Maison book girl(ブクガ)の徹底解説まとめ
Maison book girlとは、2014年11月5日に結成された日本のアイドルグループ。作曲家・音楽プロデューサーのサクライケンタとBiSのメンバーであったコショージメグミを中心として誕生。サクライケンタの「現音ポップ」と称する変拍子を多用した楽曲をバックにコショージメグミが詞の朗読を行うというパフォーマンスを発展させた形といえる。一筋縄ではいかない「現音ポップ」に合わせてパフォーミングを行う、という独自の世界を持っている。2021年5月30日、活動終了が公表される。
他のメンバーなどからみた矢川葵の印象
和田輪「「可愛いです。可愛くて、可愛いものが好きで、可愛いアイドルが好き。他の3人はスッて感じだし、ビジュアルも青くて薄暗いのに、可愛げの部分を保ってくれている人です」
コショージメグミ「印象がシャープになった。中身は全然変わってないけど、印象が変わった」
和田輪「確かに、みんな変わったけど、昔の写真を見て一番『こんなに子供だったっけ!』って思うのは葵ちゃん」
オフィシャルサイトに掲載された清水大輔氏(CUT/ロッキング・オン)による矢川葵の人物像。
矢川葵は、かわいい。「いや、かわいいは個性じゃないだろ」と思われるかもしれない。でも、矢川葵を評する言葉は、絶対に「かわいい」である。「かわいい」ことこそがブクガにおける彼女のアイデンティティであり、矢川自身もそうあることを自らに課している。「アイドルって、かわいい顔のアップでMVを撮るじゃないですか。ブクガはそういうのがなかったんですけど、葵ちゃんだけは唯一のアイドルショットみたいなのがあったんです(井上)」という証言は、象徴的なエピソードだ。ステージにおいても、動き・表情・歌・話す言葉、すべてのアクションを「かわいい」に引き寄せる力の持ち主。ビジュアルとは裏腹の内に秘めた力強さも、矢川の「かわいい」を形作っている。
Maison book girl主演映画『マイカット』の監督である小根山悠里香による矢川葵の紹介文。
白い秋役・矢川葵(Maison book girl)
【プロフィール】
1994/04/01
ミスiD2015 ファイナリスト
好きな食べ物:焼き鳥 甘いもの
好きなアイドル:松田聖子さん、松浦亜弥さん
マイブーム:ゲーム、ご飯のこと考えること
【監督からの紹介文】
白い秋はウサギのシグレと対になっている少女。
色んなところで言ってますが、あおいちゃんに初めて逢った時の印象、
「ウサギさんみたい…!!!」
肌が白くてふわっとした雰囲気なんだけど、どこか無機質そうな澄んだ黒い瞳とか。
あおいちゃん=ウサギというイメージはどうしても実現させたくて。
そこに奇跡的なウサギ・アザミちゃんとの出会いが。
でも最初あおいちゃんは真っ白でピー◯ーラビットみたいな可愛いのを想像してたらしく、
私が撮ったワイルドすぎるアザミちゃんの写真をみていささかショックを受けていたようでした笑。
でも、撮影で逢ってからずっと可愛い持って帰りたいと言ってくれていて、
あおいちゃん自身もウサギが好きなのをアザミちゃんも解るらしく、
あおいちゃんが撫でている時のアザミちゃんの表情ったらもう、目を閉じてたりして(ウサギは警戒心が強いから寝る時も目をつぶらないくらいなのに)、あおいちゃん×ウサギの図は、周りのスタッフをも幸せにする力が在りました。
それは観てくださったお客様にも感じていただけたんではないでしょうか。
そして、あおいちゃん演じる白い秋は、最後の最後で一言だけ、喋るんですが。
あれはきっと、喋れないシグレの気持ちを代弁したんじゃないかと思います。
(思います、と書いてるのは、色んな捉え方ができる部分だと思うからです)
そう思ってみると、あのシーンはとても沁みます。
そして、人格達の真ん中にいるシグレと同じく、白い少女達の中でアクションを起こすのは白い秋が多いです。(段ボールを運んだり、鍵を開けたり)
そのあたりも注目して観ていただけたらと思います。
あおいちゃん、今回はほぼ無表情だったけれど、
想いっきり笑った顔がとても素敵なので、いつか明るい役にも挑戦してみて欲しいです。
ミスiD2014ファイナリスト選考コメントより。
青山裕企:個人的な好きな雰囲気を持っていました。写真よりも、動いているときのほうが、魅力がアップしているように思えたので、その魅力をうまく写真に撮ってみたいなと思わせるものがありました。王道アイドルを目指してゆくには、年齢的に厳しくなってくるので、これを機に、本気なら上京して頑張ってみてください。いつでも撮ります!
