篠田美雨(NANA)の徹底解説・考察まとめ
篠田美雨(しのだ みう)とは、矢沢あいの大人気漫画『NANA』の登場人物。職業は売れない女優で、物事を冷静且つ客観視出来るしっかり者の大人な女性。周囲からは名前の美雨をもじった「ミュー」と呼ばれている。恋愛経験が少なく、孤独からリストカットを繰り返したり、過呼吸の症状を持っていたりする。後に主人公 大崎ナナがボーカルを務めるバンド「BLACK STONES(ブラックストーンズ/ブラスト)」のリーダー兼ドラム担当であるヤスと付き合う。
篠田美雨の概要
篠田美雨(しのだ みう)は、矢沢あいの大人気漫画『NANA』の登場人物。
主人公 大崎ナナがボーカルを務めるバンド「BLACK STONES(ブラックストーンズ/ブラスト)」が所属する芸能事務所「四海コーポレーション」で売れない女優をしている。
恋愛経験が少なく、孤独から精神不安定でリストカットを繰り返し、過呼吸の症状もある。
後にブラストのリーダー兼ドラム担当であるヤス/高木泰士(たかぎ やすし)と付き合い、愛を知り女として、人間として成長する様子が描かれている。
篠田美雨のプロフィール・人物像
生年月日:1973年9月12日
血液型:A型
星座:乙女座
年齢:27歳
CV:千葉紗子
色白、ストレートロングヘアの着物が似合う和美人。
周りからは美雨という名前をもじった「ミュー」と呼ばれているが、自身の名前を気に入っている為、本当はきちんと名前で呼んでほしいと思っている。
好きなお酒はヤスと同じ純米酒とバーボン。朝は必ず牛乳を飲むようにしている。
着付け技能士の師範免許をもっており、主人公 小松奈々(こまつ なな)、通称「ハチ/奈々」を弟子のように可愛がっている。奈々の練習用の着物を骨董市に買い付けに行った際は店の主人に値切ってあげたりするなど、姉さん気質を見せた。
職業はブラストも所属する芸能事務所「四海コーポレーション」で売れない女優をしている。芸名は「美雨」。年齢は職業上では22歳という設定にしている。Vシネマの出演から麻雀が強くなり、ブラストやトラネスのメンバーと比較しても群を抜いて強い。
しっかり者で気遣いが出来る大人な女性だが、とても神経質な性格からか精神的に不安定になる一面もあり、手首にリストカットの跡がある。また過呼吸に陥ることもしばしば。癒しの為に自分の部屋で熱帯魚(グッピー)を飼育している。
初めはブラストのギタリスト ノブ/寺島信夫(てらしまのぶお)とイイ感じになりつつあったが交際には発展せず、後にのリーダー兼ドラム担当のヤスと付き合うようになる。
篠田美雨の来歴・活躍
篠田美雨の初登場
コミックでは11巻から登場する。
ブラストはデビューに向けて山奥で7泊8日のレコーディング兼強化合宿を行っていた。そして東京に戻った後は事務所「四海コーポレーション(通称:四海)」の寮に入ることになった。
そこで篠田美雨と出会うのである。
ブラストのチーフマネージャー 諸星銀平(もろぼしぎんぺい)が寮内をナナに案内した。
寮は四海のタレント限定で安全で快適と聞いていたが、実際は窓を開けるとラブホテルがあり、日当たりや治安も悪く、警備員も寝ているような環境にナナはげんなりしていた。
そんな中、ハチに失恋したばかりのノブが隣の部屋のAV女優、高坂百合(こうさかゆり)と仲良くしている姿を目にする。
ナナはハチを自分の周りに置いておく為、ハチとノブに元サヤに戻って欲しい願望があるので、百合の部屋の隣は危険だと言い強引にノブと部屋を代わった。
ナナはノブの失恋時に交わした「ハチ公取り戻せ大作戦」を忘れてないか問うと、ノブはバンドとハチは関係ないし、もう諦めていると言う。
ナナはショックを受け、過呼吸になってしまう。
パニックになったノブはヤスに助けを求めた。
ヤスはナナを抱き抱え、「ずっと着いててやるから心配するな。俺はどこにも行かねぇよ…」と言って慰め救急車の到着を待った。
そこに美雨が現れ「過呼吸じゃない?それ死ぬほど苦しいのに絶対死ねないのよね。生き地獄?」と冷ややかな目で言い去っていった。
これが美雨の初登場だ。
ノブはヤスに言われ、紙袋かビニール袋を探しに隣の部屋の戸を叩く。
そこは美雨の部屋だった。
美雨は「紙袋の方がいいよ。ビニールは下手に使うと余計苦しくなるから」と言い紙袋をノブに渡した。
使い方など知らず困惑するノブに「あたしはいつも自分でやってる」と言い紙袋の使い方を教えた。
ノブが「ありがとう。やってみるよ」と慌てて部屋を出ようとすると、ヤスのような安定剤みたいな人がいるから慌てなくて大丈夫と諭し、羨ましくて意地悪をってしまった事を謝罪し扉を閉めた。
ノブとの恋愛の行方
ナナの過呼吸問題後、美雨とノブは徐々に話すようになっていった。
美雨が寮のコインランドリーで芝居の台本を読んでいるとそこにノブがやってきた。
ノブは美雨を気遣いながらもナナの発作について相談し始める。内容は、もしナナがまた発作を起こした時、本人が不安にならないよう平然とするように医者やスタッフから言われたが、苦しい時に平然とされた方が寂しくないか、またノブは平然と出来る自信がないという内容だった。
美雨はくすりと笑いながら、平然とされても動揺されても思いやりが感じられたら寂しくはないと答えた。ノブは人として当たり前の事を相談してしまった自分に恥ずかしく思い、会話を美雨の読んでいた台本に向けた。
「女優さんなの?!」と美雨を知らない事にまたもや気まずそうに謝るノブは、発売されたら観るからとタイトル聞き出す。
「単騎な女」というタイトルを聞き、ノブは「麻雀映画?!」と麻雀好きを伝えて喜ぶ。美雨は一喜一憂し子供っぽいノブにクスクス微笑み、ノブはその笑顔を見て満更でもない様子を見せた。
少しの沈黙の後、ノブは「もういっこ質問していいですか?」と言い「君の名は?」と問うたのであった。
