ホビット 決戦のゆくえ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ホビット 決戦のゆくえ』とは、『ロード・オブ・ザ・リングシリーズ』の60年前が舞台となる『ホビット』3部作の最終章で、2014年に公開された映画。原作はJ・R・R・トールキンの小説『ホビットの冒険』。ホビット族のビルボが仲間と共にドワーフ王国の再興を目指す冒険物語で、壮大な世界観や臨場感溢れる映像、圧倒的スケールの戦闘シーンが観る者を魅了する。町を襲う竜や闇の勢力との壮絶な死闘に加え、ビルボとドワーフら旅の仲間の絆、エルフの女性とドワーフの若者の切ない恋の行方も魅力の作品。

サルマン(演:クリストファー・リー)

「サウロンは任せろ」と言うサルマン

魔法使いの長であり、最も叡智に長け、大きな力を持っており、「白のサルマン」と呼ばれている。映画でも原作でも生年月日は不明。5人の賢者がサウロンに対処するために結成した白の会議の議長。人間の老人のように見えるが、実際は人間ではなく、魔法使い(イスタリ)である。冥王サウロンに立ち向かう勢力をまとめてかれらを助ける命を受け、西の海の果ての神々から遣わされた。魔法使いのうち、最初に一人で中つ国にやってきて、アイゼンガルドのオルサンクの塔に住んだ。ガンダルフが、力の指輪の1つである「炎の指輪ナルヤ」をエルフから譲られたことや、白の会議の議長に最初に推薦されたことから、ガンダルフに妬みのような感情を持っている。
裂け谷における白の会議では、ドワーフたちのはなれ山奪還の旅を認めず、ドル・グルドゥアにネクロマンサーがいるというガンダルフの報告も全く受け入れようとしなかった。ガンダルフが闇の森の南西部にあるドル・グルドゥアの砦でサウロンに捕まった際は、茶の魔法使いラダガストの伝言を受け、救出に向かい、冥王サウロンの最強の僕である9人のナズグルを裂け谷の領主エルロンドと共に追い払った。サウロンが逃げた後、エルロンドに止めを刺しに行こうと言われるが、それを断り、「サウロンは私に任せろ。」と言った。

ラダガスト(演:シルベスター・マッコイ)

ガンダルフを救出に来たラダガスト

長いひげを持ち、茶色の帽子とマントを身につけて、茶色の杖を持っている、「茶のラダガスト」と言われる魔法使い。帽子の中には鳥の巣があり、常に鳥が入っている。闇の森のはずれにあるロスゴベルにという土地に住んでおり、ウサギが曳く、そりに乗って高速で移動する。映画でも原作でも生年月日は不明。人間の老人のように見えるが、実際は人間ではなく、魔法使い(イスタリ)である。冥王サウロンに立ち向かう勢力をまとめてかれらを助ける使命を受け、西の海の果ての神々から遣わされた。鳥や獣を愛する非常に変わり者の魔法使いで、サルマンからは軽蔑され、「うつけ者」と呼ばれた。動物や植物が死ぬなど、森の様子がおかしいことに気づき、家を襲った大蜘蛛を追いかけ、ドル・グルドゥアに戻ったことを突き止めた。そこで冥王サウロンの配下である、指輪の幽鬼アングマールの魔王やネクロマンサーと出会い、ガンダルフに伝えた。アングマールの魔王の墓とドル・グルドゥアに行ったガンダルフに同行し、ガンダルフからの伝言を伝えるためにガラドリエルの元に向かった。ガラドリエルに助けられたガンダルフをそりで運び、はなれ山の戦いでは、大鷲を連れ援軍として向かった。

闇の勢力

冥王サウロン(声:ベネディクト・カンバーバッチ)