加藤一華:チョコンとそこに居るだけで、なんだか大人っぽい雰囲気を漂わせていました。でも、話しをしている横顔は、どこか子供っぽいギャップもあって、とってもかわいらしかったです。肌が白くて清楚な上品さ。大人しい雰囲気とは違った部分も、もっと見てみたいと思いました。恥じらいながらも歌ってくれた姿がとっても可愛かったです。
岸田メル:こんなにキュっとした可愛さがあるのに、仕事ばかりで勝負がかけられなかったという、なんだかもうそれだけで応援できますが、年齢の割には幼く見える外見や喋り方、大阪弁、ドキドキします。ロリータはスタイルなので良いとか悪いとかではないのですが、それ以外でも勝負して欲しいですし、それだけの魅力は確実にあります。
小林司:いつも夢を見てるような顔をしたきれいな女の子。その心を開かない感じもよくて、最後まで目が離せませんでした。
木村ミサ:歌いかたがかわいくて推せます。メルヘンっぽいつくられた世界の中の被写体もかわいいのですが、個人的には作られていないアンニュイな世界観のほうがぴったりはまるんじゃないかな、、、と感じました。是非挑戦していただきたいです!
草野絵美:クールビューティーと少女を両立した顔と、甘めの好みが魅力的でした!自分でイラストを書いたりロリータカルチャーへの造詣が深いことは伝わったのですが、自分でもいろんなメイクやウィッグなどをもっとトライして、その姿の発信もみてみたいです!
佐久間宣行:審査ではあまり自分を出せなかった気もしましたが、黙っていてももつ素材力というか、これからドンドン奇麗になっていきそうなオーラがありました。
竹中夏海:顔が好きです。顔が好きだな、と思ってたら、他の何人かも同じ事を言っていました。グループアイドルの、幼く見えるけど実はお姉さんポジションとかどうかな…
山戸結希:危うさ。触れがたさ。時間が止まる眼を持っている。
2014年12月6日付の井上唯オフィシャルグログに掲載された矢川葵との出会い。
こんばんは、私です
流行りに乗って私も何日かに渡ってチームめぞんぶっくがーるについて書いていこうと思います
記念すべき一人目は
矢川葵*\(^o^)/*
最初会ったときの印象は写真と雰囲気違う!!って思い、あとちっさ!って思いました
初対面の日に二人で泊まりで、
関西の人やしハイテンションでめっちゃ喋るのかなーと勝手なイメージを持ってたら
とても落ち着いてるし話合うし完全に仲良くなれたなと私は勝手に思いました!
そして関西弁の可愛さね……(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾
あとはアイロンかけるのがうまい!
最近は衣装のシャツのシワのことばかり考えてます葵たん
矢川葵と松田聖子
矢川葵はアイドル好きであり、特に松田聖子と松浦亜弥の大ファンである。
ここでは矢川葵の松田聖子に対する「愛」を二つのインタビュー記事から検証してみる。
以下、HMV&BOOKS onlineに掲載された「Maison book girl の "偏愛レター"」より引用。
矢川葵が偏愛している「松田聖子」について、自身の口から語っている。
私は孤高の少女というものに憧れがあって、ひとりでステージに立って輝くソロアイドルがとても好きで惹かれます。その中でも特に好きなのは松浦亜弥さんと松田聖子さんです。今回は松田聖子さん(ここでは愛と敬意をもって"聖子ちゃん"と呼ばせてください。)聖子ちゃんについて書きたいと思います。
私が聖子ちゃんを好きになったのは母の影響で、聖子ちゃんの曲を口ずさんでいたりレコードを見せてくれたりよく80年代の話をしてくれたのがきっかけです。そういや虹色の順番も聖子ちゃんの「硝子のプリズム」の歌詞、"赤橙黄緑青藍紫 もう屈折しそう"と歌って母が教えてくれました。
