Maison book girl(ブクガ)の徹底解説まとめ

Maison book girlとは、2014年11月5日に結成された日本のアイドルグループ。作曲家・音楽プロデューサーのサクライケンタとBiSのメンバーであったコショージメグミを中心として誕生。サクライケンタの「現音ポップ」と称する変拍子を多用した楽曲をバックにコショージメグミが詞の朗読を行うというパフォーマンスを発展させた形といえる。一筋縄ではいかない「現音ポップ」に合わせてパフォーミングを行う、という独自の世界を持っている。2021年5月30日、活動終了が公表される。

以下、Billboard JAPANより「SOLITUDE HOTEL B1」ライブレポートを引用。
ステージ上のメンバーの会話が多く盛り込まれており、宗本花音里のラストライブの模様が臨場感を持って伝わってくる。

元BiSのコショージメグミ、「ミスiD」出身者である宗本花音里、矢川葵、ニューカマー井上唯の4人から成るアイドルグループMaison book girl(通称ブクガ)。3月27日に渋谷チェルシーホテルにて宗本花音里脱退ライブを開催した。

<「僕らの夢はいつも叶わない」と歌う4人のエモーショナルな涙声>

3月8日 渋谷eggmanでのライブイベント(http://bit.ly/1AcIMPu)にて宗本花音里の脱退を発表したブクガは、彼女とのラストステージの場としてekoms主催ライブイベント【SOLITUDE HOTEL B1】を開催。GOMESSがブクガの楽曲「last scene」もフィーチャーしたオープニングアクトで「夢が叶わないっていうのは、夢が叶ったっていうことなんだ。それだけ言いに来ました」と言い去ると、4人もまずは緊張感溢れるポエトリーリーディングから「last scene」を披露する。客席から響き渡る叫び声と、ポップでファンタジックなトラックの上で「僕らの夢はいつも叶わない」と歌う4人のエモーショナルな涙声。彼女たちなりの宴の始まり。

<松浦亜弥、MEG、村下孝蔵、切ないポエトリーも飛び出したソロコーナー>

各メンバーのソロコーナーでは、矢川葵は松浦亜弥の代表曲「ね~え?」で会場を分かりやすいアイドル現場に染め上げ、宗本花音里は胸元を露わにしたセクシーな衣装でMEG「甘い贅沢」を泣き笑いながら歌唱。同曲の歌詞にかけて「本当に何も要らないぐらい幸せだったよー!」と、そして「見つけてくれて本当にありがとう!」とファンへの想いを伝えていく。また、井上唯は渋い選曲で、まさかの村下孝蔵「初恋」を歌い出し、ちょっとしたシンガロングを生み出すと、コショージメグミは「無力で ほら また何も守れない」「強くなりたい 強くなりたい」と自身の心境とも受け取れるポエトリーリーディングを届けた。

<「メンバーとしてみんなのお姉さんでいたかったし、守ってあげたかった」>

そして終盤のMCで宗本花音里は、自身のラストステージに駆けつけてくれた人々に感謝を告げ、涙ながらに思いの丈を語り始める。「メンバー3人に一番申し訳ないって思っているのが、3人のことをもっと守ってあげたくて……ずっと守ってあげたかったって思ってて。メンバーとしてみんなのお姉さんでいたかったし、守ってあげたかったっていう気持ちがすごくあったので、それが叶わなくなったのが一番悔しいし、悲しいし、みんなに申し訳ないなって思ってることで。3人は私が辞めるって言ったときも、全然怒らずに、コショージとか全く怒らずにどうしたら4人で続けられるかってことをずっと考えてくれてたよね?」

これに対してコショージも「あの……あれだよ、かおりんた。コショージもみんなのこと守り……」と泣き出してしまう。その後、宗本花音里から各メンバーにメッセージが贈られ、井上唯には「もっと喋りなよ。可愛いし、もっと自信を持って。いつでもまた頼ってください」と、矢川葵には「葵ちゃんのアイドルに対する気持ちとか、夢叶えたいっていう気持ちを隣にいて一番感じてて、私も刺激を受けて一緒に頑張りたいって思ってたのにこんなことになってごめんね。(でも)絶対、葵ちゃんには夢を叶えてほしい」と、コショージには「コショージは舞台に立ってる姿がオンリーワンですごく好きだから、いつまでも舞台の上に立つ人でいてほしいです。応援してるし、一生味方だから」と告げた。

