傷物語の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
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『傷物語』とは、西尾維新による「化物語」のシリーズ作品の一つ。
主人公「阿良々木暦」の前日譚であり、怪異と呼ばれる怪奇現象に暦が関わることとなった、一番最初のきっかけとなる事件である。
ある日、遭遇した吸血鬼に血を吸われ、暦は吸血鬼となってしまう。そんな中、自分達を退治しにやってくる怪異の専門家たちと戦っていく、暦の春休みを描いたストーリー。
深く重い内容となっており、数々の名言も輩出されている。
『傷物語』の概要
傷物語は、西尾維新による小説「化物語」のシリーズの一つで、「化物語」の前日譚となる作品である。
「化物語」で「忍野忍」として登場する吸血鬼・「キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード(本名)」との暦の出会いを描いたものであり、三部作にわたるアニメ映画が上映された。
暦が高校三年生になる直前の春休み、暦は満身創痍の吸血鬼・キスショットと出会う。死にかけの彼女に懇願され血を与えてしまった暦は、自分も吸血鬼の体となり、キスショットの眷属になってしまった。そうして、キスショットが死にかけた原因である三人、怪異の中でも吸血鬼を専門とする三人のハンター、ドラマツルギー、エピソード、ギロチンカッターとの戦いに巻き込まれていく。
キスショットの四肢は三人に奪われており、力を失っているキスショットは幼女の姿となっている。三人の吸血鬼ハンターから四肢を取り戻すべく、暦たちが戦いに挑もうとするところに、助力を申し出たのが忍野メメという怪異の専門家だった。
交渉人を名乗る忍野によって、ハンターたちと暦たち吸血鬼の戦いが整備され、一対一の決闘となる。暦は三人とそれぞれ戦っていき、キスショットの四肢を取り戻していく。
そんな、吸血鬼の戦いを描いた物語である。ストーリーの中で、数多くの名言も輩出されている。
『傷物語』の名言・名セリフ
友達を作ると、人間強度が下がるから。
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春休み、偶然出会ったクラスメイトの羽川との日常会話の流れで、「友達を作らない言い訳」をしたもの。
友達を作ると、友達を想えば想うほど、その友達が自分の弱点となってしまう。友達がいなければ自分のことだけ考えていればいいので、一人のほうが強い、と主張するものである。
屁理屈であろうと確かに、あながち間違いとは言えない言い分であり、友達がいない事実をここまで信念じみた理論にできるのはさすがである。
ざーんねん。友達、できちゃったね。
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「友達はいらない」と頑なに主張する捻くれた暦に、羽川が放った一言。
これにより、半ば強制的に羽川は暦の友達第一号となった。おせっかいな羽川らしい、優しく強引な一言である。
宇宙人がいるかどうかを先に訊け!
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初対面である羽川の情報を知っていた暦は、その理由として「宇宙人の友達に聞いた」と言う。それに対して「阿良々木くん、友達いるの?」と驚く様子を見せた羽川に、暦が激昂したもの。
宇宙人の存在よりも暦の友達の存在が謎めいていると言われているのだから、これ以上なく真っ当なツッコミである。
次の人生じゃ、絶対にうまくやる。要領のいい、人間関係をうまくかわせて、細かいことでいちいち罪悪感を抱かない、悩むことなく無作為に行動できる、我を通すことに何の疑問も抱かないような、嫌なことは全部他人のせいにできる、そんな人間に生まれ変わってやる――だから! 僕がお前を助けてやる――僕の血を吸え!
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エロ本を買った帰り道に、暦は四肢をもがれ死にかけている吸血鬼・キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードと遭遇する。
暦は泣いて逃げ出したものの、明らかに自分なんかより上等な種族だと一目見て感じ取れるような、高貴な存在感を放つ吸血鬼がみっともなく命乞いをしている姿を見て、思わず自分の首を差し出し、上記のセリフを口にした。
血を吸われたらおそらく自分は死ぬであろうことを感じていながらも、自分の中の葛藤を押さえつけながら、友達もいないような自分より、目の前の吸血鬼を助けるべきだと判断する。暦の人助け精神が極端に表れたシーンである。
正義の定義は人それぞれさ。他人を簡単に否定しちゃあいけないよ。
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キスショットに血を吸われることで眷属となり、吸血鬼の体になってしまった暦は、吸血鬼ハンター達から狙われる。そんな暦に、協力者として近付いてきた怪異の専門家、忍野が投げかけたセリフ。
例え相手がどれほど卑劣な手段を使おうと、暦にとってどれほど悪に見えようと、事実だけ見れば「吸血鬼ハンターが吸血鬼という危険な怪異を除去する」という真っ当な状況であり、彼らにとっても多かれ少なかれ抱えている正義に従って動いているだけにすぎない。
正義なんてものは見方によっていくらでも反転するものであり、我々の過ごす現実の社会においても無視できない、考えさせられる名言である。
何かいいことでもあったのかい。
チャラついた忍野が軽い口調でよく口にする、代名詞的なセリフの一つである。
「化物語」においてもよく発されていた忍野の口癖であり、本当にいいことがあったと思っているわけではなく、感情的になっている相手等に対するからかいの意味合いがある。
僕と友達になってください。
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三人のハンターに狙われる暦とキスショットに、忍野は助力を申し出た。とはいえ忍野もまた怪異を退治する側の人間であるため、味方というわけではなく、「ハンターと吸血鬼の戦場を整える」という立場になる。