中学生になり周りがバンドやダンスグループにハマる中、私は YouTube でザ☆ベストテンや夜のヒットスタジオ、時には飛行場や新幹線で歌う聖子ちゃんの動画をみるのにハマり、80年代は派手で大掛かりでおもしろいなぁと思っていました。初代ぶりっ子は聖子ちゃんだと聞いたことがありますが私は聖子ちゃんはぶりっ子ではない!と思います。だってぶりっ子ってかわい子ぶってる事を言うんだからかわいいを擬人化した存在の聖子ちゃんはぶりっ子じゃなくてむしろかわいいが聖子ちゃんぶってるんだ!と思います。目線の外し方、ウインクのタイミング、指先の角度、ステップの踏み方、曲終わりのはにかみ笑顔、マイクにそっと人差し指を添えまるで魔法のステッキのように持つ聖子ちゃん…どの角度からみてもキラキラ潤んだ瞳、ぷっくりとした?を流れる涙を見たときはこれが「瞳はダイヤモンド」か!!!と感動し私も涙がでました。
聖子ちゃんの声はいつも甘いピンクがかっていて大きな会場で歌っても愛のパワーに溢れていて聴いた人全員を恋に落としてしまうのです。うっ、胸きゅん…こうしてすべてを最高にかわいく魅せてくれる聖子ちゃんはきっと"かわいい"という概念から生まれてきたのです。最高。
聖子ちゃんがかわいいのはステージの上だけでなく、話し方や文章にもそれが表れていて、この間初めて聖子ちゃんのスター本「両手で聖子」を読んだのですが、可愛すぎてため息がでました。
「聖子はとっても泣き虫なの。もうダメ。ほんとに困った涙クンですね。」
皆さんはこの一文になんとも言えないトキメキを感じませんか?涙クンって!クンがカタカナなところに昭和世代を感じて私もこれから涙のことは涙クンと呼ぼうと決めました。他にもかわいいページはたくさんあったのですが聖子ちゃんの手書きで"女の子らしさ"と書かれていたページはもう切り取って私の人生の標語にしたいくらいです。
そして最後に一番大事な聖子ちゃんの楽曲について。私は松本隆さんの書かれる詞がとても好きで、いつも松本さんにしか思いつかないフレーズが曲の中にたくさん散りばめられていて私の乏しい感受性をフル稼働させてくれます。聖子ちゃんの曲でもたくさん作詞されていてどれも素敵で一番を選びきれないのですが、あえて絞りこむなら……「真冬の恋人たち」「黄色いカーディガン」「天国のキッス」「瞳はダイヤモンド」が好きです。あ、でも「蒼いフォトグラフ」「電話でデート」……あ~~選べないっ!!!
こんな素晴らしい歌詞を表現力豊かに最高級にかわいく歌える女の子はこの世に聖子ちゃんしかいません。聖子ちゃんの歌声、キャンディボイスの特徴でもある語尾の甘さと高音のしゃくり揚げがよくわかるのが「黄色いカーディガン」の「王子様よ」の"よ"と、「瞳はダイヤモンド」「瞳は」の"は"です。一音歌うだけでこんなにも胸がぎゅっとなる歌い方ができるのかと勉強になります。
聖子ちゃんの曲は年上の彼をもう、仕方のない人ね、でも好きよ。と言っているイメージのものが多いなと思っていて、そういった関係性に萌えを感じ憧れている身としては最高です!好きです!ありがとうございます!と大きな声で両手をあげて聖子ちゃんと制作者の方々に感謝したい気持ちです。
私もいつか聖子ちゃんのような素敵な乙女になって渚のバルコニーでレモネードの夏を過ごせるよう頑張ります。ねえDARLIN'♡(ここで恥ずかしそうに可愛らしく首を傾ける)
出典: www.hmv.co.jp
以下、マイナビニュースに掲載された「矢川葵(Maison book girl)が語る 松田聖子の魅力とアイドルポップス論」より引用。
松田聖子を好きになったきっかけや、その魅力、また松田聖子の楽曲の多くを作詞してきた松本隆について、松田聖子以外にもいいと感じているアイドル楽曲について語っている。
矢川葵が80年代のアイドルソングに目覚めた理由
ー矢川さんが 昔のアイドルソングを好きになったきっかけはなんだったのですか?
矢川:おばあちゃんの家に母が過ごした部屋がそのまま残っていたんです。そこには母が集めていたファンシーな雑貨や、昭和の頃に流行っていた丸文字だらけのアルバムとか日記帳などがあって、小さい頃、それを見るのが好きだったんです。アイドルのレコードもあって、ジャケットとか可愛いなーと思っていました。それに80年代頃の歌謡曲を特集したテレビ番組が放送されると、母がよく歌っていたんです。それがきっかけで松田聖子さんや当時のアイドルを知るようになりました。
ーその頃から、いろんなアイドルの曲を聴くようになったんですか?
