シマウマ（漫画）のネタバレ解説・考察まとめ

かつてドラと美人局をしていた半グレの男。ドラと共にアカに回収された際には、全身串だらけにされてしまった。その後は回収屋の後始末となり大人しく仕事をしているが、内心はアカたち筆頭に対する復讐に燃えている。

彩（あや／演：高橋メアリージュン）

ドラの元彼女。21歳の元キャバクラ嬢としてサトシの紹介で出会い、ドラたちの美人局グループとして活動していた。しかしその被害者であるヤクザと組み、ドラたちの稼いだ金を奪おうと画策。さらに回収屋にドラを売った。
その後はツバキという源氏名でキャバクラのチーフと組み、店の売り上げを横領しようとして回収を受ける。その時はドラの恩情により一度は助けられそうになったが、シマウマに歯を全部麻酔なしで抜かれた上に醜い姿に整形された。

刑事（けいじ）

悪徳刑事。ドラはゴキブリ呼ばわりしている。シマウマ率いる回収屋とレムが率いる掃除屋を天秤にかけ、情報を提供する。シマウマの手駒ではあるが、レムの背後にいる高城の息もかかっている。

ZEBRAのマスター

「ZEBRA」というスナックのマスターをしている男性。外見は中年女性でオネエ言葉で話す。シマウマと高城が出会う1年前にチンピラに絡まれているところをシマウマに助けられ、そのころからのつきあいとなっている。

高城（たかしろ）

元祖回収屋の男で元警察官。1986年、新宿で復讐代行業をしていたシマウマに声をかけ、シマウマという名前を与えて回収屋の道に引きずり込んだ。

『シマウマ』の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話

残酷な回収の仕事が見どころ

本作は、残酷で容赦がない回収屋の仕事が見どころの一つである。以下に作中に登場した回収の仕事を紹介する。

芸能事務所のマネージャーの回収

芸能事務所に所属している人気アイドル・桜田キョウヤ（さくらだきょうや）が、別事務所のライバルの逆恨みに合い、顔に一生残る傷を負わされた。アイドル生命を絶たれてしまったキョウヤと同じ思いをさせてやってほしいと頼むマネージャー。その仕事を受けたドラは、なんとそのライバルのアイドルの顔と全身に、いきなり刺青を彫ってしまう。これによりライバルもアイドル生命を絶たれて、回収は完了した。

自分を裏切った仲間を回収

回収屋としての仕事を続けるドラの前に、彼の仲間だった女、彩（あや）が現れた。そしてシマウマは、次の回収対象が彩であることを告げる。彩の仲間の男の全身を切り刻み、鼻に異物を刺すが、男は何も喋らない。ドラはさらに拷問を続け、彩の居場所を吐かせると、彼女の元へ向かう。彩を発見し、あと一歩というところまでいくものの、過去の思い出がフラッシュバックし、逃げられてしまう。アカはドラに対し、回収するのはドラの役目だと言うが、ドラはそれを拒否する。シマウマに全てを話し、「今回の回収はしない」と言おうとするが、シマウマはドラを殴って一発で気絶させた。気が付いたドラが目にしたのは、大量の歯と、彩の手術後の顔だという写真だった。

『シマウマ』の主題歌・挿入歌

主題歌：珠麟-しゅりん-「回収屋の姦-コドクノヒト-」

作詞・作曲・編曲・Mix：珠麟

映画『シマウマ』のために書き下ろした楽曲となっている。