幽遊白書・マンガのおすすめです
幽遊白書のアニメではなくマンガのレビューです。
一度死んで生き返って霊界探偵になった浦飯幽助の死闘の物語。
19巻までと短いですが内容が濃く、魅力的なキャラクターがたくさん出ます。
一番好きなキャラは飛影だけど、意外と桑原が人間味あふれて性格がいいです。魔族になって魔界へ行こうとする幽助を桑原だけが止めようとする。幽助を一人の人間として見ていたのだと思います。
ストーリーは「暗黒武術会」から俄然面白くなります。
圧倒的な強さの戸愚呂弟と戦うため、傷つきながらメインキャラ4人は成長していきます。
さまざまな汚い手を使う連中がいて、ほとんどの試合で不利な状況で戦うため、緊迫感が出て面白いと思います。
決勝戦での浦飯チームの活躍は見どころ満載です。特に飛影の邪王炎殺黒龍波のインパクトはすごい。戦いの中での人間ドラマがあるのがこの作品の魅力だと思います。
その後の魔界の扉編も面白い。人間の醜さがテーマだと思います。人間は善か悪か。作者の思想を感じます。
一番印象的なバトルは、魔界での飛影と時雨との戦いです。
目的をほぼ果たしてしまい、いつ死んでもいいと考える飛影。玉砕覚悟で戦う。連載終了間近でやや雑な絵でしたが、逆に迫力が出ていたと思います。
飛影にまつわる話は、壮絶な半生で悲壮感が出ていて魅力的だと思います。
作者にいろいろな問題が出て、短く終わってしまいましたが、ダラダラ続くよりはあっさり終わったのがこの作品らしいと思います。
実際に読んでみれば、『幽遊白書』の魅力がわかると思います。