はじめの一歩の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『はじめの一歩』とは、1989年より『週刊少年マガジン』で連載中の「森川ジョージ」作による、ボクシングを題材とした漫画である。登場人物の多くに実在選手を投影している。「登場人物全員が主人公」という作者の言葉通り、脇役やライバル達の物語も詳細に描かれている。作者自身も実際にボクシングジムのオーナーで著名なプロボクサー達と親交があり、誌上やコミックスなどでもインタビューや応援コメントの寄せている。コミックスは120巻を超えている長期連載漫画である。

10月、12月と試合が決まった鷹村。
12月は世界ジュニアミドル級タイトルマッチだが、これはマネージャーの戦略ではないか、ということも耳にする。
練習嫌いで有名な世界チャンピオン、ブライアン・ホークだが、さすがに練習してるだろう、と記者である藤井に訊くが、「日本人だと言ったとたん電話が切れた 行方不明である」と聞かされる。
その行動に激昂を見せるが、鴨川会長にいさめられる。
試合でその怒りを爆発させるという、鴨川会長の教えたボクシングを守る鷹村のセリフ。

オレ様は―― 鷹村守様だ!!

鷹村の世界ジュニアミドル級前哨戦。
減量に失敗し、覇気も力もない鷹村を、対戦相手は挑発にも乗らず優勢に試合を運んでいく。
そんな中、会場にニヤけたブライアン・ホークの姿を見つけた鷹村は、集中を切らし、さらにピンチに陥る。
ニヤけたブライアン・ホークも気に入らないが、嬉しそうな顔をしている対戦相手も気に入らないようだ。
キレた鷹村はロープ際に追い詰められていたが、打ち合いながらも、対戦相手をリング中央に押し戻していく。
自らを信じ、鼓舞するセリフである。

ベルト持ってないヤツには用はねえってコトだ

12月の世界ジュニアミドル級タイトルマッチが決まり、前哨戦を苦しみながらも勝った鷹村。
減量に失敗し、力も足りなかったのだが、会場にニヤけたブライアン・ホークを見つけキレる。
対戦相手を場外に飛ばす勝利を見せ、ブライアン・ホークを睨みつける。
勝利者インタビューでマイクを差し出されるも、突き返す鷹村。「忘れ物をしたヤツに言うことはない 忘れ物を取りに帰れ」と言う。
その真意、ここでもガマンを重ね、鴨川会長の教えているボクシングを貫く男を感じる名セリフ。

オレの居場所は… 一つしかねえんだ

12月の世界ジュニアミドル級タイトルマッチを控えた鷹村。
苦しみながらも前哨戦に勝利し、控室で取材を受けていると、会場に来ていたブライアン・ホークが訪ねてくるが、世界戦に興味がない、といった言動で鷹村をキレさせる。
さらにそんな鷹村のパンチを片手で受け止めるなど、鷹村を激昂させていく。
鷹村の家を訪ねた一歩たちは鷹村の姉と弟と会う。その時、鷹村は兄と会っていた。
兄の言葉に多少の怒りも覚えるが、こらえる鷹村の姿も印象的である。

生きる場所を守るために ――戦うんだ!!

12月に世界ジュニアミドル級タイトルマッチを控え、鷹村は兄と会っていた。
兄の言葉に怒りを覚えるも、こらえる鷹村である。
ボクシングを「殴り合いの遊び」と称した兄に対し、そうじゃない、自分にとってボクシングとは、を表す名セリフとなった。

最強の証明!

ブライアン・ホークとの世界ジュニアミドル級タイトルマッチを控えた鷹村。
前夜、一歩たちは鷹村のアパートを訪ねるが、鷹村は兄と会っていた。一歩たちは姉と弟と会っていた。
後日、ロードワーク中に「何しにきたのか?」を鷹村は訊く。「なんでボクシングやってるのか?」を訊きたかったのだが、「ボクらは鷹村に憧れ…」と言ったところで、青木と木村が邪魔をする。
その答えが名セリフなのだが、ありきたりでもっとドラマが欲しかった一歩たちであった。

お前らの汗も一緒に世界に連れてってやるぜ!!

世界ジュニアミドル級タイトルマッチを控えた鷹村に、どうしてボクシングをやってるのかを訊ねたかった一歩たちだが、鷹村はその時、兄と会っていた。
一歩たちは姉と弟と会っていたのだった。訪ねてきた理由を聞かれ、そのまま答え、「鷹村に憧れ」と言いかけたところで、青木と木村が邪魔をする。
「最強の証明」と、鷹村らしい答えに「ドラマが欲しい」という一歩たちだが、鷹村が「汗を拭け」とタオルを渡す。
夢を見せてやる、という鷹村。デビュー戦で集中を欠き、一歩にガツンと言われた板垣は、しばらくジムに顔を出していなかったが、この時「自分もタオルいいですか?」と戻ってきた。

ボクシングにだけは…ウソをつきたくねえんだ

12月の世界ジュニアミドル級タイトルマッチ、ブライアン・ホークとの試合が近づく中、減量もキツイ時期に差し掛かった。
相変わらずホークは練習をせず、遊び歩いていると聞いて、「相手はどうあれオレのやり方を貫く」という鷹村。これに鴨川会長は「後悔はしたくないからな」と言うが、違うと言う鷹村。
リングの中は居心地がよく、生きている気がする。むしろ生かされている。そんな大事な場所を、バカにしたり裏切ったりできないと続け、鴨川会長をも感動させる名セリフが生まれた。

一番に届けてやるぜ世界王者ベルトをよ!!

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