<「辞めたくない! 辞めたくなぁぁぁい!」耳元に響く絶叫>

そんな愛おしいメンバーとの最後のライブには、壮絶な儀式が待っていた。「かおり!」コールを受けて再登場した宗本花音里は、ファンがサプライズで用意していた巨大な横断幕に感激。そして4人は「my cut」を披露するのだが、矢川葵と井上唯は泣きじゃくりながら宗本花音里の腕を押さえ、コショージはその手にしたハサミで彼女がMaison book girlである証=衣装を切り刻んでいく。「辞めたくない! 辞めたくなぁぁぁい!」と耳元に響く絶叫に体を震わせながら。そしてボロボロになった衣装姿の彼女と3人は同じ痛みを抱えて、最後に今一度「last scene」を歌い踊る。「僕らの夢はいつも叶わない きっと」

笑顔で手を振った宗本花音里。ステージに残った矢川葵、井上唯、コショージメグミ。「今日でかおりんたは最後なんですけど、Maison book girlはこれからも続いていくので、今日は一緒にこれからやってくれるメンバーを紹介します。せーの、和田ぁぁぁ!」ステージに現れる小柄なメガネ女子。「皆さん、はじめまして、和田輪(わだりん)と言います! よろしくお願いしまーす!」どよめく会場。「これからこの4人でやっていきますので、よろしくお願いします!」

<「私の夢はきっとMaison book girlの娘たちが叶えてくれる」>

突然の新メンバー登場に驚きつつも、ファンはいつまでも「かおりんた!」コールを止めない。この声に応える形で、宗本花音里は最後の最後にひとりで登場。「たくさんの人が私を応援してくれたっていうのは一生忘れないことだし、これからどんな人生を歩むか分からないけど、私の誇りだし、人生の本当に大きな1ページになりました。これからもMaison book girlは在り続けるし、もっともっと大きくなっていくグループなので、皆さん、これからもMaison book girlの応援をよろしくお願いします! 私の夢はきっとMaison book girlの娘たちが叶えてくれると思ってるので、これからは皆さんと同じ立場で応援していきます!」

出典: www.billboard-japan.com

2015年4月

4月4日
東京・阿佐ヶ谷ロフト Aにて「Maison book girl緊急!ミーティング!!」が開催され、プロデューサーのサクライケンタを交えてこれからのブクガを話し合う会が行われた。

「IDOL NEWSING LIVE1.5」の一コマ。

4月12日
東京・代官山LOOPにて開催された「IDOL NEWSING LIVE1.5」に出演。

4月16日
東京・新宿ロフトにて開催された「あんナイト~そして伝説へ~」に参加。

映画『マイカット』撮影の間に待機しているメンバー。

映画『マイカット(仮)』特報

4月21日
映画『マイカット』撮影開始クランクイン。

4月27日
映画『マイカット』撮影クランクアップ。
以下、CAMPFIREより映画『マイカット』監督小根山悠里香のコメントを引用。
Maison book girl初の主演映画であり、撮影時の様子や映画撮影の裏側を覗き込むことができる。

おはようございます!
おかげ様で無事、映画『マイカット(仮)』クランクアップ致しました!!
色んな事がありましたが、あっという間の1週間でした。
早朝から深夜まで、怒濤すぎてあまり記憶がありませんが、ブクガはもちろんスタッフ、キャストの皆様が本当に楽しそうに笑っていたことがとても嬉しくて、幸せな撮影現場となりました。

ブクガの皆はいつも元気で仲良しで、現場を幸せな空気に包んでくれました。落ち込んだり悩んだりしていると、おねまる〜と私を励ましてくれて、そして何より、アイドルではない、女優としてもの凄い力を発揮してくれました。ありがとう。
ブクガ、キャスト、スタッフの皆様、本当に素敵な方達ばかりでした。これについてはまたゆっくりと書かせてください。

