ハイスクールD×D(ディーディー)のネタバレ解説・考察まとめ

『ハイスクールD×D』とは、2008年9月から富士見ファンタジア文庫より発売されている、石踏 一踏によるライトノベル。挿絵はみやま零が担当している。悪魔や天使、堕天使などがいる現代世界を舞台とした作品。世界の裏に様々な神話勢力が隠れていて、いつも争っている。ごく普通の高校生であった兵頭一誠が命を狙われ、非日常の世界に巻き込まれるストーリー。学園ラブコメであり、ファンタジーバトル作品でもある。

『ハイスクールD×D』の概要

『ハイスクールD×D』とは、富士見ファンタジア文庫から出版されているライトノベルと、それを原作にしたアニメの名称である。略称はハイD。無印版は前25巻で完結し、続刊として『真ハイスクールD×D』が刊行されている。コミカライズはコミカライズは2,010年9月からみしまひろじによって、全11巻で完結。スピンオフのコミカライズも刊行された。番外編なども含め、シリーズ累計450万部を達成している。2,012年から2,018年にかけ、アニメが4期まで制作された。1期から3期までは、ティー・エヌ・ケーが制作を担当。4期からは、制作陣を一新。新たにパッショーネが担当している。アニメは登場キャラが自分の信念を持ち、信念のために戦う熱血展開がこの作品の魅力。

『ハイスクールD×D』のあらすじ・ストーリー

1期

悪魔への転生

兵頭一誠(ひょうどういっせい)は、彼女が出来なくモテない高校生活を送っていた。そんな時、一誠は天野夕麻(あまのゆうま)から告白される。初めてできた彼女に浮かれながら、全力でデート盛り上げようとする一誠。しかし、デートの終わりに一誠は光の槍で刺される。夕麻の正体は堕天使のレイナーレであり、一誠の持つ神器(セイクリッドギア)の力を危険視して殺すために近づいてきていた。

一誠は自分が死ぬ直前、赤い色の髪をしたリアス・グレモリーを想う。その想いが力になり、一誠の持っていた悪魔のカードに書かれた魔法陣から、リアスが召喚された。リアスは傷ついた一誠を見て、傷を治して眷属悪魔に転生させる。一誠はリアスが部長を務めるオカルト研究部に入部。リアスのもとで悪魔として働くことになった。

アーシアとの出会い

一誠はアーシアという少女と出会う。アーシアは神器で子供のけがを癒してみせた。その後、偶然一誠とアーシアは再会する。悪魔である一誠をアーシアは受け入れ、デートすることになる。
一誠はアーシアを連れ戻しに来たレイナーレと再会。アーシアは一誠を守るため、レイナーレについていく。

決戦

一誠は木場佑斗(きばゆうと)と塔城小猫(とうじょうこねこ)と共に、アーシアの救出に向かった。仲間の協力の元、一誠はアーシアが捕らえられている祭壇にたどり着く。しかし、すでに儀式は完了していて、アーシアの中から神器は抜き取られていた。アーシアは一誠の胸の中で息絶える。
一誠は自分の神器を出し、レイナーレと対峙。苦戦する一誠であったが、少しづつパワーアップし、レイナールを殴り倒した。そこにリアスが現れとどめをさされ、レイナーレは消滅した。
リアスは手元にあるビショップの駒を使用し、アーシアを眷属悪魔として生き返らせる。リアスの眷属となったアーシアは、駒王高校に通うことになった。

ライザーとの出会い

部室に集められた一誠たちの前に、ライザー・フェニックスが現れる。ライザーは自分とリアスが婚約者であることを告げ、リアスを冥界に連れて行こうとする。リアスの兄の眷属であるグレイフィアの提案で、レーティングゲームで決めることになる。一誠たちは山にこもって特訓することに。

レーティングゲーム開始

一誠たちは異空間に作られた、駒王学園のレプリカでゲームが開始。仲間が倒されていく中、なんとか一誠はリアスの元までたどり着く。一誠はライザーと戦おうとするが、神器の反動により既に限界であった。一誠がもう戦えないことを理解したリアスは、ゲームに降伏する。

ライザーとの再戦

目を覚ました一誠は、グレイフィアから自分達がレーティングゲームに負けたことと、冥界でリアスとライザーの婚約パーティが行われてることも伝えられる。イッセーはグレイフィアから渡された魔法陣でパーティ会場に転移。リアスの兄であるサーゼクスの協力で、リアスをかけてライザーと一騎打ちで戦う。一誠は神器に宿るドラゴンとの取引で、10秒ながら限定的に「禁手(バランス・ブレイカー)」になれた。その力でライザーを圧倒する。強化した聖水でライザーの精神を削り、一誠が勝利した。一誠は賞品としてリアスを連れ帰る。

2期

木場の過去

一誠たちは、一誠が子供の時の写真を見る。その写真には聖剣が映っていた。一誠たちはリアスより、木場の過去を聞く。木場は教会が人工的に聖剣使いを生み出す、「聖剣計画」の生き残りであった。木場は神父に強い恨みを抱いている。

聖剣使いとの模擬戦

一誠たちは教会が派遣した藤堂イリナとゼノビアと出会う。二人は堕天使が教会から盗んだ聖剣エクスカリバーを取り返すため、駒王町に来ていた。一誠たちは聖剣使いの二人と協力し、奪われたエクスカリバーを破壊することになる。

フリード、コカビエルとの戦い

コカビエルが現れ、リアスに宣戦布告。駒王学園は戦場になった。魔王であるリアスの兄サーゼクスが駆け付けるまでの1時間、一誠たちは時間を稼がないといけなくなる。
学園に入ると、バルパーたちは4本の聖剣を1つにする儀式をしていた。一誠たちはコカビエルが冥界から連れてきたケルベロスを倒す。だが、その時すでに儀式は完了していた。1つになったエクスカリバーの力はすさまじく、その力だけで街を亡ぼせるほどである。
バルパーは聖剣使いに必要な因子を集めるために、木場の仲間を殺して遺体から因子を抜き取った。バルパーの持っていた因子の中から、木場の仲間の魂が解き放たれた。木場の魔剣と、仲間の魂が混じり合う。木場の手には聖魔剣が。
木場がフリードを抑えているのを見て、ゼノヴィアは隠していた聖剣デュランダルを解放。そのままフリードの聖剣を破壊する。

リアスは一誠によって強化された力で、コカビエルと戦う。コカビエルはついでと称し、戦争で神が死んだことを伝えた。そこに、鎧をまとった白龍皇が。
コカビエルは、相手の力を半減する白龍皇の神器で徐々に弱体化して倒された。白龍皇はコカビエルとフリードを堕天使の本部へ連れて行く。
堕天使の幹部が事件を起こしたので、駒王学園で悪魔・天使・堕天使のトップ会談が開かれる。一誠たちも参加することになった。

会議へ集う

Ackroyd18331
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