Devil May Cry（アニメ）のネタバレ解説・考察まとめ

エンツォの店に置かれている、2組1対の剣型の双子の悪魔で、アグニは炎の、ルドラは風の力を持つ喋る剣。

世界線では最も早い『3』では武器としてダンテと戦い、彼に力を貸した。
エンツォの店に置かれている魔具（武器）は基本的にダンテの借金の質として預けられているが、アグニ&ルドラは他の魔具とは違い質草としてではなく、勝手に喋ってうるさいという理由で売り払われたようで、実際に口を開くとかなりうるさい。

ピーター・パン CV：山口勝平

ドラマCD第2巻に登場。
有名な物語の主役を騙る悪魔。

パティの孤児院に呪術を掛けたベッドに送り、子供達を夢の世界（ネバーランド）へ招待する。
自分の作った世界でヒーロー役を演じており、ヒーロー願望の強い自身の欲求を満たしていたが、子供達を連れ戻しに来たダンテの前に呆気なく敗れ去り、彼の情けない姿を見た子供達から失望され深く傷付く。

腹いせに子供達とダンテをネバーランドに閉じ込め自分の隠れ家へと逃げ込むが、ベッドを寄贈する時に馬鹿正直に自分の名前と住所を書いていたため、ダンテから連絡を受けた（たまたまピーター・パンの隠れ家の近くにいたので逃げ帰って来るのを待っていた）トリッシュによって叩きのめされる。

痛い目に遭ったものの命だけは助けられたようで、夢の中でピザを食べていたダンテ以外の子供達は無事に孤児院に帰された。

フォスター CV：松岡洋子

パティが暮らす孤児院「エンジェルズ・ホーム」を経営する女性。
ピーター・パンの事件で起きなくなった子供達の救出を求め、パティから話を聞いていた「Devil May Cry」に訪れる。

子供想いで優しさと同時に厳しさも持った女性だが、厳しい一面だけ見た子供達からは「院長先生はいつも怒ってばかり」と子供達からはやや敬遠されている。
それでも、子供達を想う気持ちは本当であり、子供達が目を覚ますまでの3日間、昼は医者探しに事件を解決してくれる人を探すため走り回り、夜は子供達が起きてくれる事を願って祈り続ける。

3日間不眠不休で心身ともに限界を迎えて倒れる寸前になっていたところ、子供達が起きて来たのを見て満面の笑顔でおはようと声を掛ける。
ちなみに、子供達は起きてもダンテだけは（子供用ベッドで190センチの長身を窮屈そうに折り畳みながら）眠っており、夢の中でもピザを食べている事を示唆する寝言を聞いたパティとモリソンから呆れられていた。

マクレーン CV：堀内賢雄

ドラマCD第2巻の後編に登場する刑事。

とある事件で容疑者となったダンテの取り調べを担当した。
良く言えば生真面目で仕事熱心、悪く言うと融通の利かない性格の刑事。

実際はマスターのちょっとした不注意とうっかりミスによる笑い話だったが、モリソン、レディ、パティとダンテに近い関係の人物に事情聴取をしたところ誰一人ダンテを擁護せず、悪魔絡みの事件を解決している裏の仕事など余計な事を話してしまったため更にダンテが殺人犯だと誤解を深める。

最終的にはマスターが帰って来たため彼の勘違いである事が判明し、ダンテが無実の罪であった事が判明する。

自分の勘違いが原因で起きた拘留を謝罪するが、それでは気が済まないダンテからストロベリーサンデーの一ヶ月食べ放題（勿論全てマクレーンのポケットマネー）を要求され、毎日のように鳴る請求の電話に泣いていた。

スティーブ CV：津久井教生

ダンテが入った店の常連客で、深夜の店で倒れたマスターを発見した彼が警察に通報した事から事件が始まる。

いつものように店で飲んでいたが、ストロベリーサンデーの作る作らないを巡って店でマスターと口論になったダンテの事を怪しいと思いながら店を出る。
その後、自宅の近所にあった店から聞こえた大きな音と、現場で真っ赤な血を流しながら倒れていたマスターを見て、殺人事件が起きたと通報する。

