尾形百之助(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ
尾形百之助(おがた ひゃくのすけ)とは『週刊ヤングジャンプ』で連載されている野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』の作品に登場する銃さばきの上手い軍人。大日本帝国陸軍の第七師団に所属していたが、途中軍隊の上司である鶴見中尉を裏切った。その後は脱走兵として土方歳三とアイヌの金塊を探すため一緒に行動し、金塊の鍵を握るのっぺらぼうに会うため網走監獄に潜入した。そこでのっぺらぼうと一緒にいた杉元の頭を撃ち抜いて逃げた。それから新たな金塊の情報を探るべく誰にもすがらずに自分で旅を続けている。
茨戸の理容室に来ていた尾形は、事前に仕入れていた「警察の茨戸分署の署長が賭場の関係者である久保田馬吉に宿場町のなわばりを奪い取らせてワイロをもらっている」という話をした。店主は「署長の狙いはそれだけではなく、賭場をまとめている日泥一家が持っている何かを欲しがっている」と話した。すると急に署長が入って来て、尾形が街に来る前に日泥一家の子分が殺害した者を探すために「腕のたつお侍さんはどこにいる?」と店主に聞き込みに来た。店主が「そのふたりならしばらく前に出ていきました」と伝えると、署長は尾形を見て「そのチンピラも初めて見る顔だな?」と言いながら、吐き捨てるかのように日泥の用心棒になったらタダじゃおかないと忠告する。尾形は気に入らなかった様子で、髪を切るハサミで署長の顎の真ん中を割って黙らせた。それから尾形は署長の頭を掴みながら店を出て、自分の強さを見せつけるかのように遠くのやぐらにあった鐘に向かって銃弾を当て、狙撃力を見せつけた。それを見た周りの連中は、腕の良さに驚いて、騒然とさせる。馬吉と署長の先導で、刺青の皮に関係する日泥の女将の家に行くと日泥の手下達が数人死体となって横たわっていたが、肝心の女将の姿はなかった。その裏ではすでに日泥の息子と手を組んで動いていた土方歳三(ひじかた としぞう)と彼の仲間が、手下達を殺害して刺青の皮を奪おうとしていた。土方は“鬼の副長”と呼ばれた新選組の土方本人で、密かに函館戦争を生き延び、今は北海道を独立させて海外から移民も受け入れる多民族国家を作るために、アイヌの金塊を探していた。土方は一緒に居た日泥の息子に、女将から刺青の皮を引き出させろと伝えて、併せて「馬吉一味を潰せば満足だろう!私への報酬は刺青の皮だ」と話した。それから土方達は理容室に行き、店主に店の前で人質として女将の家から連れ出した日泥の妾と刺青の皮の受け渡しを行うために妾をかくまってくれと頼んだ。その一方で、日泥の息子は女将に家の出来事は馬吉一味の仕業で、妾を人質にしているから刺青の皮と交換だと伝えた。交換場所である理容室に日泥一家は向かい、待ち伏せていた店主と妾の女が合流し、女将は持参した刺青の皮が入っている入れ物を店主に投げ渡し、拾い上げようとした瞬間に妾が撃たれてしまった。だがその妾は土方の仲間の永倉が変装したもので、撃ち抜かれたおなかもただの詰め物だった。永倉はかつて新撰組に所属していた剣士で、今は土方の目的に協力していた。尾形の目的はこの銃撃で場を混乱させることにあり、その隙に馬吉に刺青人皮を拾わせようと考えていたのである。この銃撃を機に、街中が銃撃戦になり刺青の皮が入った入れ物に近づけずにいたが、尾形はがめついと噂の女将が入れ物に執着していないことに気付いた。すると番屋の物置の方で煙が上がっていたため、女将達が急いで戻ると妾の子供が日泥の父親のではなく、息子と出来た子供ということを知り揉めていた。怒りに任せて父親が女将を手にかけ、番屋に隠れていた尾形がその父親を銃撃して殺害する。これにより揉め事はおさまり、尾形は冷静にどこかから持って来たのか刺青の皮を頭に乗せて笑っていた。そこに合流してきた土方達に、「腕の立つ用心棒はいらねぇかい」と自分を売り込んだ。
夕張で、偽の刺青人皮が作成されていることを知る
