スター・ウォーズ エピソード8 最後のジェダイ(SW8)のネタバレ解説・考察まとめ

『スター・ウォーズ エピソード8 最後のジェダイ』とは、2017年製作のアメリカ映画。日本公開も同じく2017年の12月。全9部作からなるスター・ウォーズサーガの、8番目の物語になる。前作「フォースの覚醒」で銀河新共和国を壊滅させたものの、拠点であるスターキラー基地をレジスタンスにより破壊されてしまった、ファースト・オーダーの猛反撃が始まった。この恐るべき猛攻に対抗する、レジスタンスたちの決死の攻防を描く。

ジェダイの帰還

フィンは、同じく不時着したローズの機体へ駆け寄る。
ローズは「敵を憎むより、愛する人を救う。これが、私たちの戦い」と言い、フィンにキスをする。
基地の防護壁を打ち破ったカイロ・レンは、基地への突撃を命じる。
レイアも、「銀河から希望の光が消えてしまう」と座り込むが、そこへ突然、ルーク・スカイウォーカーが姿を現す。

ルーク・スカイウォーカーは、レイアとの久しぶりの再会を喜び、ずっと消息を絶っていたことを詫びる。
そして、息子は暗黒面に染まってしまったと語るレイアに、「まだ希望はある」と言い残し、レジスタンスのメンバーが見つめる中、ルークは一人基地を出て、ファースト・オーダーの攻撃隊の前に立ちはだかる。

カイロ・レンは、自分が地上に降りて、ルークと対決すると宣言する。

最後のジェダイ

ルークと対峙したレンは、ライトセーバーでルークに切りかかるが、ルークはひらりとその攻撃をかわす。
「お前を殺せば、最後のジェダイが死ぬ!」と叫ぶレンに、「今日再び反乱軍は立ち上がる。そして私は、最後のジェダイではない」「私を殺しても、私はいつもお前の傍にいる。お前の父親のように」とルークは宣言する。
激高したレンはライトセーバーでルークを射抜くが、ライトセーバーの刃はルークの体をすり抜けてしまった。
ルークは、遠く離れた惑星オク=トーで、フォースにより生み出した分身を惑星クレイトに出現させていたのだ。
唖然とするレンに「また会おう」と言い残して、ルークの分身はレンの前から姿を消す。

ポーは、基地からの脱出口を見つけるが、崩れた岩で塞がれてしまっていた。
その時レイが、出口の外側から、強力なフォースでその岩の山を宙に浮かせた。
出口は見事に貫通し、レジスタンスは基地を脱出した。

惑星オク=トーでは、全精力を使い果たしたルークが倒れ込んでいた。
ルークは、故郷である惑星タトゥイーンに似た夕陽を見ながら、静かに息絶える。
その肉体は、着ていたローブを残し、消え去っていった。
その頃、レイとレイアに加えカイロ・レンも、フォースによりルークの死を察していた。

レイは、へし折れてしまったライトセーバーを手にしながら、どうやってレジスタンスを立て直すのかと、レイアに尋ねる。
レイアは、準備は整っている、と答える。

同じ頃、カント=バイトのカジノで獣の世話をする子供たちが、レジスタンスたちの活躍や、ルーク・スカイウォーカーの活躍を、嬉しそうに話し合っていた。
そのうちの一人が、傍らにあったほうきをフォースの力でひょいと手繰り寄せ、広がる星空の彼方を見上げていた。

『スター・ウォーズ エピソード8 最後のジェダイ』の登場人物・キャラクター

ルーク・スカイウォーカー(演:マーク・ハミル)

