〈物語〉シリーズ セカンドシーズンの名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
〈物語〉シリーズ セカンドシーズンは、西尾維新による「化物語」「偽物語」の続編にあたるアニメ作品である。
怪異と呼ばれる怪奇現象にまつわる事件に、主人公「阿良々木暦」や周囲の人間が巻き込まれ、解決していく物語。時系列で言えば夏休み明けにあたり、暦の夏休みを描いた「偽物語」の直後である。原作小説「猫物語(白)」をはじめとして、「傾物語」「花物語」「囮物語」「鬼物語」「恋物語」の全六篇が収録されている。
各物語でそれぞれ印象的な名言が多くあり、作品における重要なファクターの一つとなっている。
『〈物語〉シリーズ セカンドシーズン』の概要
〈物語〉シリーズ セカンドシーズンは、西尾維新による「化物語」「偽物語」の続編にあたるアニメ作品である。
怪異と呼ばれる怪奇現象にまつわる事件に、主人公「阿良々木暦」や周囲の人間が巻き込まれ解決していく「化物語」の、時系列としては夏休み明けにあたる部分のストーリー。
原作小説「猫物語(白)」をはじめとして、「傾物語」「花物語」「囮物語」「鬼物語」「恋物語」の全六篇で構成されている。
2013年、テレビアニメ『〈物語〉シリーズ セカンドシーズン』として放送されたものが上記の内5作品であり、「花物語」だけは、翌年2014年に『〈物語〉シリーズ セカンドシーズン 花物語』として全5話一挙放送された。 これは「花物語」だけ時系列が異なるためである。
「猫物語(白)」は、クラスメイトの羽川翼の怪異譚である。タイトルは「つばさタイガー」。
「傾物語」は、幽霊の八九寺真宵にまつわる怪異譚。タイトルは「まよいキョンシー」。
「囮物語」は、妹の同級生の千石撫子を中心とした物語。タイトルは「なでこメドゥーサ」。
「鬼物語」は、吸血鬼の忍野忍の過去に関わる怪異譚。タイトルは「しのぶタイム」。
「恋物語」は、恋人の戦場ヶ原ひたぎと詐欺師の貝木泥舟による物語。タイトルは「ひたぎエンド」。
「花物語」は、後輩の神原駿河が遭遇した怪異譚。タイトルは「するがデビル」。
各物語でそれぞれ印象的な名言が多くあり、作品における重要なファクターの一つとなっている。
『〈物語〉シリーズ セカンドシーズン』の名言・名セリフ
リアリティこそが敵で、戦う相手だ。そして、そんなものに勝てる奴はいない。歴史上、ひとりだっていなかった。誰もが現実の前では討ち死にだ。生きることは負け戦なのだ。
傾物語内での、暦の言葉。十一年前に事故死し、幽霊となってしまった、そんな境遇の八九寺のために何かしてやれないかと暦はふと考える。しかし自分にできることなど何も無い、と結論に至る。
敵がいるならば倒す手助けをしてやればいい。何かを倒して、何かに勝って、それで何かが劇的に変わるのであればいい。しかしそんなゲームのような展開にはならないのが現実。暦は最強の吸血鬼の眷属であるが、そんなことは今回は何一つ役に立たない。
多くの場合、人生で向かい合わなければならないのは理不尽や不条理ではなく、ただ現実そのものである。倒せば終わりの敵ではない。
八九寺の境遇、その現実に対して暦は何をしてあげることもできない、そんなもどかしさを語った名言である。
なんだ、プリキュアに文句があるなら、僕が聞くぜ。
高校三年生の暦がプリキュアを見ているという事実に、忍が否定的な態度を見せたところ、暦が返した言葉。
暦の影の中に潜んでいる忍は、常に行動をともにしている状態であり、道中などにおける二人の雑談が作品内でよく描かれる。こういった雑談パートは物語シリーズの魅力の一つとされており、いわゆる迷言と呼ばれるものが多く輩出される。
とても高校三年生の男が発しているとは思えないことを格好よさげに言っている、上記のセリフが一例である。
何者も何物も、変わらないものなどないというのなら。運命にも変わってもらうとしよう。
夏休みが終わるのに宿題が終わっていない、という理由でタイムスリップを決意する暦と忍。忍の力で過去へ戻ることに成功した二人だったが、忍としても初めて引き起こす現象であり、時間は大幅にズレてしまう。宿題を終わらせるために少し前に戻るはずが、二人は十一年前へタイムスリップしてしまった。
せっかく十一年前に戻ったのなら、と暦は「八九寺を助けよう」と考える。
