歴代の家庭用ゲーム機まとめ!オデッセイからNintendo Switchまで

子どもから大人まで楽しめるテレビゲーム。その歴史は1970年代に始まり、制作者の創意工夫と様々な技術革新を取り込んで現在の形へと進化していった。中には世間に名も知られぬまま滅んでいった機種も少なからず存在し、栄枯盛衰を物語るものともなっている。ここでは、そんな有名無名双方を含めた歴代のテレビゲーム機を紹介する。

1972年

オデッセイ

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ラルフ・ベアが開発し、マグナボックス社(Magnavox)から1972年に発売された世界初の家庭用ゲーム機。日本では発売されていない。価格は当時の100ドル。初のコンシューマーハードにして、既にソフト(カード)の交換が可能だった。世界で初めてヒットしたビデオゲーム。

1975年

テレビテニス

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1975年9月12日にエポック社から発売された日本初の家庭用テレビゲーム機。発売当時の定価は、1万9500円。マグナボックスと技術提携し開発された。本体のアンテナからUHF帯の電波を発信しテレビ側のUHFチャンネルで受信するという現在でも珍しいワイヤレス機。ゲーム内容は、モノクロ画面に表示される左右に飛びかうボールを2人のプレイヤーがパドルを使って互いに打ち合うというルール。スコア機能がなかったため、本体上でスコアをカウントする為のダイヤルが付いていた。

1976年

フェアチャイルド・チャンネルF

フェアチャイルドセミコンダクターが1976年8月に製造した家庭用ゲーム機。小売価格は169.95ドル。このゲームは初めてプログラミング可能なROMカートリッジを搭載したゲーム機として知られている。日本では、丸紅住宅機器販売より1977年10月に輸入販売された。本体価格128,000円、カセット9,800円。

1977年

テレビゲーム15

任天堂が1977年7月に発売した家庭向けテレビゲーム。当時テレビゲームでは後発組だった任天堂は、マグナボックスからライセンスを取得し三菱電機と共同開発で廉価版の「テレビゲーム6」と共にこれを発売した。内容は主にPONGに代表されるテニスまたは卓球ゲームの類である。廉価版のテレビゲーム6では、テレビゲーム15のゲームスイッチ(遊べるゲームの数)を9つも省いてある。価格は廉価版だった「6」が定価9,800円、「15」の方が15,000円である。

Atari 2600

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米国アタリ社が開発した家庭用ゲーム機。それ以前のプログラム固定方式のゲーム機と異なるロムカートリッジによってゲームソフトを供給するプログラム内蔵方式のゲーム機として1977年にアメリカでは「Video Computer System」の名で発売され、日本では「カセットTVゲーム」の名でエポックによって発売された。当時の日本での発売価格は57,300円。

1978年

レーシング112

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任天堂が1978年に発売した家庭向けテレビゲーム。112種類のゲームが遊べるという触れ込みで、本体中央に設けられたハンドルが異彩を放っていた。スイッチの組み合わせで112通りのバリエーションはあるものの、それぞれの差異が一層不明確な物となり、消費者に飽きられるのも早かったとされる。価格は12,800円で、販売台数は約16万台程だった。

1979年

7ryui01824
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