旧銀河共和国時代に、銀河系の平和維持のため活動していたジェダイの騎士、オビ=ワン・ケノービやマスター・ヨーダからジェダイとフォースについて学び修行し、自らもジェダイの騎士となり、反乱軍と共に旧銀河帝国と戦った。旧銀河帝国が設立される際に、対抗組織であるジェダイの騎士はオビ=ワンやヨーダなどわずかな生き残りを除いて抹殺されてしまい、オビ=ワンとヨーダの死後は、実質上ジェダイの騎士最後の一人となっていた。ルーク自身も、強いフォースの持ち主だった父親=銀河帝国の指揮官ダース・ベイダーの血を引き、非常に強いフォースの持ち主だったが、双子の妹であるレイアと友人ハン・ソロの間に生まれた子供、ルークに取っては甥に当たるベン・ソロが類稀なフォースの持ち主である事を知り、自分の弟子として育てる。ルークはベンの他にも十数名の若者をジェダイの騎士として育成し、ジェダイの組織の復活を目指していたが、ベンはファースト・オーダーの最高指導者スノークの誘惑によりフォースの暗黒面に落ち、共に修行をしていたジェダイの若者たちを抹殺してしまった。しかしこれは、暗黒面が予想以上に大きくなっていたベンを、自分の父親であったダース・ベイダーのような強大な存在になってしまう前に、抹殺してしまおうとルークが考えてしまったことが原因であり、レンに手をかける直前に思いとどまったものの、自分を殺そうとしていたルークを見て、ベンが反撃したのが始まりだった。このことにショックを受けたルークは自責の念にかられ、レジスタンスの元を離れて、皆の前から姿を消し、最初のジェダイ・テンプルがある惑星、オク=トーの孤島で隠遁生活を送っていた。フォースの力を持つレイがレジスタンスへの協力を懇願しに来ても、ルークは戦いの場に出ることを固辞していたが、反乱軍時代からの盟友であるドロイドR2-D2が映し出した古いホログラム=自身がジェダイの騎士となるきっかけとなった、若き日のレイアがオビ=ワン・ケノービに協力を要請するホログラムを見て、レイにジェダイとフォースのことを教え、そして霊体として姿を現した今は亡きマスター・ヨーダの説得により、レジスタンスに協力することを決意する。

レイア・オーガナ(演:キャリー・フィッシャー)

惑星オルデランの王家オーガナ家に育ち、その後旧銀河元老院のオルデラン代表議員となったが、銀河系を支配化に置こうとする非情な帝国のやり方に反発し、帝国に反旗を翻した反乱軍と行動を共にするようになる。銀河帝国滅亡後、ファースト・オーダーが台頭してからは、ファースト・オーダーに対抗するレジスタンスを創設し、自らレジスタンスを率いる将軍となった。ジェダイの騎士ルーク・スカイウォーカーの双子の妹であり、反乱軍時代に共に戦った密輸業社ハン・ソロと恋に落ち、一人息子のベン・ソロのちのカイロ・レンを産む。普段はその力を駆使することはなく封印しているが、ルークと同じく、銀河帝国指揮官であり父親であったダース・ベイダーの血を引いて、レイア自身も強いフォースの持ち主である。本作では、ファースト・オーダーの攻撃によりレジスタンスの母船から宇宙空間へ投げ出された後、シリーズ史上初めてその力を発揮して、母船内部まで帰還する。

カイロ・レン(演:アダム・ドライバー)

旧反乱軍の英雄であるハン・ソロとレイア・オーガナの間に出来た、一人息子。本名は、ベン・ソロ。強いフォースの力の持ち主であった祖父ダース・ベイダーの血を引き、類稀なるフォースの力の持ち主である。その力をジェダイの騎士ルーク・スカイウォーカーに見込まれ、ジェダイとしての修行を始めるが、ファースト・オーダーの最高指導者スノークの誘惑を受け、フォースの暗黒面に落ちる。スノークの命を受け、ルークの元でジェダイの修行をしていた若者たちを抹殺したが、これは暗黒面が拡大し始めたレンを、ルークが殺そうと考えてしまったのがきっかけだった。その後、フォースの暗黒面を信奉する組織「レン騎士団」に入り、その組織名を取って「カイロ・レン」と名乗るようになり、ファースト・オーダーの指揮官となった。祖父のダース・ベイダーに憧れており、自分もベイダーのような威厳を持つ指揮官になりたいと願い、ベイダーが死後に火葬された時の仮面を持っていて、普段はその仮面を模した黒い仮面を付けている。しかし、自分の中にまだ暗黒面の対極にあるフォースの「光」の部分も存在することを自覚していて、それゆえにベイダーのような存在になれないことに苛立ち、ファースト・オーダーでの作戦に失敗すると癇癪を起こすこともあるなど、精神的に不安定な部分も抱えている。本作では暗黒面と光の部分で揺れていることをスノークに指摘され,、怒りのあまり自分の仮面を叩き壊した。スノークの策略により、レイとフォースの力で繋げられ、スノークの思うがままに動かされていることに気付き、自らがファースト・オーダーの最高指導者になるべく、スノークを抹殺する。

レイ(演:デイジー・リドリー)