尾形のかつての上司にして、大日本帝国陸軍の第七師団を率いる鶴見中尉もまた、北海道に独立国を作る野望がためにアイヌの金塊を狙う人間の一人だった。その動向を探ろうと尾形が夕張にやってきた頃、鶴見中尉は江渡貝という腕のいい剥製屋に偽の刺青人皮を作らせ、金塊を狙う者たちを混乱させようと企てていた。家の中に入ると、肉の破片があり手に取ると「なるほど…これは厄介だな」と刺青人皮の偽物を作って混乱させようとしているのを読み取った。それから他の部屋を覗くと、居たであろう江渡貝の姿が見えず逃げられたと感じた。すると家に鶴見中尉の部下である月島軍曹が現れ、尾形に向かって銃剣を突きつけるも当たらなかった。月島から強い蹴りを受け、尾形は飛ばされて剥製の人形の間に身を潜める。その時、杉元と一緒に旅をしている刺青囚人で各地の監獄を脱獄してきた白石が家に入ってくる。尾形は知らずに近づいてきた白石の背後から銃を突きつけながら、自身の存在がバレないように刺青人皮の偽物が作られていることを杉元に伝えさせた。そして人皮の偽物を月島が持って出て行ったと嘘の情報を伝え、杉元達に追わせることにした。尾形は熊の着ぐるみを着て人皮を持ち去った江渡貝を探しに、街の人に聞き込みをして跡を追うと夕張の炭鉱に着くと、月島とトロッコに乗って炭鉱に入る姿を見かける。尾形はトロッコに乗って追いかけるも炭鉱に充満したガスに引火し、爆発に巻き込まれて死にそうになったが、炭鉱夫に連れられて通用口に向かい一緒に旅をしている牛山と合流した。それから江渡貝宅に着くと、尾形は炭鉱から一緒に助け出された杉元達や牛山に対して人間の剥製を使って、偽の刺青人皮が作られていることを伝えながら炭鉱で江渡貝が死んでいたことを話した。このことを踏まえて、偽の人皮は月島が持って行き、世に出回ってしまっているかもしれないと不安感を抱く。するとそこに土方が入ってきて、部屋に落ちていた人皮を手に取り、「この忘れ物がどっちなのか…判別する方法を探さねば」と話した。家の中を物色し判別する手がかりを探していると、家の外から第七師団の兵士が火炎瓶を投げつけてきて、中の剥製に引火する。尾形は燃え盛る家の中から外にいる兵士達と銃撃戦を繰り広げていると、中に侵入してきた兵士に馬乗りされるが杉元に助けられた。尾形達は家から脱出し、そのまま次なる囚人を探すために旅を始めていた。
樺戸監獄近くのコタン(アイヌの村)で、尾形だけ村の違和感を感じる
次なる刺青囚人を探すために、尾形達は樺戸監獄に向かうため森を歩いていた。すると遠くにアイヌのコタン(村)を見つけ、休憩と寝床確保のため向かい交渉しに行くと、小屋に入れられて村人の紹介が始まる。尾形はアシリパが村人に言い放った”ムシオンカミ”という言葉が気になるもアシリパはトイレに立ってしまったため、村人に尋ねるも全く反応が無かった。尾形は村人に「おや?もしかして分からんのか?」と言うと、村人はアイヌ語に方言があるから分からないものもあると話すも尾形は不信感が拭えず、「こいつら本当にアイヌか?」と杉元に話す。杉元は村人の髪をかき上げてアイヌの耳たぶの厚さを証明したが、尾形は冷静に「福耳しか見えねぇけどな」とつぶやいた。再び証明するために杉元は小屋にあったキサラリ(木の棒のてっぺんが枝分かれしている子供の遊び道具)を持ち出して、村人に使い方を問いただすも誰も正解を答えられなかった。尾形は正しい使い方を教えると言い、振りかぶって村の男の足の小指を潰すとその男は痛みから日本語でリアクションし、アイヌ語でリアクションしないことにさらに疑問を抱く。その後アシリパのトイレに着いて行った村人が小屋に戻ってきて、杉元がアシリパの状況を聞くと明らかに嘘の情報を話し始めたので、思いっきり殴った。男が倒れた拍子に脚から刺青が見え、アイヌではないことを知ると村の男達は尾形達を襲おうとするが、力およばず男達は全員倒されてしまった。尾形は敵をほとんど1人で片付けてしまった杉元の強さに感嘆しつつ、その容赦の無さを揶揄するように笑みを浮かべていた。
大荒れの大雪山で、尾形の正確な狙撃が役に立つ
土方たちに雇われた尾形は、夕張で作られた偽の刺青人皮の判別法を探すため杉元たちと行動を共にし、月形の旅館で宿を取った。そんな中、白石は「土方にも刺青人皮の情報を流していたことが杉元にバレてめった刺しにされる」夢を見て飛び起きる。先のアイヌの村での暴れっぷりもあり、このまま一緒に旅をしていたら杉元に殺されると恐怖した白石は、一人密かに旅館を抜け出す。しかしそんな彼が足を向けた先には、偶然にも第七師団の兵士達がたむろしていた。脱獄犯で顔が知れている白石は兵士達に追いかけられて、終いには取り囲まれて捕まってしまった。そこに白石がたまたま居合わせてしまったために、脱獄犯で顔が知れているため追いかけられて、終いには取り囲まれて捕まってしまった。