めだかボックス(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

原作:西尾維新、作画:暁月あきら。
週刊少年ジャンプに掲載、コミック全22巻。ジャンル「学園異能インフレ言語バトル漫画」。
ありとあらゆる事を完璧に出来る、黒神めだかが生徒会長となり学園の問題を仲間達と解決していく物語。超人を人為的に作り出す「フラスコ計画」編から「能力者」と呼ばれるキャラがめだかと戦う。原作者は「物語シリーズ」で有名、キャラの独特な名前、推理、言葉遊び、パロディが豊富。

ありとあらゆる主人公・英雄像やその偉業を「あいつらはただ運が良かっただけ」と切り捨てるもの。
いわゆる主人公補正の拒否権。
自分にとっては不都合しか生じないため、どんなスキルでも与えられると言った安心院なじみは「頭おかしいんじゃねーの…」と発言している。
対めだか用のスキルであるため、「黒神めだかの後継者 編」でしか使用していない。

不知火 半袖(しらぬい はんそで)

CV・加藤英美里
善吉の友人、1年1組、のち1年13組に移籍、身長約145cm、口癖は「あひゃあひゃ」。
箱庭学園理事長不知火袴の孫であり、人を食ったような態度を常に取っている。
小柄な見た目に幼い容姿だが、大食いで底抜けに明るい振る舞いは時に周囲を振りまわしている。
基本的に傍観者であり、誰にでも敵対もせず見方もしない、善吉との関係も「都合のいい時だけ友達」としている。
全人類が好きなめだかでも不知火に好感が持てず、ずっと警戒した態度をとっており、不知火もめだかを「お嬢様」と呼び一定の距離を取っていた。

過負荷(マイナス) 「正喰者(リアルイーター)」

スキルを喰い改めるスキル、他人の特技や属性や過程を無視して違うものへと書き換え、作り直してしまうスキル。
使用された側からすると、自分のスキルがまったく意味の無いものに作り変えられてしまう可能性がある最凶のスキル。
安心院さんも「この世で最も忌まわしいスキル」と発言している。

阿久根 高貴(あくね こうき)

CV・浪川大輔
2年11組の男子生徒、身長約180cm。
箱庭学園の第98・99代生徒会書記、元柔道部所属で柔道二段であり「柔道界のプリンス」と呼ばれている美男子。
めだかを崇拝に近い好意を寄せており、常に傍にいる善吉と諍いが絶えない。
中学時代は「破壊臣」と呼ばれた不良であり、その時の生徒会長の命令でめだかに破壊攻撃を仕掛けていた。
しかし、めだかはその攻撃を避けようともせず元来の頑丈さで全て受け止め「上から目線性善説」で改心させている。
スキルやスタイルは無いが、頭脳明晰で身体能力も高い優秀な人間。

喜界島 もがな(きかいじま もがな)

CV・茅野愛衣
1年11組の女子生徒、身長約163cm。
箱庭学園の第98・99代生徒会会計、競泳部のエースであり簿記一級を所持している。
幼少期に父は蒸発し母は身体を壊すという困窮した環境から、金に異常に執着した性格になる。
学園の部費争奪イベントで命より金が大事と発言し、めだかに「上から目線性善説」と「行き過ぎ愛情表現」を発動され改心した。
それからは日給320円で競泳部から生徒会に貸し出され会計を務めている。
友達思いで善吉や阿久根と違いめだかを特別視せずに友達として仲良くなりたいと思っている。
一見クールな印象だが、自己の主張は譲らない強い意志も持ち、思慮深さと競泳部時代に養われた勝負を見極める力も備わっている。
執行部で唯一普通に制服を着たキャラに見えるが、実はその制服の下が競泳水着。

球磨川 禊(くまがわ みそぎ)

CV・緒方恵美
3年13組の男子生徒。身長165cm、セリフに『』(二重鍵括弧)がついた「括弧付けた」口調で話す。口癖は『僕は悪くない』『また勝てなかった』。
箱庭学園の第99代生徒会副会長、めだかの天敵。
水槽学園からの転校生で通称「負完全」。
整った顔立ちと常に黒色の学ランを着用しており、基本笑い顔で本心がまったく分からない(本音の時はセリフから『』が外れている)。

めだかたちと同じ中学であり当時支持率0%で生徒会長に就任している。
常に屈託のない調子で喋り、嘘とも本心ともつかない挑発や、他者を簡単に踏みにじる言動が特徴である。
自分は世界最弱を自称し、他人をそそのかし人間のあらゆる弱点を突いて堕落させることも上手い。
言動や行為の1つ1つが常軌を逸したものばかりであり、中学時代に好きな女の子の顔の皮を剥いだところをめだかに見つかり「乱神モード」になっためだかから強制的に中学校を追い出された。
箱庭学園の13組に転校した後はめだかに「本心から勝ちたい」と勝負を挑み負け、めだかの推薦で第99代生徒会副会長となった。
誰もが球磨川を気味悪がる中、めだかだけは仲間思いで強い男子だと見抜いていた。

戦闘ではどこからともなく大小さまざまな螺子を出し戦う。
ちなみに第2回人気投票にてぶっちぎりの1位を獲得した作中でも超人気キャラクター。

過負荷(マイナス) 「大嘘憑き(オールフィクション)」

現実(すべて)を虚構(なかったこと)にする過負荷(マイナス)。
傷を負ったことを「なかったこと」にしたり、人間の五感すらも「なかったこと」にできるスキル。
もともとは安心院から借りた能力「手のひら孵し(ハンドレットガントレット)」を自身で改造した生まれた。
自身の死でさえ「なかったこと」にできるスキルだが、球磨川禊は死にたくても死ねない状態にある。逆を返せば自身や他人の努力も「なかったこと」にできる。

後に以下に派生する。

過負荷(マイナス) 「劣化大嘘憑き(マイナスオールフィクション)」

「大嘘憑き(オールフィクション)」の劣化版、脅威はそんなになく強い心のこもった行動や心に深く残った記憶などは「なかったこと」にできなくなっている。

過負荷(マイナス) 「虚数大嘘憑き(ノンフィクション)」

三分間の制約もなくなり、「なかったこと」にもできるし「なかったこと」を「なかったこと」にもできる、取り返しのきくスキル。

過負荷(マイナス) 「却本作り(ブックメーカー)」

球磨川禊が本来持っている過負荷。
通称「禁断(はじまり)の過負荷。
螺子で貫いた相手の肉体・精神・才能・技術あらゆる面を球磨川禊と同じレベルの弱さまで引き下げることができる。
「球磨川禊と同等になる」と言う事は相手のスキル封じにも使用できるため、安心院なじみに唯一対抗でき、彼女のスキルを封印できた過負荷である。
しかし、能力は球磨川禊と同調しているため球磨川禊自体が幸せを感じたり、強くなったりすると封印は解けていく。

『めだかボックス』のあらすじ・ストーリー / 生徒会執行 編【第1箱 - 第21箱】

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