鉄拳6（ゲーム）のネタバレ解説・考察まとめ

CV：諸角憲一
国籍：ロシア
格闘スタイル：コマンドサンボ
前回「The king of iron fist tournament 5」では、デビル（三島一八かデビル仁）の奪取に向けて軍事的に大会に参加していたが、結局出会うことは叶わなかった。今大会においては、再び軍事作戦の一環として参加しており、今回は戦争を裏で操る三島財閥の壊滅が狙いである。寡黙なキャラクターであるが、ユーモアな一面も持ち合わせている。コマンドサンボにあるように、投げ技は相手の関節を狙う技が多い。打撃技も豊富で、特に中間距離から一気に距離を詰めて、さらにドラグノフに有利な状況を作り出せる「ロシアンフック・アサルト」が攻略の鍵を握っている。

デビル仁

CV：千葉一伸
国籍：不明
格闘スタイル：不明
仁の中に眠るデビル因子が目覚め、覚醒した姿。決められたストーリーはなく、もし仁がデビル因子によって暴走したらといったif的な存在。デビル化することで飛行が可能となり、ゲーム中でも空を舞う技をいくつか持つ。また、額から光線を出して相手に攻撃するなど、鉄拳シリーズでは珍しい飛び道具を持ったキャラクター。元は風間仁であることに間違いはないが、技の数々はいわゆる「三島系」で構成されており、完全な別キャラクターである。そのため、前々作あたりから風間仁が使えなくなっていた、三島系のキャラに代表される「風神拳」や「奈落払い」を使用可能。テクニカルなキャラクターではあるが、プレイヤーによっては最強キャラクターに挙げられるほどのポテンシャルを秘めている。

ニーナ・ウィリアムズ

CV：リーソル・ウィルカーソン
国籍：アイルランド
格闘スタイル：ウィリアムズ流の暗殺格闘術、骨法
『鉄拳』シリーズにおいて、全作品に登場している数少ないキャラクターの一人。アンナの姉であり、暗殺格闘術の使い手。大会への参加は、基本的にクライアントの依頼があって参加しているため、ニーナ自身は力や権力争いに興味はない。鉄拳2のエンディングにおいて、三島一八の暗殺に失敗したのち捕らえられ、コールドスリープの実験台とされてしまった。「The king of iron fist tournament 3」の開催時に目覚めるが、コールドスリープの影響から記憶をなくしたまま戦い続けることとなる。しかし、前回大会「The king of iron fist tournament 5」開催間近（鉄拳4終盤）において、失っていた記憶をアンナの顔を見たとたんに取り戻し、そのまま「The king of iron fist tournament 5」中はアンナと激闘を繰り広げることとなった。その後、アンナに勝利したニーナは三島財閥の工作員としてスカウトされ、世界中で工作活動を行い始める。そうしているうちに、三島財閥の頭首である風間仁が「The king of iron fist tournament 6」の開催を告げ、ニーナも風間仁のボディーガードとして大会に参加した。近距離での素早い小技で展開を作るのが得意なキャラクター。アンナと同様の格闘術を使うが、若干モーションに違いがある（ニーナの方が先に登場しているキャラクターなので、厳密にはアンナの方がニーナに寄せている）。優れた小技のほかに、キングには劣るものの「投げコンボ」を保有している数少ないキャラクターでもある。余談だが、コールドスリープの影響で見た目は若いままでも、戸籍上の年齢は40代。

パンダ

国籍：なし
格闘スタイル：平八流熊真拳改
常にシャオユウを心配している、シャオユウのペット。前回も含むほぼすべての大会にシャオユウの付き添いとして参戦している。今回「The king of iron fist tournament 6」では、仁をもとの優しい仁にしたいというシャオユウの願いを叶えるために大会に参加。見た目はパンダであるが、技やキャラクターの骨格はクマとほとんど（というか全く）同じである。クリスティ、エディのカポエイラコンビのように投げ技やリーチに差があるようなこともない。

