美少年探偵団(西尾維新)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『美少年探偵団』とは2016年に執筆された学園ミステリー漫画、及びそれの題材となったミステリー小説、アニメ、舞台作品。主人公・瞳島 眉美は校内の有名人で構成された謎の組織・美少年探偵団と遭遇する。美少年探偵団の一員となった眉美は、彼らとともに学園で起こる様々な事件や怪奇現象を解決するために奔走する。登場人物たちの美しいデザインや、グロテスク過ぎない事件が人気を博した。

『美少年探偵団』の概要

『美少年探偵団』とは2016年に執筆された学園ミステリー漫画、及びそれの題材となったミステリー小説、アニメ、舞台作品。
2015年に挿絵をキナコが担当する形で、原作の第1作『美少年探偵団 きみだけに光かがやく暗黒星』が刊行。さらに2016年には作画に小田すずかを迎え、漫画化を果たす。2019年にかけて、『ARIA』『少年マンガエッジ』で連載された。2021年にはアニメが放送され、舞台も上演された。

10年間とある物を探し続けている主人公・瞳島眉美は、美少年探偵団と知り合いその正体を探る。様々なトラブルにまみれながらも依頼は解決し、彼らと絆を深めた眉美は美少年探偵団の一員となる。しかしそんな彼らの前には様々な難事件が立ちふさがり、時に危険な目にあいながらも、美少年探偵団の活躍は続く。

題名に美少年とあるとおり、登場人物たちの美しいキャラクターデザインや、極端に残酷な描写が少なく、読みやすいストーリーが魅力的な作品である。
キャラクターデザインに力を入れたこともあり、ミステリーファンだけでなく女性人気も得た、幅広い層から愛されることになった。

『美少年探偵団』のあらすじ・ストーリー

暗黒星事件

私立指輪学園(しりつゆびわがくえん)で秘密裏に活動する非営利組織、美少年探偵団(びしょうねんたんていだん)。彼らは校内のトラブルをなんでも解決するが、あらゆる校内トラブルの元凶でもあるといわれる謎の組織だった。10年間あるものを探していた主人公・瞳島 眉美(どうじま まゆみ)は、美少年探偵団の団長、双頭院 学(そうとういん まなぶ)と出会う。学から自分が嫌っている眼を美しいと評されてしまい、気分を害した眉美は学を困らせるため、自分の探しているあるものを見つけてほしいという依頼を持ちかける。依頼に興味を持った学は、眉美を美少年探偵団の本拠地に連行し、団員である咲口 長広(さきぐち ながひろ)、袋井 満(ふくろい みつる)、足利 飆太(あしかが ひょうた)、指輪 創作(ゆびわ そうさく)に会わせる。校内でも有名人の彼らに戸惑いながらも、眉美は自分の探し物ついて説明し始める。眉美は3,4歳ほどの時、家族旅行で2泊3日のキャンプに訪れていた。そんな中彼女は星空を見上げた際、ほかのどの星よりも強く光り輝く星を間近で見つけ、大きな感動を覚えていた。そんな星に行きたいと考えた彼女は、その日から宇宙飛行士になりたいという夢を持つようになった。しかしそれ以来その星を見つけることができなくなり、ひたすら星を探すようになった。あまりにも頑固な彼女に対し、最初は慰めの言葉をかけていた両親もあきれるようになってしまい、ついには14歳になったら星を探すことはやめて、夢を見るのではなく現実を見るようにという約束をさせられてしまっていたのだった。