撮影は私の希望で長野県・松本市にて行われました。
松本城のすぐ近くにある『ゲストハウス東家』さんを映画の舞台、そして合宿拠点として1週間貸し切って、また、この作品でとても重要なシーンを長野の三大湖である木崎湖にて撮影させていただきました。
松本の空気、人の優しさが大好きで、どうしてもここで撮りたかった。
現地でもまかないを作っていただいたり、宿泊場所を提供してくださったり、沢山の方に協力していただきました。
松本フィルムコミッションさまにもお世話になりました。
毎日皆で起きてご飯を食べ、撮影して、お風呂に入って、眠るというまるで家族みたいに和気あいあいと、そして撮影中はぴりりと集中して、そんな松本とマイカットチームの空気感が作品にもにじみ出てくるのではないかと思っています。

この作品はMOOSIC LAB 2015で上映される、自主制作映画です。
映画には大勢の人の時間とお金と労力と、色んなものがかかることを改めて思い知りました。一つのシーンを撮るために、それぞれ必要な機材や美術、衣装があって、それを準備してくれるスタッフがいて、そしてその中で表現してくれる役者がいて。
お金の話なんて、と思うかもしれませんが、低予算の中、どうお金を駆使して自分の頭の中を形にするのかは、この作品にとって大きな課題でした。機材を一つでも多く使えることで、何十倍にもいいシーンが撮れます。素敵な衣装、美術が出来上がります。それを身につけて、そこに立つ役者のモチベーションも上がります。

しかし、現実は厳しい。

そんな中で、パトロンの皆様のご支援は、本当にこの作品の大きな力の一つになっています。
沢山のご支援と応援のお言葉をいただけたことに、本当に感謝しています。言葉では足りないくらいの感謝を、作品とリターンで伝えたいです。
まだまだ未熟な監督で、スタッフ、キャストには沢山迷惑をかけたし、初めてのクラウドファンディングでパトロンの皆様にもご心配かけたのではないかと思います。ごめんなさい。

でも、これだけは言えます。
映画『マイカット(仮)』、必ずいい作品になります。

このプロジェクト、資金募集はあと20時間ほど。
完成まで、この活動報告はまだまだ続いていきますので、パトロンの皆様、また残りの時間でこれからご支援いただける皆様、
映画『マイカット(仮)』引き続き応援よろしくお願いします!!

映画『マイカット(仮)』監督・小根山悠里香

出典: camp-fire.jp

2015年5月

5月3日
大阪・心斎橋SUNHALLにて開催された「WONDER WORLD vol.8」に参加。

5月10日
神奈川・一階大宴会場 at 綱島温泉東京園にて開催された「綱島温泉湯会」に参加。

5月25日
東京・代アニLIVEステーションにて開催された「NNNNNN」に参加。

「DJ MEGUMI'S BiS MiX」のジャケット。

5月27日
BiSのミックスCD『DJ MEGUMI'S BiS MiX』リリース。コショージメグミが「DJ MEGUMI」としてジャケットを飾っている。

5月31日
東京・吉祥寺SHUFFLEにて開催された「Magic Ace Vol.1」に参加。

2015年6月

6月12日
東京・新宿ロフトにて開催された「中野ロープウェイ開店6周年記念ライブ!」に参加。

6月13日
東京・duo MUSIC EXCHANGEにて開催された「Girls Storm 雨女祭~梅雨の合間に晴女~」に参加。

6月17日
東京・新宿Motionにて開催された「かめかめナイト」に参加。

6月24日
東京・TSUTAYA O-WEST / TSUTAYA O-nestにて開催された「つばさFly presents"FLYING FESTIVAL" Vol.2~つばさFly 1st Full Album「black & white」リリースツアーファイナル~」に参加。

6月26日
東京・新宿ロフト BAR STAGEにて開催された「おやすみホログラム presents 深夜note」に参加。

6月28日
東京・TIAT SKY HALLにて開催された「ギュウ農フェス Vol.3 羽田空港アイドルフライトだっぺ!」に参加。

2015年7月

7月2日
東京・渋谷Gladにて開催された「IDOLidge-アイドリッジ-@Glad」に参加。

7月3日
東京・新宿レッドノーズにて開催された「夏の魔物プレイベント~試練シリーズ最終章~」に参加。

7月9日
ダウンロード限定で『おやすみホログラム presents 深夜note』の音源をリリース。

7月11日
東京・TSUTAYA O-Crestにて開催された「IDOLidge-アイドリッジ-『MUSIC PARTY002』」に参加。

映画『マイカット』の一コマ。

7月14日
映画『マイカット』公開。オープニングにアコースティックバージョンの「last scene」、エンディングに「my cut」が使用されている。劇伴は全てサクライケンタ作曲となる。これらの音源はUSBメモリへ収録され、配布された。
以下、Billboard JAPANより映画『マイカット』映画評を引用。
ネタバレにならない程度に映画のあらすじや雰囲気、見どころなどを捉えることができる。

