ダークナイト(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ダークナイト』とは2008年に公開された、アメリカ・イギリス共作の実写アクション映画。監督はクリストファー・ノーラン。主演をクリスチャン・ベール、ヴィランをヒース・レジャーが演じた。バットマンとして世の犯罪者と戦ってきたブルース・ウェインが、新たに現れた敵・ジョーカーに翻弄されながら、ゴッサム・シティに必要なヒーローとは何かを模索する姿を描いた作品。

腕に装着された特殊装甲。
6枚の刃を収納しており、刃は手裏剣のように射出することができる。

バッドポット

バットマンの乗る装甲車「タンブラー」から変形・分離する、バイク型脱出ユニット。
タイヤにエンジンを搭載しており、車軸ごと回転して真横へスライドしたり、壁を利用して一瞬で180度向きを変えたりと、通常のバイクには不可能な機動を行える。
前輪部分には80mmブラスト砲、マシンガン、ワイヤー付きロケットアンカーなどが搭載されている。
なお、バットポッドが分離した「タンブラー」は、機密保持のため自爆する。

『ダークナイト』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

ジョーカー「お前も知っての通り狂気は重力のようなもの。人は一押しで落ちていく」

ジョーカーの企てによってレイチェルは死亡、デントも顔の半分に重度の火傷を負う。最愛の女性を失くしたデントは、ゴッサムシティの希望の光から、復讐にかられる男に変貌していく。そしてトゥーフェイスとなり、人を殺害してしまう。ジョーカーの「お前も知っての通り狂気は重力のようなもの。人は一押しで落ちていく」はどんな高潔な人物でも、簡単に狂気に飲まれてしまうことを示している。

ジェームズ・ゴードン「彼はヒーローじゃない。沈黙の守護者。我々を見守る監視者。暗黒の騎士(ダークナイト)だ」

トゥーフェイスへと堕ちてしまったデントが犯した罪を全てかぶり、追われる身となったバットマン。しかしその真意は、高潔なデントを汚さず「正義の象徴」として人々の記憶に残すためであった。
ジェームスのセリフ「彼はヒーローじゃない。沈黙の守護者。我々を見守る監視者。暗黒の騎士(ダークナイト)だ」で本作は幕を閉じる。しかし、バットマンの行動に共鳴し、行動を共にしてきたジェームスの言葉だからこそ、作品が終わっても心に響くものがある。

『ダークナイト』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

映画のヒットに貢献したヒース・レジャーの怪演

『ダークナイト』でジョーカーを演じたヒース・レジャーは、映画の世界的ヒットに最も貢献した人物と言っても過言ではない。
主役であるバットマンを超えるほどの強烈な印象を残した彼のジョーカーは、世界中で絶賛され、数々の賞を受賞した。
ヒースはジョーカーを演じるにあたり、一カ月以上もの間ロンドンのホテルに一人きりで閉じ篭もり、独特な声や笑い方を徹底的に作り上げたという。ヒースはジョーカーを完全に自分の物にしていた。ジョーカーがデントの前でレイチェルの名前を言い間違えるシーンや、捕らえられた警察署でゴードンに拍手を送るシーンなどは、彼のアドリブである。
重い雰囲気をまるでジョークとでも思っているかのように飄々と生きる姿は、まさにジョーカーそのものである。他にも病院を爆破するシーンで、起爆ボタンを連打するのもアドリブである。
また、ジョーカーの白塗りメイクはヒース自身が塗ったものであり、メイクスタッフの仕事は、彼のメイクを再現することであった。

彼はジョーカーのモデルとして、ドラマ『怪鳥人間バットマン』(1966~1968年)でジョーカーを演じたシーザー・ロメロの喋り方を意識している。また性格は、『時計じかけのオレンジ』(1971年)で無軌道な暴力行為に明け暮れる主人公アレックス(アレキサンダー・デ・ラージ)を参考にした。ヒースはホテルにいる間、役作りのために日記を綴っており、彼の父親がその日記の内容を語るドキュメンタリー番組『Heath Ledger:Too Yung, Too Die』が2012年に公開された。

監督のクリストファー・ノーランは、前作『バットマン ビギンズ』の制作段階で既にヒースに注目していた。バットマン役のオファーをしてヒースに断られたという噂もある。
その後『ダークナイト』でジョーカー役のオーディションをするも、過去にジョーカーを演じたジャック・ニコルソンを超える俳優が見つからなかった。そんな時にヒースと再会した監督は、ジョーカー役は彼しかいないと確信したという。

監督業にも興味があったヒース・レジャー

ヒースは監督業にも興味があり、過去に数本のミュージックビデオを監督している。
『ダークナイト』の中で、ジョーカーがハンディカメラで撮影した映像が流れるが、この映像は実際にヒースがカメラを回し、しかも監督まで務めている。
スタッフが準備したのは照明とマイクだけで、撮影は全てヒースに任せたそうだ。
その結果、監督も大満足の「ジョーカーが撮影した映像」が出来上がってきたという。

ファンを驚かせたヒース・レジャーの急死

ヒースは2008年1月22日、マンハッタンの自宅アパートで遺体で発見された。まだ28歳という若さである。
彼は『ダークナイト』の撮影中に受けたインタビューで「とても疲れているのに2時間程しか眠れない」と明かしており、睡眠薬を服用していたという。
さらに当時はインフルエンザにもかかっており、薬の併用摂取をしたことによる急性薬物中毒が死因であるとされている。
ヒースは『ダークナイト』の完成を待たずしてこの世を去り、同作はクランクアップした作品としてはヒースの遺作となった。

彼は『ダークナイト』の演技でアカデミー助演男優賞を受賞しており、授賞式には彼の家族が出席した。
死後にオスカーを受賞した俳優は史上2人目である。

演者を苦しめるジョーカーの重圧

過去にジョーカーを演じたジャック・ニコルソン。

過去にジョーカーを演じたジャック・ニコルソンは、ヒースの死に際し、「彼に警告したのに」とコメントしたという。
警告の内容はおそらく「狂人を演じることで精神的に追い込まれるだろう」というものか、もしくは「ジャック・ニコルソンという名優と比較される」というものだと思われる。
事実、ヒースの死がジョーカーを演じた直後だったため、その重圧と死因は何らかの関係があるのではと推測する者は多い。ジョーカーの呪いだという声さえある。
『スーサイド・スクワッド』でジョーカーを演じたジャレッド・レトも、ヒース同様、「ジョーカーを演じるのは楽しい反面とても大きな苦痛を伴う」と語っている。

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