ふしぎ駄菓子屋 銭天堂(児童小説・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』とは廣嶋玲子による児童小説。挿絵はjyajyaが担当し、2013年から刊行されている。全国の小学生が投票する「小学生がえらぶ!“こどもの本総選挙”」(第3回)で1位を獲得。2020年にアニメ映画化され、その後NHKのEテレにてアニメ放送が開始。2024年には実写映画が公開される。舞台は幸運な人だけが辿り着ける駄菓子屋「銭天堂」。銭天堂の駄菓子はどれも客の悩みに寄り添う不思議な力を持つ。だが、食べ方や使い方次第では不幸を招くこともある。主に1話完結の短編構成の作品である。

銭天堂の地下工房で、駄菓子作りをして働く金色の招き猫。元は小瓶に入った小銭だが、銭天堂の駄菓子が客に幸福をもたらしたことで、金色の招き猫に変わった。
フルーツ担当。あねご肌で気が強い。
額と頬に炎のような模様がある。

駄菓子屋「たたりめ堂」

よどみ

CV:榊原良子

人間の悪意につけ込んだ駄菓子を売る、たたりめ堂の店主。
おかっぱ頭に、真っ赤な彼岸花が描かれた着物を着ている。
見た目は7才くらいの少女だが、お婆さんのようなしゃがれた声が特徴。
銭天堂の駄菓子によって何度も営業妨害されたとして、紅子をライバル視している。

黒い招き猫(くろいまねきねこ)

CV:佐々木義人

よどみが作つくり出した、たたりめ堂の悪意のある招き猫。
よどみの命令で銭天堂に送り込まれ、悪に染める“悪意エキス”を紅子の駄菓子に混ぜる。

宵闇横丁警察(とこやみよこちょうけいさつ)

CV:佐々木義人

悪事を働いたよどみを捕まえた警察。捕まえた悪人は鳥かごに閉じ込める。
黒い服に包まれ、正体を隠している。

怪童(かいどう)

CV:竹中直人

怪しげな遊園地「天獄園」を経営する。
たたりめ堂のよどみと結託し、紅子に勝負を持ちかける。
「天獄園」を舞台に、番外編として児童小説『あやし、おそろし、天獄園』も生まれている。こちらは『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』よりもダークな物語で、「児童書にしては恐ろしい」「続編が見たい」「怖いがクセになる」との声も多い。

六条研究所(ろくじょうけんきゅうじょ)

六条教授(ろくじょうきょうじゅ)

CV:大和田伸也

自身の研究所で、銭天堂についての調査を命じる謎の男。
子どもの頃、銭天堂の「天才サイダー」を飲んで天才になる。自分の才能が人工的に作られたものだと知った六条教授は、紅子に人生を狂わされたと思い、銭天堂をおとし入れようと計画している。
見た目は紳士的だが、人間らしさに欠けていて目に冷酷さがにじみ出ている。

関ノ瀬和彦(せきのせ かずひこ)

CV:上田耀司

六条研究所の職員。
娘の関ノ瀬なつめが銭天堂の客となったことをきっかけに六条教授の計画に疑問を抱く。紅子に加担して、六条研究所への潜入を助ける。

蔵木元弥(くらき もとや)

銭天堂の駄菓子によって、隠れた人の才能を見抜ける能力を持つ男。
その能力を活かして、芸能事務所のすご腕スカウトマンとなり、芸能事務所を立ち上げる。自分の能力によって挫折を味わったことで、紅子を恨むようになり、六条教授と手を組んで銭天堂をつぶそうと企んでいる。

つぐみ

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