花郎（ファラン）

CV：オム・サンヒョン
国籍：韓国
格闘スタイル：テコンドー
風間仁をライバル視している、韓国の若きテコンドー使い。同じく大会に参加している、テコンドー使いのペク・トーサンを師として仰いでいる。前回大会「The king of iron fist tournament 5」では、兵役を終わらせ「The king of iron fist tournament 4」で叶わなかった仁との再戦を行うために大会に参加した。その大会で、仁に悲願の勝利を収めることができた花郎であったが、その後デビル化した仁になすすべなく敗北。気が付くと仁の姿はなく、花郎は悔しさと怒りを爆発させる。しかし落ち込んでいる暇はなく、花郎はその感情をバネにペクにもっと力が欲しいと懇願した。その後、今まで以上に修行に取り組み、再び仁を倒すため、発表されたばかりの「The king of iron fist tournament 6」へと向かうのだった。格闘スタイルはテコンドーというだけあり、多種多様な足技を持つ。また足技に特化した構えも持っており、相手を翻弄して自分のターンを継続して戦うことができるのもポイント。ただし、構え移行ポイントや技の連携など覚える知識も多く、初心者にはやや扱いづらい。ペクと師弟関係にあるが技のほとんどがオリジナルであり、ペクと同じ技はほとんど使えない。

馮威（フェン・ウェイ）

CV：土田大
国籍：中国
格闘スタイル：神拳流中国拳法
力を欲して大会に参加している実力派の中国武人。その力を確かめるために数々の道場に足を運び、道場破りを決行している。自らの師である「神拳」をも殺害した過去があり、風間飛鳥の父親の道場を襲ってけがを負わせた張本人。「The king of iron fist tournament 5」では、武術の極意が書かれた「神拳奥義の書」を見つけることに成功したが、そこには「他の流派を打ち破り己のものとすることで、龍神と成る」という教えのみが記されていた。そこでフェンは、さらなる強者と高みを目指して「The king of iron fist tournament 6」へ参戦する。モデルは漫画『グラップラー刃牙』に登場する「列海王」。それゆえに強靭な肉体を持ち、そこから繰り出される足技等は高い威力を持っている。さらに、フェンを代表する「虚歩（きょほ）」という後ろに下がる特殊構えは、相手の最速行動を咎めることにも長け、うかつに反撃することを許さない。特殊構えの効果もあり、近距離での攻防が得意なキャラクターで、自身のテリトリー内であれば攻略難航な要塞と化す。また、背向け状態からでも多数の技を持っていて、相手に的を絞らせない戦術が可能。

ブライアン・フューリー

CV：トロイ・ベイカー
国籍：生前はアメリカ
格闘スタイル：キックボクシング
元はレイ・ウーロンの同僚である刑事で、ある事件がきっかけで殉職。その後、レプリカント（人造人間）として復活した。復活後は争いを求めて戦いに参加し、数多くの戦場などを渡り歩いている。「The king of iron fist tournament 4」の後にレプリカントとしての機能が停止してしまったが、Dr.ボスコノビッチの助けにより永久機関が埋め込まれ再度復活。その後、Dr.ボスコノビッチに負傷を負わせてから施設を後にし、ちょうど行われていた「The king of iron fist tournament 5」で永久機関の性能を試そうとする。しかしながら、Dr.ボスコノビッチの友人で護衛も担当していた吉光の執拗な攻撃により、消化不良のまま大会を後にすることとなった。大会後しばらくして、三島財閥が引き起こした戦争による紛争地帯で戦うブライアンであったが、その刺激に満足することができず、今度は別の獲物を求めて「The king of iron fist tournament 6」へと向かうのだった。キックボクシングを主体としているキャラクターで、近距離中距離でのけん制技等にすぐれている。自らコンボ始動技を当てるのは難しいが、多彩な小技を使って有利な状況を作り出し、カウンターを奪うことで一気に形勢を逆転を狙うことが可能。ファンの多いキャラクターの1人。

ブルース・アーヴィン

CV：クリスピン・フリーマン
国籍：アメリカ
格闘スタイル：キックボクシング
前作『鉄拳5』で久しぶりの登場となったキャラクター。一八の元私設部隊のメンバーであり、「The king of iron fist tournament 5」には一八の名前を名簿から見つけて参加した。今大会には、一八と共にG社の乗っ取りに成功したのち、仁を捕えるために参加を決めた。ブライアンと同じくキックボクシングを主体とするキャラクターだが、初期登場時に比べブルースの技はどちらかというとムエタイよりになっており、「首相撲」などのムエタイの技を使うことができる。近距離において凶器とも呼べる膝蹴り「カウ」を盾に、多彩で強烈な中下段の攻撃で相手にプレッシャーを与え続けるキャラクター。余談だが、『鉄拳2』に初登場した際は、そのあまりの強さゆえにゲームセンターによっては「ブルース使用禁止台」なども存在した。

白頭山（ペク・トー・サン）