暗号学園のいろは(西尾維新)のネタバレ解説・考察まとめ

『暗号学園のいろは』とは、原作:西尾維新、作画:岩崎優次による『週刊少年ジャンプ』掲載の日本の学園ミステリー漫画である。1作目として2022年51号から連載が開始、同誌2024年10号に連載された58話で完結。次なる世界大戦で機密通信の解読を行うための人材を育成する軍人学校、暗号学園。主人公、いろは坂いろははそんな学校とは知らずに入学してしまい、1年A組の唯一の男子生徒ということで注目される存在になる。学園生活を懸けた暗号バトルに巻き込まれ、次第にクラスメイトとの信頼関係を築いていく。

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『暗号学園のいろは』の概要

『暗号学園のいろは』とは、『週刊少年ジャンプ』で連載されていた原作:西尾維新、作画:岩崎優次による日本の学園ミステリー漫画である。2022年50号より「新連載4連弾」企画が開始され、1作目として2022年51号から連載が開始した。同誌2024年10号に連載された58話で完結。『めだかボックス』に続く西尾維新の『週刊少年ジャンプ』作品であり、西尾・岩崎コンビとしては、読み切りを含めて5つ目の作品である。2022年8月31日「次にくる漫画大賞2023」で4位、2024年「全国書店員が選んだおすすめコミック2024」で10位を獲得。集英社から全7巻のコミックスが発売されている。
主人公のいろはが通うことになった暗号学園は、政府が次なる世界大戦に備えて創設した暗号解読員を養成するための学校だった。クラス唯一の男の子だということで注目を浴びてしまいクラスメイトらに暗号バトルを仕掛けられる日々。そんな中、M(メタバース)組の不思議な少女、洞ヶ峠凍と出会う。洞ヶ峠は、自らが制作した暗号を解くための目鏡兵器を学園中の生徒にばら撒き、暗号学園に眠る500億M(モルグ)の資産の発掘を狙っていた。
いろはは、洞ヶ峠からもらった目鏡兵器を使って試験や生徒との暗号バトルを解いていく。最初は気まずい雰囲気だったクラスメイトたちとも次第に打ち解けていき、学園最大の秘密である地下メタバースの解読に挑む。

『暗号学園のいろは』のあらすじ・ストーリー

いろは、暗号学園入学

次なる世界大戦で機密通信の解読を行うための人材を育成する軍人学校、暗号学園にいろは坂いろは(いろはざか いろは)は父親からの勧めで入学。そんな学校とは知らず、1年A組の唯一の男子生徒ということで注目される存在になってしまう。そんな中いろはが図書室にいると、初対面の洞ヶ峠凍(ほらがとうげ こごえ)がかくまってほしいと飛び込んでくる。洞ヶ峠は1年M組メタバースに在籍している生徒で、メタバースとは現実に存在しないクラスと言われている。いろはと同じクラスの東洲斎亭楽(とうしゅうさい きょら)らに追われていたようだが、上手くかわしてことなきを得た。
それから洞ヶ峠が制作したファッショングラスを渡され、装着してみると、暗号を正解へ導くためのヒントが光って見える眼鏡兵器だった。

学級兵長選抜「カスケット・カルテット」

A組の学級兵長を決める試験。試練内容1問目は、暗号の記された2種類のジグソーパズルをそれぞれ組み立て暗号を解くというもの。2人チームで挑むが、いろはのグループのみ東洲斎、絣縁沙(かすり えんさ)と組んで3人になったためジグソーパズルも3種類を混ぜて解かなければならない。いろはも知らなかったのだが、絣は動作が異様に早い特徴があり、3つのジグソーパズルを1人で作り上げてしまった。絣のおかげで他のチームから遅れを取らずに済んだので、東洲斎の早い思考と、いろはの早い正解への判断能力で暗号を正解へと導くことができた。
2問目は暗号学園を舞台に架空の殺人事件を制作し、犯人を暴くという「暗号学園殺人事件」。いろは、東洲斎、そして要塞村鹵獲(ようさいむら ろかく)、匿名希望(とくめいきぼう)が合格した。
最終試験は筒抜(ツーカー)ポーカー。自分の手札を周りに晒す代わりに自分以外の手札は目視できる、暗号カードを使って行うポーカーだ。個人情報縫合法の眼鏡兵器を装着した匿名希望は、シールドでポーカーフェイスを装えるので有利。難なく試験は進んでいく中、要塞村と東洲斎が脱落。いろはと匿名希望の一騎打ちになる。匿名希望は、一瞬で多数の暗号を解くことを得意としており、いろはは人の表情を読むことに長けている。周りのクラスメート全員の微細な表情を読み取り、暗号ポーカーを解読し勝利するのだった。