とある日、「ミューおはよー♡」と呼ぶノブに美雨は「ミューじゃなくて美雨」と「ミュー」と呼ぶのをやめて欲しいと伝える。
ノブは「可愛いあだ名だからいいじゃん」と楽し気だが、美雨は自分の名前を気に入っている為、誰も自分の名前を「美雨」と呼んでくれない事に落ち込んでいた。すると、ノブは「じゃあ俺だけ美雨って呼ぼっと♡」と言い、美雨も嬉し気な様子で会話を楽しんだ。
その日の午後、リハの合間を見て美雨の撮影現場にノブの姿があった。「似合うね、銀行コス。大人っぽい♡」と朝からハートマーク全開のノブに美雨は「今朝から口説かれてる気がする」と困惑気味。
ノブは焦ったように「いえ、そんなつもりは!いや、ちょっぴりあるけど」と照れるが、「大人をからかわないで」と言い、去ろうとする美雨。
美雨の誕生日や年齢、血液型なども調査済みのノブは美雨の腕を引き、ガキっぽく見えるかもしれないが3ヶ月後には21だから1個しか変わらない事を美雨に伝える。しかし美雨は年齢は公称だと言った。「本当はいくつなの?」というノブの問いに「27」と睨みを利かせて答える美雨に、ノブはあからさまにドン引きし「すいません…」と後ずさりするのである。
「さっさと仕事に戻りなさい」と言われ、ノブは一人タクシーの中で7つも年上のお姉さんに相手にされる訳ないと落ち込んでいた。
薄い寮の壁はノブの部屋の目覚ましが美雨の部屋まで聞こえるくらい薄く、孤独で精神不安定な美雨には心地がいい。
鳴り響く目覚ましが止みノブが起きたと安心したが、シーンとしているので二度寝したと察した姉さんタイプの美雨はノブの部屋をノックし起こしに行った。毎日うるさくてごめんと謝るノブに美雨は「おかげで最近よく眠れるよ」と安心感を口にした。
また逆にノブが仕事から帰ってくると、美雨の部屋からブラストの曲が流れている事もあった。
そんな中、ブラストのベース シン/岡崎真一(おかざきしんいち)とトラネスのボーカル レイラ/芹澤レイラ(せりざわれいら)の合同誕生日パーティーが行われ、美雨と百合も招待された。
美雨はショートドレスでカクテルを持ち、一人壁際でぼ―っと立っていた。
そこにノブの元カノ ハチが現れた。ハチは一人で居心地が悪い中、一人ぼっちで立つ美雨を見つけ仲間意識から目が合い笑いかけるが、ぷいっと知らんぷりをする美雨。
美雨の視線の先にはハチに薄っすら笑顔を見せるノブの姿があった。
その後ノブは百合の強引な色仕掛けに乗ってしまい、パーティー会場から百合と姿を消した。
美雨が一人帰宅しようと会場を出ると、ヤスが声をかけてきた。美雨はきちんと名前で呼んでくれたヤスにビックリした。
ヤスはノブに惚れてるなら単純だから直球勝負しないと通じないと美雨にアドバイスする。美雨は元カノ(奈々)を引きずっていながら、百合の色仕掛けに乗るなんて最低だし嫌いだとノブに対する思いを告げた。
ヤスは男という低俗な生き物が嫌いって事だなと諭したところ、美雨は「ヤスはそうゆう浮ついた感じがしないからヤスの事は好きだよ」と笑顔で答える。
「あっそう?じゃあ色仕掛けなら乗るよ」とくわえタバコをしながら冗談交じりに言い、その場を去った。幸せになりたくて、美雨も揺れ動いているのである。
帰宅した美雨はまたリストカットをしてしまう。
こうしてノブとは恋愛関係には発展しないまま自然に流れたのである。
ヤスとの恋愛までの道のり
シンとレイラの合同誕生日パーティーの翌日の深夜、美雨の部屋では隣のノブの部屋からノブと百合がイチャつく声が聞こえていた。
美雨は耐えられず、洗濯をしに部屋を出てコインランドリーに向かう。そこにはお酒を片手に「続♡となりの奥さん」という本を読みながら洗濯が終わるのを待つヤスの姿があった。
美雨は何かと気の合うヤスの空気に触れ、なんとなくほっとした様子だ。
小銭を切らしていた美雨は5千円を両替してほしいとヤスに頼むが、ヤスもそんなに持ち合わせておらず「やるよ」と言って小銭を美雨に差し出す。
受け取ろうとした美雨の手首にはリストカットの包帯が巻かれており、それがヤスの目に留まった。
咄嗟に手首を隠しお礼を言う美雨に、ヤスは「美雨、昨日は俺も一緒に帰ればよかったな。寮に一人きりじゃ寂しかったろ。」と優しい言葉をかけるが、美雨は別に一人で居る方が好きだと強がる。ヤスは自分もそうだと共感し隣の部屋のナナが嫁に行き急に静かになったと言い、「一人でいるのと一人になっちまうのは違うよな」と呟いた。
その言葉は美雨の心にグサリと刺さり、美雨はヤスに背を向けヤスにバレないよう涙を浮かべ流した。
ヤスはバンドをしている限りナナの子守役で明日からの巡業でまた暫く世話焼かされる為、今だけ感傷的になっていると伝え、「だからナナより601号室の女(美雨)の事の方が心配だ。ちょっと気が多いか」と優しく冗談交じりで話すのであった。美雨はヤスの優しさに触れ、ヤスに背を向け洗濯をしながら嬉しそうに微笑んだのである。
ブラストが巡業中に百合のマネージャー杉村から美雨に百合が仕事をすっぽかし行方不明になった旨を告げられる。
杉村曰く、百合は男が出来るたびに仕事をドタキャンして姿を消してしまう問題児だ。
美雨はヤスにノブが何か知らないか聞き、もしノブが知らないなら百合が姿をくらます事はよくあるから黙っていてとメールした。
当の百合は某ホテルに身を隠し、ノブからのメールを待ちながら求人誌を読んでいた。
1週間経ちノブからメールがきた。もう限界だから早く会いたいという内容のメールに百合はシンに誰にも内緒で今晩泊まるホテルを教えて欲しいと頼み、荷物をまとめてサプライズでノブの泊まるホテルに向かい、部屋番号を伝え待ってる旨ノブにメールをした。
一方ヤスはノブに百合の探りを入れようと仕事が終わり部屋にノブを呼び出すが、百合からのメールを見たノブは遥々百合が会いにきてくれたから明日にしてとお願いする。
