はじめの一歩の名言・名セリフ／名シーン・名場面まとめ (21/65)

はじめの一歩の名言・名セリフ／名シーン・名場面まとめ

2024.01.29

『はじめの一歩』とは、1989年より『週刊少年マガジン』で連載中の「森川ジョージ」作による、ボクシングを題材とした漫画である。登場人物の多くに実在選手を投影している。「登場人物全員が主人公」という作者の言葉通り、脇役やライバル達の物語も詳細に描かれている。作者自身も実際にボクシングジムのオーナーで著名なプロボクサー達と親交があり、誌上やコミックスなどでもインタビューや応援コメントの寄せている。コミックスは120巻を超えている長期連載漫画である。

やり遂げるだけだ6階級制覇！！

A級ボクサートーナメント決勝。青木と木村は負けてしまう…。
鷹村はいつものようにバカにするのだが、鷹村なりの接し方でもある。
木村は引退を青木に委ねるつもりのようで、一歩、板垣と見舞いに行き青木に問う。
青木は「お前がいないところにオレはいない！」と同じく木村に委ねようとしていたのだった。
土手を歩く鷹村。やはり後輩たちの引退は寂しいのであろう。
そいうとこに素直じゃないのも鷹村らしいのだが、静かに闘志を燃やし、恩師・鴨川会長への恩返しを固く誓うのだった。

もう一度立ち上がるなら男には―― 言い訳が必要だろ

かつてのライバルであったヴォルグ・ザンギエフが、IBF世界ジュニアライト級チャンピオンとなった。
以前から世界への話のあった一歩に「ベルトを返上した今後は世界獲りに絞る」と鴨川会長は気合を入れる。相手は世界2位のアルフレド・ゴンザレス。
彼は無敗のチャンピオン、リカルド・マルチネスによく似たボクサーであった。
「自分がどこまで世界に通用するのか試してきます」そう言った一歩だが、何もできずに負けてしまう…。
試合後ジムに顔を出し、鴨川会長に敗因を問われた一歩は「言い訳はない」と答える。
鷹村とのロードワーク中に「ボクは弱くなりましたか？」と訊くのだが、「言い訳はないといっただろ？けど会長は傷ついた」と言われるのだった。

そこから先は―― 人外の者だけが棲む場所だ人のまま入ってくるな

一歩の世界前哨戦は敗戦に終わる。鴨川会長に敗因を問われるも「言い訳はない」と答える一歩。
鷹村とロードワーク中「弱くなったか？」と問う一歩。鷹村は「会長は傷ついた。言い訳をしてほしかったはずだ」と一喝。
一歩の顔を見ることなく、背を向けたまま投げかける言葉に、鷹村の怒りがにじみ出る。
「強くなりたかったんだろ？日本王者でいいだろ。よく頑張ったよ」と続ける鷹村。「この先は無理するな。通用するかなんてノリで来るな」と。
一歩がボクシングと出会うきっかけとなった鷹村の、プロの厳しさ、世界という厳しさ、なにより鴨川会長を悲しませたことへの憤りも感じさせる名セリフが生まれた。

しかし不思議なもんだぜなんでもできる気にさせやがる！

WBC・WBA世界ミドル級王座統一戦、鷹村の相手はリチャード・バイソン。デトロイトの出身で”モーターシティバイソン”の異名を持つ。
そして、間柴も使うフリッカーの使い手でもあった。ジャブで押し戻すほどのパワーを持っており、悩んだ末、鷹村もフリッカーを真似、事態を打開するのだった。
バイソンのパンチで足を痛めた鷹村に、鴨川会長は「念を送ってやる」と足を冷やす。「オレ様は鷹村守だ。まじないやオカルトはいらない」と言い、それに続くセリフである。

目標を持ってちっとでも強くなれるならそれは悪いコトじゃねぇ

木村と青木の再起戦。木村は判定負け、青木はKO勝ちとなる。メインイベントには、青木にも鴨川ジムにも因縁のある伊賀の試合。
鷹村たちは観戦をしていた。伊賀のKO勝ちで幕を閉じたのだが、青木は挑戦状を持っていた。
「伊賀に叩きつけるのか！？」と驚く一同だが、青木は、伊賀の対戦相手だった王島への挑戦状だった。
木村と板垣が反対する中、鷹村だけは「いいじゃねえか」と肯定する。「ボクサーにとって正義とは強さだ」であると語る鷹村の名セリフである。

一歩に期待するのは―― ――もうやめておけ

一歩のもとにスパーリングの申し出があった。
一歩はそこで縦回転を混ぜた新型デンプシーロールを試し、手応えを掴むが、鴨川会長には怒られてしまう。
八木が屋上でシャドーをしていると、鷹村に声を掛けられる。
ゴンザレス戦に間に合っていれば勝負はわからなかった。一度は遠のいた世界戦線に新型デンプシーをひっさげて復帰する！と意気揚々とする八木に「どうでもいい」と鷹村は一蹴する。
自分の試合を用意しろ、ミドル級のベルトを返上し、スーパーミドル級から連戦でも構わない。ベルトはオレがジムへ運ぶと鷹村。
そしてこの名セリフへと繋がっていく。

――全部背負えるのか？

縦の動きを加えた新型デンプシーロールの手応えを感じ、一歩も練習に精を出し、鴨川会長は「手が嬉しい悲鳴を上げている」と高揚している。
屋上でシャドーをする鷹村に「あまり喜ばせるな責任――とれるのか？」と言われ、何のことだかわからない一歩。
「オレ様は上に行く今までの人生で味わったことのない場所に連れて行く期待に応えるとはそういうコトだ」と、一歩に引退しろと伝えたいようだが、どうにも伝わらないようである。
そして続けてこの名セリフが生まれた。

一歩は―― 壊れているぜ

ジュニアフェザー級の世界10位・南雲流次とのスパーリング。
新型デンプシーを試そうとする鴨川会長と一歩だったが、ジャブだけで一歩はダウンする…。
そのダウンでスパーリングは終了となり、鴨川会長から説教もなく…。
青木のカエルで倒れ、よけているようでもらってしまう左、鷹村は前々から気付いていたのだ、”パンチドランカー”の可能性を…。
しかし愛弟子のことである。最後の弟子と称した一歩と鷹村、鴨川会長はその二人を誇りに思っていた。
またトレーナーとして教え子が壊れている、その成果を観たいという思いで見ないふり、気付かないふりをしていたのかもしれない…。

望んでいった場所だ孤独と言うな孤高と呼べ

「初めは誰だって何者でもないオレ様もキサマもスタートラインは同じだそれが何かのキッカケで歩き出す前へ進むなんでもねえ平坦な道はある所で急に厳しい坂になり障害物をどけながら山登りになるどけてどけて頂上（てっぺん）を目指す頂上（てっぺん）には一人分の足場しかない最後の邪魔をどけてそこに立つ辿り着いた者にしか見れない景色があるそれを見るために皆登る」

マガジンの歴代ヒロインまとめ

『少年マガジン』は、日本でもっとも長く続いている週刊の少年漫画誌の1つである。その長い歴史の中で幾多の傑作を生み出し、日本の漫画文化を支えていった。「少年漫画」という縛りがあるため主人公の多くは少年だが、その活躍を支えるヒロインたちもまた物語に欠かせない存在として魅力たっぷりに描かれている。幼馴染に学生、人外や異世界人と設定も様々なら、その関係性も恋人から友人、ライバルまで多種使用である。ここでは、マガジン作品を彩ったヒロインたちを紹介する。

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