キャロル(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『キャロル』(原題:Carol)とは、パトリシア・ハイスミスの半自伝的小説に基づいた、1950年代を舞台に2人の女性の恋愛模様を美しくリアルに描いた恋愛映画。監督は、トッド・ヘインズで、主演をケイト・ブランシェット、ルーニー・マーラの2人が務め、2015年公開となった。ルーニー・マーラが第68回カンヌ国際映画祭で女優賞を受賞したほか数々の映画賞にノミネートされた。ニューヨークを舞台に離婚調停中の人妻キャロルと、彼女に心を奪われた女性テレーズとのせつない恋愛が描かれている。
『キャロル』の概要
『キャロル』(原題:Carol)とは、パトリシア・ハイスミスが1952年に発表した半自伝的小説『The Price of Salt』(のちに『Carol』に題名を変更)を原作とした、1950年代を舞台に2人の女性の恋愛模様を美しくリアルに描いた恋愛映画。監督は、トッド・ヘインズで、主演をケイト・ブランシェット、ルーニー・マーラの2人が務めた。2014年の末ごろには本作は完成していたのだが、製作サイドは映画祭への出品を望んでいたため、2015年に公開となった。その後、2015年5月に開催された第68回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品され、パルムドールを争ったが受賞には至らなかった。だが、ルーニー・マーラが同映画祭で女優賞を受賞した。その他、アカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞など多くの映画賞にノミネートされたが、惜しくも受賞することはなかった。
1952年、冬のニューヨーク。ジャーナリストを夢見てマンハッタンにやって来たテレーズは、クリスマスシーズンのデパートで玩具販売員のアルバイトをしていた。彼女にはリチャードという恋人がいたが、なかなか結婚に踏み切れずにいる。ある日テレーズのもとへ、娘に渡すクリスマスプレゼントを探しに来た女性、キャロルが現れる。ひと目でテレーズはキャロルに心を奪われてしまう。その後、キャロルが忘れた手袋を届けたことがきっかけで2人で会うことになったキャロルとテレーズ。クリスマス当日もキャロルの家に招待されたテレーズであったが、そこで、キャロルが夫と離婚訴訟中であることを知ってしまう。生まれて初めて本当の恋をしていると実感するテレーズは、キャロルから車での小旅行に誘われ、リチャードの反対を押し切り車であてもない旅に出かけることとなる。
『キャロル』のあらすじ・ストーリー
キャロルとの出会い
1950年代、ニューヨーク。写真家になることを夢見るテレーズは、デパートの玩具売り場で働いていた。そこに、豪華な毛皮のコートに身を包んだ美しい年上の女性であるキャロルが現れる。彼女は、テレーズに娘に贈るクリスマスプレゼントは何がいいかを訊ねる。そこで、最新の電車セットを提案するテレーズ。キャロルはテレーズの提案を受け、電車セットを購入する。そして、配送手続きも済ませ玩具売り場を後にした。
しばらくすると、テレーズはキャロルが手袋をショーウィンドーに置き忘れていることに気が付く。クリスマスプレゼントの配送先の住所を見て、キャロルの家に手袋を郵送したテレーズ。数日後、デパートにキャロルから手袋のお礼の電話が入る。キャロルはテレーズに手袋のお礼と言ってランチに誘う。
指定されたお店でキャロルはポーチドエッグとスピナッチとドライマティーニを頼む。テレーズは注文するものをなかなか決められずにいたが、キャロルの注文を聞いて「私も同じものを」と注文した。テレーズはキャロルと食事をしながら恋人のリチャードと一緒にいるときには感じられない高揚感を覚える。テレーズがキャロルの動き一つ一つに目を奪われていると、キャロルはテレーズのことを「まるで天から降りてきたよう」と称賛した。
ランチから数日後、テレーズはキャロルの自宅に招かれていた。そこで、ピアノを弾いたりしてのんびりとした時間を過ごすテレーズとキャロルと彼女の娘のリンディ。テレーズはそこで、キャロルに写真が好きで、写真家になる夢があることを話す。キャロルはテレーズの話を聞いて、彼女が撮った写真をいつか見せて欲しいとお願いをする。楽しい時間を過ごす3人であったが、キャロルの夫ハージの登場でその空気は一変する。
