シャッター アイランド(Shutter Island)のネタバレ解説・考察まとめ
『シャッター アイランド』とは、2010年公開のサスペンス映画である。監督はマーティン・スコセッシ、主演はレオナルド・ディカプリオ。
連邦保安官のテディ・ダニエルズは、同僚のチャック・オールとともに、シャッター アイランドという孤島にある精神病院に、女性患者の失踪事件を捜査しに船で向かう。その精神病院には多くの犯罪者が収容され、失踪した女性患者も、自らの子供たちを殺害した犯罪者だった。事件を捜査していくうちに意外な事実が浮かび上がってくる。
『シャッター アイランド』の概要
『シャッター アイランド』とは、2010年公開のサスペンス映画である。
監督は『ギャング・オブ・ニューヨーク』や『タクシードライバー』で有名なマーティン・スコセッシ、主演はレオナルド・ディカプリオ、マーク・ラファロ、ベン・キングズリー。
『ミスティック リバー』など、多くの秀作サスペンス映画の原作の作者、デニス・ルヘインの同名小説を映画化したものである。
舞台は1954年、ボストンの近くの孤島にある精神病院。女性患者の失踪事件の捜査にむかう連邦捜査官を中心にストーリーは繰り広げられる。
アルフレッド・ヒッチコック監督の1958年公開の心理サスペンス映画、『めまい』を思い出させるクラシックな、美学的には表現主義的、内容はニヒルで悲観的、宿命的な犯罪映画であるノアール映画の雰囲気を持ち、孤島という閉ざされた空間のじわじわとした恐怖感が感じられる。
『ギャング・オブ・ニューヨーク』、『アビエイター』、『ディパーテッド』に続きディカプリオが出演したスコセッシ監督の映画4作目で、アメリカの映画製作普及促進事業団体であるナショナル・ボードレビューで2010年のトップテン映画に選ばれた。
この二人の協力作品はこれまで、アカデミー賞の主要な賞である、映画賞、監督賞や主演男優賞にいずれも受賞かノミネートされたが、本作品はノミネートにこぎつけなかった。
しかしながら、公開当初から大きな反響があり、スコセッシ監督の映画のなかでは興行収入が最初の週でトップになった。
ラストが非常に衝撃的だが、繰り返して観ると、ラストに向かう伏線が映画全体の何か所かにちりばめられていることがわかる。
『シャッター アイランド』のあらすじ・ストーリー
ダニエルズとチャックという2人の連邦保安官が孤島にある精神病院に到着する。
映画は主人公テディ・ダニエルズが船酔いで吐いているところから始まる。
連邦保安官のダニエルズは同僚のチャック・オールとともに、ボストン沖合の孤島シャッター アイランドに船で向かっている。その島にある、凶悪犯罪の犯人を主に収容しているアッシュクリフ精神病院での、同じように犯罪者である女性患者の失踪事件を捜査しに行くのだった。
その女性患者、レイチェル・ソランドは自分の3人の子供を殺害した犯人だった。
ダニエルズは、第二次世界大戦の時、ダッハウのユダヤ人強制収容所を解放した部隊の一人であり、収容所内に積み上げられたユダヤ人捕囚の死体や、収容所で行われていたナチスの残虐行為を見た。またその後、収容所にいたドイツ兵を全員並べて一斉射撃したうちの一人で、その時のトラウマを引きずっている。
島に到着すると、精神病院のマクフィアソン副警備隊長に迎えられる。妙に二人に対して警戒心を見せる副警備隊長は、精神病院に到着したところで、敷地内では外部の訪問者は一切武器を携帯できない規則であるからと、ダニエルズとチャックの拳銃を取り上げさせる。
アッシュクリフ精神病院の医師たち
精神病院では、精神科長のジョン・コーリー医師が二人を迎える。捜査のために患者を尋問することは許可するが、患者のカルテを読むことは許可しない。捜査にあまり協力的でないことは明らかだった。
また、レイチェルの担当医師のレスター・シーハンは前日からバケーションで島から出ていることがわかり、シーハン医師を尋問することができないように脱出させたのではないかとダニエルズはコーリー医師に疑惑を抱く。
さらに、多くの凶悪犯罪者が収容されているC病棟が崖の上にあるのだが、そこに入ることも許可されなかった。
レイチェル・ソランドは、夫をノルマンディ―上陸作戦で失っており、正気を失って残された3人の子供たちを溺れ殺した後で、食事をしているところを捕まった。いまだに子供たちが生きているという妄想を抱いており、周りで働く医師や看護婦などは、近所の郵便局の従業員などと思っていた。病院の中でのは安定した精神状態でいたので、自分から脱走しようとは考えにくいようにダニエルズは思っていた。
また、失踪当時、レイチェル・ソランドの部屋は密室状態であった。
