【進撃の巨人】エレン「百合豚?腐女子?なにそれ」【厳選名作SS】
進撃の巨人の厳選名作SSを掲載しています。百合カップルにはしゃぐ男性陣とBL目線で同期を見る女性陣。お互いに勝手な妄想を繰り広げ、訓練兵団はカオスな状況に…。そして事態は予想外の方向へ進んでいきます。
121 :以下、名無しが深夜にお送りします :2013/05/22(水) 16:42:37 ID:QSkb9p5A
そうして時は流れ、104期が訓練兵団を卒業する日がやってきた
教官「皆、長い訓練期間をよくぞ耐え忍んだな。卒業してからも各々の兵団で活躍することを期待している」
「「「ハッ!!」」」
教官「最後に成績上位10名を発表することが例年の決まりだが……」
教官「今年に限り、同人誌売上トップ10の者を発表することにしよう…」
エレン「!?」
教官「何か……文句でも、あるのか?イェーガー……」サワサワ
エレン「しいて言うならケツ触るのやめてください」
教官「フン…では発表するぞ」
122 :以下、名無しが深夜にお送りします :2013/05/22(水) 17:02:36 ID:QSkb9p5A
教官「第一位 ミカサ・アッカーマン
さすがだな。自分×エレン含むエレン受けの守備範囲の圧倒的な広さには感服する」
教官「その調子でこれからも励むように」
ミカサ「ハッ」
教官「第二位 アルミン・アルレルト
クリスタ受けを中心にした百合のスペシャリストだな。貴様の頭脳と観察力を生かした結果だ。誇れ」
アルミン「ハッ!」
教官「第三位 ライナー・ブラウン
貴様の屈強な肉体からは想像できないほどロマンティックな百合を作り出してきたな。あの革命からは腐男子としての才能も開花させたようだ」
教官「貴様の本をもう読めないことは惜しい」
ライナー「ハッ!ありがとうございます」
教官「第四位 アニ・レオンハート
貴様のシリアスな悲恋ものには何度も泣かされたぞ。私の涙腺を刺激できたことを褒めてやる。これからも良質なホモを生み出すのだ」
アニ「…ハッ」
125 :以下、名無しが深夜にお送りします :2013/05/22(水) 17:13:59 ID:QSkb9p5A
教官「第五位 ジャン・キルシュタイン
ひたすらミカミカとミカサ×自分を描き続けた貴様の厚顔無恥さには呆れを取り越して尊敬すらするぞ」
ジャン「…ハッ…(けなされてるのか褒められてるのか)」
教官「第六位 クリスタ・レンズ
貴様の男臭いガチムチホモ仕様の同人誌には目を疑った。読めば読むほど味わい深いスルメ本だな。これからも期待している」
クリスタ「ハッ…!!」
教官「第七位 マルコ・ボット
貴様は入団当時からGLもBLもイケるという稀有な存在であったな。ほのぼのした作風が訓練に疲れた皆の心を癒したようだ」
マルコ「ハッ」
127 :以下、名無しが深夜にお送りします :2013/05/22(水) 17:24:21 ID:QSkb9p5A
教官「第八位 ベルトルト・フーバー
マイナーなカップリングばかり好む傾向にあるようだ。そのせいでこの順位になったと思われるが、しかしクオリティの高さにも私は注目しているぞ」
教官「着眼点がおもしろい。これからも自分らしさを大事にしていけ」
ベルトルト「ハッ…!」グス
教官「第九位 サシャ・ブラウス
貴様の同人誌の奇想天外さには驚いた。特に最近は食べ物×人間や、食べ物×食べ物などニッチな分野に進出しているようだな…」
教官「貴様の食い意地を直すことが私の目標でもあったが、もうよい。そのまま突っ走れ」
サシャ「モグモグ…ハッ!」
教官「第十位 コニー・スプリンガー
誤字脱字が多く正気で読めたもんじゃないが……ラブコメの勢いには定評があるな。むしろ突き抜けたギャグに、ファンが多いのも事実だ」
コニー「ハッ!」
教官「以上だ」
エレン「……」
128 :以下、名無しが深夜にお送りします :2013/05/22(水) 17:43:25 ID:QSkb9p5A
教官「成績10位以内で今呼ばれなかったのはイェーガー、貴様一人だけだ」
エレン「…」
教官「恥を知れ」
エレン「……ハッ…」
教官「後日、配属兵科をうんたらかんたら……」
エレン(…この世界は…おかしい……)
エレン(百合豚と腐女子に支配された世界……なにもしなけりゃ、俺もただの家畜だ……)
エレン(今度は、俺がお前らを食いつくす番だ)
エレン(駆逐してやる。この世から、百合豚と腐女子どもを)
エレン(一匹、残らず!!!!!)
前篇 完
後篇からはネタバレ注意ですよ
139 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/05/22(水) 19:17:34 ID:QSkb9p5A
解散式後 夜
エレン「…おい!!いい加減離せよミカサ!!もういいって!」
ミカサ「熱くなるとすぐ衝動的に行動する……クンカクンカ」
エレン「ギャアアア お前どこの匂い嗅いでんだ!!ちょっ離せ馬鹿!」
ミカサ「はー…お日様と石鹸の香りがする……エレンの服で枕カバーを作りたい…」フンフン
エレン「お前いい加減にしろよ!?」
エレン「はあ……疲れた。さっきジャンが調査兵団にお前を俺が巻きこむだのなんだの喚いてたが、お前配属兵科の希望は?」
ミカサ「エレンがいるから調査兵団に行く」
エレン「お前首席だろ…憲兵団に行けよ」
ミカサ「いや。エレンは私がいないと早死にする…それにエレンの間近でいろいろ絡みを見たいし」
エレン「お前後半が本音だろ…くそ、腐女子め…」
140 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/05/22(水) 19:28:36 ID:QSkb9p5A
アルミン「二人ともー もう教はお開きだって。寮に戻ろう」
エレン「アルミン…お前の配属兵科の希望はどこだ?」
アルミン「……。ぼ、僕は…調査兵団にする」
エレン「!? お前は座学トップだろうが!長所を生かせよ!!」
アルミン「分かってる…僕は体力もないし、調査兵団向きじゃないって。
でも、ひとつやってみたいことがあるんだ」
アルミン「僕は…百合でこの世界を救いたい」
エレン ミカサ「!?」
アルミン「巨人は男形が多く、女形が少ないというのは二人とも知ってるよね?」
ミカサ「座学で習った」
アルミン「そう……それはチャンスではないかと思うんだ…」
アルミン「もしかしたら僕の描いた百合で、人類は勝利できるかもしれない」
142 :以下、名無しが深夜にお送りします :2013/05/22(水) 19:38:18 ID:QSkb9p5A
アルミン「そのためにはまず巨人の間近で彼らのニーズを探らなくてはならないからね…調査兵団にするよ。大丈夫、死んでも足は引っ張らない」
エレン「正気かアルミン…」
アルミン「うん、おおマジだよ」
ハンネス「おっ、お前ら!久しぶりだな、大きくなりやがって」
エレン「ハンネスさん…」バッ
ハンネス「堅苦しいのはお前ら相手だと慣れねぇな。そういやアルミン、お前の新刊読んだぞ、相変わらず素晴らしいな」
アルミン「ありがとうございます!」
ハンネス「…エレン、お前の母ちゃん救えなくて悪かったな…」
エレン「同人誌話題の次に言われても… もういいって、仕方なかったんだから」
ハンネス「イェーガー先生の行方は俺も探してるんだが、まだわかんねぇんだ。エレン、お前思いだせねえか?」
エレン「…ッ!!」ズキン
エレン「うぐ…!あ、頭が…また…!」
143 :以下、名無しが深夜にお送りします :2013/05/22(水) 19:43:24 ID:QSkb9p5A
「…父さん…父さん!一体、なにをしようとしているの…!」
「エレン……腕をだしなさい…!!」
「いやだ!やめてよ! 父さんは母さんが死んでおかしくなったんだ!」
「母さん…か。エレン………お前は…ほんとうに母さんに瓜二つだな…」ハァハァ
「えっ ちょ なんすか」
「エレン…腕を出すのはあとでいいから、ちょっとこっちに…」ハァハァ
「あの ほんとにやめて」
144 :以下、名無しが深夜にお送りします :2013/05/22(水) 19:55:43 ID:QSkb9p5A
「エレン!!」
エレン「!?」
アルミン「大丈夫?あのあと急に倒れたんだ。すごく魘されてた…」
エレン「何の夢を見てたんだっけ……でもとてつもなく悪夢だったから思い出すのはやめとく」
壁の上
エレン「っはぁ!?お前らみんな調査兵団にするって!? な、なに言ってんだよ!」
トーマス「昨日のエレンの演説が効いたんだよ。あ、エレン革命のときの演説じゃなくてね?」
エレン「それはもう忘れてくれよ」
コニー「べっ別に俺はエレンが言ったから調査兵団にするわけじゃないからねっ 勘違いしないでよねっ」
