アントマン&ワスプ(MCU)のネタバレ解説・考察まとめ
『アントマン&ワスプ』とは、2018年に公開されたアメリカ合衆国のスーパーヒーロー映画。日本での公開は翌年2018年8月31日。マーベル・コミックの実写映画の中で同一世界観を共有する『マーベル・シネマティック・ユニバース』シリーズとしては第20作品目、『アントマン』シリーズとしては第2作品目。
特殊スーツで体長1.5cmの「アントマン」に変身するスコット・ラングは、スーツの開発者ピム博士とその娘で相棒のワスプ(ホープ)と共に、行方不明となったホープの母ジャネットの探索に協力する。
『アントマン&ワスプ』の概要
『アントマン&ワスプ』とは、2018年7月6日に公開されたアメリカ合衆国のスーパーヒーロー映画。日本での公開は2018年8月31日である。製作はマーベル・スタジオ、配給はウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ。原作はアメリカ合衆国のマーベル・コミックが刊行するアメリカンコミックで、前作『アントマン』の続編で第2作品目となるが、同一の世界観を共有する『マーベル・シネマティック・ユニバース』シリーズとしては第20作品目にあたる。『マーベル・シネマティック・ユニバース』としての前作は『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』、次作は『キャプテン・マーベル』である。上映時間は118分、制作費は1億6200万ドル。
元泥棒で現在はセキュリティ会社で働くスコット・ラング(アントマン)は、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』でキャプテン・アメリカに協力し、ソコヴィア協定(アベンジャーズを国連の監視下に置く協定)に違反した罪状でFBIの監視下に置かれていた。一方、スーツの開発者であるハンク・ピム博士と、その娘で同じく特殊スーツを使いヒーローに変身するホープ(ワスプ)は、先代ワスプで量子の世界で行方不明となった2人の妻・母親であるジャネットの行方を探し続けていた。ある日、量子の世界に入り込む夢を見たスコットはハンクたちに連絡を取るが、そこでその夢がジャネットを探すためにハンクたちが開発した「量子トンネル」による影響だったことを知らされる。ハンクとホープは、ジャネットを救い出すため再びスコットにアントマンとしての協力を依頼する。
アントマンは、原作コミックでは3名のキャラクターが存在する。『Tales to Astonish』#35で初登場した初代アントマンはドクター・ヘンリー・"ハンク"・ピム(Henry Pym)で、映画ではスーツの開発者であるハンク・ピム博士として登場する。本作の主人公であるスコット・ラングは2代目であり、映画には登場しないエリック・オグレディ(Eric O'Grady)という3人目のアントマンも存在する。
監督は前作『アントマン』と同じくペイトン・リード。日本では2001年に公開された『チアーズ!』(キルスティン・ダンスト主演)などコメディ、青春物の映画やドラマを得意としている。音楽はクリストフ・ベック。カナダ出身の映画・テレビ音楽の作曲家で、前作『アントマン』ほか、ディズニーでは2013年公開の『アナと雪の女王』の音楽も担当している。
『アントマン&ワスプ』の用語
量子世界
粒子と波の性質を併せ持つ、非常に小さな物質「量子」とそのエネルギーの世界。物理法則も時間の概念もない謎に包まれた世界で、一度そのレベルまで縮んでしまうと元に戻ることは不可能とされていた。しかし一度量子レベルまで縮んだスコットが生還してからは、今後の謎の解明が期待されるようになった。
ピム粒子
ハンク・ピムがS.H.I.E.L.D.の研究者だった頃に開発した、原子間の相対距離を変化させて密度と強度を高める化学物質。物質を縮小・拡大させるが質量は変化しない。対象を極限まで縮小させ、実質上消滅させる攻撃も可能である。以前はアントマン・スーツに搭載し、ピム自らがアントマンとして活躍していたが、同じく粒子を搭載したワスプ・スーツを着用していた妻ジャネットを極限まで縮小させ失ったことから、その研究は表面上封印されてしまう。実際はS.H.I.E.L.D.を離脱後のハンクにより研究が続けられており、スコットとホープが着用する現存する現在のアントマン・スーツとワスプ・スーツにも搭載されている。
量子トンネル
ハンク・ピムとホープが開発した、専用の探査船を縮小させてスーツを使わなくても量子世界の探索を可能にする装置。起動中は量子世界内との交信も可能である。ハンクのラボの中に設置されており、ラボを縮小させることで遠方へも持ち運ぶことができる。
ソコヴィア協定
アベンジャーズを国連の管理下に置くことを規定とした協定。かつてソコヴィア国で戦闘したアベンジャーズが、民間人の間にも犠牲者を出したことで協定の締結が支持されるようになった。トニー・スターク(アイアンマン)らは署名をしているが、スティーブ・ロジャース(キャプテン・アメリカ)は自分たちの権利と責任を奪われるとして署名を拒否している。
S.H.I.E.L.D.
