RYKEY(リッキー)の徹底解説まとめ

RYKEY(リッキー)とは日本のラッパーである。暴走族に所属していた17歳の頃、先輩のクラブハウスでのライブを観てラップを始める。2008年に音楽プロデューサーのJIGGと出会い、楽曲制作を開始。2015年に1stアルバムである『Pretty Jones』をリリースする。日本のHIPHOPシーンでひときわ存在感を放つRYKEY。たびたび不祥事を起こしているお騒がせラッパーだが、独特のワードセンスと価値観、そして何よりもカリスマ性が目立つ存在である。

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RYKEY(リッキー)の概要

RYKEY(リッキー)とは、日本のラッパーである。日本人の父とケニア人の母を持つハーフだ。
17歳でギャング集団の先輩のライブを見てHIPHOPを知り、19歳から本格的な活動を始めることとなる。

そんな彼の魅力は、リアルすぎる生い立ちから生まれるリリックである。がなり声のような特徴的な歌い方をしており一見荒々しく見えるのだが、リリックは繊細でとても美しい。
彼は、2010年の強盗致傷、2016年の暴行行為及び違法薬物使用、2019年の傷害罪と、たびたび逮捕されている。
逮捕中の自身の心境を綴った『ALL GODS BRESS ME』は大ヒットとなった。

胸にぐっど刺さるようなリリックは多くのHIPHOPファンの心を鷲掴みにしている。
自分自身の体験自体をリリックにするラッパー、それがRYKEYである。

RYKEY(リッキー)の活動経歴

荒れた少年時代

1987年12月12日、東京都の八王子市で生まれる。父親は日本人、母親はケニア人であった。
詳しい情報は公開されていないが、あまり裕福な環境ではなかったと思われる。この時の自身の家庭環境に近い様子を、本人が「Mother Jane」という音源で表している。この音源は柊人の「好きなこと」をremixした曲で、リリックはそこまで変わっておらず、ボイスをRYKEYが歌っている形である。ただし、MVのストーリーは「好きなこと」とは真反対で、デリヘルでお金を稼ぐシングルマザーの様子が描かれている。そのような環境を体験、またはそのような境遇の人を見ていたことがあるからこそのMVだろう。
14歳の頃、地元八王子の暴走族である「打越SPECTER」に入団。荒れた少年時代を送っていたことがわかる。

HIPHOP活動のスタートとJIGGとの出会い

RYKEYは17歳のときにギャング集団の先輩のライブを見てHIPHOPを知ることとなる。ライブを見たRYKEYは「俺の方がもっと上手くやれる」と思ったそうだ。
そしてRYKEYは19歳でラッパーとしての活動を本格的にスタートする。

リリックを書き続けていたRYKEYは、2008年に楽曲プロデューサーである「JIGG」と出会う。ここから楽曲制作をスタートする。
そうして順調に楽曲制作を進めていたRYKEYだったが、2010年に強盗致傷で逮捕される。
強盗致傷は2年間の懲役が必要で、RYKEYは二年間刑務所で過ごすこととなったのだった。

謎の新人ラッパーとして話題に

2012年に刑務所から出所したRYKEY。すぐにAKLOにSALUとRYKEYがfeatした楽曲「RED PILL」が公開される。
AKLOとSALLも有名なラッパーだ。この二人の曲といえば「Everyday I Wake Up」でお馴染みの「RGTO」だろう。
この二人はすでに知名度があったため、「それにフィーチャリングしたRYKEYとは誰だ」とかなり話題になった。
さらに『Pretty Jones』、『AMON KATONA』というアルバムを2015年に立て続けに2枚出す。こうしてRYKEYはHIPHOP界隈の知名度を上げることとなる。

紅蘭との熱愛と逮捕

RYKEYに2012年の出所後から噂されていたタレントで俳優の草刈正雄の娘である「紅蘭」との熱愛報道が出る。
しかし、2016年7月に紅蘭との間の些細な喧嘩で思わず手が出てしまい、RYKEYはDV容疑で逮捕。さらに、その後の薬物検査で陽性反応が出てしまう。
これにより、RYKEYは懲役一年が決定する。
2017年の中期ほどに出所したはずのRYKEYだったが、それ以降2019年まではアルバム『MZEE』、『John Andersen』を出した以外は特に目立った活動を行わなかった。
2018年12月27日に紅蘭との間に第1子女児が誕生している。草刈正雄も「幸せになってほしい」と二人のことを祝福していた。
しかし2019年7月4日、酔っ払ったRYKEYは知人二人に暴力を振るい、再び逮捕されることとなる。その後、紅蘭との事実婚関係を解消した。

ラッパーとしての活動を再開

出所後、RYKEYはラッパーとしての活動を再開する。
2020年にアルバム『BEEF&CHICKEN』をリリース。アルバムにある「Letter」はMV200万回再生を超える音源となり、「生きる勇気そんな歌を俺は書きたい」と自身の活動についての信念を表している。
2022年にはアルバム『RYKEY DADDY DIRTY』をリリースする。収録曲の「ALL GODS BLESS ME」は大ヒット曲となり、MCバトルでも良く出てくる「神様がいるのなら 〇〇を〇〇〇わせて」というワードのサンプリング元となっている。
また、「cry now smile later」は自身の子供についての想いを綴っている。間違いなくRYKEYの集大成と言えるアルバムだろう。

2022年11月にはアルバム『CLASSIC LICENSE』をリリース。2023年12月24日には、「メリークリスマス」と添え「Mother Jane」という曲をリリースした。
2024年8月14日、MCバトル最大の大会である「BATTLE SUMITT 2」に出場。一回戦で沖縄出身のラッパー「ozworld」と当たり、惜しくも負けてしまうが、会場を最後まで盛り上げた。

RYKEY(リッキー)のプロフィール・人物像

本名:下田ムトアリッキー。1987年12月12日生まれ。東京都八王子市出身。

日本人の父とケニア人の母を持つハーフ。14歳で八王子の暴走族「打越SPECTER」に入団。17歳の時に先輩のクラブハウスでのライブを観てHIPHOPに出会い、ラップを始めた。

RYKEY(リッキー)のディスコグラフィー

EP

『CHNAGE THE WORLD』

2017年10月13日発売。

1. HATE YOU
2. REMEMBER
3. SKY TO DIE
4. JUDGE

RYKEY初のEPとなった『CHANGE THE WORLD』。
しばらく活動を行っていなかったRYKEYにとってシーンにカムバックしたEPである。
ヒット曲は「SKY TO DIE」で、親友であるSALUがフィーチャリングした楽曲である。
「死ねる訳探してる。だけど待ってる君は裏切れない」と仲間や交際者への友情と愛情をリリックにしている。

アルバム

『Pretty Jones』

kazuma
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@kazuma

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