第七師団の捕虜になっていた白石を助けるために、一行はそれぞれに役割を実行して白石を助け出すことができた。すると第七師団の兵士が追ってきたため、近くにあった気球に乗り込み遠くへ逃げようとする。気球に乗り込んで遠くを目指して飛んでいたが、急にエンジンが故障してしまい森に墜落するもそこから歩いていたが、跡を追ってきた兵士に見つかり急いで目の前にある大雪山を越えようとしていた。山を登っていると天候が雪で大荒れ状態になり、気温が急激に下がったので、白石が低体温症で意識がおかしくなっていた。命の危険性を感じたため、尾形は持ち前の狙撃力で目の前にいたユク(鹿)を2頭同時に仕留める。急いで腹を割いて中に入り、山の寒さを凌ぐことができた。
尾形の過去
次の囚人を探すために釧路に向かっている途中で、尾形はアシリパから好物について聞かれた。すると尾形の幼少時代の記憶が甦り、母がよく“あんこう鍋”を作ってくれたのを思い出した。当時はあんこうが安く手に入り地元の庶民的な鍋で、好きで食べていたがあんこうがよく取れる冬の時期は毎日作ってくれていた。毎日作る理由は、愛人関係にあった父が美味しいと言ってくれたからまた来てもらえるように作っていた。だが本妻に子供が出来てからは父が来なくなり、母は頭がおかしくなってひたすらあんこう鍋を作り続けるようになった。そんな母を見て、尾形は祖父の古い銃を持って畑に行って鳥を撃ち落とし、あんこう鍋を作り続けることを辞めさせようとする。依然あんこう鍋を作るので、尾形は殺鼠剤を鍋に入れて母を殺害し、最後に愛した父が葬式に来て母と再会出来るだろうと期待していたが来なかった。この恨みを抱えながら大人になり、父のもとを訪れて復讐という形で腹部を小刀で刺して、殺そうとしていた。刺している間に昔の記憶や父からの愛情を確かめたが、父の口からは「出来損ないの倅じゃ、呪われろ」と愛のない言葉を吐き捨てられる。尾形は冷たい笑みを浮かべながら実の父にトドメを刺し、証拠を片付けて家を後にしていった。
尾形はインカラマッが鶴見中尉と繋がっていることを暴く
釧路の海岸でバッタの大群に追われた後、杉元達全員が集まるとアシリパがインカラマッから聞いた父・ウイルクを殺した犯人は、ウイルクの友人で極東民族の独立運動を行なったパルチザン(一般民衆から組織された非正規軍)であるアイヌ人の“キロランケ”だという情報の真偽を確かめようとした。キロランケは知らない顔をすると、インカラマッがキロランケが犯人である証拠を出して問い詰めた。だがキロランケは否定し続けていると、尾形がインカラマッに対して「この女…鶴見中尉と通じているぞ」と話し、そう指摘する理由を「殺害現場の遺留品を回収したのは鶴見中尉だ」と話した。つまりその証拠を持ち出せるのは、鶴見中尉と繋がっているからだと話すとインカラマッは「鶴見中尉を利用しただけです」と関係があったことを認めた。
網走監獄で杉元とのっぺらぼうの頭を撃ち抜く
尾形は杉元達が網走監獄にいるのっぺらぼうに会い、アイヌの隠した金塊の情報を聞き出す旅に参加している。尾形の真意は分からないが、網走監獄に着くとやぐらから杉元とのっぺらぼうの2人が合流したのを銃を構えながら見ていた。のっぺぼうが杉元に対して何かを喋ろうとした瞬間に、尾形は冷静にまずのっぺらぼうの頭撃ち抜き、続けて杉元の頭を撃ち抜いた。そのあとは完全に仕留めるために杉元の頭を撃とうとしたが、近くから谷垣が杉元を助けようと足を引っ張っていたので、腕を撃ち抜くも助け出されてしまい納得のいかない顔をしていた。これ以上は手を出せないと判断して、尾形は網走監獄から撤収。近くに停めていた予備の船に乗りこみながら、あくまで杉元を待つつもりだったアシリパに「のっぺらぼうと杉元は死んだ」と伝える。この情報にショックを受けたアシリパを巧妙に宥めすかし、金塊の隠し場所に関する重要人物である彼女を確保した上で船を出した。
樺太
民族が飼っていたトナカイを殺してしまう
樺太の敷香に着いた尾形達は、食料にする黒貂を捕まえに山の中に入った。すると尾形は急に発砲し、トナカイを捕らえることが出来た。しかしよく見るとそのトナカイは首輪をしており、近くに住んでいるウイルタ民族が飼っているものだということが分かった。尾形は顔色ひとつ変えなかったが、周りは一生懸命慰めてフォローしながらウイルタ族のところに事情を話に行くと、民族の男から代償をトナカイで返すか山トナカイの狩りを手伝うかどちらを選ぶかと言われる。尾形達は山トナカイの狩りを手伝い、尾形の巧みな銃さばきで山トナカイの群れを全部撃ち落とし一緒にいたウイルタ族を驚かせた。狩りが終わるとウイルタ族の小屋に戻り、みんなでトナカイの料理を味わって楽しんでいた。