学級兵長決定

見事、カスケット・カルテットの試験に合格し学級兵長になったいろはだが、急に暗号学園を辞めると言い退学届を提出する。試験の筒抜ポーカーでクラスメイトの表情を読んだ時、皆がどんな気持ちで暗号学園にいるのがが分かったからであった。暗号学園が何たるかも知らずに入学したいろはは、兵長どころかこの学校にいる資格がないと思い、届を提出したという。その後、屋上にいたいろはに最終試験で戦った東洲斎、要塞村、匿名の3人が理由を聞きに来る。匿名が、クラスメイト全員の表情を同時に読むなんてことは可能なのかと問いかけると、いろはは昔チア部にいて海外遠征で難民キャンプに慰問した時のことを語り始めた。慰問チームは男子のみで構成され、仲間は全員現地で野盗に嬲り殺しにされたという。いろはは1人、女子のふりをして救出されるまで踊り続け助かった。言葉の通じない猛獣達相手に比べたらクラスメイトの表情を読むくらい簡単だ、と言う。いろはが人の表情を読むことに長けている理由だった。
東洲斎は、暗号学園では暗号が書かれていなければ公式文書とは認められない、と言い退学届を破り、3人分の学級兵長投票用紙を暗号で渡した。それを読み解くと、いろはの名前が浮かび上がったのだろう、いろはは涙が溢れた。なにも言わなくても、それをツーカーで察してくれるチアリーダーにリーダーでいてほしいと東洲斎は続けた。その後3人はA組に戻り、改めて学級兵長になる決意を固めたいろはは教壇の前で皆に挨拶をした。

暗号資産500億Mの発掘

暗号学園に眠る暗号資産500モルグを発掘するための眼鏡兵器、アップデートを完了させるための6つのパスワードが学級兵長に一つずつ所有されている。そのため、勝者がパスワードを総取りできる各クラスの5人対抗暗号バトルを開催することになった。いろは達A組は1人の捕虜も出さずに勝利したため、暗号学園初代学年大将はいろはに決定した。

いろはは暗号学園に眠る500億モルグを発掘し、同時に「世界で起きている戦争を全部停める」ため、自ら選抜した9人とE組から選出された10人の合計19人の捜索隊に、凍が新しく製作した最新眼鏡兵器を渡しメタバースへと向かった。
まず、Gフロアの1年M(メタバース)組は眼鏡兵器を着けることによって没入できる仮想現実である。見えるだけでなく、机や椅子の感覚も共感覚で感じることができる。謎に満ちた探索型のダンジョンとなっており、各フロアの難問を解きながら500億モルグのある最下層の地下500階を目指さなければならない。捜索隊はそれぞれ実力に合ったスタート地点からスタートしているようだ。性格、気質、経験値や資格などを加味して決められた総合評価なので、いろはは最低地点のG階からスタートした。
眼鏡兵器はユーザーにリアルな体験を提供するので、仮想現実内で爆発すれば、脳内で同様のダメージを与えられてしまう。地下一階の防空壕フロアにて、いろはは小芝井 躾(こしばい しつけ)と合流し爆発物にある暗号を解きながら進み、最後の爆発物はシェルターと読み解き、大爆発を防いでクリア。その他のエリアも小芝居や絣 縁沙(かすり えんさ)らと力を合わせて解読、クリアしていくいろはだったが、地下250階の法廷フロアでは被告人となっての裁判が行われる。「己の暗業と向き合うフロア」となっており、いろはの過去が明らかになっていく。
野盗に囚われた過去を尋問され、極刑の求刑をされたいろはだったが絣一言で事体は一転する。被告人が有罪とされるなら私は一緒に死ぬ、ひとりじゃ死なせないしひとりじゃ生きさせないと言ったのだった。AI法廷は証拠や書類では崩すことができない。無期限の執行猶予、身元引受人は被告人と生涯添い遂げるようにとの判決に、いろはは絣を抱き寄せ、愛してる、縁ちゃんと一緒でよかったと告げた。