キャロルはハージと離婚調停中で、リンディの親権を巡り双方で争っていた。キャロルはハージに対して恋愛感情はないが、ハージはキャロルに対して未練があるようで、たびたび彼女のもとを訪れてくるのであった。ハージは、母親がリンディとクリスマスを過ごしたいと言っていたからとリンディを連れて帰るためにキャロルの家を訪れたのであった。キャロルはクリスマスはリンディと一緒に過ごせると思っていたため、ハージと言い争いになるが、ハージは強引にリンディを連れ帰ってしまうのであった。リンディを奪われたキャロルは、苛立っていた。そして、テレーズに「今日は帰って」と告げる。一人帰路につくテレーズは、先程のキャロルの態度を思い出して帰りの電車の中で涙を流す。家に着いたテレーズのもとに、キャロルから電話があった。「さっきの態度は悪かったわ。今度、会いに行ってもいい?」と言われ、テレーズは了承する。
その後、弁護士から、ハージが娘に会うことを禁止する処置を法的に申請したと聞いたキャロル。ハージはキャロルが同性愛者であることを知っていた。そして、以前キャロルと恋愛関係にあった友人であり娘リンディの名付け親であるアビーやテレーズの名前を挙げ、「もし娘と無理に会おうとすれば、素行調査を行い、離婚に対して圧倒的に不利になるだろう」と告げる。
一方、テレーズは恋人リチャードとのデートをしていた。その時、リチャードに結婚を考えていることを打ち明けられる。プロポーズされたにも関わらずテレーズは「男の人に恋したことある?」と訊ねる。リチャードは「そういう人がいるということは聞いたことある」と答えるが、自分は「そんな気持ちになったことはない」と告げる。しかし、テレーズは「同性に恋をすることは誰にでも起きることだと思わない?」とさらに質問をぶつける。キャロルと出会ってからテレーズの様子が少し変わったと感じていたリチャードはテレーズの質問に不信な表情を浮かべるのであった。その後、バーに行った2人はそこで記者であるダニーと出会う。ダニーはテレーズが写真に興味があることを知り、「ニューヨークタイムズで働いているから今度職場に写真の勉強に来ないか」と誘う。後日、テレーズはダニーの職場を訪れた際、テレーズにキスをしようとするが、テレーズはこれを拒む。
クリスマス
やがて、クリスマスを迎え、キャロルが約束通り、テレーズの家に遊びにやってきた。キャロルはクリスマスプレゼントとしてテレーズにカメラとフィルムを渡す。その後、キャロルはテレーズに「旅に出ようと思う」と話す。そして、テレーズに「一緒に行かない?」と誘う。テレーズは深く考えることもなく、キャロルと2人旅を承諾する。しかし、そのことを聞いたリチャードは憤慨する。「あの女に夢中なのか?信じられない!」とテレーズに対して怒りをぶつけ「2週間後にはまた俺にやり直したいと縋りついてくるからな!」と言ってテレーズの部屋を出て行った。リチャードとの破局を迎えたテレーズは荷物をまとめキャロルの迎えに来た車に乗り2人は旅に出る。道中立ち寄ったレストランで、テレーズはキャロルにクリスマスプレゼントとして、以前キャロルの家のピアノで弾いた曲が収録されたレコードをプレゼントする。
一方、ハージは、アビーの家を訪れ、「キャロルに会わせろ。娘が母親とクリスマスを過ごしたいと言っているんだ」と叫ぶが、アビーは、「あなたの力になれない」と言ってハージを追い返していた。そんなことを知らないキャロルとテレーズは、楽しい時間を過ごしていた。音楽を聴きながら、メイクや香水を試して遊んだり、ホテルではスィートルームに泊まったりするうちにより親密になっていく。
そして、アイオワ州、ウォータールーにあるモーテルに到着した2人。そのモーテルでテレーズは一人のサラリーマンに出会う。トミーと名乗るサラリーマンはテレーズに気があるような素振りで親しく話しかけてくるが、テレーズはトミーに興味を示さない。そして、その晩、新年を迎えた2人。
そこで、キャロルとテレーズはついに結ばれることとなる。幸せな2人であったが、次の日の朝キャロルのもとに電報が届き、その電報を受け取ったキャロルはひどく取り乱す。そして拳銃を持ち出し、昨晩出会ったトミーの部屋に向かう。拳銃をトミーに向け怒りで肩を震わせるキャロル。トミーは「脅しても証拠はもうない」とキャロルに告げる。サラリーマンと名乗っていたトミーは、実はハージが雇った探偵であり、昨晩の情事の音声が録音されたテープをハージのもとに送っていたのであった。キャロルが先ほど見た電報にはそのことが記されてあり親権争いに不利になると書かれていた。
キャロルとテレーズに訪れる別れ
リンディの親権を得るためキャロルはテレーズと別れる決断をする。一人モーテルに残されたテレーズのもとに、「キャロルにあなたの迎えを頼まれた」と言ってアビーが現れる。そして“最愛の人へ”と書かれたキャロルからの手紙を彼女に渡す。家に帰ったテレーズはキャロルに電話をするが、「寂しい」と告げる前に電話を切られてしまう。
キャロルと別れたテレーズはニューヨークに戻り、友人のダニーの紹介で新聞社で働き始めた。