彼女の探し物を知った学は、依頼を受けることを決定する。そのまま一行は、ヘリコプターで学校から彼女が星を見た海岸まで移動し、星の探索を始める。星を見つけた時の状況を再現するためBBQや水遊びを楽しむ中、本気で自分の依頼と向き合っている美少年探偵団を見直す眉美であったが、夜明けに差し掛かっても星を見つけることはできなかった。あきらめかけた眉美であったが、ある仮説を考えた長広によって放課後にもう一度会いに来るように約束させられる。しかし眉美は、学校に向かう途中謎の一行につけられてしまう。
飆太の俊足で助けられた眉美は、美少年探偵団と合流し、彼女が探していた星の正体を告げられる。その正体は破壊された人工軍事衛星だった。長広はある軍事会社が打ち上げた軍事衛星が他国から危険視され、ミサイルによって爆破された際に出た炎の光が、眉美が見た星の正体であったという仮説を告げる。眉美が見た星が見つかっていない理由は、軍事衛星を打ち上げた会社がつぶれ、他の軍事衛星が作られなくなっているためだった。さらに長広はある恐ろしい仮説も話し始める。それはこの仮説におけるなぜこのような出来事が公になっていないのか、どうして宇宙空間という酸素がない状況で炎上したのか、という2つの矛盾点を解決するものだった。長広の仮説は、核ミサイルによって軍事衛星は爆破されたというもの。核融合では酸素を用いずとも炎が出るうえ、核を使ったことが明るみになれば、国際的に大きな問題が出るため、というのが星の真相だったのだ。

謎の一行が登校中の眉美の後を追っていたのは、そんなデリケートな問題の目撃者である眉美が星の真相を知ってしまったことに気づき、対処するためであった。危機的な状況に置かれた眉美を守るため、美少年探偵団は眉美を変装させることで謎の一行を攪乱し、その隙をついて取り押さえるという案を決行する。監視の目を欺くため変装した学と眉美は無事に学校から脱出するが、謎の美女・麗(れい)によって車に連れ込まれてしまう。彼女は運び屋組織トゥエンティーズのリーダーであり、依頼者の元へ眉美を連れて行こうとしていたのだった。学は眉美だけを誘拐しようとした理由を問うと、麗は星を目撃したのは眉美だけであることを告げる。眉美は物陰に隠れた者でも見えるほどの異常なほど高い視力を持っており、そのせいで人工衛星も目撃することができていたのだった。眉美が自分の眼を褒められることを嫌う理由も、あまりに良すぎる視力を酷使すると、失明してしまうという大きなデメリットを抱えていたため。

そんな中車を追いかけてきた飆太があるスマホを麗に手渡す。そのスマホはトゥエンティーズのメンバーの所持品であった。スマホから聞こえてきたのは長広の声であり、彼は自分たちがトゥエンティーズの3人を捕まえていること、彼らと学、眉美、飆太を人質交換しようという提案を持ちかける。眉美は提案を受け入れた麗が人質を取り戻した後、もう一度自分を誘拐しようと考えていることに気づく。学校にたどり着くも麗に脅された眉美は、美少年探偵団が麗に対抗するための策を用意していないことに気づき絶望してしまう。しかし、麗と眉美たちを待ち受けていたのはトゥエンティーズに変装していた警察だった。長広は声帯模写を使い、トゥエンティーズの声を再現することで、実際には学校にいないトゥエンティーズのメンバーが実在するように仕向けていたのである。麗は警察に連れていかれ、眉美は美少年探偵団と依頼解決を祝う。翌日、眉美は脱走してきた麗と再会し、麗の依頼者からの伝言を受け取る。その伝言は自分が見た星のことを黙っているなら、眉美を宇宙飛行士にするというものだった。しかし眉美はその依頼を断り、星のことは内密にするという約束をすることで、長年の夢にあきらめをつけた。その後、男装することで眉美は美少年探偵団のメンバーになり、新しい生活を始める。

