シマウマ(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『シマウマ』とは、『ヤングキング』2011年第9号より連載を開始した小幡文生による漫画作品。依頼者の恨み・憎しみを肩代わりして、相手をとことん痛めつける回収屋として生きる元半グレの「ドラ」こと倉神竜夫の生き様を描いたピカレスクロマンである。人間の闇を描いたダークな世界観や過激なバイオレンス描写が人気となった。2016年には竜星が主演を、加藤雅也や須賀健太、日南響子が脇を固め、実写映画化された。

晃児の妻。臓器移植が必要な難病を患う一人息子がいたが、早苗が目を離したときに容態が急変し、緊急手術の甲斐なく死亡。さらにストーカー吉田の依頼で近づいてきた回収屋のドラにより、ドラッグ漬けにされ、吉田に乱暴されてしまう。その後、マンションから飛び降りて自殺。

吉田(よしだ/演:脇知弘)

醜く太ったストーカーの男。医大生。網川早苗に横恋慕し、夫と別れるように回収屋に依頼した。
その後、ドラの力になりたいと回収屋になる。まだ医大生だが手術の腕前は名医クラスで、治療や美容整形手術などで腕を振るった。

沢田 千明(さわだ ちあき)

元々は太って醜い姿だったが、自分をバカにしたカップルがキイヌによって回収されるのを目撃し、美容整形やダイエットによって見違えた容姿になった女性。キイヌそのものになりたいと思うようになり、キイヌを殺害して成り代わろうとする。しかしキイヌになるために受けた美容整形手術で感染症になり、顔面が崩壊した。

レム

ホストクラブキャスバルのナンバーワンホスト。掃除屋のリーダーで、回収屋を潰そうとさまざまな手段を仕掛けてきた。モットーは「この世に善と悪なんかない。あるのは悪の大小だけ」。
キイヌに執着し、配下のフォーとトリンを使ってキイヌを拉致したが、網川と決裂。網川と戦っている最中にフォーに刺されて死亡した。

フォー

レムの配下である朝鮮系の若い男性。小型ナイフを首に刺す刺殺を得意としている。腎臓移植が必要な姉のために殺しの仕事をしており、レムのおかげで姉が助かったことから、レムに心酔していた。
レムが自身の痕跡を消すために他のホストを皆殺しにしようとしたときは、実行犯となった。しかしレムが高城と名乗る男の手のひらで踊らされていることを知り、レムがこれ以上侮辱されるのを見たくないという理由で彼を刺殺した。

トリン

レムの配下で掃除屋のメンバーの男。当初は三屋という名前で別の臓器移植屋のもとで働いていた。フォーと共にキイヌを拉致し、ドラッグ漬けにした。

細村 正勝(ほそむら まさかつ)

零細デリバリーヘルス経営者の男。元刑事。デリヘル嬢で唯一残っていたナオとは刑事時代からのつきあいだった。次々に辞めていったデリヘル嬢がレムと関わりがあるということを聞きつけたドラに回収を依頼する。フォーに刺殺された。

ナオ

細村が経営するデリバリーヘルスのデリヘル嬢。本名は奈緒子。気が強く、本番行為をしようとした客を半殺しにするなど手も早い。
フォーがホストを殺しているところを目撃してしまい、殺された上に臓器も抜き取られてしまった。

ミカミ

新人の回収屋。借金返済のために日雇いの仕事をしていたところ、それがヤクザの死体処理用の穴掘りだったうえに口封じで殺されそうになる。しかし巡り巡ってシマウマに拾われ、回収屋となった。
仕事にも慣れてきたところで、恋人のみづきをアールとエルに殺されてしまう。その後、サトシの口車に乗り、高城のグループに寝返った。

ジョディ

シマウマが仕切る回収屋のメンバーの男。巨根のオカマで、回収のターゲットとなった男性を掘って身も心もボロボロにするのが主な役目。

ドテ

シマウマが仕切る回収屋のメンバーの男。握力が130kgもあり、相手の喉を捻れば簡単に殺害することができる。興奮すると制御が効かなくなる。
アカのパートナーとして仕事をしていたが、レムが率いる掃除屋に寝返った。ドラを襲ったところを返り討ちにされ、アカに舌を切り取られた。

アール、エル

回収屋の外注スタッフである双子の姉妹。武器は刃物を仕込んだ靴で、キックによってターゲットを切り刻む。二人とも黒髪にセーラー服姿の清楚な少女に見えるが、根っからの殺人狂にして色情狂。付き合ってきた男が離れようとすると殺害し、陰茎をコレクションにしている。
「高城」を名乗るフォーにより、アールが頸動脈を切られて死亡した。

サトシ

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