マトリックス(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『マトリックス』とは1999年に公開されたSFアクション映画。『マトリックス』シリーズの第1作目。近未来、人類が機械に支配された世界で主人公ネオが反乱軍の仲間となり世界を取り戻す物語。その革新的な映像表現やスタイリッシュなアクションでそれまでの映画史やその後のあらゆる映画作品に多大な影響を与えたSF映画の金字塔。
『マトリックス』の概要
『マトリックス』(原題:The Matrix)は、ウォシャウスキー兄弟が監督・脚本を務めるアメリカのSF映画である。キアヌ・リーブス、キャリー=アン・モス、ローレンス・フィッシュバーンらが出演する。本作はウォシャウスキー兄弟の2作目の作品である。ウォシャウスキー兄弟はデビュー前にすでに『マトリックス』の脚本のみを完成させていたが、約6000万ドルのスポンサー契約締結を行うことが出来なかったため、低予算で『バウンド』という映画を制作している。この映画が高評価を獲得し本作のスポンサー契約を締結に漕ぎついたのである。
本作はウォシャウスキー兄弟の好みであるサイバーパンクな要素が多く取り入れられている。アクションシーンは日本のアニメや武道の影響を受けており、韓国や日本のアクション映画の撮影技術であるワイヤーアクションや、殺陣などが使用された。また本作最大の革新的なアクションとして印象的なのは「バレットタイム」である。これはハイスピードカメラのように、画面内のアクションをスローモーションにし超人的な動きをしっかりと視聴者に知覚させる表現や、複数のカメラを使用しシーンを多角的に撮影することにより時が止まったような視覚効果である。また当時主流であったミニチュア模型での撮影をCGを使用したものへの変更や、哲学的なテーマを組み合わせた事により、本作は驚異の映像革命と呼ばれた。
『マトリックス』はニューヨークで昼はソフトウェアプログラマーとして、夜は天才ハッカーとして生活していたトーマスが、あるメッセージをきっかけに謎の美上トリニティと出会い世界の真実と自らの運命を知り、人類の命運を懸けて戦っていくアクション巨編である。
映像表現だけでなく、映画の内容であるストーリーや人間関係も非常に理解しやすく描かれています。主人公ネオの肉体的・精神的な成長はもちろん、ネオを含めた仲間同士の人間関係、ヒロインとのラブストーリーなども描かれており、それらも一貫して視聴者に理解しやすく、飽きさせない内容となっている。
『マトリックス』のあらすじ・ストーリー
始まり
大手ソフトウェア会社でプログラマーとして勤めている一方、裏では天才ハッカーネオとして活動していた主人公トーマス・アンダーソン。彼は世界は現実ではないと感じるようになり、夜も眠れなくなっていた。ある日、彼のパソコンに謎の人物からメッセージが届く。謎の人物から白いウサギについていけといわれるが、意味が分からないトーマス。そこにハッカーとしての取引相手の男女がトーマスの部屋の玄関をノックする。取引相手の男は感謝し、一緒にクラブに行かないかと誘いをうける。面倒なので断ろうとしたトーマスだが、取引相手の中に白いウサギのタトゥーが入った女を見つける。謎のメッセージを思い出し、ついていくことにしたトーマスはクラブでトリニティと名乗る女性と出会い、彼女からトーマスが長年探していた、モーフィアスという人物に会わせると告げられる。翌日、会社に出勤すると配達員から無線機を渡され、電話に出るとモーフィアスと名乗る男からそこは危険だと警告を受ける。周りを見渡すと、警察とエージェントと呼ばれる者たちが職場でトーマスを探している所を目撃する。トーマスはモーフィアスの指示に従い、職場から脱出を試みるが捕まってしまう。
偽りの現実
取調室でトーマスはエージェントにハッカーとしての犯罪を見逃す代わりに、モーフィアス逮捕のため、協力を求められる。トーマスがこれを断ると、エージェントは昆虫のような小型機械を取り出しトーマスの臍に埋め込もうとして、
気が付くと自宅の寝室にいた。するとモーフィアスから電話で盗聴されているから外で会おうと指示され、場所に向かうとそこには1台車が止まっており、中にはトリニティの他に男女が乗っている。
トリニティに促され乗車すると、助手席の人物が銃をトーマスに向けシャツを脱げと指示される。意味が分からず戸惑っていると、助手席の人物が指示に従わないなら車から降りろと言われ、降りようするトーマス。
するとトリニティに私を信じてほしいと言われ指示通りシャツを脱ぐと、トリニティが機械を取り出しトーマスの腹の中にいた小型機械を取り除く。