サシャ「あのぅみなさん……ふへへ…」
146 :以下、名無しが深夜にお送りします :2013/05/22(水) 20:19:23 ID:QSkb9p5A
サシャ「上官の食料庫からお肉盗ってきました」ムシャムシャ
「「「……!」」」
サシャ「でも今全部食べちゃいました」ゴクン
「「「……!」」」
サシャ「あとキース教官のベッドの下から秘蔵の同人誌盗ってきました」
「「「……!?」」」
コニー「サシャお前…バカってほんとこええな」
エレン「つか教官ベッドの下って…安直だなぁ」
ミーナ「戻してきなよ…。それコピー機の無かった時代の同人誌だよ?すっごく貴重なんだから…」
148 :以下、名無しが深夜にお送りします :2013/05/22(水) 20:27:00 ID:QSkb9p5A
サシャ「…大丈夫ですよ。土地が奪還できて…私たちがBLとGLを広めれば、ホモも百合も増えますから」
エレン「ウワー」
トーマス「なるほどな。ウォールマリア奪還の前祝いか。読んだからにゃ腹くくるしかないもんな!」
エレン「ウワー」
老け顔の人「……俺もその本読むっ!!」
ミーナ「…私も読むんだから汚さないでよ!!」
コニー「老け顔…ミーナ。お前ら…」
エレン「ウワー」
キース教官「あれぇ……ないな。どこいったんだ……」オロオロ
149 :以下、名無しが深夜にお送りします :2013/05/22(水) 20:34:28 ID:QSkb9p5A
教官が自室で這いつくばってベッドの下をまさぐっている時…
壁の上でエレンが遠い目をしている時…
人類の一瞬の隙をついて、それは彼の背後に現れた
エレン「はぁー まじ百合豚腐女子駆逐……って、あれっ」
超大型巨人「」
エレン「」
ブッシュウウウウウ
エレン「あつっ!!」
「うわあああああああああああああっ」
「な 何が!?」
150 :以下、名無しが深夜にお送りします :2013/05/22(水) 20:43:45 ID:QSkb9p5A
エレン「!老け顔っあぶねえ!」
サシャ「老け顔は私にまかせてください!!」バシュ
コニー「くそ…!まじかよこれ…か、壁が…壊された!」
エレン「巨人…また……あいつか」
エレン「…………よお…五年ぶりだな………!!」
超大型巨人「…」
エレン(……?こころなしか教官の同人誌を見つめてるような…)
エレン(いや気のせいか)
――――――…
151 :以下、名無しが深夜にお送りします :2013/05/22(水) 20:57:55 ID:QSkb9p5A
――――――…
カンカンカンカンカン
落ち着いて避難してくださーい! 荷物は最低限だけもって!
エレン(さっきの超大型巨人、なんでいきなり消えちまったんだ?)
エレン(消えたのは巨人だけじゃねえ、なぜか教官の同人誌もなくなっていた……これは偶然か?)
ミカサ「! エレ」
エレン「! 大丈夫かアルミン」
カチャカチャ カチャカチャ
アルミン「だ、大丈夫d問題ない。でもまzいぞ、現代にょ技術じぇ壁の穴をふさぐktができnいうぉーるろーぜがとっpされるnも時間のもんdいだ」カチャカチャ
エレン「え!?なんて!?」
ミカサ「アルミン…落ち着いて」
アルミン「はぁはぁ…ごめん…」
152 :以下、名無しが深夜にお送りします :2013/05/22(水) 21:14:44 ID:QSkb9p5A
エレン「……アルミン、お前、百合で人類を救うんだろ!?」
アルミン「…!!!!!」
エレン「俺は正直な、百合豚も腐女子も嫌いだ。でも、今のこの状況じゃそんなどうでもいい」
エレン「今日生き残れない奴が、どうやって調査兵団になって百合で巨人に勝つってんだ?」
アルミン「……っ」
ミカサ「……アルミン。あなたの今イチオシのCPを3つ挙げてみて」
アルミン「…サシャアニ……アニ♂クリ……ジャン♀コニ♀…だ!!!」ポロポロ
エレン「相変わらず節操ねーなオイ」
ミカサ「私は、アルミンなら夢を叶えられると思う」
エレン「まあ、俺も…そう思うよ。だから生き残ろう、俺たちみんな!!」
アルミン「……うん!!!」
153 :以下、名無しが深夜にお送りします :2013/05/22(水) 21:32:50 ID:QSkb9p5A
ビュウウウウウウ
エレン「…アルミン。こりゃあいい機会だと思わねえか?初陣で活躍しとけば俺たちはスピード昇格間違いなしだ!」
アルミン「…! ……あぁ…間違いない」
ミーナ「言っとくけど二人とも、今期の調査兵団志願者はいっぱいいるんだからね!!」
トーマス「さっきは遅れをとったが、次はそうはいかねえぜ!」
エレン「ははっ…言ったな!?」
ミーナ「私…私、まだ生のライベル見てないもの!まだ死ねるもんですか!!」
トーマス「…ああ、そうさ、俺だってまだ生のミカサシャ見てねえ!!!そんなんで巨人に食われてたまるか!!」
エレン「……。……ええっと、34班前進!!」
155 :以下、名無しが深夜にお送りします :2013/05/22(水) 21:43:14 ID:QSkb9p5A
ビュンビュン
エレン「巨人がもうこんなに…」
トーマス「まだ殆ど時間がたってないのに、前衛部隊が総崩れじゃないか…」
エレン「…。!!? 奇行種だ!!避けろッッ!!」
ドガァンッ
ミーナ「うくっ……。……ぁ」
エレン「そ、……そんな」
エレンたちの目に飛び込んできたのは、
巨人の口にくわえられたトーマスの上半身だった。
トーマス「…うっ!?……うっ…
うわぁ…くそ………」
トーマス「ぁ……助け……」モゾ
ミーナ「イヤアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」
156 :以下、名無しが深夜にお送りします :2013/05/22(水) 21:51:33 ID:QSkb9p5A
――――――…
ハンナ「フランツ!!!!フランツゥゥ!!!フランツが食べられちゃうよぉぉぉぉ!!!」
「だめ!!今下に降りたらあなたまで…!!」
ハンナ「いやあああああああああ、離してっ フランツがぁ!!!」
フランツ「あ……」
フランツの目の前には3m級の巨人が一匹、にたにた笑いながら佇んでいた
建物に登ろうにもガスがない。初めて見る巨人に気が動転して、ガスを吹かしすぎてしまったのだ
フランツ「ぁ……あ……嫌だ…まだ………しにたく、ないよ…」
157 :以下、名無しが深夜にお送りします :2013/05/22(水) 22:00:37 ID:QSkb9p5A
死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。
しにたくないしにたくないしにたくないしにたくないしにたくない
怖い怖い怖い怖い怖い怖い
誰か誰か誰か誰か誰か、下に降りてきてくれ。降りて俺を助けてくれよ
ハンナ「うぅ……こんなのイヤァ……フランツ………嫌だよ……」
フランツ「は……ハンナ……」
ハンナが。俺の恋人が。
建物の上から、顔をくしゃくしゃにして、俺の名を呼んでいる
……しにたくない。俺はこんな巨人に食われて死にたくない。
フランツ「……ハンナ……俺が……食われて、いるうちに……遠くへ逃げるんだ……」
しにたくない。ひとりにしてほしくない。
けれど、ハンナが巨人に食われて死ぬ方が―――何倍も嫌だ
フランツ「―――ハンナ、生きてくれ」
160 :以下、名無しが深夜にお送りします :2013/05/22(水) 22:11:52 ID:QSkb9p5A
ハンナ「!? ふ、フランツを置いてけるわけないじゃない…!!!」
「……くっ、もうこれ以上は危険すぎる。ハンナ、ちょっと手荒だけど許してくれ」
ハンナ「なにするのよぉおおッ フランツがまだッ!!ぅあああああああ!!」
巨人の手が、フランツの体を掴み、口の高さに持ち上げる
生えそろった血まみれの歯が、目前に迫っていた
フランツ「うぅ…っ!!…ハンナ…!…最期に、ひとつだけ聞いてくれ…ッ」
フランツ「俺は……君と、百合を永遠に愛してる……!!!」
162 :以下、名無しが深夜にお送りします :2013/05/22(水) 22:16:22 ID:QSkb9p5A
ハンナ「うぁああああああああああああああああああああ…」
フランツ「………うぐっ………くぅ……くそぉ……!!」
フランツ「………」
フランツ「……ん?(巨人が動きを…止めている?)」
巨人「………ユ………イ………」
フランツ「!?」
164 :以下、名無しが深夜にお送りします :2013/05/22(水) 22:22:50 ID:QSkb9p5A
ハンナ「………え…?」
フランツ「……!? 聞き間違え…か!?」
巨人「ユ…イ」
フランツ「ユイ…? 百合の………ことか!?」
フランツ(し、しかし巨人が人の言葉を話すなんて、聞いたことがないぞ!?)