矢川:小学生の頃はリアルタイムのあやや(松浦亜弥)とか、モーニング娘。が好きでした。中高生の頃になると、周りの友達はアイドルを卒業してバンドの曲を聴き始めたんですが、私には性に合わないというか、ハマることができなかったんです。それで私が好きな曲ってなんだろう?と探し始めたら、母が歌っていた松田聖子さんがいいなと思うようになって。ヒット曲だけじゃなくて、アルバムの収録曲とかも掘っていくようになりました。
ー周りの友達と違って、矢川さんは松田聖子にいくわけですね。
矢川:「ザ・ベストテン」など当時の映像も見ていると、聖子ちゃん以外にも「中森明菜さん、かっこいいな」とか「キョンキョン、可愛いな」とか、自分の好きなタイプのアイドルの曲を調べていくのが楽しくなっていきました。
矢川葵にとって松田聖子のこの5曲
ー80年代以降のアイドルの中でも、特に松田聖子さんへのリスペクト感がすごいですよね?
矢川:いろんなアイドルが好きなんですが、私は「箱推し」ではなくて「単推し」タイプなんです。聖子ちゃんは、ひとりでステージを作るところがすごくカッコいいなと思いました。しかも声も可愛くて上手だし、歌詞も素敵です。そして歌だけなく、「聖子ちゃんカット」という髪型とか、「ぶりっこ」という言葉が生まれたのも聖子ちゃんがきっかけだったということを聞いて、すべてのアイドルの元祖が聖子ちゃんだったんだなって思えるんです。
ーこの本はなんなんですか!すごいレアな感じですね。
矢川:古本屋さんで見つけて買いました。聖子ちゃんの丸文字がそのまま掲載されていたり、普段のままの写真がそのまま掲載されていたり、本当に可愛いです。
ー矢川さんにとっての松田聖子ベスト5を聞きたいんですが、まずナンバーワンソングにあげるとしたらどの曲ですか?
矢川:「天国のキッス」です。白いワンピースで歌っている姿も、首を傾げた仕草、小さな手の振りとか全部可愛いです。振り付けは、聖子ちゃんが歌詞の世界観に入り込んでいるようで、聖子ちゃん自身が思った動きをしてるのかなとさえ思えるんです。
ー確かにひとつひとつが可愛いですね(笑)。
矢川:あとは「ピーチ・シャーベット」「赤い靴のバレリーナ」とか…
ー…。聴いたことがないです。アルバムの曲なんですか?
矢川:私の一番好きなアルバムが『ユートピア』で、そのアルバムに収録されてる曲です。「ピーチ・シャーベット」は、私が好きなレトロな喫茶店にいる風景が思い浮かぶんです。
ー「赤い靴のバレリーナ」も、いまの時代にはないゆったりしたテンポで恋愛感情を表現してますね。
矢川:「赤い靴のバレリーナ」を聴くと、この曲の主人公になった気分になれます(笑)。前髪を切りすぎた時の気持ちとか、恋をしてほんの少しだけ浮き足立ってふわふわした気持ちとか、わかる感じがします。
ー今日は「ユートピア」のレコードも持ってきてくれたんですね。
矢川:これは中古レコード屋さんで買って部屋に飾っています(笑)。
ーそんなに想い入れがあるんですね。「セイシェルの色にそまり、 いまこころはあなたへのシンフォニー」というコピー、すごいな。昔のLPレコードのタスキってやっぱりいいですね。
矢川:コピーの終わりは「聖子。」です(笑)。収録されている曲名で文章が構成されているのも素敵ですよね。
ー次に選んでくれたのが「瞳はダイアモンド」です。
矢川:サビ終わりの“瞳はダイアモンド” のパートが「泣き節」なんです。“瞳・は・ ぁ“という声が高くなるところです。ここがすごいんです!何度もカラオケで練習してます。
ー最後にあと1曲選んでもらえますか?
矢川:たくさんありすぎて選べないんですけど…「ガラスの林檎」ですかね。この曲も動画で見たんですけど、ずっと泣きそうな表情で歌っている姿が印象に残りました。女の子が切ない顔で歌う姿が好きなんです(笑)。
出典: news.mynavi.jp
松本隆が書く詞の世界観
ー今日、選んでくれた松田聖子の曲は、詞がすべて松本隆ですね。矢川さんは松田聖子を聴いているうちに、松本隆にも興味が湧いてきたと言って、ラジオでも「松本先生」と丁寧に呼んでましたね。
矢川:そうです。かなり掘りました(笑)。
ー矢川さん世代の女の子が松本隆の世界観がいいなと思えるのは、どんな点なんでしょう?
矢川:風景が思い浮かぶ感じとか、私の知らない言葉が出てくるのもツボなんです。「白いパラソル」に出てくる“風を切るディンギー”ってなに??とか。「渚のバルコニー」で“バルコニー”がタイトルになる感じも、いまの時代とは違う空気が伝わってきます。
ー松本隆の詞で一番印象に残っている歌詞のフレーズってありますか?