夢だと思っていた出来事が、現実だった事に驚愕するトーマス。その後、トリニティ達にモーフィアスを紹介され、彼からこの世界の真実を告げられる。
トーマスが生きているこの世界は、マトリックスという仮想現実であり、本当の現実ではないと。青い薬を飲めばこのまま仮想現実マトリックスで生きていける、赤い薬を飲めば現実の世界で目覚めるという2つの選択を迫られる。
トーマスは現実で目覚める事を選択し、赤い薬を飲むと、モーフィアスに隣の部屋に案内される。隣の部屋には車に乗っていたトリニティを含めた数人がおり、見たことのない機械達を操作している。
先ほど飲んだ赤い薬は追跡装置であり、その信号を辿って現実世界のトーマスを探し出すという。椅子に座らされ不安そうなトーマスをよそに、トリニティ達は電極パットのような物を次々と身体に張っていく。
ふと傍らに置いてあるひび割れた鏡を見ると、奇妙な事にひびがどんどん直っていくのを見たトーマス。恐る恐るその鏡に触れると指先がまるで水面のように鏡の中に入っていく。驚き指先を抜くと鏡のような液体が手から離れず、徐々に身体中に広がっていく。トーマスの顔にまで広がっていくと意識を失った。
目が覚めるとトーマスは培養槽の中で無数の機械につながれており、周囲にもトーマスと同じように培養槽に入れられている人間が無数にいた。モーフィアスが言っていた現実の世界はコンピューターによって支配されていて人間は動力源として培養されている事が真実であったと理解したのである。培養槽の中で目覚めてしまったトーマスは、機械に廃棄されてしまうがモーフィアスが船長を務めるネブカドネザル号に救助され、朦朧とする意識の中、船内で治療を受ける。
意識が戻り自分の腕を見るとプラグが埋め込まれており、トーマスの身体は腕以外にも後頭部から全身にかけてプラグが埋め込まれていた。そこにモーフィアスが部屋に訪ねてくる。トーマスはモーフィアスに「ここはどこだ?」と尋ねるが、モーフィアスは「どこだ?ではなくいつだ?と尋ねるべきだ」と返す。ここはトーマスが暮らしていた1999年ではなく、実際は2199年頃なのだという。
そしてモーフィアスはトーマスに自分の目で理解させるためにメインデッキへ案内し、そこでトリニティを含めた仲間たちを紹介する。トリニティ、エイポック、スウィッチ、サイファー、タンク、タンクの兄のドーザー、マウス。
紹介が終わると椅子に座らされ、モーフィアスに「力を抜け」と言われ後頭部にプラグを差し込まれると、トーマスは真っ白な世界にいた。その場はモーフィアス達が作り出した仮想空間であり、必要なら武器でも訓練プログラムでもなんでも読めこめるという。そしてモーフィアスからこの世界の真実が告げられる。現実の世界はAIによって支配されており、あらゆる都市は戦争によって荒廃していた。人類は戦争に勝つために、AIの動力源であった太陽光を遮った。空を暗雲で、覆い太陽の光すら見えない世界にしたが、AIは太陽光エネルギーの代わりに人間が生み出す電力を動力源とした。
そして人間は畑のように栽培されていると。トーマスは告げられた真実に驚愕し、仮想空間から出せと叫び出す。現実世界に戻っても動揺は消えず、そのまま意識を失ってしまう。
目が覚めると傍らにいるモーフィアスから、トーマスを現実世界に目覚めさせた理由を教えられる。マトリックスが作られた時、その中で特別な力を持った者が生まれた。その力はマトリックスを変えることが可能であり、
その者によって真実を知るメンバー達が生まれた。彼が死ぬと彼の再来が預言され、彼の再来はマトリックス終焉をもたらし、人類を解放すると。
我々は生涯を懸けてマトリックスの中にいる彼の捜索を行い、今それが終了した。つまりトーマスが彼の再来だというのだ。
最後にトーマスに「よく休め、これから大変だぞ」と伝え、トーマスが「何がだ?」と返すと「訓練だ」と言い部屋を出た。
訓練
トーマスが自室にいると、オペレーターのタンクがちゃんと寝れたか聞きに来る。トーマスはタンクの身体に自身ようなプラグがない事を疑問に思う。彼は自分は機械からではなく人間から生まれたザイオンの子だと答える。
ザイオンとは、現実世界にある唯一の人間の街なのだという。「長生き出来たら見られるかもな」と笑顔でいい、訓練を始めようとする。
タンクはトーマスの後頭部にプラグを接続し、プログラムが入ったディスクを選ぶ。タンクが選んだのは柔術の戦闘訓練プログラム、柔術ディスクを読み込むとトーマスの脳内に柔術のデータがダウンロードされる。その後も10時間ぶっ通しでカンフーを脳内にダウンロードしカンフーをマスターすると、モーフィアスと手合わせする事になったトーマス。