フランツ(奇行種………なのか?でも、もしかしたら…時間を稼げるかもしれない。これはチャンスだ…!!)
165 :以下、名無しが深夜にお送りします :2013/05/22(水) 22:23:27 ID:QSkb9p5A
巨人「ユ………イィ……」
フランツ「……ユ、……ユリ・イズ・ユア・プレジャー?」
巨人「…ユ………ユイ……」
巨人「Yuri is my treasure.」
フランツ「!?!?」
167 :以下、名無しが深夜にお送りします :2013/05/22(水) 22:33:13 ID:QSkb9p5A
ハンナ「!?」
フランツ「……!?………!?!?」
巨人「 I can not live without girls love. 」
フランツ「………!?」
巨人「 Yuri is marvelous. Oh, yes!! You will also think so?」
フランツ「」
巨人「 I wanna see Yuri, please.....please give me......」
フランツ「」
ハンナ「何が起こってるの…」
ジャン「フランツ!!!今助ける!!!!」
フランツ「あ、ちょっ…」
巨人「 Noooooooooooooooooooooooo」ズバァ!!
ジャン「はぁ…はあ。巨人が動きを止めてたから助けられたぜ。大丈夫か!?」
168 :以下、名無しが深夜にお送りします :2013/05/22(水) 22:47:14 ID:QSkb9p5A
フランツ「あ…うん。大丈夫。それより、今信じられないことが起きたんだ」
ジャン「なんだよ?」
フランツ「巨人が…僕が百合と言ったらその言葉に反応して…よくわからないんだけど……」
ジャン「お前頭打ったか?」
フランツ「ほんとなんだよ!あいつだけ奇行種なのかもしれないけれど、もしかしたら………巨人全部百合豚かもしれない!!!」
ジャン「(かわいそうなものを見る目)」
ハンナ「フランツーーー!!!うわああああん、よかったよおおおおおお」ギュッ
フランツ「ハンナ……ごめん、ほんとに…!!!ううぅ…」ギュ
ジャン「リア充爆発」
169 :以下、名無しが深夜にお送りします :2013/05/22(水) 22:51:04 ID:QSkb9p5A
ハンナ「ジャン、私も見たわ!巨人が百合に反応するのを」
ジャン「マジか……信じらんねえが、試す価値はあるな。巨人どもを俺たちと同じ誇り高き百合豚とは認めたくねぇが…」
ジャン「とりあえず俺はこの情報を広める。フランツはガスを補給しに行け!」バッ
フランツ「うん…ジャン!気をつけて!」
170 :以下、名無しが深夜にお送りします :2013/05/22(水) 22:58:22 ID:QSkb9p5A
―――――――…
エレン「トーマスーーーーーーーッ!!!待ってろ、今たすけ…!!!」
「待てエレン!!!」ヒュウウウウ
エレン「!?」
ジャン「百合ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!」
エレン「!?!?」
巨人「」ピタッ
クリスタ「ミーナ、ちょっと!!こっちに!!」ヒュウウウ ダンッ
ミーナ「えっ?えっ?なんでクリスタ??」
ミーナ「きゃあああ、なんで抱きつくの!?///」
巨人「……モット……クダサイ…」モゴモゴ
トーマス「」
174 :以下、名無しが深夜にお送りします :2013/05/22(水) 23:11:02 ID:QSkb9p5A
ジャン「クリスタ!!」
クリスタ「うん! ミーナ、初めてじゃないよね? ごめん!」スッ
ミーナ「え?え?え?…んむ!?!?」チュー
巨人1「OH......nice...」
巨人2「……ワルクナイ ///」
巨人3「………フゥ」
ジャン「エレン!今のうちだ!うなじを狙うぞ!!!」
エレン「え?…ぇ?」
エレン「なにこれ?」
175 :以下、名無しが深夜にお送りします :2013/05/22(水) 23:21:48 ID:QSkb9p5A
エレン「はぁはぁ……とりあえずなんとか巨人は倒せたが、どういう状況なんだ、説明してくれ」
クリスタ「簡潔に言うとね、巨人は百合豚だったの」
ミーナ「……………」
ジャン「だからな、ひとまずの作戦はこうだ。まず女子二人がいちゃいちゃする、巨人がそれに見入ってる間に男が巨人を狩る」
トーマス「………」
ジャン「まあ信じられないのも無理はないと思うが…とにかく急いでこの情報を広めるんだ。行くぞ!!!」
エレン「…………お、おう」
ミーナ「意味わかんない…。ッ、きゃあ!?」
エレン「ミーナ!? ああっ、なんかやたらと目のつぶらな巨人がミーナを!!」
トーマス「えっと、百合!!!百合―――!!!」
巨人「……」アーン
エレン「おいあいつ百合に反応しねーじゃねーかよ!!!」
176 :以下、名無しが深夜にお送りします :2013/05/22(水) 23:29:20 ID:QSkb9p5A
クリスタ「えぇ…!なんで!?奇行種!?」
ミーナ「きゃああああああああああああああっ」
エレン「おいヤバイぞ!……ハッ!!まさか」
エレン「ホモ」
巨人「…」ピタ
巨人「…」チラチラ
エレン「ビンゴだ!!トーマス、ジャン、ちょっとこっち来い」グイグイッ
トーマス「!? ちょエレンなにしてあbbbbbbbbbbb」
ジャン「!?おいクソ野郎てめなにして」
ブッチュウウウウウウ
巨人「………ホモォ…」
ミーナ「…オゥ……///」
クリスタ「……トマジャン?ジャントマ?」
エレン「よっしゃ!おらァアアアアアアア死ねクソ腐巨人がぁあああああああ」ズバアアアア
182 :以下、名無しが深夜にお送りします :2013/05/22(水) 23:40:01 ID:QSkb9p5A
エレン「…ッはーーーーーーー 最っっ高の気分だぜぇぇぇーーー」
エレン「よし、どんどん行こうぜ!!!!!!」
ジャン「てめェ……なにしてくれんだオイコラ おえええ」
エレン「は?馬鹿かジャン?巨人と討伐するためなんだから仕方ねーだろ??」
ジャン「ぐっ」
トーマス「初めてだったのに……初めてだったのに…」シクシク
クリスタ「うまうま」
ミーナ「どんまい」
エレン「前からまた来るぞ!おいミーナクリスタ頼む!!」
エレン「ゴルァァァアアアアアアア5回死にくされ百合豚どもがぁぁあぁあああああああああ」バッシュウウウ
184 :以下、名無しが深夜にお送りします :2013/05/22(水) 23:45:33 ID:QSkb9p5A
ジャン「ていうかアルミンどこいった!?お前らの班だろ!」
アルミン「ここにいるよ!別に存在忘れられてたんじゃなくて、ただしゃべらなかっただけだよ!」
エレン「なんだそっか!じゃあガンガン行くぞ!!」
185 :以下、名無しが深夜にお送りします :2013/05/23(木) 00:02:17 ID:6pzMEAAo
エレン「ふははははははははは!!!あー愉快愉快ィ!!!駆逐たっっのしーーー!!! あ やべ なんかガス切れそう」
クリスタ「一旦補給しに行こうか……」
ジャン「!?おいなんでここに皆集まってんだ!?何があった!」
ライナー「ああ…お前らか」
アニ「どうやらガス補給隊が任務放棄したらしい……本部に籠城中だよ」
マルコ「あんなに巨人が群がっちゃってる。もう…僕たちはここで死を待つしか、ない……」
アルミン「GLもBLも試したの?」
サシャ「とっくにやってます。でもここからじゃ遠すぎるみたいで、反応がないんですよ」
エレン「となると……」
アルミン「命をかけて本部付近まで近づくか、ここで待ち続けるか、だね」
ライナー「しかし本部に向かう方を選んだ場合、今まで通りいちいち百合薔薇を見せつけて確実に仕留めている時間はないぞ、ガスがみんな残り少ないんだ」
186 :以下、名無しが深夜にお送りします :2013/05/23(木) 00:16:19 ID:6pzMEAAo
カンカンカン