八九寺に何かしてあげられることは無いのか、とずっともどかしい思いをしていた暦だったが、この十一年前の世界ならそれが可能である。すなわち、「八九寺の事故死を防ぐ」こと。タイムパラドックスに関して「運命は不変で、大幅に変わることはない」という理論を忍に告げられた暦だったが、それでもなお八九寺を助けようと向かう、決意の言葉である。
運命ってのはみんなで作るものであって、僕がひとりで変えようなんて傲慢だった―― そういうことなのかもしれないな。
トラックとの衝突事故から八九寺を助けることに成功した暦は、忍とともに元の時間、十一年後の未来へ戻った。すると、「八九寺を助けた世界」では、世界が滅んでいた。
正確には、何故か町のみんながゾンビとなり、少なくとも辺り一帯相当な範囲で、正常な人間が見当たらず、社会が機能していなかった。
自分が変えてしまった世界を見て回る最中、暦が呟いたセリフである。運命を変える、過去をやり直す、その意味を深く考えることなく行動に移してしまった自分を悔やむ、重みのある一言である。
儂は春休みに、お前様が瀕死の儂を救ってくれたとき、嬉しかったぞ。何も考えずに救ってくれたとき、世界ではないにしても自分の命と引き換えに、儂を救ってくれようとして、嬉しかった。
世界と天秤にかけて、一人の女の子を選び、助ける。そんなストーリーが美談として語られることがあるが、それに関して言及している会話の一部。
八九寺を助けたばっかりに世界が滅んでしまった。これが正しいのかどうか、八九寺自身もそんな事実を知ったら迷惑でしかないんじゃないか、そんな後悔を見せる暦に忍が言ったセリフ。
人類の敵である吸血鬼の忍を助けてしまった春休みの経験は「傷物語」で語られているが、スケールこそ違えど、忍を助けた「傷物語」も八九寺を助けようとしている今回の「傾物語」も、何かを犠牲にして何かを助けるという点は同じである。助けられた側として、「暦は間違っていない」と忍の意思を伝えたセリフ。この時、春休みの件に関して初めて語られた忍の本音である。
生きていてくれて、ありがとうございました。
世界が滅んだといっても、未だ生き残りの人間はいた。暦と忍はその一人と出会った。それが、事故死せず十一年間生き続けていた、幽霊じゃない八九寺だった。
運命が不変である、という理論に則って考えれば八九寺の死は防げない。交通事故を一時的に防いだところで、すぐにまた何かの要因で死んでしまう可能性が高い。暦たちはそう考えていたのだが、こうして生きている姿を見ることができた。もちろん幽霊になっていない八九寺は暦と接点が無くなり、生きている世界の八九寺にとっては何のことか分からないセリフなのだが、それでも暦が感極まって発したシンプルな一言である。
儂の頭を撫でてはもらえんか?
世界が滅んだ原因は、忍の暴走だった。その世界では幽霊の八九寺がいないため、暦の人間関係や出来事も少しずつ変わり、色んな影響が出た結果として暦が死んでしまっている世界だった。暦が死んだことで忍は自暴自棄になり暴走し、全人類を吸血鬼の眷属にするという暴挙に出るが、制御できないでいた。それが人々がゾンビのようになっている要因だった。
その世界での忍を討伐すれば、人間は元に戻る。暦が死んでいるため、忍は全盛期の力を取り戻していた。決死の覚悟で討伐に向かった二人だったが、そんな二人を見て、この世界の忍は血の涙を流しながら自ら死を望んだのだった。
「傷物語」で忍は死にたがっていた。しかし、暦は忍が死ぬことを許さなかった。それ故、忍は自分を生かした暦を憎み、暦は忍に負い目を感じていた。その後、二人は和解するのだが、この世界では和解するより前に暦は死んでしまっていた。互いに歩み寄っている二人の姿は、この世界の忍にとって耐えられないものだった。この世界の忍も暦と肩を並べて過ごすことを望んでいたのだ。暦と一緒にいる忍は、自分の心一つで叶えられたはずだと言う。しかしすでに手遅れでしかなかった。
このセリフは、忍によって殺される直前、暦に「お願い」として申し出たこの世界の忍の最後のセリフである。頭を撫でられながらこの世界の忍は、満足そうな顔で死んでいった。
幽霊になったことは不幸せです。でも、阿良々木さんに会えたことは幸せですね。
Related Articles関連記事
猫物語(物語シリーズ)のネタバレ解説・考察まとめ