ロシア
ロシアの国境警備隊に狙われた
尾形達はウイルタ族にお世話になった後、ロシアの国境を越えるために警備の目を誤魔化す格好をすることで国境を自由に越えることができる民族になりすました。尾形達は変装して国境を渡ってみると、見事に越えることができたが、急に銃声が響き渡ると先導していたウイルタ族の親子の父が撃たれてしまった。警備隊は尾形たちの中に“ロシア皇帝を暗殺した指名手配犯(=キロランケ)”がいると判断して銃撃したものの、冬用の服装のせいで個人を識別することができず、その指名手配犯を仕留めたかどうか分からずにいた。尾形は銃弾が来た方向に銃を構え、狙いを定めたように警備隊の1人を撃ち抜き、そのまま撃ってきた原因を突き止めるために警備隊に近づきながら銃を構えていた。警備隊の1人と尾形は森の中で一昼夜もこう着状態になり、警備隊は尾形の動かない状態を変に思い、しっかり見てみるとカカシだった。近くにあったウイルタの棺を見つけ、そこに尾形が隠れていると思い撃ち続けるも棺は偽物で、銃弾の行方を突き止めた尾形は狙っていた男の頬を撃ち抜いて戦いに勝つことができた。翌朝戦いの疲れが出たのか、その後は風邪をひいたので、先導してくれたウイルタ族のいとこの村に向かい休息をとることにした。
夢で、第七師団時代を思いだす
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土方歳三(ひじかたとしぞう)とは、漫画『ゴールデンカムイ』に登場する人物で、刺青の囚人の頭目にして「新撰組鬼の副長」と恐れられた男。函館戦争で死亡したと思われていたが、極秘で監獄に収監されていた。蝦夷共和国樹立を叶えるため、アイヌの隠し金塊を狙う。同じく金塊を狙う大日本帝国陸軍第七師団を最大の障害と見なし、主人公・杉元佐一や彼の仲間たちとも一時共闘する。普段は穏やかな老人だが、戦闘時には鬼のような気迫を見せて敵と戦う。利害が一致すればどんな人物とも手を組むが、敵と見なす者には一切容赦しない。
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ウイルク(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ
ウイルクとは『ゴールデンカムイ』に登場するアイヌ民族の男性である。アイヌの隠し金塊の所在を唯一知る人物であり、金塊争奪戦の原因となった。メインヒロインであるアイヌの少女アシリパの父親であり、娘と同じ独特な青い目をしている。作中では網走監獄に幽閉され、顔の皮が無い「のっぺら坊」として登場。アイヌの金塊を隠し、その場所を示した暗号を24人の凶悪な囚人達に刺青として彫った。金塊を巡る様々な勢力が網走監獄を襲撃した際にかつての仲間のキロランケの差金で暗殺された。
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フチ(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ
フチとは、『ゴールデンカムイ』のキャラクターで、アイヌの老婆にしてヒロイン・アシリパの祖母。 アイヌの古い教えを大切にしながら日々を生きる一般人で、作中で繰り広げられる熾烈な金塊争奪戦とは無縁の立場にある。一方で家族の多くが金塊争奪戦の渦中にあり、たびたびその関係者の来訪を受ける。中でも陸軍兵士の谷垣源次郎とは、瀕死の重傷を負って彼女の家に担ぎ込まれてから交流を重ね、実の家族のように互いを大切に想う間柄。主人公・杉元佐一を気に入り、アシリパを嫁にもらってほしいと考えている。
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鯉登音之進(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ
鯉登音之進とは野田サトル原作の漫画・アニメ『ゴールデンカムイ』に登場する人物で、大日本帝国陸軍第七師団歩兵第27聯隊に所属する陸軍少尉である。鶴見篤四郎中尉を崇拝しており、彼からも「お気に入り」とされている。銃器が多く登場する本作において、薩摩に伝わる日本剣術・自顕流を実践で通用するレベルにまで鍛え上げた一流の使い手。海軍少将の鯉登平二を父に持ち、裕福な家庭で育ったいわゆる「ボンボン」。様々な場面で月島基軍曹の補佐を必要としたが、最終的には一人前の将校へと立派に成長した。
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門倉利運(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ
門倉利運(かどくら としゆき)とは、野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』の登場人物で、のっぺらぼうを収監していた網走監獄の看守部長。冴えない中年男だが、実は土方歳三の内通者として情報を流していた。網走の攻囲戦の後は土方と行動を共にする。のっぺらぼうが隔離される前に最後に刺青を入れた男だが、刺青はすべてが揃わなくても解けるため、門倉の刺青はさほど重要ではないと思われていた。しかし最終局面で、思わぬ鍵が隠されていたことが判明する。
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岩息舞治(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ
岩息舞治(がんそくまいはる)とは、野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』に登場する刺青の囚人のうちの一人で、屈強な肉体と暴力への飽くなき欲求を併せ持つ男だ。樺太にあるロシア人の村で、男たちが集団で殴り合う競技「スチェンカ」に参加していた。キロランケやアシリパを追跡する杉元と出会い、拳を通して心を通わせる。刺青は剥がずに書き写された後、強者との出会いを求めてロシアへ渡っていった。
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マンスール(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ
マンスールとは、『ゴールデンカムイ』のキャラクターで、ロシア皇帝の暗殺にも加担したパルチザンのソフィア・ゴールデンハンドの仲間の1人にして砲撃手である。 アイヌの隠し金塊を手に入れるため、ソフィアや仲間たちと共に北海道に乗り込み、主人公の杉元たちに協力。金塊を我が物にせんとする第七師団と壮絶な戦いを繰り広げ、敵の駆逐艦を旧式の大砲で撃破するという大殊勲を挙げた。突如鳴り物入りで登場し、作品の内外からその力量に疑問を持たれるも、鮮やかな活躍で評価を覆したキャラクターである。
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二階堂浩平(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ
二階堂浩平(にかいどう こうへい)とは、『ゴールデンカムイ』の登場人物で、アイヌの隠し金塊争奪戦に参加している大日本帝国陸軍第七師団の兵士である。双子の兄弟の二階堂洋平を返り討ちにした杉元佐一に激しい殺意を抱くようになり、復讐を果たさんとたびたび死闘を演じた。戦いを経る毎に両耳や手足を失って行き、治療の際に使用したモルヒネによって薬物中毒者と化し、その副作用で子供のような性格の異常者となった。最終的に武器の仕込まれた義手や義足を装備し、心も体も壊れていきながら金塊争奪戦の最前線で戦い続けた。
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津山睦雄(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ
津山睦雄(つやま むつお)とは、野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』に登場する刺青の囚人のうちの一人で、「三十三人殺し」と呼ばれている。本編には登場せず、第七師団の鶴見中尉が刺青人皮を持っている。津山から剥いだ刺青人皮をベストのように着こなす鶴見中尉の姿は、多くの読者に衝撃を与えた。「三十三人殺し」という経歴から、モデルは「津山三十人殺し」の都井睦雄(とい むつお)であるという見方が一般的だ。