エレン「! 一時撤退の鐘だ」
アニ「今の私たちにとっちゃ意味のないものだね…ガスがなくちゃ壁を上れない」
ライナー「本部へ行くなら犠牲を覚悟しなくちゃならねぇな」
コニー「行くしかねぇだろ!?機動力を失っちゃry」
ミカサ「エレン!アルミン!みんな…無事だったんだ。よかった」トサッ
エレン「ミカサ!お前も無事で安心した」
ミカサ「…鐘の音は聴いた?」
アルミン「実はかくかくしかじか…なんだ」
ミカサ「そう…………」
ミカサ「私は、本部に向かうべきだと思う」
「「「!」」」
187 :以下、名無しが深夜にお送りします :2013/05/23(木) 00:33:50 ID:6pzMEAAo
ざわ…
ざわ…
「ミカサ、何言って…」「そんなの無理だ!」「ここで死ぬんだ…」
ミカサ「勝てば生きる。負ければ死ぬ!」
ミカサ「勝たなければ…ここで震えて死を待ってるだけでは」
ミカサ「もうホモも見れない!!!」
女子「…!」
ミカサ「もう、ミカエレもアルエレもライエレもベルエレも、マルエレもジャンエレもコニエレもキーエレも…女体化も!!!」
ミカサ「ショタエレンもロリエレンも猫耳エレンも女装エレンも!!!」
ミカサ「何も見れない。何も妄想できない。そんなのは嫌だ!私は……戦う!!!!!」
女子「………」
サシャ「うおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
アニ「言うね、あんた」
ミーナ「腐女子の底力みせたらんかいいいいいいいい!!!」
「ホモーーーーー!!!」
192 :以下、名無しが深夜にお送りします :2013/05/23(木) 00:43:15 ID:6pzMEAAo
アルミン「………だってさ、百合豚諸君」
アルミン「腐女子たちに負けっぱなしでいいのかい?」
男子「……」
アルミン「言葉の通り豚でいいのかい?君たちは、臆病でブヒブヒ汚い声で泣くだけの家畜で満足なのか?」
アルミン「違うだろ!?僕たちは、百合・豚だ!!!百合を愛し、百合を崇め、百合のためなら命を賭けることもできる、」
アルミン「勇ましい豚じゃないのか!?」
男子「……そうだ」
男子「百合…!おにゃのこ…!」
アルミン「声が小せえ豚ども!!!!!!!!」
ライナー「オオオオオオオオオオ!!!百合サイコー!!!!」
ベルトルト「その通りだアルミン大佐ぁぁぁぁぁぁぁ」
コニー「やったんぜオイイイイイイイ!!!」
マルコ「全巨人ぶち殺してやんよ!!!」
ジャン「百合のためなら何でもできるぜえええええ!!!」
193 :以下、名無しが深夜にお送りします :2013/05/23(木) 00:52:13 ID:6pzMEAAo
エレン「演説はクッソ気持ち悪かったが、ありがとなミカサ!アルミン!」
エレン「これでみんなの気持ちがひとつになった!」
エレン「よし、皆で一斉に本部へ向かう。その際雑魚に構ってる暇はないからできるだけ巨人との接触を避けるんだ」
エレン「んでガス補給室に行く。そん中には恐らく3、4m級の巨人が侵入してるだろうから、そこで二手に分かれよう」
ライナー「百合薔薇で巨人を引きつけるチームと、その隙にうなじを削ぐチームだな」
エレン「ああ。とりあえずこんな感じで行こう」
エレン「みんな絶対死ぬなよ!よっしじゃあ突撃だ!!!」バシュッ
「「「「「うおおおおおおおおおおお」」」」」バシュバシュ
196 :以下、名無しが深夜にお送りします :2013/05/23(木) 01:04:14 ID:6pzMEAAo
バリーーーーン
ジャン「Foooooooooooo!!!あっぶねえええ!!でも辿りついたぜ!」
マルコ「全員無事!?」
ミカサ「奇跡的にみんな無事」ハァハァ
コニー「うおお、ガス空になっちまった、あぶねえ!」
巨人「…」チラチラ
エレン「なあ、そこの補給班のモブ男!モブ太郎!」
エレン「お前ら籠城してたから知らないかもしれないけど、巨人は百合見せときゃおとなしいんだ」
エレン「ここには女子が二人いないから、女子のフリしてちょっと絡んでてくれ」
モブ男「…!?」
モブ太郎「ええ!?」
ジャン「まさかできないなんて言いませんよねぇ~~~~~~??」
アルミン「大丈夫、くねくねして声高くしてみたら分かんないから」
エレン「この漫画性別不詳の人多いしな。じゃあグッドラック!!」ダダダ
198 :以下、名無しが深夜にお送りします :2013/05/23(木) 01:22:36 ID:6pzMEAAo
補給室
ライナー「巨人は3~4m級が7体か」
コニー「ちょうどいいリフトがあるな。この上に引きつけ班が乗ればいいんじゃね?」
アニ「問題はチーム分けか」
アルミン「戦闘能力の高い人が巨人一体に対し2人つこう。立体機動が使えないここだと失敗する可能性が高いから…」
アルミン「僕含めほか人たちは、リフトの上で百合もしくはホモを演じてほしい」
エレン「完璧な作戦だな。さすがアルミン。よし、決行だ」
ゴゴゴゴゴゴゴゴ…
巨人「…?ユリ?」
巨人「 How fantastic!!! 」
巨人「ホモ? セヤカテ クドウ」
エレン「いいぞ!巨人がうまく食いついてる!おっしゃァアアアアアア狩りの時間じゃぼけェエエエエェエエ」ザシュ!
サシャ「!? な、なんか一体全然関心を示さない奴がいますよ!!」
ミカサ「!?」
199 :以下、名無しが深夜にお送りします :2013/05/23(木) 01:32:14 ID:6pzMEAAo
アルミン「う、うわああああッ なんだこいつ!?ホモにも百合にも反応しない!!」
巨人「……」ドシン…ドシン…
ベルトルト「やばいっ、リフトの人たちが…」
ライナー「百合豚でも腐女子でもないなら、一体なんなんだ!?」
エレン「んなのひとつしかねえ!!ミカサ、こっち来い!」グイ
ミカサ「エレン!?」
コニー「……エレンの奴、ミカサ連れて巨人の前に回り込んだ!?何するつもりだよ…!!」
エレン「おい、巨人。お前は巨人界の俺かもな」
巨人「……」チラ
エレン「ミカサ、少しだけ我慢してくれ」
ミカサ「…!? エエエエエエエ、エレン!?」
204 :以下、名無しが深夜にお送りします :2013/05/23(木) 01:43:54 ID:6pzMEAAo
エレン「……」チュー
ミカサ「はわーーーー!?/////」プシュゥ
ジャン「なん…だと…!?」(涙目)
コニー「涙ふけよ」ポン
ライナー「まさかあの巨人がノマカプ信者だとは…たまげたなぁ」
アニ「ごちゃごちゃ言ってないで今のうちに、梁の上に移動するよ。あいつを上から仕留めないと」
サシャ「あの、でも!あの巨人、動きは止まりましたがなんか様子おかしくないですか!?」
エレン「悪いなミカサ。一応唇の近く、ぎりぎり頬にしといたから大丈夫だぞ」
ミカサ「(口でもいいのに…)///」
巨人「……チガウ……ギャクガイイ」
エレン「!?」
207 :以下、名無しが深夜にお送りします :2013/05/23(木) 01:55:31 ID:6pzMEAAo
巨人「ギャク……」
エレン「ぎゃ、逆ってなんだよ!?」
ミカサ「……エレン////」ガシィ
エレン「えっ」
ミカサ「大丈夫、私にまかせてくれれば……/// んっ……」
エレン「ちょ!?むぐっ」
ちゅーーーーーべろべろべろべろ
ぴちゃぴちゃちゅっちゅべろべろべろ
巨人「イイヨイイヨー!!! ハァァァサイッコウ!! イキテテヨカッターーー//////」
アニ「はぁッ!!」ズバアア
巨人「ワガジンセイニ イッペンノクイナシ!!」バターン
ジャン「…………」
サシャ「ジャ、ジャンが再起不能ですね…」
ライナー「生きてるか?」
208 :以下、名無しが深夜にお送りします :2013/05/23(木) 02:16:18 ID:6pzMEAAo
ライナー「とにかく、これで巨人全部倒せたな!リフト組!もう安全だ!!ガス補給開始してくれー!」
ウワー! ヤッター! コレデイキノコレル!!
