はじめの一歩の名言・名セリフ／名シーン・名場面まとめ (43/65)

はじめの一歩の名言・名セリフ／名シーン・名場面まとめ

2024.01.29

『はじめの一歩』とは、1989年より『週刊少年マガジン』で連載中の「森川ジョージ」作による、ボクシングを題材とした漫画である。登場人物の多くに実在選手を投影している。「登場人物全員が主人公」という作者の言葉通り、脇役やライバル達の物語も詳細に描かれている。作者自身も実際にボクシングジムのオーナーで著名なプロボクサー達と親交があり、誌上やコミックスなどでもインタビューや応援コメントの寄せている。コミックスは120巻を超えている長期連載漫画である。

これで胸を張って戦える！いつでも来いよ幕之内一歩！！

東洋太平洋タイトルマッチ、宮田はアーニーの”ブラッディ・クロス”で2度のダウンを奪われ、カウンターを封じられる。そこを攻められピンチが続く宮田。父のボクシングが通用することを証明する、決着はプロのリングで、との”約束”を果たすため、宮田は執念でアーニーに立ち向かう。
もう一度カウンターを挑み、”ブラッディ・クロス”の餌食になるかと思われたが、宮田はこれを”JOLT"でねじ伏せる。ダウンするアーニーは立ち上がるが、そのまま倒れ宮田は勝利を収める。
「その差が埋まるまで」と武者修行に出て、凱旋し東洋太平洋チャンピオンとなった宮田の、ライバルを迎え撃てる自信をまとった名セリフ。

世界は広いぜ

伊達の世界挑戦が決まった。相手は唯一の敗戦となったWBC世界フェザー級チャンピオンのリカルド・マルチネス。
ずっとチャンピオンとして君臨し続けたリカルドは来日し、日本での試合となった。リカルドは”日本フェザー級チャンピオン”をスパーリングに指名し、一歩は「どこまで通用するんだ」と意気込んでいくが、左一本であしらわれる。デンプシーを出すも、左一本で気絶させられるのだった。
「オッサンに謝ってこい」と鷹村に言われ、仲代ジムへ行くとそこでは宮田と伊達がスパーリングをしていた。ダウンするところを伊達に掴まれ、スパーは終了。一歩に「カッコ悪いトコ見られちまったぜ」と宮田。若手ならではの名セリフが生まれた。

東洋タイトルじゃ不服か！？お前との差はまだまだあるというのか！？

日本フェザー級チャンピオンとなった一歩は2度目のチャンピオンカーニバル、そして4度目の防衛戦を迎えることになった。
ある日の帰り道、雪が舞う中、卒業式の日に宮田と交わした約束を思い出していた。そこへ宮田が現れる。
「あの時の会話も覚えているか？」と詰め寄る宮田だが、一歩は宮田の言わんとしてることを理解できないでいた。「お前との差を埋めるために海外修行へ出た相応の穴埋めはしたつもりだ」と宮田は続ける。
宮田が怒っていることは判るのだが、”何を”怒っているのか解らない様子である。宮田は東洋太平洋チャンピオンとなり、何度も鴨川ジムへ挑戦を申し入れていたのだった。驚愕する一歩を見て宮田も察したようで「知らなかったのか」と踵を返し、「約束だと思っているよ」と帰って行った。

――そうさ！オレが本当に見たかったモノはお前のこの姿さ！！

ライバルが自分以外に敗れるのは我慢ならないのであろう。

一歩の防衛戦を観戦する宮田。相手は”尾張の竜”沢村竜平。宮田を凌ぐカウンター使いで、パンチを出す前にカウンターを放つのである。
防衛戦としては5度目となるのだが、デンプシーロールを”不様な技”と言い放つなど、沢村は危険な相手である。その前の防衛戦で島袋に”デンプシー破り”を公言されていて、それは”相打ち”による方法であった。続けてのデンプシーロール破りにおびえる一歩。デンプシーを進化させようと知恵を絞っていたのだった。
沢村の才能にピンチを迎える一歩だが、新型のデンプシーロールでダウンを奪う。それはデンプシーを急停止して、リズムを変えるモノだが、これは筋繊維に負担がかかり、一歩も無事では済まないのであった。宮田は「幕之内殺し」を観に来たと、伊達たちに言うのだが、本心が名セリフとなった。

オレならワクワクするね

鷹村の2階級制覇となるタイトルマッチが決まった。同日、宮田も東洋太平洋タイトルマッチとなり、二人は合宿をすることになる。
宮田がジムへ迎えに行くと、一歩と今井のスパーリングが行われるところであった。一歩は今井に押されてしまう。
板垣は宮田を追い、「先輩はあんなもんじゃない」と言う。「弁護に来たのか？ライバルの強さを認めたくないのか？」と宮田は問う。言葉を失った板垣だが、アウトボクサーの板垣とインファイターの今井を、自分と一歩に重ねたのだろう。
宮田は「相手が強ければ強いほど楽しいじゃないか」と自信あふれるセリフを言う。

あの人はどこまでいくのか ――一体なんのために戦っているのか…

鷹村と同日の試合のため合宿をした宮田。
「ナマクラ刀を鍛え直してやる」と宮田にアドバイスをする鷹村だった。合宿後、鷹村を送った宮田は「同等の立場で話せる人間はおそらくいない」と鷹村への興味が尽きないと父に言う。そして名セリフが生まれた。

オレも同じ所で足踏みしてないってことを見せたいものだな

鷹村の2階級制覇の相手は世界ミドル級チャンピオン、デビッド・イーグル。来日し宮田の所属する川原ジムで公開スパーリングをすることになったイーグル。
視察に同行した一歩は宮田と話をする。宮田に調子を訊ねる一歩だが、「この時期にきていいも悪いもない」と相変わらずクールな対応である。
そして「新しいことに手をつけてる」と言う宮田。沢村戦で進化した姿を見せたがオレも進化するぞ、という宣戦布告のような名セリフである。

考えられることは唯一つ―― 自分が勝つことだけさ！

鷹村が2階級制覇を賭けたタイトルマッチ。木村、青木、宮田も試合が組まれる。
木村、青木は引き分けとなり「2試合連続でコレじゃ観客も退屈だろう」とセコンドでもある宮田の父は言う。鷹村のために盛り上げてやろう、と息子に声を掛けるが「誰かのためなんて考えられないそんな余裕はない」と宮田は塩対応であるが、闘志は燃えているようである。

今後―― 誰が相手だろうと！！

マガジンの歴代ヒロインまとめ

『少年マガジン』は、日本でもっとも長く続いている週刊の少年漫画誌の1つである。その長い歴史の中で幾多の傑作を生み出し、日本の漫画文化を支えていった。「少年漫画」という縛りがあるため主人公の多くは少年だが、その活躍を支えるヒロインたちもまた物語に欠かせない存在として魅力たっぷりに描かれている。幼馴染に学生、人外や異世界人と設定も様々なら、その関係性も恋人から友人、ライバルまで多種使用である。ここでは、マガジン作品を彩ったヒロインたちを紹介する。

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