『猫物語』とは、西尾維新によるファンタジー小説、及びそれを原作としたアニメ・ゲームなどのメディアミックス作品「<物語シリーズ>」の第4作目。主人公・阿良々木暦の同級生である羽川翼がメインヒロインとなる。「猫物語(白):つばさファミリー」「猫物語(黒):つばさタイガー」の二部構成。「猫物語(白)」は翼がストレスにより生み出した怪異と暦の対決について書かれ、「猫物語(黒)」は翼が嫉妬により生み出した怪異と向き合う出来事を描く。アニメーション制作はシャフト、監督は新房昭之。
Read Article
傾物語(物語シリーズ)のネタバレ解説・考察まとめ
『傾物語』(カブキモノガタリ)とは高校生の青年が少女たちとの関わり合う中で、日常に潜む怪異現象などに困惑しながらも、解決する姿を描いた西尾維新の小説。『〈物語〉シリーズ』の第5弾であり、同シリーズのセカンドシーズン第2弾(通算8巻)に当たる作品。 本作は夏休みの宿題をし忘れた暦が忍に昨日に戻ることを提案。それを忍は快諾するが予想外にも11年前に飛んでしまう。しかし暦は、その時期に事故に遭って死んだ八九寺真宵を、タイムパラドックスや運命の強制力などの問題を考慮しながらも、救うために奔走する。
Read Article
花物語(物語シリーズ)のネタバレ解説・考察まとめ
『花物語』とは『続・終物語』のその後を描いた物語であり、「するがモンキー」に登場したヒロイン、神原駿河が遭遇した新たな事件が語られている。時系列としては『化物語』の主人公である阿良々木暦やヒロインの戦場ヶ原ひたぎは直江津高校を卒業しており、駿河の同級生、日傘 星雨をはじめ新たな登場人物が中心となり物語が描かれている。本作は神原駿河の視点で描かれており、彼女の内面が深く掘り下げられている。2014年8月16日に全5話にてアニメで放送された。
Read Article
〈物語〉シリーズ(化物語シリーズ)のネタバレ解説・考察まとめ
『戯言シリーズ』や『めだかボックス(漫画原作)』を代表作に持つ人気小説家・西尾維新(にしおいしん)が趣味全開で手がけたライトノベルシリーズ、およびそれらを原作としたアニメ、ゲーム作品。女吸血鬼に魅入られた少年・阿良々木暦と、超常的現象〈怪異〉に取り憑かれた少女たちがとある田舎町で巻き起こす、可笑しくも不気味な青春の物語。
Read Article
物語シリーズの怪異まとめ
『物語シリーズ』とは西尾維新による『化物語』をはじめとする小説シリーズや、それを原作とするアニメなどのメディアミックス作品の総称である。21世紀初頭の日本の田舎町を舞台に、阿良々木暦と「怪異」に関わる不思議な物語が描かれる。 「怪異」は都市伝説・街談巷説・道聴塗説など、人間の信仰や噂から生まれた存在であり、一般の生物とは違うカテゴリーに属する。姿かたちは様々で、実体として存在するタイプ以外にも毒などの特性だけ存在するものなどがいる。
Read Article
物語シリーズの名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
『物語シリーズ』は『化物語』をはじめとする西尾維新による小説のシリーズ。『化物語シリーズ』と呼ばれることもある。21世紀初頭の日本の田舎町を舞台に、阿良々木暦と「怪異」にまつわる物語が描かれる。 『物語シリーズ』では西尾維新独特の言葉遊びが存分に発揮されており、多くの名言・名セリフや名シーン・名場面が生まれている。名言・名セリフの中にはアニメ主題歌の曲名の由来となった言葉もある。
Read Article
物語シリーズの歴代OP・ED主題歌・挿入歌まとめ
「〈物語〉シリーズ」とは、『化物語』(バケモノガタリ)を始めとする西尾維新による青春怪奇小説シリーズ。また、それを原作としたテレビアニメ・ドラマCD・ゲーム・劇場版アニメなどのメディアミックス作品。この記事では「〈物語〉シリーズ」のアニメなどで使用されたオープニング・エンディング主題歌・挿入歌を紹介していく。
Read Article
化物語(物語シリーズ)のネタバレ解説・考察まとめ