矢川:「赤いスイートピー」の “なぜ あなたが時計をチラッと見るたび 泣きそうな気分になるの? ”という歌詞です。
こんなシチュエーションに立ち会ったことはないけど、すごく切ない気分になったり、なぜか懐かしい気分にさせられるところが、すごく好きですね。
ー歌詞の文字を読むと“泣きそうな気分になるの?”という疑問形なんですね。深いですね。
矢川:当時の作詞家や作曲家の方は、ひとりのアイドルという女の子のことだけを考えて曲を作っていたんだと思うんです。いまのように大勢のアイドルグループだと「ここ歌いたいのに…」と思っても歌えないこともあるじゃないですか。ひとりのアイドルのために作られた曲ってすごいです。だから「この人が歌う、このフレーズ!」というのが印象に残っていくんだと思います。
ー確かにソロアイドルは、1コーラス、2コーラスからサビと全部ひとりで表現するわけですよね。いまの時代のアイドルとは違いますね。
矢川:聖子ちゃんの曲はいろんな人がカバーしてますが、聴き比べをしてみるのも面白いです。南波志帆さんの歌う「天国のキッス」は、聖子ちゃんが歌う「天国のキッス」に登場している女の子とは性格が違うように聴こえる新しい発見もあります。
矢川葵がときめく80年代アイドルソング
ー今日は松田聖子を中心としてお話を聞いていますが、他にも矢川さんがいいなと思える曲をラジオ番組風に紹介してください。
♪スローモーション/中森明菜
明菜さんの大人っぽい情熱的なイメージの楽曲しか知らなかった頃に、このデビュー曲を聴いて驚きました!恋がゆっくりと始まっていく光景が目に浮かび、砂浜や海風の匂いまで感じられるような歌詞がすごく好きです。
♪サザン・ウインド/中森明菜
イントロが印象的な曲で、囁くようなAメロから、Bメロがなくすぐにサビに入るスピード感と曲中ふいにみせる笑顔、クールな眼差しで歌われる「危険かしらね…」。全てにドキドキしながら何度も聴いた曲です。
♪あなたを・もっと・知りたくて/薬師丸ひろ子
薬師丸さんの上品な声が歌声だけじゃなく台詞でまで味わえる優しいメロディが美しくて、夜眠る前によく聴いていました。「誰だかわかる?」の部分だけ滑舌が甘くなるところが可愛くてたまらなく好きです。
♪ワインひとくちの嘘 / Night Tempo Showa Groove Mix
最近、よく聴いているのが工藤静香さんの「ワインひとくちの嘘」ですが、80年代のアイドルやポップスの曲をリミックスしている韓国のDJ のNight Tempoさんが手掛けているアレンジがすごくいいんです。オリジナルはバラードなんですが、グルーヴ感が出ているのがすごく好きで、オススメです。
♪NEON/ YUKIKA
K-POPアイドルのYUKIKAちゃんも好きです。曲はオリジナルなんですけど80年代のシティポップス感があってよく聴いてます。プロデューサーの方が80年代の日本のポップスが大好きだったみたいです。YUKIKAちゃんは日本人なんですが、、韓国のテレビドラマ『THE IDOLM@STER.KR』のオーディションで、唯一の日本人キャストに抜擢されて、昨年韓国でソロデビューしたんです。「単推し」の私としては大好きなアイドルです。
ー最新の80年代のトレンドも押さえてて、すごく参考になります。これからも80年代の音楽は堀っていくんですか。
矢川:はい! もっともっとたくさんの素敵な歌を見つけていきたいですね。
ー最後に、矢川さんがソロアイドルでステージに立つとしたら、どんな感じになるんでしょうか。
矢川:難しいですけど、ブクガの青っぽいイメージや私の声質的にも、最近の可愛いアイドルの曲よりも、やっぱり歌謡曲っぽい感じが合っているじゃないかと勝手に思ってます(笑)。
ーリアルタイム世代以上に松田聖子を語ってくれたり、作家との関係性なども丁寧に考えてる矢川さんなので、ソロアイドルとしての歌も聴いてみたいです。プロデューサーのサクライさん、考えて欲しいなー(笑)。
矢川:以前のブクガは作られた世界観を歌っていた気がするんですが、最近のサクライさんはブクガのそれぞれのメンバーのことを考えて、歌詞を作ってくれているのかなぁと感じてます。「長い夜が明けて」のBメロの歌割りが「その子っぽいな」というか、それぞれのメンバーが本当に言ってそうな言葉なんです。私が勝手に思っているだけかもしれないですけど(笑)。
ー矢川さんが話していた「作家が、その女の子のことを考えて作品を作る」ということですね。矢川さん含めて各メンバーのソロ作品、本当に聴いてみたいですね。
出典: news.mynavi.jp
