ふしぎ駄菓子屋 銭天堂(児童小説・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』とは廣嶋玲子による児童小説。挿絵はjyajyaが担当し、2013年から刊行されている。全国の小学生が投票する「小学生がえらぶ!“こどもの本総選挙”」(第3回)で1位を獲得。2020年にアニメ映画化され、その後NHKのEテレにてアニメ放送が開始。2024年には実写映画が公開される。舞台は幸運な人だけが辿り着ける駄菓子屋「銭天堂」。銭天堂の駄菓子はどれも客の悩みに寄り添う不思議な力を持つ。だが、食べ方や使い方次第では不幸を招くこともある。主に1話完結の短編構成の作品である。

飲むと天才になれる。六条教授が子どもの頃にこれを飲んで天才となったが、父親から嫉妬されるようになる。紅子を憎むきかっけとなった商品。

とりあげもち

アニメ第101話に登場する銭天堂の駄菓子

欲しいものを人から取り上げたい時に食べ、取り上げたい相手に向かって「それ、ちょうだい」と言うと、相手のものを取り上げることができる。ただし、取り上げて手に入れたものは大切に扱わないと、報いとして自身が最初に取り上げたものに変身してしまい、自分の人生自体が取り上げられてしまう。

兄弟だんご

アニメ第102話に登場する銭天堂の駄菓子

きょうだいの順番を入れ替えることができる。4本のだんごが串に刺さっていて、末っ子になりたい場合は1番下のだんごを食べると末っ子になれ、その他のだんごは他のきょうだいに食べさせる。ただし、入れ替わったきょうだいの面倒な部分も受け入れる覚悟が必要。

留守電でんシール

アニメ第103話に登場する銭天堂の商品

でんでん虫のデザインが描かれたシールで、でんでん虫が自分の代わりに電話やメッセージに答えてくれて、答えた内容も報告してくれる。ただし、通信相手の居場所を逆探知するなど任務外の事を頼むとでんでん虫は消滅してしまう。

分身風船ガム

アニメ第104話に登場する銭天堂の駄菓子

噛んで膨らませると自分の分身が作れるガムで、膨らませる時に念じると、理想とする能力を分身に備えることもできる。分身が現れると本体の自分の姿が変化する為、他人にバレにくく、戻りたい時は分身を針で刺すと元に戻る。ただし、1度に2体の分身を作ってしまうと人生のバランスが崩れ、これまでの記憶を失ってしまう。

リプレイプリン

アニメ第105話に登場する銭天堂の駄菓子

食べると戻りたい日の朝に戻れて、1日をやり直すことができる。ただし、後悔しないようにやり直さないと、何度もその日をやり直すことになる。

シークレットタブレット

アニメ第106話に登場する銭天堂の駄菓子

どんな秘密も1粒食べるだけで守れるようになるが、食べた数の分だけ秘密を守らなくてはならない。守らなくてもいい秘密を抱えた時は葛藤で苦しむことになる。

サイン・コイン

アニメ第107話に登場する銭天堂の駄菓子

中身はチョコレートで、食べて強く念じると自分の持ちものに名前を浮き上がらせることができる。ただし、他人のものを自分のものにしようとすると、自分の名前が「どろぼう」という世界になる。

軽々カルメ焼き

アニメ第108話に登場する銭天堂の駄菓子

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