ふしぎ駄菓子屋 銭天堂(児童小説・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』とは廣嶋玲子による児童小説。挿絵はjyajyaが担当し、2013年から刊行されている。全国の小学生が投票する「小学生がえらぶ!“こどもの本総選挙”」(第3回)で1位を獲得。2020年にアニメ映画化され、その後NHKのEテレにてアニメ放送が開始。2024年には実写映画が公開される。舞台は幸運な人だけが辿り着ける駄菓子屋「銭天堂」。銭天堂の駄菓子はどれも客の悩みに寄り添う不思議な力を持つ。だが、食べ方や使い方次第では不幸を招くこともある。主に1話完結の短編構成の作品である。

食べると行列の先頭に行くことができるが、嫌な事も先頭を切ってやらなくてはいけなくなる。

眠り貯金箱

アニメ第82話に登場する銭天堂の商品

睡眠時間を貯めることができる貯金箱。1時間睡眠貯金をすると金貨チョコが出てきて、それを食べると1時間睡眠したことになる。ただし、他人に金貨チョコを与えると2度と眠れなくなってしまう。

眠れませんべい

アニメ第82話に登場するたたりめ堂の駄菓子

食べると眠れなくなる。

引き裂きイカ

アニメ第83~84話に登場するたたりめ堂の駄菓子

付属の醤油ぺンで仲を引き裂きたい2人の名前をスルメイカに書いて、夜中に墓場で食べると、2人の仲を壊すことができる。名前を書かれると縁が切れてお互いの姿も見えなくなる。
紅子はこの駄菓子で、自分の店の客がよどみに関われないようにした。

兵糧キャラメル

アニメ第85話に登場する銭天堂の駄菓子

食べるとお腹がいっぱいになるが、空腹以外の時に食べると冬眠状態になることがある。

お仲間まんじゅう

アニメ第86話に登場する銭天堂の駄菓子

食べると同じ趣味の仲間がひと目で分かるようになるが、相手が自分の趣味を認めていないタイミングで声をかけるとよい関係を築けなくなる。

田舎もなか

アニメ第87話に登場する銭天堂の駄菓子

食べると田舎との縁が生まれる。半分に割って食べると自然に囲まれたところで田舎暮らしができ、割らずにそのまま食べると田舎をふるさとにできる。ただし、包み紙を破ると効果がなくなる。

みせびら菓子

アニメ第88話に登場する銭天堂の駄菓子

食べると誰からも注目され羨ましがられるようになるが、自分が誰かのことを「羨ましい」と言うと妬みが形になって見えるようになる。

ほっとけケーキ

アニメ第88話に登場する銭天堂の駄菓子

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