マスター CV：三宅健太

ダンテが入った店「ムーンライト」のマスター。

店に置いていないストロベリーサンデーをどうしても食べたい（でないと帰らない）というダンテの無茶なリクエスト（わがまま）のため具材の買い出しに向かうが、店の中で運悪く転んでしまい、更にはジャムまみれとなる。
また、転んだ痛みでしばらく起き上がれず、転んだ時の大きな音を聞き付けたスティーブがジャムまみれになったマスターを殺された（実際は腰を強打した痛みで動けなかっただけ）と勘違いして通報する。

捜査のため店を訪れた警察からは死体が消えたと大騒ぎになっていたが、実際は旅行に行っていただけで、本当は臨時休業の貼り紙を出すつもりだったが、出発の時間に遅れると急いていたため貼り紙をうっかり忘れていた事が話を更にややこしくする。
旅行に向かうため閉店時間である午前8時よりも早い午前4時よりも前（スティーブの通報から警察の到着が約30分、初動捜査開始が午前4時21分なのでそれまでに閉められた事になる）と本来の時間よりも早く店を閉める。

旅行に向かう道中で貼り紙を忘れた事に気付き、目的地直前で引き返して店に戻るが、店の前は既に警察が来て大騒ぎになっており、おまけに知らぬ間に自分が殺された事になっているなど大変な事になっていた。
自分が元気である事とダンテの無実を証明するため警察署に訪れるが、生きているのに殺された事になるなどダンテとともにこの事件の「被害者」であるとともに、彼のうっかりミスが話をややこしくした「全ての元凶」でもある。

『Devil May Cry』の用語

Devil May Cry

作品のタイトルであり、ダンテが表向きの仕事として営んでいる便利屋。

悪魔絡みの事件であれば安い金でも引き受けるが、便利屋の仕事に対して積極的ではなく、気に入らない仕事は大金を積まれても断るので当然ながら生活は困窮しており、いつも借金の返済に追われている。

また、ダンテの私生活がだらしない事からも分かる通り掃除も苦手であるため事務所の中は散らかっており、普段はパティが掃除している。

エボニー&アイボリー

ダンテのメインウェポンである2丁拳銃。

由来は「ピアノの黒鍵（Ebony）と白鍵（Ivory）」であり、銃の色も白と黒である。
右手用のアイボリーは連射性能に特化、左手用のエボニーは精密射撃に特化とそれぞれの銃に性格が与えられている。

ダンテがトニー・レッドグレイブと名乗っていた頃、無茶な射撃によって銃を壊していたダンテのため、彼が贔屓にしていた銃職人のニール・ゴールドスタインがコルト・ガバメントを改造してエボニー&アイボリーを作り上げた（設定ではダンテの自作という事になっているが、ニールはダンテを追っていた彼の兄、バージルによって殺害されており、ニールの死後、彼女が遺したパーツをダンテが組み立てて完成させたので一応自作という事になる）。

一般人には到底扱えないサイズであり撃つ事もままならないが、ダンテは見事に使いこなしており、大抵の敵はダンテの銃撃によって倒される（ゲームでは威力が低いが、それはあくまでゲーム内の話である）。

銃の表面には「BY.45 ART WARKS」「FOR TONY REDGRAVE」と刻まれており"WARKS"（正しくはWORKS）という誤字が目に付くが、これはニールの店の看板のスペルが間違っている事から由来している。
なお、ニール本人は誤字から生まれた店名に愛着があるため直さずにいた。

リベリオン

ダンテが背中に背負っている（もしくはギターケースに入れて隠している）大剣で、彼の父であるスパーダの形見。
リベリオン（rebellion）とは「反逆、反乱」という意味である。

エボニー&アイボリーとともにダンテの武器として活躍するが、リベリオンが手元になくてもダンテが手を伸ばすと何処からともなくやって来る（原理は不明）など意思を持っているかのような描写がある。

ちなみに、ゲームで登場するのは『2』からで『1』は登場しない。

デビルプリズン

一度入ったら二度と出られないと言われている恐ろしい刑務所。

7話で依頼主のリンから兄を助けて欲しいと依頼を受けたダンテは、獄中のケーリーを助けるためわざと喧嘩騒ぎを起こして収監されている。