全く勝てないトーマスに、モーフィアスが「頭で考えるな」とアドバイスしていく内にトーマスの動きの速度が上がっていき、最後はモーフィアスでさえ反応出来ない速度でモーフィアスを下した。そうして訓練をしていく内にトーマスがある事に気づく、それはマトリックスや仮想空間で死ねば現実世界でも死亡する事に。モーフィアス曰く「心が現実にする」のだと。
マトリックスに侵入すると、マトリックスが異物を殺す対抗手段として警察やエージェントを使って狙ってくる。彼らはマトリックスの治安を維持することを任務とするセキュリティプログラムのようなものであった。特にエージェントと呼ばれる彼らは、非常に強力で格闘術に長けておりパワーやスピード、反射神経などは人間を遥かに超える。コンクリートを素手で粉砕し、腕の残像が見えるほどの速さで相手を殴ったり銃弾を避けることも可能であるため、倒すことは非常に困難を極める。そしてマトリックスから現実世界への帰還の方法はオペレーターがマトリックス内の固定電話に電話をかけ、侵入している仲間がそれに出ると帰還できる。モーフィアスからマトリックス侵入時に必要な事を学んでいき、順調に訓練を続けていく中で、ある日の訓練中にタンクから緊急事態の連絡が届く。
トーマスは現実世界でも敵がいる事を知らされる。それはセンチネルと呼ばれるAIが作った人間を殺すプログラムを持つ機械であり、それが今近くにいるという。センチネルへの対抗手段は船に搭載されている電磁パルスのみであり、それ以外手段は、彼らが近くにいたら見つからないように船の電源を落としやり過ごすだけである。船を隠し電源を落とすと2機のセンチネルが現れる。トーマスは初めて見るセンチネルに恐怖を感じるが、幸い船は見つからずセンチネルはどこかへ行く。
侵入
そんな折に仲間の1人であるサイファーが敵であるエージェントにモーフィアスを売る代わりに、自身を理想の仮想現実に戻してほしいと取引を持ちかけていた。
仲間の裏切りを知らないモーフィアスは、ネオを預言者と呼ばれる人物に会わせるといい仲間を引き連れネオと共にマトリックスへの侵入を試みる。モーフィアスに案内され、ネオは預言者のいる部屋に着くとそこには数人の子ども達がおり、彼らは子供用ブロックを宙に浮かしたり、スプーンを並べたりしていた。奥の部屋に行くと老女の姿をした人物が座っており、彼女が預言者である。彼女はトーマスに「あなたは救世主ではない、そして今後あなたの選択で、モーフィアスが死ぬかあなたが死ぬかが決まる」と告げる。モーフィアスには「預言者に言われたことは言わなくていい」と言われてしまい、戸惑うトーマス。
マトリックスでの任務を終え、現実世界へ帰還する最中、トーマスは猫のデジャヴを見る。「デジャヴだ」と呟くとモーフィアス達の顔色が変わり始めた。マトリックス内のデジャヴは、なにか変化を加えた時に発生するものであると教えられ、全員が警戒態勢に入る。帰還場所の部屋の近くで1人待っていたマウスは逃げようとするが、突入してきた特殊部隊に射殺されてしまう。モーフィアスの達も逃げようとするが建物が書き換えられ、窓がある部屋を壁にされてしまう。次々と特殊部隊が突入してくる中、モーフィアス達は配管が通っている壁の裏に隠れる。
ゆっくり移動してる最中にサイファーが音を立て、場所がエージェント達にバレてしまう。モーフィアスはトーマスを守るため囮になり、1人エージェントと戦うが惨敗し連行されてしまう。トリニティ達がタンクに指示された場所に向かう最中で、サイファーは1人、別行動をし一足先に現実世界に戻ってきてしまう。タンクがトリニティ達を帰還させようと作業している中、サイファーは後ろから船内にあった武器でタンクを撃ち抜き、それを見たドーザーもサイファーの立ち向かうが撃ち殺されてしまう。帰還場所に到着しても帰還できない事を疑問に思ったトリニティは無線機でタンクに連絡を取り、無線に出たサイファーは裏切りを告白する。
そしてマトリックスへ侵入中に現実世界のプラグを抜くと死ぬ事をトリニティに話し、エイポック、スウィッチと次々とプラグを抜き仲間を殺していくサイファー。そしてトーマスのプラグを抜こうとした時、殺したと思っていたタンクがサイファーを射殺した。無事現実世界に戻ってきたトーマスとトリニティだったが、タンクからエージェントの狙いは現実世界の人間の最後の街ザイオンの居場所をモーフィアスから聞き出すことであると知らされる。ザイオンはどんな人間よりも大切な場所だと話し、阻止するにはモーフィアスのプラグを抜くしかないと言う。
覚醒
しかしトーマスはモーフィアスを助ける事を決意し、トリニティと共に大量に銃器をもって再度マトリックスに向かう。そこで警察と壮絶な銃撃戦を行い、強力なエージェント達にも辛くも勝利しモーフィアスを救出することに成功する。