映画監督×ミュージシャン×俳優たちが火花を散らす異色の映画祭【MOOSIC LAB(ムージック・ラボ)】。そのラインナップのひとつ、監督:小根山悠里香×出演&音楽:Maison book girlによる映画『マイカット』が高い評価を得ている。

<女性新人映画監督×芸術性の高いアイドルによって生まれた映画>

【MOOSIC LAB】初の公募枠から選出された女性新人映画監督、小根山悠里香。まるでおとぎ話のような世界観、緊張感溢れるポエトリーリーディング、サクライケンタによる現代音楽とアイドルポップスを融合させた音楽性等、芸術性の高いアプローチで注目を集めるアイドルグループMaison book girl(メゾンブックガール)。この組み合わせによって生み出された映画『マイカット』が新宿K'sシネマにて現在公開中、大阪/神戸/広島/沖縄などでも上演予定となっている。

<革新的なアプローチながら、その設定がコミカルでキャッチー>

映画の概念をひっくり返すセンセーショナルな作品、もしくはザッツ・アンダーグラウンドなB級映画を多く輩出してきた【MOOSIC LAB】だが、この『マイカット』は革新的なアプローチながら、その設定がコミカルでキャッチー。けれども妙な緊張感が漂い続ける新感覚ムービーとして、映画フリークやMaison book girlのファン、映画や音楽の業界関係者のあいだで高い評価を得ている。その内容は……(以下、ストーリーの核心やオチについては記しませんが、一切のあらすじや前情報を遮断して『マイカット』に臨みたい人は読まないで下さい)

その内容は、音楽療法を受ける多重人格の主人公・ミエコの“心の家”を描いたものだが、まずこの精神世界のロケーションが定番の“宇宙”や“海辺”や“真っ白な空間”ではなく、昭和然としている古びた○○荘的な家であるのが面白い。そこで主人公の別人格たちが意見をぶつけ合いながら、突然現れた4人の少女(Maison book girlの4人が演じている)たちに翻弄されながら、ひとつの決断に向かって生活しているのだが、その様子は時にコミカルで、時に物悲しく、時に愛らしい。

<そして気になるMaison book girlの4人の役割は……?>

また、そのストーリーを彩るサクライケンタによる音楽は、登場人物たちの心情や各シチュエーションを際立て、ファンタジーでありながらリアルという『マイカット』の世界観そのものを奏でている。そして気になるMaison book girlの4人の役割……に関しては、ぜひ劇場やDVD(になるのかは知らないが、DVD化されるぐらいの話題作になってほしい希望を込めて)で直接確かめてほしいが、とりあえず4人とも妖精? 天使? ペット? のように振る舞っていて、実に可愛らしい。彼女たちのファンならこれだけでも観る価値はあるだろう。

夏の終わり、秋の始まりといった季節の変わり目。誰かとの別れ、新たな出会いといった人生の変わり目に鋭く、そして優しく響くムージックとなっているので、まだご覧になっていない人はぜひ体感してみてほしい。なお、YouTubeでは、同作の特報映像(http://bit.ly/1JXG9VE)が公開中だ。

出典: www.billboard-japan.com

7月15日
大森靖子『マジックミラー / さっちゃんのセクシーカレー』(シングル)リリース。「さっちゃんのセクシーカレー」のMVにコショージメグミが出演している。

7月17日
東京・恵比寿LIQUIDROOMにて開催された「ピエールフェス」に出演。これはピエール中野主催で毎年行われているフェス。

7月26日
東京・日比谷野外大音楽堂にて開催された「MATSURHYTHM! 2015」に参加。

2015年8月

「TOKYO IDOL FESTIVAL 2015」の一コマ。

8gfujiteru_1015
8gfujiteru_1015
@8gfujiteru_1015

Related Articles関連記事

目次 - Contents