マルコ「………僕たち、できた……本当に、できたんだね……」
コニー「ああ!!俺たちは勝った!!」
ミカサ「本当によかった…」
エレン「」
ベルトルト「………エレンは大丈夫?」
ミカサ「うん」
サシャ「うううう、怖かったですようううう、うううう」
ジャン「アアアアアアアアアアアアアアくっそおおおおさっさとガス補給して早いとこ出んぞこんなとこおおおお」
アニ「不気味だから泣きじゃくりながら喚かないでよ…」
ライナー「よし、みんな終わったか?脱出だ!」
220 :以下、名無しが深夜にお送りします :2013/05/23(木) 23:22:58 ID:6pzMEAAo
――――――…
「訓練兵!装備を万全にして次の指令まで班編成で待機だ!!」
コニー「………そんで、一体だけ反応がなかったんだが、エレンとミカサのおかげでそいつも倒せた。巨人の中には百合豚や腐女子だけじゃなくて、ノマカプ信者もいるみてぇだ」
ユミル「そんなことがあったのか…」
クリスタ「で、でも!104期は初陣なのに、ほぼ死者がいないなんて異例だって先輩が言ってたよ。本当に、よかった……!」
ジャン「それもフランツが遺言として百合というキーワードを巨人の前で発してくれたおかげだな」
フランツ「よせって…/// 照れる…///」
エレン「ああ。巨人どもの大半が百合豚もしくは腐であるという事実は、世紀の発見といってもいいだろうな」
アルミン「それにしたって問題は山積みだけどね……まずは壁の穴の問題だ」
アニ「壁の穴が塞げなければ、どのみち訓練兵の大半が開拓地送りだろうね」
アルミン「そうなんだ。このままではまた、奪還作戦と称して口減らしのために多くの人の命が消えることになる……(僕の祖父のように…)」
ミカサ「………これから、どうなるんだろうか…」
221 :以下、名無しが深夜にお送りします :2013/05/23(木) 23:37:32 ID:6pzMEAAo
ライナー「わかんねえ……。現時点じゃあ、縦8mもの穴を塞ぐ技術はねぇんだろ?」
アルミン「ちょうど穴を塞げるサイズの岩が付近にはあるけど、大きすぎて人類には運べない。こればっかりは、どうしようもないことだ……」
エレン「……」
エレン(壁の穴…。百合豚腐女子の巨人…。巨大な岩…)
エレン(くそっ……。本当にどうしようもないことなのか?俺たちは…人類は、また!巨人に屈するのか!?)
ダズ「お……俺はもう巨人とは戦えない!!!」
「「「!」」」
ダズ「あんな化け物と戦うなんて、無理だったんだよぉ!!人間は巨人には勝てない!!! 俺はもう、いち抜けぴーだ!!!」
コニー「ダズ!!!お前…!!!」
エレン「…………」
223 :以下、名無しが深夜にお送りします :2013/05/23(木) 23:56:22 ID:6pzMEAAo
ダズ「巨人に食い殺されるくらいなら……いっそ…!!!」ジャキッ
マルコ「!? ダズやめろって!!!」
エレン「……ッ」
エレン「才能も無く、努力もせず、そのくせ与えられるものに不平を言って、努力する人間の足しか引っ張れないような奴は、目を瞑ってどっか隅っこに狭まって、口だけ開けて雨と埃だけ食って辛うじて生きてろ」
ダズ「!?」
サシャ「エ、エレン…?」
エレン「……兵士としての覚悟がない奴は、すっ込んでろ!!!
うまくいく保障はどこにもない…。が!!!俺は今!!!ウォール・ローゼの穴を塞ぐ方法を思いついたっ!!!」
エレン「アルミン。座学で非凡な才能を見せつけたお前なら。俺の考えてること、分かるんじゃないのか…?」
アルミン「……エレン」
エレン「百合で、人類を救うと言ったよな?あながち、見当外れでもないかもしれねぇぜ」
アルミン「……!!!」
人では塞げないほどの大きな穴。うじゃうじゃ穴から侵入してくる百合豚腐巨人ども。そして巨大な岩……―――。
224 :以下、名無しが深夜にお送りします :2013/05/24(金) 00:21:11 ID:krMumNsk
アルミン「……まさか!!!本気かいエレン!?こんなの…成功する可能性なんてないに等しいよ……ッ!!」
ミカサ「……どういう、こと…?」
エレン「でも、可能性はゼロじゃない。僅かでも……成功する可能性があるのなら、実行すべきじゃないのか?」
アルミン「…っ、エレン…!!」
エレン「ああ、分かってる。俺が全責任を負うから安心しとけ。
おい!!!百合豚・腐女子ども!!!てめーらの中にシリーズものの同人誌を書いてる奴はどれくらいいる!?」
「「「!?」」」
ザワザワ ザワザワ
ライナー「エレン、何をするつもりだ!?」
エレン「同人誌で巨人どもを釣る」
ライナー「ええ!?」
228 :以下、名無しが深夜にお送りします :2013/05/24(金) 00:35:03 ID:krMumNsk
エレン「怖気づく奴は俺の問いに答えなくていい。が、兵士として、ウォール・ローゼ奪還のために俺の力になってくれる奴だけ、発言してくれ…」
エレン「シリーズものの、同人誌を描いてる奴は、この中にいるか?」
シーーーン
ミカサ「……。私が描いている。ジャンエレとライエレを」
アルミン「…僕だって描いてるさ!入団時からずっと、ユミクリをね!!」
ユミル「…何かっこつけてんだ?お前に味方するわけじゃんねえが、私だってシリーズものくらい描いてるぞ?」
「お、俺もだー!」「私だって!!」「もったいぶんじゃねーよエレン!!」
オレカイテル!! ワタシモシリーズモノクライ!!ワーワー!!
「「「エレン、お前の作戦に協力するぜ!!」」
「「さっさと趣旨を話しないよ!!ウォール・ローゼ奪還のために!!!」」
エレン「……!!!お前ら、真性の馬鹿野郎だぜ……!!」
231 :以下、名無しが深夜にお送りします :2013/05/24(金) 00:48:34 ID:krMumNsk
エレン「じゃあシリーズものを書いてる奴は、いますぐ立体機動で寮に戻ってそのシリーズの第一巻だけコピー機で大量印刷してきてくれ!!!」
エレン「詳しい事情を話してる暇は残念ながら、ない!……すまないが……」
トーマス「何言ってんだよ!!俺たちはエレンを信じる!!!」
コニー「俺は馬鹿だから、お前とアルミンが何を企んでるかわかんねえけど!!!協力するぜ!!!」
サシャ「んなのあったり前じゃないですかー!!!私たち、仲間でしょう?」
ミカサ「……エレンとアルミンを、信じる!」
アルミン「……!」グスッ
エレン「…ッ、ありがとなお前ら!!!じゃあ、寮へ急ぐぞ!!」
「「「「うおおおおおおおおおおおお!!!!」」」」シュバッ
「………何をしている、訓練兵!?」
エレン「げっ……先輩!?くそ、俺が引き受けるから、ミカサたちは先に寮へ!!!アルミン、お前は口が立つから俺の援護を頼む!!」
アルミン「了解!」
ミカサ「エレン……!あっちで待ってるからね!!早く来て!!」
エレン「ああ!!!」
232 :以下、名無しが深夜にお送りします :2013/05/24(金) 01:01:05 ID:krMumNsk
アルミン(く…!まずいな。僕たちの行動は間違いなく命令違反だ……待機命令を無視して寮へ移動しているわけだから……)
「ホッホ……104期の訓練兵は随分血気盛んに見える……」
アルミン「!! (このツルッパゲは……!)」
エレン「? (アルミン、知ってるのか…?)」
アルミン(こいつは……ドット・ピクルス。トロスト区を含む南側領土を束ねる最高責任者であり、人類の最重要区防衛の前衛を託された人物だよ、エレン)
エレン(まじで!?)
