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深みのある大人向けのバトル漫画!
キャラクター同士の頭脳戦が読み応えたっぷりの漫画、ハンターハンターの作者、富樫先生の代表作漫画です。
漫画の前半は霊能力者と妖怪の単純なバトルが繰り広げられますが、物語が進むにつれ、霊界、魔界の存在など幽遊白書ならではの世界観がどんどん広がっていきます。人間とは何なのか、生き物としての在り方なんかも楽しみながら、考えさせられる場面もあるので、子供よりも大人が楽しむ漫画になっているのではないでしょうか。ただバトル漫画の金字塔、ドラゴンボールの主人公、孫悟空を彷彿させる主人公、浦飯幽助の強さへの好奇心、ライバル飛影のクールでブレないかっこ良さなど、バトル漫画に欠かせない魅力的で面白い、子供のヒーローになりえるキャラクターたちも見ものです。強いヤツが次々と現れ、そんな敵にどんな風に打ち勝っていくのか気になり、どんどん読み進めてしまいます。物語の構成が霊界死闘編、霊界探偵編、暗黒武術会編、仙水編、魔界統一トーナメント編などで構成されているので、最後まで先が読めない展開になっていて飽きません。ライバルの飛影が何故、孤独を好むのか、仙水がこんな行動をとってしまうのかなど、しっかり設定されたバックボーンがあっての性格、言動があったりするので、よりキャラクターに深みが出ています。