はじめの一歩の名言・名セリフ／名シーン・名場面まとめ (29/65)

はじめの一歩の名言・名セリフ／名シーン・名場面まとめ

2024.01.29

『はじめの一歩』とは、1989年より『週刊少年マガジン』で連載中の「森川ジョージ」作による、ボクシングを題材とした漫画である。登場人物の多くに実在選手を投影している。「登場人物全員が主人公」という作者の言葉通り、脇役やライバル達の物語も詳細に描かれている。作者自身も実際にボクシングジムのオーナーで著名なプロボクサー達と親交があり、誌上やコミックスなどでもインタビューや応援コメントの寄せている。コミックスは120巻を超えている長期連載漫画である。

唯一の弱点をさらけ出すことになるかもしれん！！

鷹村の世界タイトル2階級制覇、世界ミドル級タイトルマッチはデビット・イーグルとの試合。
絵に描いたような英雄、チャンピオンの姿に鷹村が悪役にしか見えない。
鷹村のパンチに警戒を強めたイーグルはガードを上げた。鷹村は攻勢に出るが、なぜかロープを背負ってしまった。
鴨川の不安な気持ちを表したセリフである。

それほど長くは待てんぞワシももう歳じゃからな

鷹村の2階級制覇を賭けた、世界ミドル級タイトルマッチ対デビット・イーグル戦は7ラウンドを終了。
まぶたを切った鷹村はガードするが、イーグルはそこを狙わない。同じくまぶたを切ったイーグル。鷹村は「仕方ねえな」とプロとして、ベルト奪取のため、定石としてそこを狙い、利用するのだが、会場はイーグルが傷を狙わなかったことに鷹村が卑怯者のように映る。
危うくドクターストップか、という場面もあったがイーグル、鷹村ともに続行の意思を示し、会場をあおる。
鴨川も「老いぼれの命に替えても傷口は塞いで見せる！」と言うが、それを聞いた鷹村は自力で血を止める。
「老い先短けえ命のクセに待ってろ！すぐにベルトを持ってきてやる」と鷹村らしく鴨川に答える。

――世界一の孝行息子じゃ！！

ついに鷹村は2階級制覇をした！
世界ジュニアミドル級ブライアン・ホーク戦もベストバウトに数えられるが、今回もベストバウトに数えていいだろう。それほどの激戦であり、感動もあった。
記者も帰り、鷹村も控室を出ようとする。八木にベルトを忘れてると言われるが、「獲るまでが大事獲ったら用はない」とぶっきらぼうである。
「約束通り会長にやるぜ」と鴨川に渡すのだった。「トレーナ―冥利に尽きますね」との言葉に鴨川の名セリフは生まれた。

気を抜けば喰われるのはキサマじゃからな

引き締める意味でこのセリフが生まれる。

一歩の6度目の防衛戦が決まった。「やっておきたいことがある」と一歩はこの試合を望んだ。
取材陣にも「必ず倒すとか1RKOとか盛り上げてほしい」と言われるのだが、一歩はそういうことができない。
挙句「相手の唐沢が地味なので観客の興味は王者が何Rで倒すか」とも言われてしまう。
鴨川も「小僧の顔がしまってない」と不安になっているようであった。

幻の試合の実現…か？

東日本新人王決勝は今井と板垣の試合となった。
高校時代から因縁ある二人なのだが、戦績は今井の3戦全勝と板垣はずっと2番手に甘んじていたのだった。
今井は一歩を尊敬、目標とし音羽ジムへ。板垣はその因縁に決着をつけようと、厳しいと評判の鴨川ジムを選んだのだった。
試合前の一歩と板垣のスパーを見て、一歩も同じことに気付きながら助言をしないことを鷹村が詰め寄る。
板垣がその会話を聞いてしまい、その理由を一歩は聞かせるのだが「ボクの言ったことは忘れていいよ試合前なのに心を乱してごめん無責任で本当にごめんなさい」と…。
鷹村に「珍しいおせっかいじゃったの」と鴨川は問う。「簡単に勝負がついちゃおもしろくない何年か前に見忘れた試合であの時点で戦ってたらどっちが強かったか興味がある」と答える。

勇気で切り開いた道じゃ！板垣（あやつ）は断固その道を行くわいっ！！

東日本新人王決勝・板垣と今井の試合。
試合前のスパーで一歩は板垣の行動を読めてしまうことに気付いたのだが、板垣に助言をしない。鷹村はそんな一歩をあおり、板垣に”死刑宣告”のように迷わせてしまった。
悩む板垣は一歩との会話を思い出す。「ボクサー型は戦い方に幅があってうらやましい」、これが”超接近戦で短距離を高速移動するインファイト”で意外性を狙う。
しかし今井のパンチをもらってしまうのだった。板垣寄りの流れが変わるか！？と周囲は思うのだが、鴨川は「流れは変わらん」とこの名セリフを言う。

コレができなきゃキサマは勝てんっ！！

鷹村曰く「会長らしい反省の仕方だ」と評する。

一歩の最後の日本タイトル防衛戦の相手は武恵一。かつて伊達も嫌がった相手であった。
しかし伊達とのタイトルマッチは息子のために棄権したのだが、その息子がイジメに遭ってしまう。
そんな武との試合だが、試合前から心理戦を仕掛けてくる武陣営。一歩のパンチに早々にダウンする武だが、そこから一歩を惑わし、主導権を握っていく。
接近戦になり、一歩有利と思われたが武は倒れず、一歩はダメージを重ねていく。鴨川ですら気付かないうちに武の掌で踊らされていたのだった。
それに気づいた鴨川は、篠田や八木に「ワシに顔を張れ！」と言うが二人にはできなかった。
4ラウンドが終了し、一歩の出血を止め「本当に見えているか？」思い切りパンチをしろ、と手を出す鴨川は、一歩に顔を張らせたのだ。

顔を上げて前を見ろ！上を見ろ！！

一歩と宮田との試合が決まった。約束通り一歩は7度目の防衛を機にベルトを返上し、宮田の勝利を待った。
東日本新人王では対戦できなかった試合。周囲は二人の試合に期待を寄せるが、宮田は拳を痛めてしまい、試合は延期となる。
そんな中、宮田サイドが突然試合を白紙に戻してくれ、との申し出があり、一歩も宮田から「もう待たなくていい」と土下座をされる。鴨川は納得いかないが、こればかりは宮田以外事情は知らず、トレーナ―である父親ですらその理由を知らなかったのである。
それでも一歩は明るく振る舞い、鴨川もミット打ちじゃと練習をするのだが、「誰を倒すんですか」と一歩は気力がなかったようだ。
鴨川は激怒するではなく、励まそうとするのだが、宮田にこだわる一歩に鴨川も激怒し「出ていけ！」と恫喝するのだった。

険しいが登ってみろ遥か遠く霞んで見える頂を目指せ！世界を目指せ！！

マガジンの歴代ヒロインまとめ

『少年マガジン』は、日本でもっとも長く続いている週刊の少年漫画誌の1つである。その長い歴史の中で幾多の傑作を生み出し、日本の漫画文化を支えていった。「少年漫画」という縛りがあるため主人公の多くは少年だが、その活躍を支えるヒロインたちもまた物語に欠かせない存在として魅力たっぷりに描かれている。幼馴染に学生、人外や異世界人と設定も様々なら、その関係性も恋人から友人、ライバルまで多種使用である。ここでは、マガジン作品を彩ったヒロインたちを紹介する。

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