結果、三人のハンターとそれぞれ一対一で決闘するという形になった。
その最初の一人であるドラマツルギーとの対決を無事勝利に終えた暦だったが、その一部始終を羽川に目撃されてしまう。何も知らぬ羽川はその非日常な光景に混乱し暦を問い詰めるが、暦は「羽川を巻き込むわけにはいかない」という想いから、突き放すような言葉を浴びせ、縁を切ろうとさえした。
しかし、それでもなお羽川は暦から離れようとはしなかった。そんな羽川についに暦も折れ、心の底から羽川を敬うとともに、こみ上げる想いを抑えきれずに上記のセリフを発したのだった。正真正銘、二人が友達になった瞬間である。
後遺症の残らねーように殺してやるよ。
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西尾維新の「傷物語」劇場アニメ特集 / 第1部〈I 鉄血篇〉
2016年1月8日より劇場公開が開始された「傷物語」。皆さんはもうご覧になりましたか?既にあちらこちらで「クオリティが半端ない!!」という声が上がっていたので、映画を見た人の感想などを含め、傷物語の内容や来場者特典の情報をまとめていきたいと思います。
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
【西尾維新/物語シリーズ】 キャラクター画像集
化物語シリーズのヒロイン中心に、高画質な物をまとめました。縦長なので壁紙には向かないかもしれませんが、その点ご了承ください(´・ω・`) 【※随時追加予定です。】
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【普通の猫から機械まで】気になった猫キャラを集めてみた
犬派か猫派か?結局それぞれの良さがあってどっちも可愛いんだから、決着つけなくてもいいと思います。 今回は「どっちかというと猫だよね」と判断されるアニメ・漫画に登場する猫キャラ5人について調べてみました。
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
化物語の人気の一つ。ヒロインたちのオープニングムービーまとめ
化物語は、怪奇を扱ったストーリーと多くの伏線など、見どころたっぷりの超人気アニメ。だけど、その人気を支える要素のひとつに、登場ヒロインたちのオープニングソングが挙げられます。彼女たちの魅力がたっぷり詰まったオープニングムービーを、ぜひご覧ください!
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【小説・ラノベ】化物語から始まる物語シリーズを読む順番まとめ(その2)
現在テレビアニメ放送中の終物語。その続きが気になってどうしようもないと、つい原作の方に手を出してしまうものです。今回は、そんな気になる物語の行方も含めて現在までに刊行されているシリーズ本をあらすじと共にご紹介していきます。
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
10月に「終物語」が!その前に、物語シリーズについて
10月に「終物語」が放送されますね。 ということで物語シリーズについて紹介させていただきます。
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【アニメ】物語シリーズの主題歌をまとめたCD『歌物語』が発売決定!!
西尾維新原作、アニメシャフト制作の「物語シリーズ」の主題歌をまとめたCDが発売される…だと…? という事で今回は歌物語の発売情報を交えながら、筆者の偏見で気になったOP・EDにもスポットライトを当てていきます。
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
西尾維新さんのおすすめ作品
最近アニメにドラマにとよくお名前を拝見する西尾維新さん。 個人的な彼の作品のおすすめを紹介したいと思います。
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
物語シリーズの登場人物・キャラクターまとめ
ここではアニメシリーズが大ヒットとなった、西尾維新原作の『物語シリーズ』の登場人物・キャラクターを紹介する。画像と合わせて登場作品、プロフィール・人物像もまとめている。主人公の阿良々木暦、メインヒロインの戦場ヶ原ひたぎやサイドキャラクターも掲載している。
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目次 - Contents
- 『傷物語』の概要
- 『傷物語』の名言・名セリフ
- 友達を作ると、人間強度が下がるから。
- ざーんねん。友達、できちゃったね。
- 宇宙人がいるかどうかを先に訊け!
- 次の人生じゃ、絶対にうまくやる。要領のいい、人間関係をうまくかわせて、細かいことでいちいち罪悪感を抱かない、悩むことなく無作為に行動できる、我を通すことに何の疑問も抱かないような、嫌なことは全部他人のせいにできる、そんな人間に生まれ変わってやる――だから! 僕がお前を助けてやる――僕の血を吸え!
- 正義の定義は人それぞれさ。他人を簡単に否定しちゃあいけないよ。
- 何かいいことでもあったのかい。
- 僕と友達になってください。
- 後遺症の残らねーように殺してやるよ。
- お前をないがしろにしてまで人間に戻ろうとは思わないんだよ。
- パンツは返さないけれど、その代わり恩は絶対に返す。羽川にとって必要な時にたとえ何もできなくたって、僕は絶対にそこにいる。恩返しをすることが、今日から僕の生き甲斐だ。
- 相手のために死ねないのなら、私はその人を友達とは呼ばない。
- なんじゃ。うぬ、眼鏡で三つ編みのあの携帯食……持って来んかったのか?
- 自分の問題だろ。
- みんなが不幸になる方法ならある。
- 一度とは言わない――――従僕らしく、何度でも頭を下げよう。だから格好良く死のうとなんてせず――――無様に生きてくれ。死に場所じゃなくて、生きる場所を探してくれ。
- ごめんな、キスショット。僕はお前を、助けない。
- お前が明日死ぬのなら僕の命は明日まででいい――――お前が今日を生きてくれるなら、僕もまた今日を生きていこう。