地下フロア499階まで全員が到着、ここから最終階の地下500階に進むことができるのはたったの2名のみだ。
2名を選出するための暗号バトル「円卓電卓フラッシュ暗算」が始まった。円卓を組んで順に3桁までの自然数を言い、16番目のプレイヤーがそこまでの合計値を答えるゲームである。ただし、暗号兵にとって暗記など常識の範囲なので、ゲーム中は全員踊りながらする、ということだ。

一部始終をモニターで監視している凍が、世界中の戦争が全部こんな風に決着すれば良いのになとポツリ呟いた。

最終的に残ったいろはと東洲斎が地下500階へと進む。最終暗号ゲームはお互いの紹介状を書き合うというもので先に描き終わったのは東洲斎。解答は模範であったが、いろはは解答をさらに暗号化していた。どうして解答を暗号化しようと思ったのかと東洲斎が尋ねると、友達の内心を書くということはぼかさなければならない、といろはは答えた。東洲斎は、真実を守るために暗号を使ったいろはに勝利を譲り、認める。こうして暗号学園メタバースの探索は終了。戦災暗号資産500億M発掘者は、暗号皇帝のいろはに決定した。

『暗号学園のいろは』の登場人物・キャラクター

主人公

いろは坂いろは(いろはざか いろは)

いろは坂いろは

本作の主人公。1年A組唯一の男子生徒。一人称は「ボク」。暗号学園に入学した理由は学費がなく、他に行くところもなく入学試験もなかったから。’いろはのい’が口癖。洞ケ峠から貰ったスマートグラスを付けると解凍編(アイシーコールドリーディング)が発動し、暗号文が光って見えヒントを与えてくれる。頭がきれる訳ではないが、視覚にさえ匹敵する正解に対する嗅覚を持ち合わせている。人の表情を読み取ることが得意。中学生時代はチア部だったのでダンスは得意である。昔、海外で野党に監禁されていたときに爆発物取扱免許を取得。メタバースに潜入した際、地下一階の防空壕フロアで役に立った。監獄に助けに来た夜鳴鶯アンヴィシャスを命の恩人と慕っている。

いろはの周囲の登場人物

洞ヶ峠凍(ほらがとうげ こごえ)

洞ヶ峠凍

存在しないはずの1年M組の生徒。一人称は「俺」。眼鏡で白衣の女の子で左脚に義足を付けている。あらゆる眼鏡兵器を開発して学園の生徒にばら撒いており、いろはにもファッショングラスと謳って眼鏡型の戦争兵器(いろははスマートグラスと呼んでいる)を渡した。暗号学園に入学した理由は「暴力をふるわなくてもヒーローになれるから、戦うことなく戦争に勝つことが夢。」と言っていたが、本質は暗号学園に眠る500億Mの暗号資産の発掘が目的。金があれば世界で起きている戦争の半分は停めることができるという。正体は世界の戦争をコントロールする戦争屋で、有益な戦争は残して無害な戦争は排除することを目標に掲げている。口癖は「大きな声じゃ言えないがね。」。蹴襲図(キックアタックプランニング)の元技術顧問で濃姫にヘッドハンティングされて暗号学園に来た。天才だが暗号を解くことは得意ではない。

東洲斎亭楽(とうしゅうさい きょら)

東洲斎亭楽

1年A組の10番。5月1日生まれ。美人で黒髪のロングヘアーのクラスメイト。いろはの後ろの席に座っており、成績優秀。核兵器以外の全兵器を造る兵器メーカー「蹴襲図(キックアタックプランニング)」の跡取り。幼稚園の頃、濃姫との暗号バトルに敗北し、課せられた罰ゲームを今でも守っている。

徐綿菓子(おもむろ ゆかこ)

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