矢川葵と工藤遥
矢川葵はアイドル好きであり、特に松田聖子と松浦亜弥の大ファンであることは既に述べた。
またこの2人以外にも工藤遥の推しであることを公言している。
工藤遥はモーニング娘。の10期生だったメンバー。
2017年12月11日にモーニング娘。、及びハロープロジェクトから卒業しており、現在はソロで女優業に挑んでいる。
以下、Pop 'n'Rollよりインタビューを抜粋して引用。
矢川葵が工藤遥の推しになったきっかけを語っている。
*聞き手:山村哲也
山村:
矢川さんにもハマっていることを聞きたいのですが。
矢川:
工藤さん一色です(笑)。
山村:
やっぱり。では、工藤遥さんにハマったきっかけから聞いていきましょうか。
矢川:
コショージの影響です。コショージがモーニング娘。さんにハマって、話を聞いたり、いろんな映像を観て曲を聴いているうちに。
コショージ:
私は1個ハマると誰かと共有したくなって一緒に騒ぎたくなっちゃうんですよ。だから欅とかもいろんな人に勧めたりしているですけど、葵には推しを作ってほしくて。
矢川:
欅もずっと言われていて、この子可愛いとか言ってたんですけど。
コショージ:
そこまではね。
矢川:
そう。私の中では松浦亜弥さんが最後の推しみたいな感じで、ずっと好きだったんですよ。だからもともとハロプロが好きっていうところはあって。モーニング娘。さんを見ていると“あ、この曲知ってる”みたいなのってあるじゃないですか。そうやって見ているうちに“このショートカットの子可愛いな”と思って、気がついたらもうずっと工藤さんしか見てなかった(笑)。
山村:
意識なく気がついたら好きだったと。
矢川:
そうです。毎日工藤さんだけの動画を観たりするようになって、あれ? 大好きだわって。
山村:
今冷静になって考えてみると、どこがハマった理由だと思います?
矢川:
私は“愛おしさの塊”って呼んでいるんですけど、こんなにも胸がギュってなる女の子を見たのは初めてだなと思って。松浦さんとか松田聖子さんとかは好きなんですけど、尊敬とかカッコいいみたいな憧れで、工藤さんは初めて愛おしいって思ったアイドルなんです。
山村:
初めてできた心からの推しだ。
矢川:
そう、そうなんですよ! 娘にしたいみたいな(爆笑)。本当に可愛くて、どの曲を歌っていても、どの曲を踊っていても、ずっと“私楽しいです”って顔をしているんです。それを見て、いい子なんだろうなって思ったし、メンバーにも愛されていたりとかシンプルに顔もめちゃめちゃ可愛い。それで気がついたら工藤さんのキーホルダーを買い、工藤さんのタオルを買い、昨日丁度今やっている(取材時)快盗戦隊ルパンレンジャーのヒーローショーを観に行って。それがわりといい席が買えたので、本当に目の前を工藤さんが歩いていて“実在してるー”って(爆笑)。松浦さんが好きだった時はテレビで観る人って思っていたけど、間近で観て“推しって本当にこの世に存在するんだ”って感動しました(笑)。
山村:
モーニング娘。時代の工藤さんは観たことがあったんですか?
矢川:
テレビでちょいちょい観ていたぐらいです。私を推してくれているファンの人の中にもハロヲタが何人かいて、そのうちの1人に「泡沫サタデーナイト!」が流行っていた時“私、ショートカットの工藤さんって子が1番可愛いと思う”って言っていたらしいんですけど、この間“あの時気にしていたんだから、そこで好きになっていたらよかったのにね”ってその人に言われて本当にそうだよー!って思った(笑)。そこは遅かった。あの時から推していれば、ライブにも行けたのにって思いましたね。
コショージ:
でも、終わっているから燃えるみたいなところはあるからね。
矢川:
そうなのかなー。だからリアルタイムで追いたかったなって思いながら、今一生懸命ライブ映像とかを見返しているんですよ。この時代の工藤さんも可愛い、あの時代の工藤さんも可愛い、ずっと可愛いんだなーみたいに思いながら(笑)。
出典: popnroll.tv
上記インタビューのようなきっかけで工藤遥推しとなった矢川葵だが、工藤遥本人と出会ったことがある。
ニューシングル『SOUP』リリースに時に、同シングルの取材ということで集められたMaison book girlのメンバーの元にドッキリとして工藤遥が現れたのだ。
以下、音楽ナタリーよりそのドッキリの現場となったインタビューを引用。
びっくりしてあわてふためいた後に、本当に嬉しそうな矢川葵の姿や、5人の軽妙なやり取りが聞ける、楽しいインタビューとなっている。
どうして……ここに……推しが……?