ヤスは今居場所が分かったが百合が行方不明だった事をノブに伝えたところ、ノブはビックリし驚きを隠せないでいた。
ヤスは百合と事務所には莫大な契約金が発生しており、百合は契約期間が終わるまではAVに出続けなければいけない事をノブに伝えた。ノブは四海のやり口が汚いと四海に対しての文句を言うが、ヤスはそれを承知で契約した百合も百合だと口にする。出回ったビデオは一生消えない事、それを嫌がる男(ノブ)と一緒に居ても百合が追い詰められるだけだという事をノブに告げ、もう一度よく考えろとノブを叱責した。
考えたノブは百合のいる部屋に行き、契約が切れる残り半年間、最後までAV女優としての百合を見届けるよう百合に伝え二人は一件落着した。
美雨は百合を迎えに翌朝福岡に発つことになった。
美雨は何であたしがと面倒くさそうだが、ヤスから美雨が来てくれたら心強いと言われ行くことに。
9時頃着くという美雨にヤスは10時に出るからそれまで自分の部屋で朝食を食べようと美雨を呼び出した。
ホテルに着くと、二人で朝食をとるが何かぎこちない様子。
ヤスはいきなりデザートから出された感じで順番が違うと違和感を伝えた。
美雨は「なんの順番?」と聞くと、ヤスは「朝食ってのは一日の始まりというより締めくくりなのかもな。一緒に夜を過ごしたもの同士の。きっとその後一日が始まるんだよ。」と言うと、美雨も「夜明けのコーヒーとか言うもんね」と大きく共感し盛り上がった。
そんな中、急に二日酔いのナナが部屋に入ってきて薬を懇願するが美雨を見るやいなや走り去っていった。
美雨はナナにとってヤスは精神安定剤みたいなものだから、自分が居たことにショックを受けたんじゃないかと心配するが、ヤスはナナはレンが居ればそんなに不安定にならないから大丈夫だと諭す。更に美雨の事も気遣い、「これからは俺も遠慮なく誰かと朝飯ぐらい食いてぇよ」と座って美雨に言った。
美雨は「あたしといきなりデザートじゃ意味ないよ?」というと、ヤスは東京に戻ったら酒でも飲もうと美雨が好きな酒を買って帰ると約束した。
美雨が純米酒とバーボンが好きな事を知ると、ヤスは固まり「つくづく気が合うな」と言いやれやれとした様子でコーヒーを口にした。
東京に戻ると昔からのブラストの追っかけである上原美里(本名:都築舞)がブラストのマネージャーとして就任していた。
美里の就任祝いをした後、ヤスと美雨は部屋に戻り約束通りお酒を一緒に呑んでいた。
灰皿に置いたタバコが煙を出して燃えている中、美雨とヤスはキスをした。吸いかけのタバコをヤスが消した瞬間、美雨が次の行動を察しまだこれ以上は心の準備が出来ていないとストップをかけた。美雨は27にもなってごめんと謝るが、ヤスは美雨が男嫌いなのも知ってる為、嫌なら何もしないし謝らなくていいと大きく包み込んだ。
ヤスは自分が何を考えているか分からないとよく言われる為、美雨のように洞察力があって人の内側を見てる女じゃないと上手くいかないと伝えた。ヤスが初めて美雨への本心を伝えた一言だ。美雨も何故自分を選んだか悩んでいたためやっと府に落ちたと納得した。
さらに美雨はヤスが彼女を作らなかったのはナナの為だと思っていて、そうゆう関係が羨ましかったが、ナナはどんどん甘やかされて幼児化するのではないかと心配もしていたと語った。
ヤスは元々ナナのヤス依存症を断つ為、彼女を作るという理性的な判断が先にあった。その考えのもと冷静に考えこいつだと美雨を選んだ事に対し、そんな嬉しい事はないと美雨はヤスに言う。美雨は一時の衝動で舞い上がり色んな事を見失う恋愛感情というものを信じていない。美雨は「あたしはそういうヤスの浮ついてないところが好きなの」と再度思いを伝えた。ヤスも「俺だって浮かれることくらいあるんだから、そうゆう事言うと浮かれますよ!」と二人は笑い合った。
こうしてヤスと美雨は自然な流れで付き合うことになっていったのである。
結城詩音(ゆうきしおん)の登場
ブラストが地元のファンを集めたXmasパーティー兼謝恩会を開催する事になった。
そこにはナナの幼少期に失踪した実の母親の娘でナナの大ファンである大阪在住の「上原美里(中学生)」が参加する事になった。実際はナナとは異父姉妹の関係にあたるが、この時点でナナの母親が生きている事、異父姉妹という事をブラストのメンバーはもちろん、上原美里(中学生)本人も知らない。
そんな中、ブラストのマネージャーである美里だけは大阪から「上原美里(中学生)」が来ることを美雨から聞き、自分が「『上原美里』を名乗ったから?」と急に戸惑いはじめた。
そんなマネージャーの美里の様子を見た美雨は「その子が来たら何かまずいことがあるの?何かあるなら自分が様子見てくるからまずい事があるなら話して」とマネージャーの美里に言った。
謝恩会の受付には、ブラストの私設ファンクラブ会長でインディーズ時代からヤスのファンであるセレブ美人の結城詩音(ゆうきしおん)と四海の従業員の瞬(しゅん)が居た。
美雨は瞬に中に入れてとお願いするが、瞬はタレントが中に入るのはまずいし、ファンの集いに彼女が来たらヤスだって困ると詩音が聞いている中、美雨を阻止した。
美雨は詩音が聞いてるのに”彼女”と大声で話す瞬に焦りながら「瞬ちゃん!」と声を大きくする。詩音は、ヤスとは気心知れた長年の友人で彼女が居る事はヤスから聞いているので口外したりしないから安心するよう二人に言った。その後、煙草を吸いながら自身の自己紹介をする詩音はヤスと一緒の「BlackStones」の銘柄を吸っており、指にはヤスとお揃いの指輪が光っているのを美雨は見逃さなかった。