『化物語』とは、西尾維新によるファンタジー小説、及びそれを原作としたアニメ・ゲームなどのメディアミックス作品である。アニメ版は2009年7月から放送された。主人公・阿良々木暦と、彼に出会った少女たちが織りなす「怪異」に関する物語である。サブタイトルは「メインキャラクター+怪異」の名前で構成されており、「化物語」は「ひたぎクラブ」「まよいマイマイ」「するがモンキー」「なでこスネイク」「つばさキャット」の5編から成り立っている。
Read Article
傷物語(物語シリーズ)のネタバレ解説・考察まとめ
『傷物語』とは、西尾維新によるファンタジー小説、及びそれを原作としたアニメ・ゲームなどのメディアミックス作品「<物語シリーズ>」の第2作目である。小説は2008年に刊行され、劇場版アニメーションが2016年に公開された。出来事の時系列は第1作目「化物語」の前にあたる。主人公の阿良々木暦が、高校生2年生から3年生の間の春休みに「吸血鬼」と巡り合うことで体験した出来事を描く。アニメーション制作はシャフト、監督は新房昭之。
Read Article
偽物語(物語シリーズ)のネタバレ解説・考察まとめ
『偽物語』とは、西尾維新によるファンタジー小説、及びそれを原作としたアニメ・ゲームなどのメディアミックス作品「<物語シリーズ>」の第3作目である。「偽物語」は「<物語>シリーズ」の主人公・阿良々木暦の妹たちをヒロインとしている。「偽物語(上)」は上の妹・阿良々木火憐に纏わる怪異を描いた「かれんビー」(アニメ1話〜7話)、「偽物語(下)」(アニメ8話〜11話)は下の妹・阿良々木月火の出生の秘密を明かした「つきひフェニックス」の話となっている。
Read Article
終物語(物語シリーズ)のネタバレ解説・考察まとめ
『終物語』とは、西尾維新による小説、およびそれを原作としたテレビアニメ作品『物語シリーズ』の1つである。小説は講談社から上中下の3巻が刊行され、テレビアニメは2015年の10月から12月まで放送された。今作は主人公・阿良々木暦の過去と幼なじみのについてのストーリーと、吸血鬼の少女・忍野忍の初代眷属にまつわるストーリーが描かれている。阿良々木と忍の複雑な人間関係に焦点を当てた物語となっており、そんな中でも言葉遊びや漫才じみた会話が織り込まれ笑えるところが魅力である。
Read Article
憑物語(物語シリーズ)のネタバレ解説・考察まとめ
『憑物語』は、西尾維新によって書かれたライトノベルシリーズ『物語シリーズ』の第10作品目。ファイナルシーズン3部作のうち第1作品目である。『物語シリーズ』は、主人公・阿良々木暦が様々な「怪異」と呼ばれる現象や存在に遭遇し、それらと向き合う姿を描いており、『憑物語』では斧乃木余接が主要人物として物語に登場し、阿良々木暦の身体に生じた重大な変化の理由を追究するストーリーが展開される。アニメにおいては物語は「よつぎドール」のタイトルで全4話にわたって構成されている。
Read Article
化物語の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
「化物語」は、西尾維新によるファンタジー小説、及びそれを原作としたアニメ作品。 主人公の「阿良々木暦」が、クラスメイト「戦場ヶ原ひたぎ」に始まり、色んな少女たちの関わった「怪異」にまつわる事件を解決していく物語である。 ギャグ、パロディ、メタ発言など遊びの多い物語であると共に、西尾維新らしい奥深く尖った作品であり、そのどちらの側面からも多くの名言が排出されている。
Read Article
傷物語の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
『傷物語』とは、西尾維新による「化物語」のシリーズ作品の一つ。 主人公「阿良々木暦」の前日譚であり、怪異と呼ばれる怪奇現象に暦が関わることとなった、一番最初のきっかけとなる事件である。 ある日、遭遇した吸血鬼に血を吸われ、暦は吸血鬼となってしまう。そんな中、自分達を退治しにやってくる怪異の専門家たちと戦っていく、暦の春休みを描いたストーリー。 深く重い内容となっており、数々の名言も輩出されている。
Read Article
偽物語の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