元々天から遣わされた精霊でサルマンら魔法使いよりも格上の存在。映画では生年月日は不明だが、原作によれば誕生は少なくとも第一紀以前。20個の「力の指輪」を生み出し、それらを統べる「一つの指輪」を自分自身で魂を込めて作り上げた。そのため「一つの指輪」があれば強大な力を持つが、無くすと力が弱くなる。世界を支配するために、捉えたエルフを拷問し、妖術で邪悪なオークを大量に作り、指輪の力で堕落させた人間の王(ナズグル)を配下とするなどして、闇の勢力を拡大し、各地で残酷な殺戮を行い、世界を恐怖に陥れた。しかし、約3千年前に、エルフと人間の同盟軍との戦いで、人間の王イシルドゥアに指を切り落とされ、「一つの指輪」を失ったことで肉体が消滅し、死んだと思われていた。
少しずつ力を取り戻し、指輪の幽鬼ナズグルを集め、密かに闇の勢力の再興を進めている。正体を隠し、闇の森の南西部にあるドル・グルドゥアという砦に潜んで、再度強大な力を持つために、力の指輪や「一つの指輪」の行方を探している。死んだ人間を生き返らせると噂される死人遣い(ネクロマンサー)と呼ばれていたが、ドル・グルドゥアに来たガンダルフにその正体を暴かれた。オークの首領であるアゾグが捕まえたトーリンの父スラインに妖術をかけ、ドル・グルドゥアに幽閉しており、そこに来たガンダルフがスラインを正気に戻して逃げようとすると、スラインを殺し、ガンダルフを捕まえた。「力の指輪」のうち、エルフに与えられた「三つの指輪」を得ようとガンダルフを捕まえたが、まだ完全に力を取り戻しておらず、助けに来たエルフの国ロスローリエンの奥方ガラドリエル、裂け谷の領主エルロンド、白の魔法使いサルマンに追い払われた。

アゾグ(演:マヌー・ベネット)

出典: arda.saloon.jp

からすが丘の上で指揮を執るアゾグ

モリアのオークの首領。元々グンダバドのオークで、他のオークと比べて巨大で、極めて卑劣な「穢れの王」と呼ばれている。映画でも原作でも年齢は不明。グンダバドはドワーフの父祖であるドゥリンが目覚めた場所で、ドワーフにとって神聖で崇拝する土地であったが、オークが奪った。そこで生まれたアゾグはドゥリンの血を根絶やしにすることを誓っていた。
かつて、はなれ山を追われモリアにやってきたトーリンの祖父スロールを殺したが、トーリンに左腕を斬り落とされ重傷を負う。トーリンには死んだと思われていたが、斬り落とされた左腕に鉤爪をつけて姿を現した。闇の森の南西部にあるドル・グルドゥアを拠点として、トーリンの首に懸賞金を懸けて追っていたが、冥王サウロンに命じられ、オークの軍団を指揮することとなり、トーリンの追跡を息子のボルグに任せた。ドル・グルドゥアの軍勢を引き連れ、はなれ山を襲い、トーリンとの死闘の末、死亡。

ボルグ(演:ローレンス・マコール)

出典: blog.livedoor.jp

からすが丘に到着したボルグ

オークの首領アゾグの息子。トーリンの首に懸賞金を懸けて追っていたアゾグが、冥王サウロンに命じられ、オークの軍団を指揮することとなったため、トーリンの追跡を任せられた。アゾグと同様に他のオークより戦闘能力が高く、通常オークを簡単に倒している闇の森のエルフの王子レゴラスにも傷を負わせた。グンダバドのオーク軍を引き連れ、はなれ山へ向かい、そこでキーリを殺し、タウリエルも殺そうとするが、レゴラスに討ち果たされた。

スマウグ(演:ベネディクト・カンバーバッチ)