美雨は瞬の反対を押し切り会場には入れなかったものの、控え室の廊下でヤスと会う事ができた。マネージャーの美里が事情は言ってくれないが、思い詰めた様子で動揺している事から大阪からきている「上原美里」とナナを近づけないようヤスに忠告した。煙草を吸うヤスの指には詩音とお揃いの指輪が光っていた。美雨は気を付けて見ておくようヤスに再度忠告したが、ヤスは事情も分からないのに何を気を付ければいいのかと困惑。詩音の事で不機嫌MAXな美雨は「だから2人が近付かないように。何聞いてんのよ。」と怒りながらその場を去った。ヤスは「すんません」と怯え気味で一言。
その後、謝恩会はひとまず無事に終わり、ナナと大阪の「上原美里」も事なきを得たのである。
お正月を迎え、ナナと奈々が同居していた部屋である707号室でお正月をお祝いするブラストメンバーと美雨、奈々、美里の姿があった。
美雨は奈々の着物を着付けてあげ、奈々はさすがヤスの彼女とすっかり美雨に懐いていた。
以前、シンとレイラの合同誕生日パーティーの際に無視してしまった事を美雨は謝り、「大していい人じゃないけどよろしくね」とその後も奈々と着物を買いに行ったりと公私でも仲良くなっていったのである。
後にシンが大麻所持で逮捕された。
美雨は奈々とトラネスのリーダー兼ベース担当タクミ/一ノ瀬匠(いちのせたくみ)との新居に行き、逮捕された時の状況などを奈々に話した。奈々はシンを思い泣きじゃくり、タクミになだめられていた。
美雨を送りに部屋を出た奈々は、ツアーで張り切っていたナナが心配だとうつむく。その姿を見て美雨はノブと百合なら追い払うから一緒に寮に来るよう誘った。タクミが運転する車で寮に向かう道中、車内では美雨がタクミに「詩音って女知ってる?」と探りを入れる。
タクミは焦って「知らねえよそんな女!」とごまかしたが、美雨は無表情で「そうわかった」と少し心配そうな表情を浮かべた。
寮に着いた美雨と奈々は、ナナの部屋で3人で話をする。シンがいない間、ソロ活動をするよう事務所から話を持ち掛けられ、悩むナナに奈々は「絶対やるべきだ!」と説得する。顔を出すと言ったヤスがなかなか来ない為、ナナはヤスを呼びに行こうとするが、美雨は顔出すと言った以上来るから、しばらくそっとしておいてあげた方がいいかもとヤスを気遣かった。ナナはその美雨の一言で、シンの逮捕で一番ショックを受けているのはブラストを作ったヤスかもしれないと気づかされる。
そんな中ヤスはナナの部屋に向かう途中、エレベーターでタクミに会い詩音の事を美雨に聞かれたことをにやけながら忠告される。
ヤスはナナの部屋に着き、ナナからソロになって今まで以上に集客しブラストは潰さないという涙の決意を聞き、ヤスは「ありがとう」とナナの成長した姿に切なくも嬉しそうに微笑んだ。ナナも今までは人から与えてもらう事ばかり求てた為に孤独や苛立ちがあったが、これからはヤスの為に、応援してくれるハチの為に、仲間の為に歌う事を決意したのである。
ナナの部屋を出たヤスは美雨と会い、疑ってたなら聞きにくいかもしれないが、詩音の事を何で自分ではなくタクミに聞いたのか問いかけた。美雨はタクミは絶対ヤスに話すと思いヤスがどう出るか試し、「あっさり白状したって事は今はもうやましい事はないんだね。」と逆に問いかけた。
ヤスは「ほんとかないませんよ。先輩には」とまたもや美雨の作戦に引っ掛かり、昔関係があった事を認めてしまい、美雨は「やっぱりそうゆう関係だったんだ最低」と怒る。
ヤスは付き合う前の事だし、浮気はしない主義だと弁解するが、美雨は「主義と言われても今も連絡とり合ってるんでしょ?」と喚いた。ヤスはファンクラブも活動も休止でもう会う事もないから心配しないよう美雨をなだめた。
美雨は今日はこんな責める事を言うつもりはなかったと謝った。ヤスは謝らなくていいと諭しつつも、正直今日は疲れたから寝ると言い初めて美雨のベッドに入った。「なんでここで寝るのよ!」と突っ込む美雨に「いーじゃねーか。ここが一番落ち着くんだよ。」とヤスの言葉に微笑む美雨。だが、「きちんと着替えて、歯磨きし、顔を洗ってからね」ときちんと姉さん気質も発揮する美雨であった。
ナナの母親「上原美鈴」が週刊誌に載り失踪し、また娘でナナの大ファンである「上原美里」も週刊誌から逃げる為、親戚の家に避難をしていたが家出をしてしまう。
美里の親友の千景(シンの大ファン)や兄が心配する中、家出した美里は東京の新宿でファンクラブの会長である詩音の元に姿を現した。
詩音は美里を自宅で休ませ、そこに美里を心配したヤスが現れる。
詩音は「彼女が焼きもち妬くからもう会わないんじゃなかったの、お人好し」と一言。
美里の寝顔を見て無事を確かめたヤスはほっとしリビングに入ろうとするが、ヤスが浮気しない主義なのは知っているし、二人で居ても手持無沙汰なだけだから出直すよう詩音に言われ詩音の家を後にする。
別の日、ヤスは美雨に会いに美雨の部屋に入ろうとした瞬間、詩音から着信がある。
美雨の前で出るか一瞬悩んだが電話に出ると、「ああ分かった、すぐ行くよ」と美雨に野暮用だと言い出かけてしまう。美雨は笑顔で送りだしたが、モヤモヤした表情だ。
廊下から近づいてくる足音が聞こえるとヤスが忘れ物と言い戻ってきた。美雨が「あたしの部屋に?」と驚いた瞬間、ヤスは美雨の頭を抱き寄せキスをした。「しまった。眼鏡外して」と言うヤスに「自分で外しなよ」と照れる美雨にもう手が塞がってるからと美雨を覗き込みながら懇願する。
美雨は照れながらヤスの眼鏡を外し、見つめ合うと今度は美雨からヤスにキスをしたのである。
美雨はヤスが来る前に百合にヤスとまだ関係をもっていない事を話していて、百合に「そんなんじゃヤスに浮気されますよ」と言われた一言を思い出していた。
美雨は初めて理性を越えてヤスに「ごめんね。行かないで。」と懇願し二人はそのままベッドインしたのである。事を終えると、ヤスの腕枕で幸せそうに眠る美雨の姿があった。
レンの死
ナナはレンの事故当日は大阪で仕事をしていた。