中学校カジノの謎

ある日眉美は、不思議なサラリーマンの落とし物を拾う。その落し物は、なんと100万円の札束だった。驚愕しながらも落とした100万円を渡すと、サラリーマンはお礼に10万円を眉美に手渡して消え去ってしまう。眉美は10万円をサラリーマンに返そうとするが、創作は10万円が偽札であることを指摘する。さらにその偽札は、1枚制作するために1万円以上かけられているという、何のメリットも感じられない不思議なものだった。さらに1万円の中にはカジノ、リーズナブル・ダウトへの招待状が入っていたのだった。その招待状に書かれていた場所は、指輪学園と仲が悪いことで知られる髪飾中学校(かみかざりちゅうがっこう)の体育館であることも判明する。その後髪飾中学校に忍び込んだ美少年探偵団の前に現れたのは、実際に現金が使われ、セットも本物という正真正銘のカジノだった。カジノを楽しむ美少年探偵団たちであったが、眉美は不思議なサラリーマンと再会する。サラリーマンの正体はカジノの支配人であり、髪飾中学校の生徒会長・札槻 嘘(ふだつき らい)だった。嘘は美少年探偵団たちの正体を暴き、勝ちを重ねていた長広にスペシャル・プログラムを仕掛ける。そのルールはポーカーで挑戦者が勝てばカジノの経営権を奪えるという大掛かりなものだった。一進一退の攻防を続ける二人だったが、眉美は支配人の不正に気付く。なんと長広の後ろには黒子が立っており、長広の手札をすべて嘘に伝えていたのだった。しかしなぜか黒子は眉美以外には見えず、結局長広は負けてしまった。

その後学園に戻った美少年探偵団だったが、嘘が抱えるある秘密を知ってしまう。それは嘘が運び屋組織・トゥエンティーズとある商品を取引しているという事実であった。その商品は、ある民間軍事企業が開発した着た人間を見えなくする服であり、嘘は商品を軍事利用するためのテストプレイヤーを引き受け、その代わりに資金を受け取っていた。眉美が嘘が見失った際も、提供された商品を使うことで彼女の前から姿を消していたのである。嘘の企みを防ぐため、美少年探偵団たちは再びカジノに潜り込む。学は眉美の眼を使って勝ちを重ね、ついにスペシャル・プログラムに参加する。勝負内容はブラックジャックに決まったが、黒子は全く表れず、ついに嘘が勝負を決めにかかる寸前まで来てしまう。しかし、眉美は黒子ではなくカードに仕掛けがあることを看破する。嘘は伏せている間はだれにも見えず、表にした時だけ見えるというカードを使い、有利な手を作り出していたのだった。嘘のイカサマを見破った美少年探偵団は見事勝利し、カジノの支配権を奪う。その後学の宣言により、カジノ、リーズナブル・ダウトは無事閉鎖されることになった。その後眉美は嘘と再会。言葉を交わした後消えた嘘を追ったが、なぜかその姿を捕らえることはできずじまいとなった。

屋根裏の絵画

ある日美少年探偵団は、本拠地の美術室の改造を手掛けていた。創作が天井に絵を書いていると、突然天井板が外れてしまう。好奇心で屋根裏を覗くと、そこには33枚の絵画が置かれていた。さらに創作は、絵画に不可解な点があることに気づく。33枚の絵画はミレーの落穂拾いやフラゴナールのブランコなど、名画を模写したものだったが、なぜか人間が一人残らず消えていたのだ。一方でレオナル・ド・ダヴィンチのモナリザやムンクの叫びなどの有名絵画は見当たらなかった。翌日不可解な絵画の謎に対し、メンバーがそれぞれ推理を披露することになる。学は見つかった絵画こそが全ての絵画の元であり、現在知られている名画は、すべて天井裏の絵画をベースに作った物ではないかという説。満はあくまで似ているだけであり、天井裏の絵画は有名な絵画をベースにしただけの全く別物であるという説。飆太は、天井裏の絵画の作者は人物を描くことが苦手だったため、人間を描かなかったという説。創作はこの絵と同じような絵が、まだたくさん存在するという説。眉美は、天井裏の絵画の作者は、同じ絵を見ていたが人間だけが見えなかったのではないかという説をそれぞれ提唱する。最後に長広は、天井裏にあった絵画の作者が、7年前に美術教師として働いていた永久井 こわ子(とわい こわこ)であることをつきとめる。彼女は講堂に飾る巨大絵に、合わせ鏡になった講堂の絵を書くなどといった奇行により、変人として知られていた。そして7年前、学校から美術の授業がなくなると決まった際、本当に美術の授業をなくす場合、自分は全校生徒を誘拐するという脅迫まで行っていた。しかし彼女の主張は受け入れられず、彼女は全校生徒が描かれていた講堂の絵を、生徒がいなくなった講堂の絵に一晩ですり替え、そのまま姿を消していたのだった。講堂の入り口より大きい絵を、わずか一晩ですり替えることは物理的に不可能という事実を前に、学はこの謎に対する推理を翌日披露するように命令する。その後眉美は、かつて拾った偽札を返すために嘘と再会する。彼女が披露した推理は、実は嘘に考えてもらったものだった。

