Fateシリーズ(Fate/stay night)のネタバレ解説・考察まとめ

2004年にTYPE-MOONから発売されたテレビゲームおよびそれらを原作としたアニメ、小説、漫画作品。あらゆる願いを叶える万能の杯「聖杯」に選ばれた7人の魔術師と対になる7人の英霊たちが、己の願いを叶えるべく、最後の1組となるまで殺し合う「聖杯戦争」。聖杯戦争に巻き込まれた少年・衛宮士郎は、偶然にも召喚した英霊の少女・セイバーと共に、苦難の道を歩み始める。

『Fateシリーズ』の用語解説

「聖杯」

あらゆる願いを叶えるという器。

本来はユートピアにあるとされる万能の釜を模した魔術礼装で、聖杯という名は借り物にすぎない。
魔術協会にとっては優れた魔術品、聖堂教会にとってはその正体が何であろうと「聖杯」と名が付く以上監視しなければならない対象となっている。
教会や協会にとって、冬木で観測されたのは「第七百二十六号聖杯」である。

小聖杯

表向きの聖杯。外来の魔術師達とサーヴァントはこの聖杯を求めて戦う、いわば聖杯戦争の賞品。
「ラインの黄金」に携わったというアインツベルンにより鋳造された器に、おおよそあらゆる願いを叶えられるほどの魔力が満ち溢れたモノ。
その魔力とは、脱落したサーヴァントの魂である。聖杯戦争においてサーヴァントが脱落していく過程こそが聖杯降霊の儀式であり、戦いが佳境に入ると形を持ち始める。
ほか6組の参戦者を排除して降霊した聖杯こそが「願望機」としての完成品であり、優勝賞品となる。

必要なのは「7騎」分の魂。「願望機」としての機能であれば6騎で事足りるが、真に根源に至ろうとするならば、最後の勝者は令呪をもって自身のサーヴァントを自害させねばならない。

大聖杯

円蔵山がその内部に擁する大空洞「龍洞」に敷設された魔法陣で、冬木の土地を聖杯降霊に適した霊地に整えていく機能を持つ。
冬木の霊脈を涸らさないように60年という時間を掛けてマナを吸い上げ、7騎のサーヴァントを召喚するのに充分な魔力を蓄える。聖杯降霊の時期が近づくと「聖杯の意思」によってマスターに相応しい人物に令呪を授け、聖杯戦争という儀式を開始する。

また、7騎のサーヴァントが一勢力に統一されてしまった場合を想定し、7騎のサーヴァントに対抗するために追加で7騎のサーヴァントを召喚する予備システムが組み込まれている。だがこのシステムはあくまで緊急の措置であり、冬木で発動した場合は霊脈そのものが枯渇する可能性もある。

大聖杯は200年前に始まりの御三家(アインツベルン・マキリ・遠坂)により敷設された。その術式は冬の聖女ユスティーツァ・リズライヒ・フォン・アインツベルンの魔術回路を拡張・増幅したもの。
小聖杯が破壊されようとも大聖杯さえ無事ならば、器が用意される限り何度でも聖杯降霊儀式は執り行える。
だが、Fate・UBWシナリオにおいては切嗣が第四次の後に用意した霊脈の瘤による局地的大地震により、HFシナリオにおいては宝石剣ゼルレッチで大暴れした凛により、龍洞が崩落、大聖杯は破壊される。これにより聖杯戦争は第五次で最後となり、今後開かれることはなくなった。
第五次の10年後、遠坂の当主とロード・エルメロイII世により完全に解体される。

「聖杯戦争」

聖杯戦争――それは数十年に一度行われる、万能の杯「聖杯」をめぐる戦い。聖杯はあらゆる願いを叶える器だという。
参加者は聖杯に選ばれた7人の魔術師と、彼らが召喚した7体のサーヴァント。
魔術師とサーヴァントは主従契約を結んだ一対となり、聖杯戦争の参加者達と命を賭けた戦いを繰り広げる。

「サーヴァント」

聖杯戦争の勝敗の要は、サーヴァントの戦力といっても過言ではない。
魔術師が召喚したサーヴァントは、別名「英霊」とも呼ばれる存在。
その正体は歴史・神話に名を残す英雄や神の霊である。
英霊を英霊たらしめるものは信仰、つまり人々の想念であるが故に、その真偽は関係なく、確かな知名度と信仰心さえ集まっていれば物語の中の人物であろうがかまわない。
本来ならば、位が高すぎて人間が使役するには不可能な存在であるため、聖杯の力という補助を得て、初めてマスターとなることが出来る。また、英霊の側にも聖杯に用があり、それによって召喚に応じる。
サーヴァントは基本的には死亡時ではなく全盛期の姿で召喚されるが、技術や記憶などは全盛期当時だけではなく死亡時のモノも持つ。そのため若い全盛期の身体能力と、年老いた晩年までひたすら鍛え上げられた技術を併せ持つサーヴァントとなる事もありえる。また、死亡時の記憶を持つが性格まで晩年と全く同じになるとは限らず、全盛期の人間性と晩年の記憶を持ったサーヴァントとなることもある。複数のクラスに該当する英霊の場合、クラスによって顕現するサーヴァントの肉体年齢が違うということもある。

騎士・セイバー、弓兵・アーチャー、槍兵・ランサー、騎乗兵・ライダー、魔術師・キャスター、暗殺者・アサシン、狂戦士・バーサーカー。
彼らは生前の戦闘スタイルに応じて、いずれかの7クラスに振り分けられ、召喚される。
なお、召喚には「触媒」が必要であり(召喚自体そのものが触媒になる場合もあることから「縁が皆無だと召喚不可能」というのが正確)、ある種の霊体として召喚されたサーヴァントはマスターからの魔力提供によって実体化することも出来る。

セイバー

剣士の英霊。

「三騎士」の一角で、バランスが取れた能力から「最優」と称される。
魔力を除いた能力値が水準以上の英霊でないと該当しない。
クラス特性として、最高の「対魔力」とある程度の「騎乗」を保有する。

アーチャー

弓兵の英霊。

「三騎士」の一角で、高い単独行動スキルと射撃能力を持つ。
射撃に関連する能力を持っている英霊が該当条件。
基本能力こそ低いが、その分を強力な宝具やスキルで補っていることが多い。
クラス特性として、「対魔力」と「単独行動」を保有する。

ランサー

槍兵の英霊。

「三騎士」の一角で最高の敏捷性と高い白兵戦能力を持つ。
各能力値がある程度の水準以上の英霊でないと該当しない。
クラス特性として、「対魔力」を保有する。

ライダー

騎兵の英霊。

高い機動力と強力な宝具を数多く所有する傾向がある。
条件は「なんらかに騎乗した逸話を持つ」というものであり、最も適性の幅が広いクラスといえる。
クラス特性として、「騎乗」と「対魔力」を保有する。

キャスター

魔術師の英霊。

ランクA以上の魔術を持つ英霊が該当する。
聖杯戦争においては、三騎士のサーヴァントが基本的に高い対魔力を持つため、魔術を主体とするキャスターは不利を強いられがちである。
陣地作成で有利なフィールドを築き上げたり、召喚した魔獣や自ら生み出した創造物に戦闘を代行させるたりすることで互角以上に戦うことが出来る。
クラス特性として、「陣地作成」と「道具作成」を保有する。

バーサーカー

狂戦士の英霊。

基本能力を問わず、ただ狂う事で破壊にのみ特化しているクラスであり、伝承において狂気を得たエピソードのある英霊が該当するとされている。
クラス特性として、「狂化」を保有する。

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