ピクシス「………上官の命令を無視して、何をするつもりかな?若人たちよ……」ゴゴゴゴゴゴ
235 :以下、名無しが深夜にお送りします :2013/05/24(金) 01:15:35 ID:krMumNsk
エレン「……ッ、ピクルス司令!申し訳ありません!しかしこの命令違反はウォール・ローゼ奪還のための行動であります!!どうかお許しを!」
ピクシス「いや、わしの名前ピクシスね」
上官「貴様らァァ!ふざけるな!!今すぐ飛び去った104期を呼びもどしてこい!!」
アルミン「しかし、その前に僕たちの話を聞いてください酢漬け司令…!!どうか、お願いです!!」
ピクシス「いや、だから酢漬けじゃなくてピクシスね」
エレン「巨人たちがいずれも百合豚・腐女子であることはもうご存じだと思います、ピクシブ司令」
ピクシス「ピ・ク・シ・ス」
アルミン「それを利用して、僕たちはこのような作戦を立てました!!イラスト・コミュニケーションサービス司令!!!」
ピクシス「だから、pikivじゃないって~」
236 :以下、名無しが深夜にお送りします :2013/05/24(金) 01:33:42 ID:krMumNsk
アルミン「104期訓練兵の同人誌は歴代最高のクオリティと噂されています!」
ピクシス「…それは儂も知っておるよ」
エレン「それを利用して、百合豚もしくは腐女子の巨人を釣るんです。そしてあいつらを利用して壁の穴を塞がせる!」
エレン「これが、俺たちが考えた作戦です!!!色情報の最小単位司令であろうと、絶対に邪魔させません…!!!」
ピクシス「だから、ピクセルじゃなくて、ぴーくーしーす、司令ね」
先輩「貴様ら新兵が、さっきから何を生意気なことを口走ってるかァァァ!!!」
エレン「うっせええええモブは黙ってろ!!!!!」ゴキャン!!
先輩「」
アルミン「僕たちの考えた作戦はこうです…。同人誌で巨人たちを釣る。そして巨人たちに壁を塞がせる!」
エレン「成功率はごくわずかでしょうが、俺たちはそれに命を賭けるつもりです!!!ピクシー司令!!」
ピクシス「だーかーら、ピクシーじゃなくてピークーセール!!怒るよ?」
238 :以下、名無しが深夜にお送りします :2013/05/24(金) 01:48:04 ID:krMumNsk
ピクシス「あああー!!!君たちが変なこと言うから間違えたじゃないか、儂の名前はピ・ク・シ・ス・司・令!!!ほんと誤字すまんの!!!」
エレン「だ、誰に謝ってるんですか!?司令」アワアワ
アルミン「つるっぱげの戯言なんかほっとけエレン!」
アルミン「とにかく、くわしく僕たちの考えた作戦を話すと、こんな感じです、禿司令…――――――」
ピクシス「…ふむ。なるほどな……それなら実行する価値があるかもしれん。しかしその前に訊いておこう」
ピクシス「エレン訓練兵よ………、本当に、穴を塞ぐことができるのか?」
エレン「………」
エレン「……塞いでみせます!!!何が、あっても…!!!」
239 :以下、名無しが深夜にお送りします :2013/05/24(金) 02:05:46 ID:krMumNsk
ピクシス「……。よう言ったの!主は百合豚及び腐女子の頂点に立つ男じゃ!!」
エレン「あ、そういうの全然嬉しくないんで…」
ピクシス「参謀を呼べ!詳しい作戦を彼らを加えて立てるとしよう。活躍してもらうぞ、若き兵士たちよ!!」
アルミン「バッチコイ!」
――――――…
ピピーー ガガガガ……
ジャン「ふう、なんとかシリーズものの同人誌第1巻、あらかた印刷し終えたか?」ハァハァ
クリスタ「そうだね……大体これくらいでいいかな?」
ライナー「急いで待機所へ戻るぞ!同人誌を落とさないよう気をつけろ!!」
ミカサ「エレンとアルミンが今も頑張ってるはず…!待ってて二人とも!今帰るからッ」
240 :以下、名無しが深夜にお送りします :2013/05/24(金) 02:22:21 ID:krMumNsk
ザワザワ ザワザワ
「トロスト区奪還作戦だと…!?」「そんなの無理に決まってるじゃねえか!」
「扉に開いた穴を塞ぐ手段なんか、ないってのに」「まだ私生きてホモみたいよおお」「オレだって百合みてえよおお」
ピクシス「注!!!!!!!!!!!!!」
ピクシス「もおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおく!!!!!!!!!」
「いやだ…死にたくない…」「娘に会いにいくんだよっ……!このまま死んでたまるか!」「どうせ人類は巨人に勝てない……」シクシク
ピクシス「………、司令の命令だぞ!!!一回で注目せんかぁぁぁぁい!!全員巨人の餌にすっぞクソどもがぁぁぁぁぁ!!!!!!」
「「「!?」」」
エレン「…(威厳ねーな…)」
アルミン「…(大丈夫かこいつ…)」
241 :以下、名無しが深夜にお送りします :2013/05/24(金) 02:37:59 ID:krMumNsk
バシュッ バシュッ スタッ
ミカサ「エレン、アルミン!同人誌コピーしてきた!」
エレン「! ミカサたち…ありがとう!」
ピクシス「儂達がたてた作戦はこうじゃ…。まず、壁の一角に巨人を集める。同人誌のシリーズものの、第一巻だけ巨人にばらまく」
ピクシス「続きが読みたいというだろう巨人たちに、交換条件としてあの大岩を壁の穴付近まで運んでもらうのじゃ!!!」DOYA
エレン「……」ゴクリ
モブ「…!?」「はぁ!?」「そんなの…うまくいくのか!?」「馬鹿じゃないのか?」「巨人たちが文字を読めるという確証さえないのに!」
ザワザワ
242 :以下、名無しが深夜にお送りします :2013/05/24(金) 02:53:41 ID:krMumNsk
アルミン(まずいな…。ただでさえ成功率の低い作戦の上に、モブ兵士たちの不安定な精神状態が拍車をかけてる)
ミカサ(巨人たちを一角に集めるには大多数の協力が必要なのに…!)
ピクシス「」オロオロ
エレン「…ハァーーーーーーー。てめーらそれでも百合豚か!?腐女子か!?」
エレン「根性ねーなオイ!!!うまくいくかいかないかじゃねェェエ!!!やるかやらないかなんだよォ!!!」
エレン「巨人が人間の文字が読めるか!? なめんなよ!!!俺の同期が描いた同人誌だぞ!?!?」
エレン「言語の壁なんか乗り越えて萌えを伝えるに決まってんだろォォォォォォォがよーーーーーーー!!!!!!!!」
エレン「俺を信じなくていい!!!てめえらの信じる百合とホモを信じろクズどもォ――――――――――!!!!!」
ミカサ「…エレン…」
アルミン「…!」
104期「………っ」
モブ「……!!」ググッ
248 :以下、名無しが深夜にお送りします :2013/05/24(金) 18:20:20 ID:krMumNsk
エレン「はぁ、はぁ(酸欠)」クラクラ
広場は水を打ったかのような静けさに包まれた。
エレンの呼吸音だけがひたすらこだまし続ける。
ひげ面「……俺の、信じる百合…」
彼は、先ほど娘に会いに行くと駄々をこねていたひげ面である。
静寂の中でひげ面がふと思い浮かべたのは、妻と娘と出かけたピクシス…ではなくピクニックの風景だった。
―――――…
ひげ面娘「あははは!見て見て、きれいな花冠つくれたよ!」ニコニコ
ひげ面「ははは……こら、そんなに走って転んだらどうするんだ?」
ひげ面妻「家族3人で出かけるの久しぶりですから、あの子もはしゃいでるんですよ。うふふ」
ひげ面「いつもすまないな…」
ひげ面妻「ひげ面さんは兵士なんですから、ひげ面さんが謝ることはないですよ。
まあ!それより見てひげ面さん。あそこの二人組…」ニコニコ
249 :以下、名無しが深夜にお送りします :2013/05/24(金) 18:27:36 ID:krMumNsk
ひげ面「ん?」
少女1「も~ なにすんのよ」
少女2「ごめんごめん!」
ひげ面「オーォウ…グッド」
ひげ面妻「かわいらしいですねぇ…。やっぱりツンデレ少女受けほど素晴らしいものはないと思うんですよ、私」
ひげ面「さらにツインテールだとなお良し」
ひげ面妻「異論なし」
ひげ面娘「ねえママぁ、ひげ面ぁ! 何を見てるのー?」タタタ
ひげ面「ははは。娘にはまだ早いかな。いづれ自然と目覚めるさ」
ひげ面妻「この子はタチネコどっちかしらねぇ。ふふ」
ひげ面娘「むーーっ!! 教えてよぉ!!」
ハハハ………アハハ…
250 :以下、名無しが深夜にお送りします :2013/05/24(金) 18:38:13 ID:krMumNsk
――――…
ひげ面「……」
ひげ面(そうだ。私の百合のそばにはいつも妻と娘がいた)
ひげ面(俺は、俺は……俺たちの百合と、家族を信じる…!!!それが俺たちの最後の希望なのだから…!)