レンの訃報を聞いた他のメンバーはレンがいる場所に向かう為、空港に向かう車の中にいた。
ヤスはナナと一緒にいるチーフマネージャーの銀平に急いでナナをレンの元に来させるよう伝えるが、美雨が電話を代わり飛行機も電車も最終便がない旨伝える。ずっと行き違いでナナに会えていなかったレンはナナに会いたがっているとノブは泣きじゃくる。
ヤスはレンの元には行かず、大阪のナナの元へマネージャーの美里と行き自分がナナにレンの訃報を伝え翌朝ナナと一緒に来る事を決めた。
美雨、ノブ、シンはレンのいる最寄りの空港に着き、奈々とタクミと合流する。
忙しいタクミは美雨を見つけると、泣きじゃくる奈々を美雨に託し、美雨も何か出来ることがあったら何でも言ってと協力の意を示した。
病院では身元確認の為、タクミとノブがレンの元に行った。顔は損傷が激しいが、ギタリストの命でもある手を庇うように死んでいた。
一行はノブの実家である旅館に移動し体を休める。美雨はヤスに電話しみんな泣いているが、支え合っているからきっと大丈夫と現状を報告した。
奈々はナナの元にいてあげられない事、事故に合う前のレンとの電話でレンを引き止められなかった事を後悔しており、それをノブが励ます。
顔を隠し泣いたままの最年少シンは奈々が励ました。
妊娠している奈々の体を気遣い、ノブは美雨と一緒に部屋にある温泉に入るよう促した。
奈々は入浴中、美雨の腕のリストカットの跡を見つけてしまう。
心配する奈々に美雨は自分でも何故やってしまうか分からず、傷は浅くクセみたいなものだと言う。
だが、ヤスが悲しむ為もうしないと言い、「この先自分にどんな悲しい事があっても…ヤスが悲しむ事だけは絶対にしたくないって思った…」と美雨の中でヤスがとても大きな存在になっていると思わせる言葉を語ったのである。
翌日、葬儀会場に着くとヤスに抱きかかえられたナナが報道陣の群れの中から登場した。
美雨はヤス達が乗ってきた車に行き運転していた四海の従業員 瞬にトランクの荷物を旅館に運ぶ為、車を走らせるよう言った。
瞬は美雨にヤスの傍に居るよう促すが、こんな時にまでナナに対して焼きもちを妬きたくないと車を走らせてもらった。
篠田美雨の関連人物・キャラクター
ノブ/寺島伸夫(てらしま のぶお)
CV:関智一/PS2ゲームでの声優:植木誠
実写映画『NANA』・『NANA2』:成宮寛貴
寺島旅館の跡取り息子であり、ブラストのギタリスト兼作曲担当。仲間思いで優しく、涙もろい愛嬌たっぷりのお坊ちゃんタイプ。
ブラストメンバーに対する気持ちが熱く、誰よりも案じている。
学生時代にレンをリスペクトしてギターを始めた。
主人公 ナナとレンを結びつけた恋のキューピッドで不安定になりがちな2人の関係を常に心配しながら見守っている。
身長が低いことにコンプレックスを持っており、よく厚底のブーツや革靴を履いている。
人懐っこい性格同士だと相性が合う。奈々と付き合うが失恋し、美雨ともいい感じになるが付き合うまでには至らず、AV女優である高坂百合(松本朝海)と付き合うようになる。
ノブ/寺島伸夫(NANA)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
renote.net
寺島伸夫(てらしまのぶお)とは、矢沢あい原作の『NANA』に登場するキャラクターである。
寺島旅館の跡取り息子であり、BLACK STONES(ブラックストーンズ / ブラスト)のギタリスト。作曲担当でもある。
涙もろく愛嬌があり、周りのことを心配している仲間想いな性格。愛称はノブ。
身長が低いことがコンプレックス。
パンクでやんちゃな見た目だがそれに反して真面目で実直。
人懐っこく騒がしい性格で小松奈々(こまつなな / 奈々)とは相性が合う。
ヤス/高木泰士(たかぎ やすし)
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レン/本城蓮(NANA)の徹底解説・考察まとめ
本城蓮(ほんじょうれん)とは、矢沢あい作の漫画『NANA』の主人公である大崎ナナの婚約者。人気バンド「TRAPNEST」のギター、作曲担当。港町の倉庫街に捨てられていた。地元では「BlackStones」のベースを担当し、ナナと同棲。「TRAPNEST」に誘われたことにより上京し、ナナと別れる。2年後にナナの上京により、再会。再び付き合うこととなり婚約する。薬物依存症。ナナの20歳の誕生日の前日、車の自損事故で死亡している。
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タクミ/一ノ瀬巧(NANA)の徹底解説・考察まとめ
一ノ瀬巧(いちのせたくみ)は矢沢あいの漫画『NANA』の登場人物。人気バンドTRAPNEST(トラップネスト/トラネス)のリーダーであり、ベースを担当している。理性的に物事を考え、頭の回転が早く常に冷静である。愛称はタクミ。 同じトラネスのレイラは幼馴染で特別な絆があり、レイラを守るナイトのような一面もある。 恋愛に関しては自由奔放で、一度に何人とも関係を持ち安定はしていなかったが、小松菜奈と出会いのちに結婚する。
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シン/岡崎真一(NANA)の徹底解説・考察まとめ
シン/岡崎真一(おかざき しんいち)とは、矢沢あいの大人気漫画『NANA』の登場人物で主人公 大崎ナナがボーカルを務めるバンド「BLACK STONES(ブラックストーンズ)通称:『ブラスト』」のベースを担当。仲間からは「シン」、「シンちゃん」という愛称で呼ばれている。親に見放されているシンは愛情を知らずに育ち、未成年にして喫煙、飲酒、売春を行っているがレイラや仲間との出会いにより、愛について悩み、揺れ動きながら成長していく。
