ミカサ・アッカーマン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ミカサ・アッカーマンとは諫山創による漫画『進撃の巨人』の登場人物で、主人公エレン・イェーガーの幼馴染。本作のヒロイン的ポジションで、幼い時にエレンに助けられた経験から、彼を守ることを自分の使命だと考えている。驚異的な身体能力を持ち、トップの成績で訓練兵団を卒業。実戦でも1人で複数の巨人を討伐する実績を残す。性格は寡黙で口下手だが、エレンのこととなると取り乱す一面もある。物語後半において、母方の祖先が東洋にあるヒィズル国将軍家だったことが明らかになった。

「私と…一緒にいてくれてありがとう 生き方を教えてくれてありがとう …私にマフラーを巻いてくれてありがとう…」

巨人たちに囲まれ絶体絶命という瞬間、死を覚悟したミカサは最後にエレンへの感謝を伝える。「私と…一緒にいてくれてありがとう 生き方を教えてくれてありがとう …私にマフラーを巻いてくれてありがとう…」と語るミカサの表情は、死を目前にしているにも関わらず一片の憂いもない笑顔だった。例えここで死んでもエレンと一緒なら悔いはないというミカサの心情が伝わってくる。
最終話、エレンの墓前で「またあなたに会いたい」と涙するミカサの前に一羽の鳥が現れ、ずり落ちたミカサのマフラーを巻き直して飛び去っていく。その鳥に対してミカサがかけた言葉も、「エレン…マフラーを巻いてくれてありがとう…」だった。エレンは死後、鳥に生まれ変わってミカサに会いに来たのかもしれない。

「ごめん できない」

最終決戦の際、「オレが死んだらこのマフラーを捨ててくれ…オレのことは忘れて自由になってくれ」と話すエレンに対してミカサは「ごめん できない」と言い放ち、懐に隠していたマフラーをもう一度巻き直す。ミカサが自らの手でエレンを殺すと決意した瞬間だった。
ミカサはこの言葉通り、エレンの死後も彼からもらったマフラーを巻き続けていた。例えエレンが人類の敵になっても、自分だけは彼を思い続けるというミカサの強い想いが表れた名言。

ミカサ・アッカーマンの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

腹筋系アイドル

単行本9巻の嘘予告において、アイドル姿に扮したミカサの姿が描かれている。ミカサの圧倒的な戦闘力を裏付けるように見事に割れた腹筋は必見である。ちなみに作者の諫山創は、以前インタビューで「ミカサは結構歌が上手い」と語っており、もしエレンと出会って調査兵団に入っていなかったら本当に歌手になっていたのかもしれない。

ミカサの名前の由来は戦艦「三笠」

作者の諫山創は自身のブログで、ミカサの名前の由来は旧日本帝国海軍の戦艦「三笠」から来ていると明かしている。『新世紀エヴァンゲリオン』に登場するキャラクターである綾波レイや、『涼宮ハルヒの憂鬱』の長門有希など、魅力的なヒロインに戦艦由来の名前を付けるという伝統を踏襲したかったとのこと。
諫山創は他のインタビューでも司馬遼太郎の『坂の上の雲』に影響を受けたと語っており、日露戦争時代に活躍した戦艦三笠に強い思い入れがあったようだ。

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ロッド・レイスとは、「進撃の巨人」に登場するキャラクターである。壁内人類の真の王家であるレイス家当主。実質的には壁内での最高権力者である。ウーリ・レイスの兄であり、フリーダ・レイスやヒストリア・レイスの父親。正妻との間に5人の子がいたが、当時使用人として働いていたアルマとも関係を持ち、ヒストリアが産まれたことにより、事実的には子供は6人。だがグリシャにより正妻との間の子は皆殺されてしまい、生き残っている子供はヒストリアただ1人である。

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ヒッチ・ドリスとは『進撃の巨人』の登場人物で、憲兵団の新兵。アニ・レオンハートとは同期でルームメイト。ウェーブヘアが特徴の少女で、軽薄で不真面目な言動が多い。他の新兵同様安全な内地で楽をするために憲兵団に入ったが、実は機転の利くところがある。アニのことは愛想のない同期だと思っていたが、ストヘス区の戦闘以降行方不明になったことを心配しており、アニの正体が「女型の巨人」であることを知って大きなショックを受けていた。同期のマルロ・フロイデンベルクに好意を持っているが、マルロ本人は気づいていない。

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