「偽物語」は、西尾維新による小説「物語」シリーズの第三弾、及びそれを題材としたアニメ作品。 第一弾「化物語」の続編であり、主人公「阿良々木暦」の夏休みを描いたもの。 二人の妹「火憐」と「月火」が「怪異」と呼ばれる怪奇現象に巻き込まれ、それを暦が解決する、という形式で、妹達それぞれをメインとした二部構成となっている。偽物、本物、正義、といった奥深いテーマで展開される本作には、様々な名言が存在する。
Read Article
2024年7月夏アニメ(前期アニメ)まとめ
2024年7月期に放送される夏アニメを50音順に紹介する。2024年7月夏アニメは、人気シリーズの続編が多数ラインナップされている。アニメの放送情報や配信情報、声優・スタッフ、あらすじなどの情報をわかりやすくまとめた。
Read Article
めだかボックス(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ
原作:西尾維新、作画:暁月あきら。 週刊少年ジャンプに掲載、コミック全22巻。ジャンル「学園異能インフレ言語バトル漫画」。 ありとあらゆる事を完璧に出来る、黒神めだかが生徒会長となり学園の問題を仲間達と解決していく物語。超人を人為的に作り出す「フラスコ計画」編から「能力者」と呼ばれるキャラがめだかと戦う。原作者は「物語シリーズ」で有名、キャラの独特な名前、推理、言葉遊び、パロディが豊富。
Read Article
刀語(西尾維新)のネタバレ解説・考察まとめ
『刀語』とは、西尾維新のライトノベル作品である。全12話で、作者初の時代小説となる。2010年1月から12月にかけてテレビでアニメ化されている。「刀を使わない剣士」の鑢七花は、「奇策士」を名乗る女・とがめに誘われ、「完成形変体刀」とよばれる刀を集める旅に出ることとなる。人を知らぬ男と心を無くした女の物語が始まる。
Read Article
戯言シリーズ(西尾維新)のネタバレ解説・考察まとめ
『戯言シリーズ』とは、西尾維新が描くミステリー小説。処女作でもある『クビキリサイクル』から始まるシリーズの総称を『戯言シリーズ』と言います。語り手の『ぼく』を取り巻く数々の謎。これは青い少女と平凡な少年が幸せを掴むまでの物語。
Read Article
十二大戦(西尾維新)のネタバレ解説・考察まとめ
『十二大戦』とは、原作西尾維新による現代ファンタジー小説、および小説を原作としたアニメ作品である。12年に一度だけ開催される十二大戦。干支の名を宿し、干支にちなんだ能力を持つ12人の戦士たちが、己の命をかけて戦う物語である。廃墟となった街中が舞台で、策謀と殺戮が繰り広げられる。どんな願いでもただ一つだけ叶えてくれる、史上最高のバトルロイヤルが開戦される。
Read Article
少女不十分(西尾維新)のネタバレ解説・考察まとめ
『少女不十分』とは2011年に執筆された西尾維新によるミステリー小説、およびそれを題材としたミステリー漫画。小説家を目指す僕は、謎の少女Uの異常なある行動を見てしまったことをきっかけに、彼女によって誘拐されてしまう。彼女との一週間の監禁生活を送る中、Uの行動に隠された謎を紐解いていく。その巧みな場面描写により、一種のモキュメンタリーとして成立させ、そのリアリティさにより人気を博した。キャッチコピーは「西尾維新、原点回帰にして新境地の最新作。」、「この本を書くのに10年かかった。」
Read Article
美少年探偵団(西尾維新)のネタバレ解説・考察まとめ
『美少年探偵団』とは2016年に執筆された学園ミステリー漫画、及びそれの題材となったミステリー小説、アニメ、舞台作品。主人公・瞳島 眉美は校内の有名人で構成された謎の組織・美少年探偵団と遭遇する。美少年探偵団の一員となった眉美は、彼らとともに学園で起こる様々な事件や怪奇現象を解決するために奔走する。登場人物たちの美しいデザインや、グロテスク過ぎない事件が人気を博した。
Read Article
大斬-オオギリ-(西尾維新)のネタバレ解説・考察まとめ
『大斬-オオギリ-』とは、2014年から集英社の複数の漫画雑誌をまたいで掲載された漫画。編集者が出したお題に沿ったネームを西尾維新が書き、それをさらに9人の漫画家が形にするという、他漫画でも類を見ない構成が人気を集めた。9編全てがまったく異なるテーマを採用しているため、アクションからミステリー、恋愛ものやSFなど幅広いジャンルのストーリーが展開されている点が特徴である。