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ハチ/一ノ瀬奈々(NANA)の徹底解説・考察まとめ
一ノ瀬奈々(いちのせなな)とは、矢沢あい原作の『NANA』に登場するキャラクターである。愛称はハチ。 恋愛体質で夢見がちな性格。情に流されやすく、涙もろい。 ナナとは同居人の仲でBLACK STONES(ブラックストーンズ/ブラスト)のことを一番応援している。 ブラストやTRAPNEST(トラップネスト/トラネス)のメンバーからとても可愛がられており、奈々自身も仲間想い。 涙もろく愛嬌があり、周りのことを心配している仲間想いな性格の寺島伸夫(てらしまのぶお)とは相性が合う。
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芹澤レイラ(NANA)の徹底解説・考察まとめ
芹澤レイラ(せりざわレイラ)とは、人気漫画『NANA』の登場人物であり、作中に登場する人気バンド「TRAPNEST(トラップネスト)」、通称「トラネス」のボーカリストである。日本とアメリカのハーフであり幼い頃からその美貌と、ボーカリストとしての才能に注目されていた。同級生から差別を受けいじめられた過去を持つ。幼馴染であり、後にトラネスのベーシストとして共に活動していくタクミからバンドのボーカルとして誘われ、徐々に自分らしい生き方を見出していく。
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都築舞/上原美里(NANA)の徹底解説・考察まとめ
都築舞(つづきまい)/上原美里(うえはらみさと)は、矢沢あい作の漫画『NANA』に登場するキャラクターである。作中に登場するバンド「BLACK STONES」のお世話係として四海コーポレーションに勤務している。中学時代から「BLACK STONES」の熱狂的なファンであり、「BLACK STONES」が東京でライブをするたびに上京するほどだ。本名は都築舞であり、ナナの母親が再婚相手との間にできた子である「上原美里」という名前を名乗っていた。
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ヤス/高木泰士(NANA)の徹底解説・考察まとめ
ヤス/高木泰士(たかぎ やすし)とは矢沢あい作の漫画『NANA』に出てくる登場人物。 バンドのBLACK STONESではリーダーであり、ドラム担当。ナナの保護者代わりを担っている。メンバー内からは時たまやっさんと呼ばれている。スキンヘッドにサングラスという強面な風貌とは裏腹に、いつも心穏やかで周りのことを常に見守り、冷静に物事を判断できる性格。それもあってか周りからの信頼も厚く、頼りにされている。
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ノブ/寺島伸夫(NANA)の徹底解説・考察まとめ
寺島伸夫(てらしまのぶお)とは、矢沢あい原作の『NANA』に登場するキャラクターである。 寺島旅館の跡取り息子であり、BLACK STONES(ブラックストーンズ / ブラスト)のギタリスト。作曲担当でもある。 涙もろく愛嬌があり、周りのことを心配している仲間想いな性格。愛称はノブ。 身長が低いことがコンプレックス。 パンクでやんちゃな見た目だがそれに反して真面目で実直。 人懐っこく騒がしい性格で小松奈々(こまつなな / 奈々)とは相性が合う。
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大崎ナナ(NANA)の徹底解説・考察まとめ
大崎ナナ(おおさきなな)とは、矢沢あい原作の『NANA』に登場するキャラクターである。 BLACK STONES(ブラックストーンズ / ブラスト)のボーカル。二の腕に蓮のタトゥーが入っている。TRAPNESTの本城蓮(ほんじょうれん / レン)とは恋人同士。 レンの影響を受けており、ファッションやしゃべり方、癖などよく似ている。 幼少期に母に捨てられており、育ての親である祖母も亡くなってしまい天涯孤独。 友人や恋人など、自分と近い存在の人との関係性に悩み傷つきやすい性格。
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川村幸子(NANA)の徹底解説・考察まとめ
川村幸子とは、矢沢あい原作の『NANA』に登場するキャラクターである。愛称は幸子。頑張り屋さんで、自分自身のやりたいことに向かってひたむきに努力するタイプ。周りからの評判もよい優等生だが、ときおり不思議ちゃんになることもあり、周りからギャップがあると言われるが本人に自覚はない。遠藤章司とは大学の同級生であり、同じバイト先のバイト仲間。基本は恋人一筋な性格。そんな章司に恋人がいることが分かっても諦めきれず、彼の心を捉えたことで浮気相手から彼女になった。
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遠藤章司(NANA)の徹底解説・考察まとめ
遠藤章司(えんどうしょうじ)とは、矢沢あい作の漫画『NANA』に登場する男性キャラクターで、『NANA』の主人公の1人、小松奈々(こまつなな)の元恋人である。地元の専門学校を卒業後、1年浪人し東京の美大に合格した。奈々の上京後、奈々のわがままに疲れていた章司はアルバイト先で出会った川村幸子(かわむらさちこ)と二股をかけた末、幸子を選びそのまま奈々と破局。その後は、幸子と同棲を始めたり、誕生日に花束を渡したりと幸子のことをすごく大切にしている。