──ニューシングル「SOUP」のリリースに合わせて、今回も取材させていただきます。
一同 よろしくお願いいたします。
──そこで今日は、皆さんがよく知っている方をここにお招きしました。
工藤遥 おはようございまーす。
矢川葵 ……!!
コショージメグミ・和田輪・井上唯 よろしくお願いします!
工藤 よろしくお願いします! あれ? ブクガって3人でしたっけ?
矢川 ……(しばらく無言のまま固まっている)。
──挨拶しなくていいんですか?
矢川 (小声で)か、か、かわいい。
一同 あははは!(笑)
矢川 なんで? なんで?
コショージ 連絡メールに書いてあったよ。
井上 知らなかったの?
矢川 ホンマに言ってる? どこに書いてたん?
コショージ 毎朝やってる朝礼でも言われたよ。
矢川 そんなん! やったことないやん!
──というわけで、今日はブクガと工藤さんの対談です。
矢川 それ本気で言ってます……?
──ここまでセッティングして何もやらなかったら変ですよ。
矢川 ……(工藤に向かって)よろしくお願いします。
工藤 はい……これは私も緊張する(笑)。
出典: natalie.mu
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クマリデパート(Qumali Depart)の徹底解説まとめ
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目次 - Contents
- Maison book girlの概要
- プロデューサー サクライケンタについて
- Maison book girlのメンバー
- 井上唯(いのうえゆい)
- 井上唯の略歴(誕生からMaison book girl加入前後まで)
- 井上唯の「こだわりの部屋」「ファッション」
- 井上唯の偏愛レター
- 井上唯はコレでデキている
- 他のメンバーなどからみた井上唯の印象
- 「栄養士」としての井上唯
- コショージメグミ
- コショージメグミの略歴(誕生からMaison book girl加入前後まで)
- コショージメグミの「こだわりの部屋」「ファッション」
- 他のメンバーなどからみたコショージメグミの印象
- コショージメグミの「無人島に持っていく10枚」
- コショージメグミと欅坂46
- 矢川葵(やがわあおい)
- 矢川葵の略歴(誕生からMaison book girl加入前後まで)
- 矢川葵の「こだわりの部屋」「ファッション」
- 他のメンバーなどからみた矢川葵の印象
- 矢川葵と松田聖子
- 矢川葵と工藤遥
- 和田輪(わだりん)
- 和田輪の略歴(誕生からMaison book girl加入前後まで)
- 和田輪の「こだわりの部屋」「ファッション」
- 和田輪の偏愛レター
- 和田輪はコレでデキている
- 他のメンバーなどからみた和田輪の印象
- 和田輪の「無人島に持っていく10枚」
- 和田輪にきっかけを与えた3冊の漫画
- 和田輪と眼鏡
- Maison book girlの元メンバー
- 宗本花音里(そうもとかおり)
- 宗本花音里の略歴(誕生からMaison book girl加入前後まで)
- 他のメンバーなどからみた宗本花音里の印象
- 宗本花音里、Maison book girlからの脱退。
- Maison book girlの活動経歴
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- 2021年8月
- Maison book girlのディスコグラフィー
- シングル
- 2015年3月14日:『white』(ライブ会場限定販売)
- 2015年3月14日:『black』(ライブ会場限定販売)
- 2016年11月30日:『river (cloudy irony)』
- 2017年7月19日:『412』
- 2017年12月13日:『cotoeri』
- 2018年6月20日:『elude』
- 2019年4月3日:『SOUP』
- 2019年7月31日:『umbla』
- EP
- 2016年3月30日:『summer continue』
- アルバム
- 2015年9月23日:『bath room』
- 2017年4月5日:『image』
- 2018年11月21日:『yume』
- 2019年12月18日:『海と宇宙の子供たち』
- ベストアルバム
- 2020年6月24日:『Fiction』
- Golden Record
- 2018年10月10日:『faithlessness (Tomggg Remix)』
- 2018年10月10日:『last scene (長谷川白紙 Remix)』
- 2018年10月10日:『veranda (bo en MEGACRAZYMIX)』
- 2019年2月14日:『karma (Miii Remix)』
- 2019年2月14日:『veranda (Aiobahn Remix)』
- 2019年2月14日:『おかえりさよなら (Seiho Remix)』
- 2019年2月14日:『十六歳 (Ryan Hemsworth Remix)』
- Blu-ray
- 2017年2月5日:『Solitude HOTEL 2F + faithlessness』(CD付)
