶対防衛線（さとうみわこぜったいぼうえいらいん）の最高責任者だったが、現在は帝丹小学校の小林先生と恋仲の関係である。

千葉和伸（ちばかずのぶ）