Read Article
めだかボックスの名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
「めだかボックス」は2009年より「週刊少年ジャンプ」に連載された漫画作品。 主人公の完璧超人「黒神めだか」は圧倒的支持で箱庭学園生徒会長となり、幼馴染の「人吉善吉」と共に生徒会活動をスタートする。その活動の一つが目安箱、通称「めだかボックス」に投書された案件の解決。次第に増える個性豊かな生徒会メンバーと共に、生徒間トラブルを通してめだか達の成長を描く。奥深く考えさせられる名言の数々が名高い。
Read Article
【アニメ】化物語から始まる西尾維新の「物語シリーズ」視聴順まとめ
西尾維新プロジェクトと称されるアニメ化真っ最中の【物語シリーズ】は、現代の怪異に出会った少年少女の姿を描いた作品です。その多さ故、視聴前は混乱必至ですが各シリーズの放送順を知ることでスムーズに楽しむことができます。今回は各シリーズの大まかなあらすじ/放送順/時系列順でご紹介。
Read Article
【小説・ラノベ】化物語から始まる物語シリーズを読む順番まとめ(その1)
今や刊行冊数が20冊に迫る勢いで、途中から読み始めた人にとっては何がなんだかわからなくなっている物語シリーズ。 今回は簡単なあらすじを交えながら発売された順に紹介していく。
Read Article
【小説・ラノベ】化物語から始まる物語シリーズを読む順番まとめ(その2)
現在テレビアニメ放送中の終物語。その続きが気になってどうしようもないと、つい原作の方に手を出してしまうものです。今回は、そんな気になる物語の行方も含めて現在までに刊行されているシリーズ本をあらすじと共にご紹介していきます。
Read Article
【普通の猫から機械まで】気になった猫キャラを集めてみた
犬派か猫派か?結局それぞれの良さがあってどっちも可愛いんだから、決着つけなくてもいいと思います。 今回は「どっちかというと猫だよね」と判断されるアニメ・漫画に登場する猫キャラ5人について調べてみました。
Read Article
【西尾維新/物語シリーズ】 キャラクター画像集
化物語シリーズのヒロイン中心に、高画質な物をまとめました。縦長なので壁紙には向かないかもしれませんが、その点ご了承ください(´・ω・`) 【※随時追加予定です。】
Read Article
化物語の人気の一つ。ヒロインたちのオープニングムービーまとめ
化物語は、怪奇を扱ったストーリーと多くの伏線など、見どころたっぷりの超人気アニメ。だけど、その人気を支える要素のひとつに、登場ヒロインたちのオープニングソングが挙げられます。彼女たちの魅力がたっぷり詰まったオープニングムービーを、ぜひご覧ください!
Read Article
闇堕ち・ダークサイドに堕ちたキャラクターまとめ
面白いなと感じた作品に高確率で存在していた闇落ちキャラ。彼らが目指すのは復讐か、世界征服か…。今回はそんな厨二病感満載の闇深きキャラクター達(闇落ち真っ最中・過去進行形・そのまま死亡、の如何に限らず)に迫ってみようと思う。
Read Article
【化物語】千石撫子の魅力と闇について解説・考察【物語シリーズ】
阿良々木暦を中心に、周囲の少女と怪異に関わる不思議な物語である、「物語シリーズ」。 作者西尾維新自身は書きたいことを書き連ね、楽しんで書いた作品であると語っている通り、主人公阿良々木暦が怪異を通して触れ合う彼女たちはとても魅力的です。 そんな大人気アニメの人気の妹キャラ千石撫子についてご紹介します!
Read Article
西尾維新の「傷物語」劇場アニメ特集 / 第1部〈I 鉄血篇〉
2016年1月8日より劇場公開が開始された「傷物語」。皆さんはもうご覧になりましたか?既にあちらこちらで「クオリティが半端ない!!」という声が上がっていたので、映画を見た人の感想などを含め、傷物語の内容や来場者特典の情報をまとめていきたいと思います。
Read Article
10月に「終物語」が!その前に、物語シリーズについて
10月に「終物語」が放送されますね。 ということで物語シリーズについて紹介させていただきます。
Read Article
【アニメ】物語シリーズの主題歌をまとめたCD『歌物語』が発売決定!!