砂漠に覆われた惑星ジャクーで、ゴミ漁りのような廃品回収の仕事をしながら生きていた、若い娘。ジェダイの騎士ルーク・スカイウォーカーの居場所を記した地図のデータを持つドロイドBB-8に出会ったことから、運命が大きく変わり出す。レイ自身も自分の中に何か他と違う特異な力を持っていることは自覚していたが、その正体がなんなのかわからず苦悩していたところ、惑星タコダナの女主人マズ・カナタにより、それがフォースと呼ばれる力であることを知り、その力が覚醒する。レイの持つフォースの力は凄まじく、旧銀河帝国指揮官であったダース・ベイダーの血を引くカイロ・レンを凌ぐほどの才能の持ち主である。惑星オク=トーで隠遁生活を送っていたルークの元へ旅立ち、レジスタンスへの協力を要請し、ルークの元でジェダイの修行を開始する。ルークやカイロ・レンとは違い、そのフォースの力を親から受け継いだわけではなく、両親はごく普通の人間だった。自分を惑星ジャクーに置き去りにした両親が、もうこの世にはいないことをレイは知っていたが、そのことを受け入れられず、いつか自分を両親が迎えに来てくれるのだと、自分に思い込ませていた。自分を捨てた両親の代わりに、ハン・ソロやルーク・スカイウォーカーを、父親のような存在だと感じていた。ファースト・オーダーの最高指導者スノークの策略により、カイロ・レンとフォースの力で繋げられ、レンの中にまだフォースの正しき光があるのを見て、レンを暗黒面から救い出そうと、スノークとレンが乗るファースト・オーダーの母艦へ向かう。レンを暗黒面から救うことは出来なかったが、レイのフォースの力は大きく開花し、レジスタンスが閉じ込められた洞穴の岩山を、一人で浮き上がらせることが出来るまでに成長した。

フィン(演:ジョン・ボイエガ)

幼い頃にファースト・オーダーによって誘拐され、それ以来ファースト・オーダーの兵士となる訓練を受け、認識番号FN-2187と呼ばれて自分の本名も知らずに生きて来た。しかし、兵士として初の出兵となった惑星ジャクーで、罪のない民間人を虐殺するファースト・オーダーの非情なやり方に抵抗を覚え、命令に逆らい、ファースト・オーダーを脱走することを決意する。この時ファースト・オーダーに捕らえられていたレジスタンスのパイロット、ポー・ダメロンを助けたことにより、その運命が大きく変わり出す。ダメロンにより、認識番号のアルファベットをもじって、「フィン」と名付けられることになった。前作「フォースの覚醒」で負った傷が癒えた後、レイを探しに行こうとして出会った女性整備士ローズと共に、レジスタンスがファースト・オーダーの追跡から逃れるための作戦を決行する。

ポー・ダメロン(演:オスカー・アイザック)

両親は旧銀河帝国を打ち破った反乱軍に所属していて、その影響もありレジスタンスの一員となる。戦闘機などの操縦の腕前はレジスタンスの中でも群を抜いており、レイア・オーガナ将軍の信頼も厚く、行方不明になっていたレイアの双子の兄、ルーク・スカイウォーカーの居場所を記した地図を入手するという重大な任務を任された。惑星ジャクーで地図を入手した後、ダメロン自身はファースト・オーダーに捕らえられてしまったが、捕らわれの身となる前に咄嗟の機転で、地図のデータを相棒のドロイドBB-8に託していた。結果としてこの機転が、強いフォースの持ち主であるレイや、妻であるレイアとレジスタンスから距離を置いていた反乱軍の英雄ハン・ソロを、ファースト・オーダーとの戦いへと誘うことになる。ファースト・オーダーから自分を助けてくれた、元ファースト・オーダーの兵士であるフィン(フィンの認識番号FN-2187の「FN」から名付けた)の名付け親でもある。本作の冒頭でも、ファースト・オーダーの戦艦を撃墜する任務を任されていたが、撤退を命じたレイアに逆らって、結果味方に多大な損害を与えたことから、降格させられてしまう。その後もレイアに代わり指揮官になったホルド提督に逆らい、フィンやローズと共に独自の作戦を決行し、そのためにレジスタンスの指揮権をホルドから奪おうとするなど、身勝手な行動が続いていたが、ホルドの捨て身の行動により生き延びた後、残り少ないレジスタンスの人員を率いる、新しいリーダーとなる。

ローズ・ティコ(演:ケリー・マリー・トラン)

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萌えるドロイドC-3POについて

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いよいよ今年、「スターウォーズ」最新作が公開されますね。そこで、新旧6部作すべてに登場したプロトコル・ドロイド、C-3POについて語りたいと思います。「ああ、あのやかましい金ぴかね…」なんて思う方もいるでしょう。相棒のR2D2が勇敢な分「ダメな奴」「臆病もの」思われがちですが、彼だって結構できるドロイドですし、なにより萌えるドロイドなのです。

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