- 2021年8月18日:『Solitude HOTEL』
- アナログシングル
- 2018年5月18日:『Karma - Bath Room (UK Version)』
- その他の媒体でのリリース
- 2015年7月9日:『おやすみホログラム presents 深夜note』(ダウンロード限定音源)
- 2016年7月14日:『サワソニ19 海の家 ACOUSTIC LIVE』(コンピレーションアルバム CD-R ライブ会場限定販売)
- リリース日不明映画『マイカット』サウンドトラック(USB)
- 参加作品
- 2014年9月18日:大森靖子『きゅるきゅる』(シングル)
- 2015年7月15日:大森靖子『マジックミラー / さっちゃんのセクシーカレー』(シングル)
- 2015年12月9日:アーバンギャルド『昭和九十年』(アルバム)
- 2016年1月27日:ハルカトミユキ『恋は魔法さ』(配信限定シングル)
- 2016年3月23日:大森靖子『TOKYO BLACK HOLE』(アルバム)
- 2016年9月7日:カフカ『あいなきせかい』(アルバム)
- 2016年12月8日:カフカ『City Boy City Girl feat.矢川葵(Maison book girl)』(配信限定シングル)
- 2016年12月14日:GOMESS『情景 -後篇-』(アルバム)
- 2017年8月30日:大森靖子『draw (A) drow』(シングル)
- 2017年12月15日:PLASTICZOOMS『Minds』(シングル:ライブ会場限定販売)
- 2018年10月17日:PLASTICZOOMS『Minds』(シングル:数量限定生産盤)
- 2018年10月24日:ナオト・インティライミ『Start To Rain』(シングル)
- 2018年10月24日:ポップしなないで『CDはもう売れない』(アルバム)
- 2020年11月25日:アーバンギャルド『アバンデミック』(アルバム)
- コショージメグミのソロ作品
- 2015年1月24日:コショージメグミ『コショージメグミ』(自主制作書籍:CD-R付)
- コショージメグミ参加時のBiS作品
- 2014年1月22日:『STUPiG』
- 2014年1月22日:『Disney Rocks!!! Girl's Power!』
- 2014年3月5日:『WHO KiLLED IDOL?』
- 2014年4月9日:『the divine move』
- 2014年5月21日:『ULTRAS 2014』
- 2014年5月28日:『FiNAL DANCE / nerve』
- 2014年5月28日:『アイドル・イズ・デッド -ノンちゃんのプロパガンダ大戦争-<超完全版>』
- 2014年7月2日:『うりゃおい!!!』
- 2014年7月8日:『BiSなりのオールナイトニッポンDVD』
- 2014年9月3日:『2014.5.6 BiS階段LAST GIG @ WWW』(VHS)
- 2014年9月3日:『2014.5.6 BiS階段LAST GIG @ WWW』(2CD)
- 2014年9月3日:『BiS階段』
- 2014年9月24日:『BiS解散LIVE「BiSなりの武道館」@横浜アリーナ』
- 2014年12月12日:『2nd ALBUM』
- 2015年5月27日:『DJ MEGUMI'S BiS MiX』
- 2015年7月22日:『完全版 BiSキャノンボール 2014』
- 矢川葵のソロ作品
- 2017年10月10日:矢川葵『ON THE LINE』(ダウンロード限定シングル)
- 和田輪のソロ作品
- 2014年8月30日:和田輪(輪廻むい名義)『PRISM DRIVE』(シングル)
- 2015年1月31日:和田輪『ツキイチ!〜DearStage2014〜』(コンピレーションアルバム)
- Maison book girlの代表曲
- bath room
- snow irony
- last scene
- lostAGE
- blue light
- bed
- cloudy irony
- karma
- sin morning
- end of summer dream
- veranda
- faithlessness
- int
- townscape
- screen
- opening
- 長い夜が明けて
- Maison book girlの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- コショージメグミの花見初体験は2014年春
- コショージメグミにとって大切だった「BiS」と大切な「Maison Book Girl」
- コショージメグミが大ファンの欅坂46のライブを初めてみたのは2016年12月24日、有明コロシアムでの初ワンマンライブだった
- Maison book girlのワンマンライブ「Solitude HOTEL」の名付け親はコショージメグミ
- 最後の最後で再試になってしまた井上唯
- 東京・新宿駅が鬼門の井上唯
- 井上唯がMaison book girlの面接を受けたのは2014年9月13日
- 矢川葵にいい加減に扱われたサクライケンタの誕生日プレゼント
- Solitude HOTELの空間演出を行うhuez
- Maison book girlの削除(=活動終了)