西尾維新原作、アニメシャフト制作の「物語シリーズ」の主題歌をまとめたCDが発売される…だと…? という事で今回は歌物語の発売情報を交えながら、筆者の偏見で気になったOP・EDにもスポットライトを当てていきます。
Read Article
西尾維新さんのおすすめ作品
最近アニメにドラマにとよくお名前を拝見する西尾維新さん。 個人的な彼の作品のおすすめを紹介したいと思います。
Read Article
タグ - Tags
目次 - Contents
- 『〈物語〉シリーズ セカンドシーズン』の概要
- 『〈物語〉シリーズ セカンドシーズン』の名言・名セリフ
- リアリティこそが敵で、戦う相手だ。そして、そんなものに勝てる奴はいない。歴史上、ひとりだっていなかった。誰もが現実の前では討ち死にだ。生きることは負け戦なのだ。
- なんだ、プリキュアに文句があるなら、僕が聞くぜ。
- 何者も何物も、変わらないものなどないというのなら。運命にも変わってもらうとしよう。
- 運命ってのはみんなで作るものであって、僕がひとりで変えようなんて傲慢だった―― そういうことなのかもしれないな。
- 儂は春休みに、お前様が瀕死の儂を救ってくれたとき、嬉しかったぞ。何も考えずに救ってくれたとき、世界ではないにしても自分の命と引き換えに、儂を救ってくれようとして、嬉しかった。
- 生きていてくれて、ありがとうございました。
- 儂の頭を撫でてはもらえんか?
- 幽霊になったことは不幸せです。でも、阿良々木さんに会えたことは幸せですね。
- 阿良々木くんに迷惑をかけるのが嫌なら、何にも出来ないけれど、 私を巻き込んでちょうだい。そうね、一緒に死んであげるくらいのことはできるわ。
- 美しくなくっていい。白くなんてなくっていい。私はあなた達と一緒に、汚れたい。
- 無理だったかもしれない。無茶だったかもしれない。でも―――無駄じゃなかった。
- どうなろうと全部お前だよ。変わってもお前だ。安心しろ。そこで変に甘やかしたりはしない。嫌な奴になったら嫌ってやる。悪いことしたら怒ってやる。恨まれたら庇ってやる。頭が悪くなったら――まあ、僕が勉強を教えてやるし。泣いたら慰めてやる。
- よかったの。たまたま可愛くて。
- 絶対に振られることのない相手に恋をするのって、楽だよね。
- 宝くじ買う人っているじゃない。あんなの、普通に買ってて当たるわけがないのにさ。それなのになんで買うのかと言えば、『夢を買ってる』っていうんだけど……、その言葉を聞くたびに私なんかは思っちゃうわけだよ――――『現実を買え』。
- 俺様はお前達なんか大嫌いだ! だけどクラスメイトだぜ、こん畜生が!
- 私は臥煙伊豆湖。なんでも知ってるおねーさんだ。
- 誤解を解く努力をしないと言うのは、嘘をついているのと同じなんだよ。
- 世の中にはいい嘘と悪い嘘がある、それは認める。私はよく知っている。だけどね、こよみん――――許される嘘なんてものはないんだよ。
- 阿良々木さんと楽しくおしゃべりしていたこの三ヶ月は、 わたしが一人で道に迷っていた十一年を、十分埋め合わせてくれましたから。
- 俺はかなり野暮で世間知らずの男だがな、レディーをエスコートするときには当然店の予約をする。
- それは子供の理屈だな。大人はそう簡単には仕事を投げださない。
- 本人が幸せだと思っているから、幸せだということにはならないでしょう。
- 言葉なんてのは全部嘘で全部ペテンだ。どんな真実であろうと語った瞬間に脚色が入る。
- おまえは誰にも言わなかった。それはつまり、お前にとってそれが、本当の夢だからだろ。
- 別に幸せになることが、人間の生きる目的じゃないからな。幸せになれなくとも、なりたいものになれりゃいいんだし。
- 逃げの何が悪い? この世にあるほとんどの問題は、逃げることで解決するじゃないか。逃げて先送りにしているうちに、問題は問題じゃなくなってしまう―― 『今このとき』に解決しようと思うから、人は苦労するんだよ。
- 大抵のことは逃げれば解決するのに、逃げたら負けだと思ってる奴が――本当に多い。
- 一番いいのは、やって後悔しないことだ。