出典: arda.saloon.jp

バルドに向かってくるスマウグ

第三紀で最大最強の竜で火を吐く火竜。翼と赤みがかった金色の鱗を持つ。鱗は非常に硬く、普通の剣や矢も全く歯が立たない。唯一、第三紀2770年に谷間の町デイルの領主ギリオンの放った黒い矢のみが胸の鱗を一枚剥がした。知能が高く、複数の言語を話し、一国を滅ぼしてしまうほど強大な力がある。聴覚・嗅覚も優れており、ごく小さい音も聞き取り、眠っていても近くに来るものの気配に気づき、一度嗅いだドワーフや人間の匂いを嗅ぎ分ける。また、寿命がなく、殺されない限り命がつきることはない。性質は邪悪で財宝に目がないため、はなれ山の財宝を狙って飛来し、デイルやはなれ山を襲い、町を荒廃させ、多くの人間やドワーフを殺した。はなれ山の広間で奪った財宝に埋もれて眠っていたが、トーリンたちに、王家の証であるアーケンストーンという宝石を探すよう頼まれたビルボが広間に忍び込んだことに気づき、目を覚ます。トーリンたちを追いかけ、彼らに高温で溶けた黄金をかけられるが、それを物ともせず、トーリンたちと共謀したとしてエスガロスの町を滅ぼそうと町に向かった。自らが吐く炎で町を火の海としたが、バルドの黒い矢が命中し、死亡。

その他

ビヨルン(演:ミカエル・パーシュブラント)

出典: arda.saloon.jp

はなれ山の戦いに大熊の姿で参戦したビヨルン

普段は人間だが、巨大な熊の姿に変わることができる「皮を変える者」。映画でも原作でも生年月日は不明。
熊になっているときは理性を失うが人間の姿の時は話ができる。かつてアゾグに捕まり、慰み者とされ、家族は殺されたため、アゾグやオークをひどく憎んでいる。ゴブリン王国から脱出し、アゾグに追われ闇の森まで行きつけないトーリン一行がガンダルフの導きにより彼の家に逃げ込む。強欲で他種族を見下すドワーフのことを嫌っているが、オークの方をより憎んでいるため、トーリン一行に協力し、闇の森の入口まで自分の飼っている子馬を貸した。はなれ山の戦いでは、茶の魔法使いラダガストと共に大鷲に乗り援軍として向かった。

『ホビット 決戦のゆくえ』の用語

中つ国(なかつくに)

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世界に名だたるスポーツ選手や俳優たち。彼ら/彼女らの中には、お忍びで来日している人もいるそうです。築地や銀座での目撃情報もあれば、デパ地下という意外な場所で見たとの声も。この記事では、来日した海外セレブたちの画像についてまとめました。こんなイケメンや美女が急に街中に現われたらビックリですよね。

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実写版「シンデレラ」の継母役ケイト・ブランシェットが強烈すぎる…ゾクゾクする冷酷さ【ディズニー】

実写版「シンデレラ」の継母役ケイト・ブランシェットが強烈すぎる…ゾクゾクする冷酷さ【ディズニー】

ディズニーの人気映画『シンデレラ』が、2015年に実写化されました。その中で一際存在感を放っていたのが、シンデレラの継母役を演じたケイト・ブランシェットです。継母の冷酷さが見事なまでに表現されていて、あらすじ・ストーリーよりもこのケイトの演技に目を奪われたという人は少なくないんだとか。それだけ彼女の演技が素晴らしいということですね!

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【MCU】仲良しっぷりが伝わるアベンジャーズキャストの画像まとめ【マーベル・コミックス】

【MCU】仲良しっぷりが伝わるアベンジャーズキャストの画像まとめ【マーベル・コミックス】

世界中にヒーロー映画旋風を巻き起こしてきた『アベンジャーズ』シリーズ。2019年、遂にヒーローたちの物語の終幕となる『アベンジャーズ/エンドゲーム』が公開されました。ここではロバート・ダウニー・Jr.やスカーレット・ヨハンソンをはじめとする、同作品に出演した超豪華キャストの集合写真などを集めました。撮影の舞台裏や貴重なオフショットを紹介していきます。

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【美女と野獣】ハリー・ポッターシリーズ俳優が共演している作品まとめ!こんなにあった!【マレフィセント】

【美女と野獣】ハリー・ポッターシリーズ俳優が共演している作品まとめ!こんなにあった!【マレフィセント】

かつて『ハリー・ポッター』シリーズに出演していた俳優たちは、別の作品でも共演していることが多々あります。この記事では、そんな映画の数々についてまとめました。たとえば、2017年の映画『美女と野獣』。ハリポタでハーマイオニー役を務めたエマ・ワトソンの他、トレローニー先生役だったエマ・トンプソンが出ています。偶然とはいえ、同じエマ繋がりなのか面白いですね!

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