ひげ面「……やるぞ!!!俺は!!!」
「っ俺もだ!」「私も…怖いけど…やるわ!!!」「家族のために、ホモのために!」
アルミン「……みんな、ありがとう…」
ピクミン「よし!ここに残った者皆に感謝する!ではまず同人誌を配るために巨人をひとところに集めたい!!!」
ピクチャ「皆壁の上の××に集合してくれ!そこに巨人を集める!!!」
251 :以下、名無しが深夜にお送りします :2013/05/24(金) 19:02:16 ID:krMumNsk
巨人「アー」ウジャウジャ
アルミン「うわあキモイ」
ベルトルト「……うまくいくかな」
エレン「……。そろそろ大体集まったか。一斉に配るぞ。俺も配るから渡してくれ」
ミカサ「はい、エレン」
エレン「ああ、ありが……ぅおえ!! ひょ、表紙は見せないでくれ」
エレン「よし、ばらまくぞ!!!」
ドサドサ バサ
巨人「…?」
巨人「…コレハ…」
巨人「ホウ、キョウミブカイ」
巨人「interesting」
巨人「ベ、ベツニ オモシロイトカ オモッテ ナインダカラネ」
アルミン「やった!食いついてるよ!」
ジャン「ハッ、だれの同人誌だと思ってやがる!」ホッ
巨人「ツヅキ ハヨ」
巨人「ツヅキ ドコヤネン」
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リヴァイ・アッカーマン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
リヴァイ・アッカーマンとは『進撃の巨人』の登場人物であり、調査兵団に所属する兵士長。1人で1個旅団(約4000人)並みの戦力を持つとされ、「人類最強の兵士」として名高い。三白眼と刈り上げた髪型、小柄な体格が特徴で、ブレードを逆手に持って回転しながら巨人の肉を切り刻む戦闘スタイルを好んでいる。性格は冷静沈着で無愛想。スラム出身ということで言動も粗暴である。神経質で潔癖症だが、部下の最期を看取る際には汚れを気にせず手を握るという仲間想いの一面もある。
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エレン・クルーガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
エレン・クルーガーとは『進撃の巨人』の登場人物で、ユミルの民であることを偽造してマーレ人になりすまし、マーレ治安当局の職員として潜入していたエルディア復権派のスパイである。9つの巨人の1つである「進撃の巨人」の力を身に宿し、通称「フクロウ」と呼ばれている。 ユミルの呪いによって寿命が近い自分の代わりに、グリシャ・イエーガーにエルディア復権の願いを託して壁の中へ行くよう指示した。その後進撃の巨人を継承させる為無垢の巨人化したグリシャに捕食され、スパイとしての任務を果たし、その生涯を終えた。
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アニ・レオンハート(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
アニ・レオンハートとは、『週刊少年マガジン』に連載されている諫山創原作の漫画・テレビアニメ作品に登場する人物である。主人公のエレン・イェーガーと同じ第104期訓練兵団に所属し、卒業後は憲兵団に入団する。口数が少なく感情を表に表さないため、取っ付きにくい印象を与える性格。しかし格闘技に優れており、冷静な判断を下せるため訓練兵団卒業の際は4位の成績を収める実力の持ち主。
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フロック・フォルスター(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
フロック・フォルスターとは『進撃の巨人』の登場人物で、104期訓練兵団の卒業生。当初は駐屯兵団に所属していたが、ウォール・マリア最終奪還作戦の前に調査兵団に移籍した。「獣の巨人」を倒すための特攻作戦では唯一生き残り、瀕死のエルヴィン団長をリヴァイ達の元へ連れて行った。その後はエレンをパラディ島の救世主として祭り上げる「イェーガー派」の中心人物として、兵団総統を暗殺しクーデターを先導した。
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エレン・イェーガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
エレン・イェーガーとは諫山創による漫画『進撃の巨人』の主人公。壁の外の世界に強い憧れを持っており、幼少期から調査兵団に入ることを目指してきた。その想いは、母親を巨人に食い殺されたことで一層強まり、調査兵団に入って巨人を駆逐することを心に誓う。性格は熱血漢で直情的。無鉄砲と思えるほどの勇敢さから、強大な巨人相手にも物怖じせずに向かっていく。命の危機に瀕した際に巨人化する能力に目覚め、人類の自由のためにその力を振るっていくことになる。
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グリシャ・イェーガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
グリシャ・イェーガーとは『進撃の巨人』の登場人物で主人公エレン・イェーガーの父。シガンシナ区で診療所を開き街の人々から尊敬を集めていたが、シガンシナ区に巨人が流入した後行方不明となる。失踪直前エレンに巨人化の薬を打ち込み、世界の真実が隠された自宅地下室の鍵をエレンに託した。物語中盤で彼が壁外の世界から「始祖の巨人」奪還のためにやってきた巨人化能力者であったことが明らかとなる。
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ピーク・フィンガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ピーク・フィンガーとは『進撃の巨人』の登場人物で「車力の巨人」の継承者。「九つの巨人」継承者で構成されるマーレの戦士の一員として、数々の戦場で功績を打ち立ててきた。当初は始祖奪還計画に参加せずマーレ本国を守っていたが、850年「獣の巨人」であるジーク・イェーガーと共にパラディ島に上陸する。ウォール・マリア奪還を狙う調査兵団との決戦では後方支援を担当し、負傷したジークと「鎧の巨人」であるライナー・ブラウンの逃走を助けた。性格はマイペースだが、冷静沈着で判断力に優れている。
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ファルコ・グライス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ファルコ・グライスとは『進撃の巨人』のキャラクターでマーレの戦士候補生。戦士候補生の同期であるガビ・ブラウンに好意を抱いており、彼女を救うために「鎧の巨人」継承を目指している。内気な性格だが、「悪魔の末裔」と言われるパラディ島の人々に対しても自分達と変わらない人間だと捉える優しい心の持ち主。心的外傷を負った兵士にも親切に接しており、そこでクルーガーと名乗る負傷兵と出会い、交流を深めていく。
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キース・シャーディス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
キース・シャーディスとは『進撃の巨人』の登場人物で第104期訓練兵団の指導教官。スキンヘッドに顎ひげを生やした強面の男性で、訓練兵の間では鬼教官として恐れられている。元々は第12代団長として調査兵団を率いていたが、無謀な壁外調査を繰り返し多くの部下を死なせたにもかかわらず成果を残せなかったことから、自分の無能を悟りエルヴィン・スミスに団長職を引き継がせた。主人公エレンの父親であるグリシャ・イェーガーとは以前から面識があり、彼が消息を絶つ直前に顔を合わせた最後の人物である。
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ロッド・レイス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ロッド・レイスとは、「進撃の巨人」に登場するキャラクターである。壁内人類の真の王家であるレイス家当主。実質的には壁内での最高権力者である。ウーリ・レイスの兄であり、フリーダ・レイスやヒストリア・レイスの父親。正妻との間に5人の子がいたが、当時使用人として働いていたアルマとも関係を持ち、ヒストリアが産まれたことにより、事実的には子供は6人。だがグリシャにより正妻との間の子は皆殺されてしまい、生き残っている子供はヒストリアただ1人である。
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ダイナ・フリッツ(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ダイナ・フリッツとは『進撃の巨人』の登場人物。主人公エレンの父親グリシャの前妻で「獣の巨人」ジークの母。その正体はフリッツ王家の末裔。ストーリー上、巨人の歴史と王家の情報を語る重要な役割を持つ。パラディ島に移住することを拒みマーレに留まった一族は、代々巨人の情報を隠し持っており、その末裔であるダイナはエルディア復権派と共に始祖の巨人の奪還を企てるが、計画は息子ジークの密告により失敗。ダイナは巨人化後、グリシャの後妻であるカルラを捕食する。最期はエレンの持つ座標の力で巨人の群れに喰われた。
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ケニー・アッカーマン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ケニー・アッカーマンとは『進撃の巨人』の登場人物で、中央第一憲兵団対人立体機動部隊の隊長。かつて「切り裂きケニー」の異名を取った大量殺人鬼だったが、ウーリ・レイスとの出会いを経て現在は中央第一憲兵団に所属し対人戦闘を専門とする部隊を率いている。リヴァイ・アッカーマンの育ての親であり、彼に戦闘技術を教えた人物でもある。その戦闘能力はリヴァイと同等かそれ以上であり、対立した調査兵団を大いに苦しめた。
