はじめの一歩の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『はじめの一歩』とは、1989年より『週刊少年マガジン』で連載中の「森川ジョージ」作による、ボクシングを題材とした漫画である。登場人物の多くに実在選手を投影している。「登場人物全員が主人公」という作者の言葉通り、脇役やライバル達の物語も詳細に描かれている。作者自身も実際にボクシングジムのオーナーで著名なプロボクサー達と親交があり、誌上やコミックスなどでもインタビューや応援コメントの寄せている。コミックスは120巻を超えている長期連載漫画である。

全日本新人王で千堂に勝利し、一歩は高校を卒業した。
一歩、鷹村、青木、木村4人の頑張りにより、ジムには入門希望者が殺到していた。20人いた入門希望者は1人だけになった。
鷹村、青木、木村の3人が同日の試合で、その応援に一歩は出向くが、そこに入門希望者で残った1人、山田直道も待ち伏せていた。
青木と木村の控室に行くが、上手くしゃべれない直道に青木がキレる。
一歩は控室から会場へ向かう時の心境を教えていた。そこへ記者の藤井と日本フェザー級チャンピオン・伊達英二を紹介される。
鷹村とは面識があったようで、和やかに談笑する二人。「拳が治ったらジムに遊びに来い」と伊達は言うのだが、伊達を知る鷹村だからこそ言えたセリフでもある。

リングの上には勝者と敗者 光と影しかねえんだ

A級ボクサートーナメント、ライト級の青木、ジュニアライト級の木村も順調に勝ち上がっていた。
ここまで4年、勝ったり負けたりを繰り返し、あと2つでタイトルマッチと迫るなか、二人はナーバスになっていた。
惜しくも二人は負けてしまうのだが、一歩はジムメイトの負けを初めて観るのだった。
そんな一歩に言った、プロの厳しさを教える名セリフとなる。

最強の挑戦者には最強の王者として立ちはだかるのが礼儀よ

A級ボクサートーナメント、一歩はアマ世界王者のヴォルグ・ザンギエフに勝利するが、ダメージから入院していた。
鷹村たちは、一歩の見舞いついでに看護師たちと合コンの約束をしており、鷹村と青木はそのまま夜の街へ消えていった。
すぐに解散したという鷹村に「冗談でしょ?」と木村が言う。
普段チャラけた鷹村だが、日本チャンピオンとしての姿勢がうかがえる名セリフだ。

王者としての そしてジム頭としての自覚が言わせてるのよ

A級ボクサートーナメント・ヴォルグ戦のダメージで入院していた一歩の見舞いついでに、看護師たちと合コンを約束していた鷹村たち。
夜の街へ消えた鷹村と青木。すぐに解散したのは、チャンピオンカーニバルがあるからだ、と木村に言う。
さらに鴨川会長から気合いの入る言葉を聞き、鷹村は「ついてこい!」と力強く後輩たちを引っ張る。
鴨川に「よく言った」と褒められた後の名セリフだが、実はホテルへ連れ込もうとして、失敗した所をゴシップ誌に撮られていたのだった…。

王様の力を見せてやる!!

チャンピオンカーニバル。鴨川ジムからは日本ミドル級チャンピオンとして鷹村が、日本フェザー級1位として一歩が参戦する。
まずは鷹村の試合が先となり、計量の日を迎える。体重オーバーとなり、3時間後の再計量に合わせて鷹村は汗をかきに行く。
一歩も同行するが、サウナで一歩に「ランキング1位の上にチャンピオンがいて、1位なのに1番じゃないのはおかしいと思わないか?」と問う。
考えた事がないと言う一歩に「チャンピオンは王様で特別である」と説く。

オレは目標であり続けなきゃならねぇ!

計量に失敗しながらも試合は始まった。チャンピオンカーニバル日本ミドル級の鷹村である。
1ラウンド、挑戦者優勢に試合は進む。
「鷹村丸は不沈艦」と、サウナで一歩に言った言葉を実行するように、鷹村はリングへ向かう。
後輩たちを思った鷹村らしい名セリフである。

チャンピオンの拳は特別なんだよ 同じじゃねぇんだ!!

日本ミドル級チャンピオンである鷹村だが、チャンピオンカーニバルで同級1位の挑戦者にてこずっていた。
減量に失敗したことで、いつもの豪快さが見られない。挑戦者優勢で試合は進むが、鷹村の一撃で挑戦者は足を痛める。
そこから鷹村は一気に試合をひっくり返し、勝利を収める。
チャンピオンらしい、鷹村らしいセリフである。

そいつらの想いが全部 拳にこびりついてんだ

チャンピオンカーニバル、鷹村は日本ミドル級チャンピオンとして迎え撃ち、見事勝利を収める。
一歩は伊達に言われたことを気にしており、鷹村に質問をする。
「ボクの拳は軽いですか?」、最初は挑発されたと思ったようだが、「重い軽いの意味が違う」と鷹村は答えた。
その説明のなか、生まれた名セリフ。
「王様は特別」、「同じ拳じゃない」といった鷹村のセリフの解説にもなっている。

死んでたまるかああっ

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