そして翌日、眉美は講堂の絵の謎を見破ることに成功する。絵はすり替えられたのではなく、書き直されたものだった。生徒の絵を塗りつぶすだけならば時間はかからない。さらに美術教師として生徒から慕われていた一面もあったとわ子は、生徒の助けも借りることで、一晩で絵を変えることに成功していた。眉美が推理を披露した直後、失踪していたはずのとわ子が現れる。彼女は推理が見事に当たっていることを称賛しながら、自分の美術教室を占領している美少年探偵団に会いに来たと告げる。とわ子は天井裏から見つかった絵画に対する答え合わせを求めるが、それに答えたのは創作だった。創作は絵には共通のテーマがあり、それは信仰だったと推理する。とわ子にとって神とは絵画の作者であり、作者以外の登場人物を排除することで、神である作者に敬意と信仰を表していた。モナリザやムンクの叫びが存在しなかったのは、この2作がいずれも作者本人をモチーフにした自画像であったため、登場人物を消せなかったのである。とわ子は創作の推理を称賛し、正式に美術室を美少年探偵団の本拠地として認め、再び学校を去った。その翌日、創作が描いていた天井の絵が完成する。その絵は星空であり、夢を諦めた眉美のために描かれたものだった。彼らの心遣いに感謝した眉美は、美少年探偵団と本当の仲間になった実感を得る。

美少女の座敷童

校内で眉美は、着物を着た謎の美少女と出会う。非常に可愛らしい座敷童のような見た目の少女だったが、その口から飛び出してきたのはあまりにもひどい毒舌だった。その後訪れた美少年探偵団の本拠地には、なぜか巨大な羽子板と押し絵が設置されていた。謎の押し絵を持ち込んだ犯人を話し合う中、眉美は自分があった不思議な少女が犯人なのではないか、と推測する。しかし眉美が話した少女の特徴を聞いた一行は、あまり好意的な反応を示さない。

学は謎の少女を知っており、その正体は長広の婚約者・川池 湖滝(かわいけ こだき)であることを教える。その後、眉美は湖滝の詳細と合唱コンクールに低音を割り当てられてしまったため、声質を変える方法を教えてもらうよう長広に頼みこむ。長広はその提案を受け入れる代わりに、湖滝と友達になってもらうよう眉美に頼むのだった。1度部屋に戻った2人だったが、やはり大きな押し絵を小柄な湖滝がどうやって持ち込んだか、という謎については答えが出ず、そのまま翌日となってしまう。眉美は早朝のトレーニングのため長広の元へ向かうが、なんと湖滝と遭遇してしまう。湖滝は押し絵を捨てろと学に伝えるようにと言い残し、その場を去る。その後長広とのトレーニングを終えた眉美は、長広と湖滝の関係、美少年探偵団と湖滝の因縁について尋ねる。湖滝の一族は没落寸前の貴族だったが、長広の一族と婚姻関係を結ぶことで、どうにか根絶を防いでいた。長広と婚姻関係を続けなければ、湖滝の一族はつぶれてしまう。それを防ぐため、湖滝は長広に気に入られようと様々な工夫を凝らしていたのだった。しかし、長広が美少年探偵団の夏季合宿に向かうことが決まり、湖滝は長広との距離が開くことに大きな不安を覚えてしまう。湖滝は美少年探偵団に入ることで長広とともに行動しようとするが、学は入団を拒否していた。これに焦りを覚えた湖滝は、特技の足音を消して学に近づき、階段から突き落とすことで夏季合宿を中止に追いやっていたのだった。しかし学は自分が勝手に落ちただけと主張し、問題は先延ばしになっていた。

