ふしぎ駄菓子屋 銭天堂(児童小説・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』とは廣嶋玲子による児童小説。挿絵はjyajyaが担当し、2013年から刊行されている。全国の小学生が投票する「小学生がえらぶ!“こどもの本総選挙”」(第3回)で1位を獲得。2020年にアニメ映画化され、その後NHKのEテレにてアニメ放送が開始。2024年には実写映画が公開される。舞台は幸運な人だけが辿り着ける駄菓子屋「銭天堂」。銭天堂の駄菓子はどれも客の悩みに寄り添う不思議な力を持つ。だが、食べ方や使い方次第では不幸を招くこともある。主に1話完結の短編構成の作品である。

CV:須藤沙織

アニメ第106話「シークレットタブレット」に登場する、秘密を誰かに言いたくてたまらない少女。
友人・亜由美から好きな男の子を打ち明けられ、秘密にすると約束したものの誰かに言いたくてたまらなくなった。そんな時に辿り着いた銭天堂で、紅子から秘密を守れるようになる「シークレットタブレット」をすすめられ喜ぶが、「秘密というのは何でもかんでも守ればいいというものではござんせん」と意味深な言葉を投げかけられた。
その後、好きな男の子のペーパーナイフを盗んでいた亜由美を目撃し、亜由美からは盗んだことを秘密にするよう口止めされるが、他の子に容疑がかかったので、自ら「シークレットタブレット」の効果を消して亜由美が盗んだことを明かした。

大平哲(おおひら てつ)

CV:大地葉

アニメ第107話「サイン・コイン」に登場し、大切なスケートボードを友人の淳輔(じゅんすけ)に盗まれた少年。
スケートボードに名前を書いていなかった為、盗まれたという証拠がなく困っていたところ紅子から「サイン・コイン」をすすめられた。「サイン・コイン」を食べて強く念じると、自分の物に名前を浮き上がらせることができる為、淳輔からサインボードをとり返すことができた。後日、友人が持っていた水晶が欲しくなり盗んでしまった為、名前が「どろぼう」に変わってしまった。

伊達原龍三(だてはら りゅうぞう)

CV:山岸治雄

アニメ第108話「軽々カルメ焼き」に登場する、運送会社で働く男性。
娘の伊達原亜由(だてはら あゆ)を大学に行かせたくて一生懸命働いているが、肩を痛めて荷物が運べなくなって困っていたところ銭天堂に辿り着いた。紅子が作った「軽々カルメ焼き」を食べると、重い荷物も軽々持てるようになったが、亜由が足を痛めた際、人間を持ち抱えると効果がなくなるという注意書きを無視して亜由を抱きかかえた為「軽々カルメ」の力は失われた。

伊達原亜由(だてはら あゆ)

CV:池田海咲

アニメ第108話「軽々カルメ焼き」に登場する、伊達原龍三の娘。
龍三の会社の荷物の下敷きになり足を痛めてしまった。
人間を持ち抱えると効果がなくなるという「軽々カルメ焼き」の注意書きを知っていて、父・龍三に自分を持ち抱えないように言うが、心配した龍三に抱きかかえられ病院に運んでもらった。

神原一郎(かんばら いちろう)

CV:小林大紀

アニメ第110話「スクープクレープ」に登場する、学校の新聞係でびっくりするようなスクープを狙っている少年。
銭天堂の「スクープクレープ」を食べたところ、目の前で矢印が見えるようになりスクープ写真が撮れる場所に導かれるようになった。スクープ写真を載せた学級新聞はみんなの注目を浴びるようになったが、ある日、火事現場に導かれ火事に巻き込まれたことで、自分がスクープの対象になってしまった。

小湊俊子(こみなと としこ)

CV:すずき紀子

アニメ第111話「プレゼント扇子」に登場する、贈り物を決めるのに悩んでしまう中年女性。
銭天堂で「プレゼント扇子」を買ったところ、相手が喜ぶプレゼントが分かるようになり、一番悩んでいた義理の父・小湊豊隆(こみなと とよたか)へのプレゼントも喜んでもらえた。年末のお歳暮も「プレゼント扇子」に頼ろうとしたが、季節外れの“アイスクリーム”という答えが出たので疑問に思い、自分のセンスに従いルームシューズをプレゼントしたところ、とても喜ばれた。
後から「プレゼント扇子」は夏にしか使えないことを知った。

小湊豊隆(こみなと とよたか)

CV:高岡瓶々

アニメ第111話「プレゼント扇子」に登場する、小湊俊子の義理の父。
普段はプレゼントをもらっても何も言わない人だが、お礼の電話をするほど俊子からのプレゼントに喜んだ。

神子山香枝(かみこやま かえ)

CV:楠見藍子

アニメ第112話「ごまかしボーロ」に登場する、ごまかすことが上手くなりたい少女。
幼なじみの友人・呉美(くれみ)から見下されるので、上手くごまかして呉美を避けたいと思っていた。銭天堂の「ごまかしボーロ」を食べごまかし上手になるが、ある時、呉美への思いが爆発して思いのたけをぶつけてしまう。後から「ごまかしボーロ」の注意書きを見て、ごまかすことは問題の先送りをしているだけなので、すでに「ごまかしボーロ」の効果は切れている為、本音が出たことに気づいた。

呉美(くれみ)

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@keia

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