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ヒッチ・ドリス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ヒッチ・ドリスとは『進撃の巨人』の登場人物で、憲兵団の新兵。アニ・レオンハートとは同期でルームメイト。ウェーブヘアが特徴の少女で、軽薄で不真面目な言動が多い。他の新兵同様安全な内地で楽をするために憲兵団に入ったが、実は機転の利くところがある。アニのことは愛想のない同期だと思っていたが、ストヘス区の戦闘以降行方不明になったことを心配しており、アニの正体が「女型の巨人」であることを知って大きなショックを受けていた。同期のマルロ・フロイデンベルクに好意を持っているが、マルロ本人は気づいていない。
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エルヴィン・スミス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
エルヴィン・スミスとは『進撃の巨人』の登場人物であり、調査兵団第13代団長である。調査兵団は人類の生存圏を広げることを目的とし、日々巨人との死闘を繰り広げている。その類まれなる頭脳と判断力から大きな功績を挙げているが、目的のためなら手段を選ばない非情さから「悪魔的」と称されることもある。彼の真の目的は世界の真実を解き明かし、「人類は王家によって記憶を改竄された」という父の仮説を証明すること。人類最強と称されるリヴァイ兵士長を調査兵団に入れたのも彼である。
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ベルトルト・フーバー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ベルトルト・フーバーとは『進撃の巨人』の登場人物で調査兵団団員。第104期訓練兵団を3位で卒業し、どの分野でもそつなくこなすことができる優秀な人物である。ただし優柔不断で判断を他人に任せる傾向があり、積極性に欠けることから他の同期と比べると少し影が薄い。その正体は、ウォール・マリア陥落の主因となった「超大型巨人」であり、始祖奪還作戦のために大国マーレから派遣された「マーレの戦士」の1人だった。任務を達成し故郷に帰ることを切望していたが、結局その願いは叶わず異国の地で命を落とすこととなる。
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ポルコ・ガリアード(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ポルコ・ガリアードとは『進撃の巨人』の登場人物で「顎の巨人」の継承者。「九つの巨人」継承者で構成される「マーレの戦士」の一員として、「顎の巨人」の持ち味である硬い顎と牙や俊敏性を活かし数々の戦場で活躍している。戦士候補生時代の同期であるライナー・ブラウンとは「鎧の巨人」継承権をめぐって争ったライバルだった。自分ではなく能力の低いライナーが「鎧の巨人」継承者として選ばれたことや、兄のマルセルがライナーをかばって巨人に食われたことから、ライナーに対して悪感情を抱いている。
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ライナー・ブラウン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ライナー・ブラウンとは『進撃の巨人』の登場人物で調査兵団の団員。主人公エレン・イェーガーとはウォールローゼ南区第104期訓練兵団時代の同期である。責任感が強く、リーダーシップもあることから同期の中ではまとめ役を担っていた。しかし、その正体はウォール・マリアを破壊した「鎧の巨人」であり、始祖奪還を目的にパラディ島に送り込まれたマーレの戦士である。正体が判明した後はたびたびエレン達と対立し、始祖の力を巡って死闘を繰り広げていく。
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ガビ・ブラウン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ガビ・ブラウンとは『進撃の巨人』の登場人物で、「マーレの戦士」候補生。天真爛漫で型破りな性格で、憧れの従兄であるライナーから「鎧の巨人」を継承するため日夜訓練に励んでいる。パラディ島のエルディア人を悪魔の末裔として強く憎んでおり、彼らを皆殺しにして自分達善良なエルディア人を収容区から解放することを願っていた。しかし成り行きでパラディ島に渡ることとなり、そこで出会った人々との交流からガビの考え方は変化し始める。
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ハンジ・ゾエ(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ハンジ・ゾエとは『進撃の巨人』の登場人物で調査兵団所属のベテラン兵士。初登場時は分隊長だったが、後にエルヴィン・スミス団長の後を継いで調査兵団第14代団長に就任する。ゴーグル(平常時は眼鏡)を着用し、茶髪を無造作に1つにまとめた中性的な外見をしている。明るく聡明な人物だが、巨人に対する情熱は人一倍で変人揃いの調査兵団内でも特に異彩を放っている。ウォール・マリア最終奪還作戦以降は左目を負傷したことから眼帯を着用している。
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ダリス・ザックレー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ダリス・ザックレーとは『進撃の巨人』の登場人物で憲兵団・駐屯兵団・調査兵団の3つの兵団を束ねる総統。特別兵法会議においてエレン・イェーガーの処遇を調査兵団に委ねた人物である。王政編では調査兵団団長のエルヴィン・スミスや駐屯兵団司令官のドット・ピクシスらと共にクーデターに加担する。実はエルヴィンが決起する以前から王政に根深い嫌悪感を抱いており、密かに体制転覆の機会をうかがっていた。王都制圧後は身柄を拘束した王政幹部達に喜々として拷問を行っている。
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アルミン・アルレルト(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
アルミン・アルレルトとは『進撃の巨人』の登場人物で、主人公エレン・イェーガーの幼馴染。金髪ボブカットの中性的な外見を持つ。大人しいが芯の強い勇敢な性格で探求心が強い。祖父の影響で人類はいずれ壁の外に出るべきだという思想を持っており、エレンが外の世界に憧れるようになったのもアルミンの影響である。小柄で身体能力は低いものの、知能や判断力はずば抜けており、エレンや調査兵団の窮地をその知略で度々救っている。
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進撃!巨人中学校(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ
『進撃!巨人中学校』とは中川沙樹が描く、諫山創の『進撃の巨人』の公式学園パロディ漫画。2015年にProduction I.G製作でアニメ化。前半をアニメパート、後半を出演声優たちによるバラエティ番組の実写パートとして30分枠で放送。中学生になったエレン・イェーガーは進撃中学校へ入学する。学校には巨人も在籍しており、エレンは巨人に恨みを持っており巨人を駆逐しようと非公式部活「調査団」へ入部した。
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ミカサ・アッカーマン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ミカサ・アッカーマンとは諫山創による漫画『進撃の巨人』の登場人物で、主人公エレン・イェーガーの幼馴染。本作のヒロイン的ポジションで、幼い時にエレンに助けられた経験から、彼を守ることを自分の使命だと考えている。驚異的な身体能力を持ち、トップの成績で訓練兵団を卒業。実戦でも1人で複数の巨人を討伐する実績を残す。性格は寡黙で口下手だが、エレンのこととなると取り乱す一面もある。物語後半において、母方の祖先が東洋にあるヒィズル国将軍家だったことが明らかになった。
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クリスタ・レンズ/ヒストリア・レイス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
クリスタ・レンズ(ヒストリア・レイス)とは、諫山創による漫画『進撃の巨人』の登場人物。第104期訓練兵団卒業生であり、主人公エレン・イェーガーは同期の1人。小柄で温厚、思いやりのある可愛らしいアイドル的な存在として登場する。同期のユミルと仲が良い。成績10位以内に入っているが、実際はユミルからその座を譲られただけで身体能力は人並みである。本名はヒストリア・レイスといい、壁内世界の真の王家の末裔であることが後に発覚する。
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フリーダ・レイス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
フリーダ・レイスとは『進撃の巨人』の登場人物であり、レイス家の長女。黒髪で青い瞳を持つ。レイス家当主のロッド・レイスとその正妻の第1子として生まれた。表向きは地方の貴族として振る舞っているが、実際は壁内の真の王家の末裔。レイス家に代々引き継がれている特別な巨人能力を叔父のウーリ・レイスから引き継ぎ、宿している。本人の飾らない性格は多くの者から慕われており、妾の子である異母妹ヒストリアにも姉として優しく接していた。
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イェレナ(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
イェレナとは『進撃の巨人』の登場人物で反マーレ派義勇兵の中心人物。マーレに滅ぼされた国の出身で、「獣の巨人」継承者で王家の血を引くジーク・イェーガーの信奉者として活動し、パラディ島の近代化に大きく貢献した。ジークの提唱する「エルディア人安楽死計画」達成のためなら寝食を共にした仲間すら殺害する冷酷な性格の女性。しかし実際にはマーレの被害者というのは虚偽であり、「世界を救う英雄」に憧れているだけのごく一般的なマーレ人である。
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