2人を現実世界に逃がしトーマスも逃げようとするが、エージェントスミスに追いつかれてしまう。
トーマスは逃げずに戦うことを決め、圧倒的な強さを持つエージェントとの戦いで瀕死になりながらも、自らを救世主のネオであると信じ始める。辛くも勝利したネオだったが、マトリックスではエージェントは不死身のため、ネオは逃走することを余儀なくされる。それと同時に現実世界にも危機が迫っていた。センチネルが船に接近していたのである。センチネルを退けるには電磁パルスを使うしかないが、ネオが帰還する前に使用してしまうとプラグを抜く事と同じでネオは死亡してしまう。必死に逃げ続け、現実世界に帰れるあと一歩のところでエージェントに待ち伏せされネオは撃ち殺されてしまう。
心臓が止まり完全に死亡したネオだったが、現実世界のトリニティは預言者に「私が愛した人が救世主だと言われた、だからあなたが死ぬはずがない」と呟く。そして現実世界のネオにキスをすると、真の救世主として蘇り圧倒的な力でエージェントを撃破した。そして間一髪現実世界に帰還し、目前まで迫っていたセンチネルを電磁パルスで破壊したネオ達。その後ネオはマトリックスを支配しているコンピューターに宣戦布告し空へと消える。
『マトリックス』の登場人物・キャラクター
主要登場人物
トーマス・A・アンダーソン/ネオ(演:キアヌ・リーヴス)
日本語吹替:小川力也
表向きは、大手ソフトウェア会社のプログラマーとして勤務。しかし裏の顔は通称ネオと呼ばれる天才ハッカー。現実に違和感を覚え、世界の真実を知るためにモーフィアスを探している最中にトリニティと出会い、世界の真実を知っていく。モーフィアスから世界を救う者であると言われ、最初は信じていなかった。しかし戦いを重ねていく中で、自身を救世主だと信じ始め、トリニティからの愛で真の救世主へと覚醒した。
モーフィアス(演:ローレンス・フィッシュバーン)
日本語吹替:玄田哲章
伝説的なハッカー。マトリックスの中で、最も危険なテロリストとされている。人類最後の街(ザイオン)に属する工作船・ネブカデネザル号の船長。預言者が語る救世主伝説を信じきっており、ネオが救世主であると確信している。彼を救うためならば、自身の命さえも捨てる。マトリックスで共に戦う仲間たちや、他の船長からの信頼は非常に高い。
トリニティ(演:キャリー=アン・モス)
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目次 - Contents
- 『マトリックス』の概要
- 『マトリックス』のあらすじ・ストーリー
- 始まり
- 偽りの現実
- 訓練
- 侵入
- 覚醒
- 『マトリックス』の登場人物・キャラクター
- 主要登場人物
- トーマス・A・アンダーソン/ネオ(演:キアヌ・リーヴス)
- モーフィアス(演:ローレンス・フィッシュバーン)
- トリニティ(演:キャリー=アン・モス)
- ネブカドネザル号の乗組員
- サイファー(演:ジョー・パントリアーノ)
- タンク(演:マーカス・チョン)
- エイポック(演:ジュリアン・アラハンガ)
- スウィッチ(演:ベリンガ・マクローリー)
- マウス(演:マット・ドーラン)
- ドーザ(演:レイ・パーカー)
- エージェント
- エージェント・スミス(演:ヒューゴ・ウィーヴィング)
- エージェント・ジョーンズ(演:ロバート・テイラー)
- エージェント・ブラウン(演:ポール・ゴダート)
- その他
- 預言者/オラクル(演:グロリア・フォスター)
- ラインハート(演:デビッド・アストン)
- ドゥジュール/白いうさぎの女(演:エイダ・ニコデモ)
- スプーンの男の子(演:ローワン・ウィット)
- 赤いドレスの女(演:フィオナ・ジョンソン)
- チョイ(演:マーク・グレイ)
- 宅配便の男(演:デヴィッド・オコナー)
- オラクルの側近(演:デニ・ゴードン)
- 警部補(演:ビル・ヤング)
- ビルの警備員(演:ルーク・クイントン)
- 『マトリックス』の用語
- マトリックス
- ザイオン
- 救世主
- エージェント
- 『マトリックス』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- ビルの屋上のシーン
- エージェントスミスとの戦い
- 救世主への覚醒
- 『マトリックス』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- アカデミー賞で複数の賞を受賞
- 書き直されたマトリックスの脚本
- ネオ役を断ったウィル・スミス
- 『マトリックス』の主題歌・挿入歌
- 主題歌:Rage Against The Machine 「Wake Up」