一方、キャロルはハージの実家でリンディと過ごせるが、自分の気持ちをごまかしながら生活する毎日に嫌気がさしていた。そんなとき、テレーズがカメラマンとして新聞社で働き始めたことをアビーから聞かされる。何回目かの離婚調停の日、ついにキャロルは、娘リンディへの思いを口にし、娘の親権はハージに渡すが、今後も面会を認めて欲しいと泣きながら主張した。
その後、新聞社にテレーズ宛の手紙が届く。差出人はキャロルで、「リッツホテルで今夜6時半に会いたい」と記されていた。指定の場所にテレーズが行くと、キャロルは「一緒に住もう」とテレーズに持ち掛ける。しかし、テレーズは「出来ない」と断るのであった。今までキャロルの申し出を断ったことのないテレーズが初めて彼女に「No」と告げたことで、フラれたと感じたキャロル。その後、テレーズは偶然レストランに来ていた友達にパーティーに誘われキャロルの前から去っていった。キャロルと別れたテレーズはパーティに来ていた。楽しそうにするパーティの参加者を見ていてもちっとも楽しい気分になれないテレーズ。そこで、自分の気持ちに正直になろうと考えた。テレーズは、先ほどキャロルと別れたレストランに戻り彼女を探す。キャロルを見つけたテレーズはゆっくりと近づいていくと、キャロルもテレーズに気づき、優しく微笑むのであった。
『キャロル』の登場人物・キャラクター
キャロル・エアード(演:ケイト・ブランシェット)
中年の優雅な女性で同性愛者。娘・リンディの親権を夫であるハージと争議中。自分が正しいと思うことをやり通す性格をしている。娘のクリスマスプレゼントを購入しに訪れたデパートでテレーズと出会う。デパートに忘れた手袋をテレーズに届けてもらったことをきっかけにテレーズとの距離が縮まり、徐々に惹かれていく。ハージと結婚し、娘もいるが、ハージに対して愛情はなく、孤独な日々を送っている。ハージが親権を主張しているため、クリスマスにリンディと一緒に過ごせないこととなり、車であてもない旅に出かけることにする。
テレーズ・ベリベット(演:ルーニー・マーラ)
デパートのおもちゃ売り場でバイトをしている。写真が好きでいつもカメラを持ち歩いている。しかし、人間に対する興味があまりないため撮る写真は風景ばかり。他人と関わるのが苦手で優柔不断な性格。「No」と言うことができない。ジェイクという恋人がいるが、彼との仲に違和感を覚えておりプロポーズをされても結婚に踏み込めないでいる。
デパートで客として出会ったキャロルの美しさに惹かれていく。クリスマスにキャロルの家を訪れた際に、キャロルとハージの夫婦喧嘩を目撃してしまい、2人の仲が悪いことを知る。
アビー・ゲルハルト(演:サラ・ポールソン)
キャロルの親友であり元恋人。キャロルとは別れたと言っているが、留守に家を預けたり、モーテルに置いてきたテレーズを迎えに行かせたりとキャロルから信頼をされている。夫であるハージはキャロルとアビーの関係を疑っているため2人が行動を共にしていることをよく思っていない。キャロルの娘であるリンディの名付け親。
ハージ・エアード(演:カイル・チャンドラー)
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目次 - Contents
- 『キャロル』の概要
- 『キャロル』のあらすじ・ストーリー
- キャロルとの出会い
- クリスマス
- キャロルとテレーズに訪れる別れ
- 『キャロル』の登場人物・キャラクター
- キャロル・エアード(演:ケイト・ブランシェット)
- テレーズ・ベリベット(演:ルーニー・マーラ)
- アビー・ゲルハルト(演:サラ・ポールソン)
- ハージ・エアード(演:カイル・チャンドラー)
- リチャード(演:ジェイク・レイシー)
- ダニー(演:ジョン・マガロ)
- トミー(演:コーリー・マイケル・スミス)
- ジュヌヴィエーヴ・キャントレル(演:キャリー・ブラウンスタイン)
- 『キャロル』の用語
- ドライマティーニ
- The Price of Salt
- 『キャロル』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- キャロル「Flung out of space(天から落ちてきたよう)」
- キャロルがテレーズの肩に手を置くシーン
- ラストシーン
- 『キャロル』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 大幅にカットされたキャリー・ブラウンスタインの出演シーン
- ロケ地はニューヨークではなくシンシナティ
- 運転を猛特訓したアビー役サラ・ポールソン
- 『キャロル』の主題歌・挿入歌
- ED(エンディング):『The Extra End』
- 挿入歌:Billie Holiday『Easy Living』