長広は彼女が部屋に侵入した方法が分からない以上、湖滝をこれ以上美少年探偵団に近づけなくするため婚約破棄をするしかないと考えるが、眉美はそれを拒み、湖滝が押し絵を運び込んだトリックを解説する。湖滝は押し絵と羽子板を運搬したのではなく、部屋で組み立てていたのである。教室の床をくりぬき、その板で羽子板や押し絵を作成していたのだ。くりぬいた床はカーペットと上においてある机を置けばばれることはない。湖滝は床下に隠れながら作業を繰り返していた、という推理を信じた長広は、侵入方法が分かれば対策できるから、と湖滝との婚約破棄を取りやめるのだった。その後、眉美は学になぜ湖滝の入団を拒んだかと問うと、彼女が恋する乙女だからと返される。その時眉美は、学は気配を消すことが得意な湖滝にいきなり話しかけられ、驚いて落ちてしまったという推理をする。さらに湖滝が学に伝言を頼んだことを思い出し、湖滝が学に恋愛感情を抱いているのではないか、と勘繰るのだった。

『美少年探偵団』の登場人物・キャラクター

美少年探偵団

瞳島 眉美(どうじま まゆみ)

CV:坂本真綾
本作の主人公であり、語り部を務める。通称「美観のマユミ」。
私立指輪学園中等部2年B組。10年間ある星を探し続けていたことをきっかけに美少年探偵団と知り合う。現在は男装することで、美少年探偵団へと入団している。あまりにも良すぎる眼を持っており、度数は左右共に100.0。普段は眼鏡をかけて視力を抑えているが、眼鏡をはずせば物を透かして見ることが可能である。その代償として、目を酷使すると失明する危険性を抱えている。親との仲は不仲だが、美少年探偵団のメンバーとは良い関係を築いている。

双頭院 学(そうとういん まなぶ)

CV:村瀬歩
美少年探偵団の団長であり、通称「美学のマナブ」。
団員の中では唯一の小学5年生であり、A組に所属している。知能はさほど高くなく、自らが学がないと言い張るほどの馬鹿である上、傲慢にも思えるほどの尊大な人物。しかし自分なりの美学には強いこだわりを持っており、それに反する行動は決してとらない。基本的には命令を下すだけで団員たちの行動も把握していないときが多いが、団員のことはだれよりも信頼している。そのため団員たちからの支持は厚いが、眉美からは呆れられていることが多い。

咲口 長広(さきぐち ながひろ)

CV:坂泰斗
美少年探偵団の副団長であり、通称「美声のナガヒロ」。
私立指輪学園中等部3年A組で、3年連続で生徒会長を務めている。小学1年生の婚約者がいるせいでロリコンと呼ばれているが、本人は一貫して否定している。非常に魅力的な声を持っており、演説や合唱などを得意としている。声帯模写も自在に操ることができ、この特技で人を欺くことも可能としている。

袋井 満(ふくろい みちる)

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メジャーどころから新作・旧作まで、古今東西マンガ・アニメの名言を更新していきます!キャラクターたちの名言に心を震わせてください。読んだことある作品もない作品も、数々の名言だらけです!偽物語やヒカルの碁など有名作品ばかりなのでぜひ最後までご覧ください!

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『めだかボックス』に登場するキャラの異常性・過負荷・スキル・言葉使いをまとめて紹介!

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ここでは『めだかボックス』に登場するキャラクターの異常性(アブノーマル)・過負荷(マイナス)・スキル・言葉使い(スタイル)をまとめて紹介する。本作は『週刊少年ジャンプ』で連載され、西尾維新が原案、暁月あきらが作画を担当している。2011年にはアニメ化もされた。

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