Strategic Homeland Intervention, Enforcement, and Logistics Division.(戦略国土調停補強配備局)の略称。テロなどの脅威から世界を護る武装組織であったが、テロリスト集団HYDRAのコントロール下にあることが明るみとなり一度崩壊する。現在は国連の管理のもとでヒーローたちを支援している。
インフィニティ・ストーン
宇宙が誕生する際の爆発により生まれた6つの結晶体。宇宙誕生以前に存在していた特異点の残骸と言われており、それぞれが莫大なエネルギーを秘めている。本作中の時間では、スーパー・ヴィランで超人類であるサノスが他の惑星において6つ全てを手に入れようとしている。
サノス
土星の衛星タイタン出身の超人類で、アベンジャーズシリーズ通しての最大の敵である。私利私欲のためではなく、本人曰く「宇宙の調和を保つため」に、数々の惑星で大量虐殺を繰り返して来た。現在は一度に宇宙の半分を消し去る目的でインフィニティ・ストーンを集めている。サノスのガントレットに全てのストーンが集まった状態で指を鳴らすと、宇宙上の半数の生命体が塵になってしまうという。
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目次 - Contents
- 『アントマン&ワスプ』の概要
- 『アントマン&ワスプ』の用語
- 量子世界
- ピム粒子
- 量子トンネル
- ソコヴィア協定
- S.H.I.E.L.D.
- インフィニティ・ストーン
- サノス
- 『アントマン&ワスプ』のあらすじ・ストーリー
- 『アントマン&ワスプ』の登場人物・キャラクター
- スコット・ラング / アントマン (演:ポール・ラッド)
- ホープ・ヴァン・ダイン / ワスプ(演:エヴァンジェリン・リリー)
- ハンク・ピム博士 / 初代アントマン(演:マイケル・ダグラス)
- エイヴァ・スター / ゴースト(演:ハナ・ジョン=カーメン)
- ルイス(演 :マイケル・ペーニャ)
- ソニー・バーチ(演:ウォルトン・ゴギンズ)
- ジミー・ウー(演:ランドール・パーク)
- ビル・フォスター(演:ローレンス・フィッシュバーン)
- ジャネット・ヴァン・ダイン / 初代ワスプ(演:ミシェル・ファイファー)
- パクストン(演:ボビー・カナヴェイル)
- マギー・ラング(演:ジュディ・グリア)
- キャシー・ラング(演:アビー・ライダー・フォートソン)
- ウーズマン(演:ディヴィアン・ラドワ)
- カート (演:デヴィッド・ダストマルチャン)
- デイヴ(演:ティップ・"T.I."・ハリス)
- スタン・リー(演:スタン・リー)
- 『アントマン&ワスプ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- ”パパには見守ってくれる人が必要よ”
- ”私は上、あなたは下”
- 巨大化するハローキティ・ペッツ
- 伸縮自在の厨房バトル
- 猛毒ヒアリが仲間に
- 『アントマン&ワスプ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- カメオ出演候補だったクリス・エヴァンス
- エンディング後の次回作ヒント
- 『アントマン&ワスプ』の予告編動画
- 『アントマン&ワスプ』の主題歌・挿入歌
- テーマ曲:It Ain't Over Till the Wasp Lady Stings
- 日本版OP(オープニング):WANIMA『JUICE UP!!』