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菊田杢太郎(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ
菊田杢太郎(きくた もくたろう)とは、野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』の登場人物で、鶴見中尉率いる第七師団の一員。作中では珍しく、比較的常識的な言動をする男だ。日露戦争で倒したロシア将校の銃を奪い、戦争が終わった後でも持ち歩いている。金塊争奪戦には途中から参戦したが、その正体は軍中央から鶴見中尉に差し向けられたスパイ。また、かつて故郷を出たばかりの杉元佐一(すぎもと さいち)と出会い、軍に入隊するきっかけを作っており、「不死身の杉元」の生みの親とも言える。
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江渡貝弥作(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ
江渡貝弥作(えどがいやさく)とは、野田サトルによる漫画作品『ゴールデンカムイ』の登場人物で、北海道・夕張で剥製工房を営んでいる青年である。剥製職人としての腕は良いが、人間の死体の皮で革細工を作るという歪んだ趣味を持っている。自分の実の母親を剥製にして所有。母親の偏った教育の下で成長したが、母を慕うなどマザコン気質の持ち主である。鶴見の依頼により贋物の刺青人皮を作成したが、刺青を狙う尾形や杉本に狙われる。初めて自分を受け入れてくれた鶴見を慕っており、最期は鶴見の為に自らの命を犠牲にした。
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インカラマッ(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ
インカラマッとは、『週刊ヤングジャンプ』にて連載されていた野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』に登場する人物で、占いで生計を立て北海道を旅するアイヌ女性。少女の頃にアシリパの父ウイルクと交流があり、金塊争奪戦の渦中にいるアシリパの周囲に現れる。目的を明かそうとせず、周囲を占いで惑わすような行動を取るため、その存在を怪しまれている。鶴見中尉率いる第七師団から離れ小樽のアシリパのコタンで療養していた谷垣源次郎と、疱瘡で家族を失ったチカパシとともに、アシリパを追いかけ旅をする。
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目次 - Contents
- 尾形百之助のプロフィール・人物像
- 尾形百之助の装備・能力
- 三十年式歩兵銃/三八式歩兵銃
- ベルダンM1870
- 拳銃
- 刺青人皮
- 尾形百之助の来歴・活躍
- 北海道
- 杉元達が捕まえていた刺青囚人を奪うために争う
- ひっそりと小樽にあるアイヌの村に足を運ぶ
- 土方歳三と手を組もうと交渉する
- 夕張で、偽の刺青人皮が作成されていることを知る
- 樺戸監獄近くのコタン(アイヌの村)で、尾形だけ村の違和感を感じる
- 大荒れの大雪山で、尾形の正確な狙撃が役に立つ
- 尾形の過去
- 尾形はインカラマッが鶴見中尉と繋がっていることを暴く
- 網走監獄で杉元とのっぺらぼうの頭を撃ち抜く
- 樺太
- 民族が飼っていたトナカイを殺してしまう
- ロシア
- ロシアの国境警備隊に狙われた
- 夢で、第七師団時代を思いだす
- アシリパが何かを思い出したのを気づき、問い詰める
- ロシア人の医師に治療を受けるも、病院から抜け出す
- 北海道(折り返し編)
- 杉元達の跡を追う
- 土方の家に上がり込み、情報を流す
- 尾形百之助の関連人物・キャラクター
- 杉元佐一(すぎもと さいち)
- アシリパ
- 花沢幸次郎(はなざわ こうじろう)
- 花沢勇作(はなざわ ゆうさく)
- 鶴見篤四郎(つるみ とくしろう)
- 尾形百之助の小ネタ
- モデルの有力候補はアメリカ人狙撃手カルロス・ハスコック
- ロシア語が堪能