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香坂百合/松本朝海(NANA)の徹底解説・考察まとめ
香坂百合(こうさかゆり)/松本朝海(まつもとあさみ)とは、矢沢あいの大人気漫画『NANA』の登場人物。職業は売れっ子AV女優。香坂百合は芸名で本名は松本朝海。主人公の大崎ナナがボーカルを務めるバンド・BLACK STONES(ブラックストーンズ/ブラスト)も所属している芸能事務所「四海コーポレーション(通称:四海)」の寮に住んでいる。ここでブラストのギタリスト寺島伸夫(てらしま のぶお)と出会い、特技の色仕掛けから交際に発展する。恋愛と仕事の狭間で思い悩む様子が描かれている。
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結城詩音(NANA)の徹底解説・考察まとめ
結城詩音(ゆうきしおん)とは、矢沢あい原作の大人気漫画およびアニメである『NANA』に登場するバンド・BLACK STONES(ブラスト)のファン。インディーズ時代から追いかけており、特にドラム担当の高木泰士(たかぎやすし)を愛しているため、ブラストファンというよりもヤスのファンである。ブラストのファンクラブ会長を務めている。
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一ノ瀬皐(NANA)の徹底解説・考察まとめ
一ノ瀬皐(いちのせさつき)とは、矢沢あい原作の大人気漫画およびアニメである『NANA』に登場する主人公・一ノ瀬奈々(いちのせなな)と一ノ瀬巧(いちのせたくみ)の娘。奈々と巧の長男である蓮(れん)のことを「お兄ちゃん」と呼んでいるため、第二子として描かれている。父親である巧と同じ黒髪で眉毛がそっくりであるが、性格は母親に似ている。
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早乙女淳子(NANA)の徹底解説・考察まとめ
早乙女淳子(さおとめじゅんこ)とは、矢沢あいの大人気漫画『NANA』の登場人物。主人公 小松奈々(こまつなな)の親友。実家は農家を営んでいる。元ヤンの為、物怖じしない性格でしっかり者。愛称は「淳子」や「淳ちゃん」。ピンチになる度に泣きついてくる奈々を時には母親のように叱り、時には愛のムチで突き放したりする姉御肌気質の大人な女性。上京し美大に通いながら油彩を勉強している。地元の専門学校時代に高倉京助(たかくら きょうすけ)に出会い、飲み会で意気投合し恋人となり都内で同棲している。
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ナオキ/藤枝直樹(NANA)の徹底解説・考察まとめ
ナオキ/藤枝直樹(ふじえだなおき)は矢沢あい作の漫画『NANA』に登場する人気バンド「TRAPNEST」のドラム担当。中学時代からバンドをはじめ、高校時代に「TRAPNEST」に加入。高校卒業後に上京しメジャーデビュー。目立ちたがり屋で中学時代から金髪にしている。ムードメーカーであり、天然な発言や行動も多く、バンドメンバーによくつっこまれている。周りでは多くの事件が起こるが能天気に過ごしていることが多い。未来のシーンではイギリスに住んでおり、いなくなったナナを探している。
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高倉京助(NANA)の徹底解説・考察まとめ
高倉京助(たかくらきょうすけ)とは、矢沢あい作の漫画『NANA』に登場する男性キャラクターである。『NANA』の主人公の1人、小松奈々(こまつなな)の友人で、奈々の親友である早乙女淳子(さおとめじゅんこ)の恋人である。淳子と共に東京の美術大学へと通い、淳子と大学の友人とともに画廊を借りて個展を開いている。専攻は油絵。淳子と同様、大人びているため奈々からは「熟年カップル」と呼ばれている。コミックスの未来のシーンでは淳子と結婚していると思われる場面が描かれている。
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蓮(NANA)の徹底解説・考察まとめ
蓮(れん)とは、矢沢あい原作の大人気漫画およびアニメである『NANA』に登場する主人公・一ノ瀬奈々(いちのせなな)と一ノ瀬巧(いちのせたくみ)/タクミの息子。奈々がタクミとノブの間で揺れている時に妊娠した子であり、誰の子かは明確にされていない。皐(さつき)という妹がおり、未来のシーンでは皐は奈々と日本で、蓮はタクミとイギリスでそれぞれ暮らしている。
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上原美里(NANA)の徹底解説・考察まとめ
上原美里(うえはらみさと)とは、矢沢あい原作の『NANA』に登場するキャラクターである。 NANAの主人公の一人である大崎ナナ(おおさきなな)とは異父姉妹。 実家は大阪でお好み焼きを営んでおり、美里自身も関西弁を話す。 知らずのうちにナナがボーカルを務めるバンド、BLACK STONES(ブラックストーンズ / ブラスト)のファンになり、急接近することとなる。
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柏木凌子(NANA)の徹底解説・考察まとめ
柏木凌子(かしわぎりょうこ)とは、矢沢あい原作の大人気漫画およびアニメである『NANA』に登場するキャラクターで、バンド「BLACK STONES」(ブラックストーンズ)のベーシスト・シンが家出した際に大人の世界をいろいろと教えた女性である。職業はフライトアテンダント。容姿は「TRAPNEST」(トラップネスト)のボーカル・レイラに似ていると言われているが、その評価は人によりまちまちである。
