火ノ丸相撲の技術・必殺技まとめ

『火ノ丸相撲』とは川田による日本の相撲漫画作品、またそのアニメ作品である。
潮火ノ丸は横綱を目指すが新弟子検査の体格を満たしていなかった。体格不問となる「幕下付け出し」を獲得するために、小柄な体格でも勝てるよう仲間と共に稽古を積んでいく。
作中では実際にある相撲の決まり手に因んだ、独自の必殺技が登場し、技の派生や、駆け引きがとても魅力的である。

『火ノ丸相撲』の概要

『火ノ丸相撲』とは川田による日本の漫画作品、またそのアニメ作品である。2014年26号より『週刊少年ジャンプ』で連載を開始。2019年34号まで全250話が掲載された。アニメは2018年10月から2019年3月にTOKYO MXにて全24話を放送。単行本は全28巻、ノベライズは3冊出版された。『火ノ丸相撲』を読んだ影響で相撲を始める小中学生も多く、相撲の王道漫画となっている。

横綱を志す少年、潮火ノ丸(うしおひのまる)が無名の大太刀高校相撲部に入部するとこから始まる。火ノ丸は小学生時代は相撲で頂点を獲るが、以降中学時代から身長が伸びず、体格のハンデから無名の存在となってしまう。新弟子検査を満たしていない火ノ丸が角界に入る為の唯一の方法は、体格不問となる「幕下付け出し」を獲得することだった。体格が重要とされる相撲界において、小兵でも勝てる稽古を積んできた火ノ丸は全国大会の活躍によって角界入りの資格を手にし、柴木山部屋へ入門。四股名は「鬼丸国綱(おにまるくにつな)」。高校時代の仲間はライバルとなり、角界の猛者たちと高めあっていく姿が描かれている。

作中で登場する技名は実際に相撲の決まり手にあるものを独自の言い方で表現しており、駆け引きなども魅力的である。

技術・必殺技について

必殺技や技術は実際に相撲で使われる決まり手を、作中独自に言い換えたものである。
鍛錬や応用によって技の進化や派生が垣間見える瞬間は登場キャラの成長が窺え、相撲ならではの体格を活かした技術、体格に恵まれなかった小兵が磨いた技も魅力的で、中には空手やレスリング、柔道経験者が相撲に応用した技もある。

また、相撲の勝敗は気持ちに大きく左右されるため、その時の精神状態が技に変化にも影響する。

『火ノ丸相撲』に登場する技術・必殺技

潮火ノ丸(鬼丸国綱)の技術・必殺技

右下手投げ 鬼車(みぎしたてなげ おにぐるま)

作中で最初に登場した火ノ丸の代表的な技。石神高校の主将である金盛相手に使用した。
相撲で言う右下手投げ。相手を頭から回転させ、真っ逆さまに倒す。

後に火ノ丸のチームメイトの國崎が天才的な格闘センスで模倣し、使用できるようになり、千葉県予選では石神高校の荒木を投げ飛ばした。
送別相撲では火ノ丸に憧れ相撲部に入部した三ツ橋も使用できるようになっていた。

鬼車・破型(おにぐるま・はけい)

学祭のエキシビションマッチで異種格闘技戦を行なっていた國崎相手に使用した。

鬼車の派生技の一つで相手の廻しをとることにこだわってきた火ノ丸が廻しを取れない相手にも使用できる技。相手の腕を巻くようにしてから行う変形の掬い投げ。

下手捻り 鬼嵐(したてひねり おにあらし)

地区予選で火ノ丸と同様に国宝と呼ばれている沙田に使用した。

左手で相手の廻しを掴み下手捻りを繰り出す。鬼車で仕留め切れなかった相手への二太刀目、返しの一手として使用する。小学生時代は「鬼車」と、この技を駆使し、小学生相撲を制した。

百鬼薙ぎ(ひゃっきなぎ)

地区予選で沙田に使用した。

両手で相手の廻しを掴んだ状態から、右手で右下手投げ「鬼車」、左手で左下手捻り「鬼嵐」の2つの技を同時に繰り出し相手を薙ぎ倒す。中学時代に編み出した「三年先の稽古」の集大成とも言える大技。

天王寺の技を真似たものと自身は言っており、鳥取白楼高校の高校最強と謳われる天王寺も使用可能。

逆・百鬼薙ぎ(ぎゃく・ひゃっきなぎ)

駿海に稽古をつけてもらっている時、押しかけてきた金沢北高校の日景に使用した。

百千夜叉墜を習得する過程で、編み出した技。百鬼薙ぎの逆の体制から使用する。

百鬼薙ぎ・破型(ひゃっきなぎ・はけい)

全国大会で天王寺に使用した。

百鬼薙ぎの派生技の一つで、すくい投げと捻りの合わせ技。

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