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上原美鈴(NANA)の徹底解説・考察まとめ
上原美鈴(うえはらみすず)とは、矢沢あい原作の大人気漫画およびアニメである『NANA』に登場する主人公・大崎ナナ(おおさきなな)の母親である。ナナが4歳の時に蒸発し、現在ナナとの関りはない。大阪でお好み焼き屋を営んでおり、新しい夫との間に上原美里(うえはらみさと)という娘がいる。
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成田充(NANA)の徹底解説・考察まとめ
成田充(なりたみつる)とは、矢沢あい原作の大人気漫画およびアニメである『NANA』に登場するキャラクターで、バンド「TRAPNEST」(トラップネスト・通称トラネス)が所属するCOOKIE MUSICの社長。あまり頭は良くなく、バンドリーダー・タクミやボーカル・レイラに蔑ろにされる。ギタリストのレンにコカインを与えて作曲をさせている。
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鞠花(NANA)の徹底解説・考察まとめ
鞠花(まりか)とは、矢沢あい原作の大人気漫画およびアニメである『NANA』に登場するキャラクターで、バンド「BLACK STONES」(ブラックストーンズ)のインディーズ時代からの追っかけファン。同じくインディーズ時代からのファンであるルイと常に一緒に行動している。バンドメンバーではギタリストのノブの大ファンである。
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佐藤公一(NANA)の徹底解説・考察まとめ
佐藤公一(さとうこういち)とは、矢沢あい原作の大人気漫画およびアニメである『NANA』に登場するキャラクターで、主人公・小松奈々(こまつなな)や奈々の元カレ・遠藤章司(えんどうしょうじ)などが行きつけの「ジャクソンホール」というバーのマスター。なぜかフルネームで呼ばれることが多い。
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倉田稔(NANA)の徹底解説・考察まとめ
倉田稔(くらたみのる)とは、矢沢あい原作の大人気漫画およびアニメである『NANA』に登場するキャラクターで、バンド「BLACK STONES」(ブラックストーンズ)や「TRAPNEST」(トラップネスト)を追いかける週刊サーチのカメラマン。契約社員として働いており、芸能半デスクの工藤(くどう)にこき使われる毎日を送っている。自身の撮った写真で世間を騒がせられることに快感を覚える。
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水越誠一(NANA)の徹底解説・考察まとめ
水越誠一(みずこしせいいち)とは、矢沢あい原作の大人気漫画およびアニメである『NANA』に登場するキャラクターで、主人公・小松奈々(こまつなな)が上京して最初のバイト先である家具屋「サブリナ」の店長。奈々を雇ってから一か月で店を畳み、地元に戻って幼馴染と結婚している。
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小松奈緒(NANA)の徹底解説・考察まとめ
小松奈緒(こまつなお)とは、矢沢あい原作の大人気漫画およびアニメである『NANA』に登場するキャラクターで、主人公・小松奈々(こまつなな)の姉である。奈々に似た容姿であるが少しぽっちゃりとした体形であり、奈々からは太っていることを嫌がられている。小松家三姉妹の中で唯一の常識人。
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ルイ(NANA)の徹底解説・考察まとめ
ルイとは、矢沢あい原作の大人気漫画およびアニメである『NANA』に登場するキャラクターで、バンド「BLACK STONES」(ブラックストーンズ)のインディーズ時代からの追っかけファン。同じくインディーズ時代からのファンである鞠花(まりか)と常に一緒に行動している。パンクファッションの似合う細身な女性。見た目は怖いが話すと気さくな雰囲気である。
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諸星銀平(NANA)の徹底解説・考察まとめ
諸星銀平(もろぼしぎんぺい)とは、矢沢あい原作の大人気漫画およびアニメである『NANA』に登場するバンド「BLACK STONES」のチーフマネージャー。通称・銀ちゃん。オネエ言葉を話し、バンドでドラムを担当している高木泰士(たかぎやすし)のことが一番好き。マネージャーとしてバンドを支える縁の下の力持ちである。
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工藤(NANA)の徹底解説・考察まとめ
工藤(くどう)とは、矢沢あい原作の大人気漫画およびアニメである『NANA』に登場するキャラクターで、バンド「BLACK STONES」(ブラックストーンズ)や「TRAPNEST」(トラップネスト)を追いかける週刊サーチの芸能班デスク。特に「BLACK STONES」のボーカル・ナナに固執しており、編集長などの言うことも聞かずに取材を進めるところがある。
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