その部屋を見に行ったダニエルズは、不思議な言葉、「4の法則、67番目は誰?」と書いてあるメモが落ちているのを見つける。
また、病院内にはナーリングという、ドイツ人医師がいた。
捜査に協力するというよりも、「あなたは暴力的な人だ。あなたのような人が私の専門です。」などとダニエルズに向かって言う。なんだか、ダニエルズの方がナーリングに訊問されるような雰囲気である。また、ナーリングはシーハン医師の個人情報をダニエルズに見せることを拒む。
傲慢で、協力的でないナーリングにダニエルズは反感を持つ。その傲慢な態度から、ナーリングはナチスの残党ではないかとひそかにダニエルズは疑うのだった。
ダニエルズの精神病院に対する疑惑、レイチェルの失踪事件の捜査
実はダニエルズはこの病院では、患者に麻薬を使ってマインドコントロールの実験をしているのではないかという疑惑を持っていた。
そんななか、ダニエルズはこの病院が非米活動委員会から融資を受けていることをつきとめる。非米活動委員会は反共産主義を主張し、国民の思想管理を行っている委員会であるため、病院でマインドコントロールが行われているというダニエルズの疑惑は強くなる。
同時にダニエルズは、ジョージ・ノイスというこの精神病院の患者を知っていた。ノイスは一度この病院を退院した後、つまりは精神病が直ったはずなのにもかかわらず、またもや犯罪を犯し、またこの病院に送り返されてしまったのだ。
ダニエルズはこの病院には戻るくらいなら死刑を選ぶというノイスの言葉、それにもかかわらずこの病院に送り返された事実により、アッシュクリフ精神病院でのマインドコントロール実験の疑いを抱いたのだった。
翌日患者の訊問をダニエルズは始める。どの患者もレイチェルについては似たような返答をするが、リーディスという人を知っているかとダニエルズが聞くと、どの患者も慌てだす。
また患者たちの訊問中、カーンズという女性患者が、チャックが席を外した隙に、ダニエルズのノートに「逃げろ」と書く。
実はダニエルズの妻は、アンドリュー・リーディスという放火魔の起こした火事で焼死していたのだ。
放火魔のリーディスもこの病院に収容された後、失踪していたのだ。ダニエルズはそのリーディスの失踪の捜査もするつもりなのであった。患者たちはリーディスを知らないと言いつつ、名前を聞いた途端に慌てだす。
また、この病院には、66人の患者が収容されていることから、だれもが知らないふりをするリーディスこそがメモにある67人目、つまりは67人目の患者なのではないかという結論を下す。
リーディスは立入り禁止のC病棟に隠されているのかもしれない。
また、精神病院にきてから、夢などでダニエルズは死んだ妻、ドローレスの幻影を見るようになる。夢の中でドローレスは「私はもう、灰の中に埋もれている骨なのよ」と言うのだった。
戻ってきたというレイチェル・ソランドは病院がでっち上げた人物
失踪していたレイチェルが突然見つかった。
でもダニエルズは、病院で何が行われているかを解明するまでは捜査をやめるつもりはなかった。
嵐の後の破損の修理のどさくさに紛れて侵入禁止のC病棟に入り込んだダニエルズは、一室に監禁されているノイスを探し当てる。
ノイスは体を痛めつけられていた。マインドコントロールについては何も語らないノイスは、ダニエルズに向かってこれはお前のせいだと言う。患者を静まらせるための脳手術、ロボトミーが行われる灯台に連れていかれることを、極度に恐れているノイスは、今この島で起こっていることは、ダニエルズのために作られたゲームなのだと不思議なことを言う。
また、その後、同僚のチャックを探しているうちに、島の断崖の中途の洞窟で、本物のレイチェル・ソランドであるという女性に会う。
子供を殺害した患者というレイチェルは病院側のでっち上げであり、自分こそが本当の失踪したレイチェル・ソランドだというのだ。
彼女は、未婚で子供など持ったこともなく、もともとはこの病院に勤める精神科の医師であった。そして病院で行われているマインドコントロールの実験に反対した。そこで秘密保持のために罠にかかってしまい、患者として収容されたということなのだ。
病院からは逃亡できたが、島から脱出する手段がないので隠れているのだと語る。
レイチェルはマインドコントロールの実験をしているのは、島の灯台であると告げ、姿を消すのだった。
チャックの失踪
その後、病院に帰ったダニエルズに、コーリー医師はダニエルズは一人だけでシャッターアイランドに来たのであり、同僚のチャックなどはいなかったと告げられる。
ダニエルズは灯台に向かう前にチャックと別れてから、ずっと彼に会っていなかった。
ダニエルズはチャックが誘拐され、実験台にされているのではないかと思い、病院から脱出し灯台の中に侵入する。
そこには先回りしていたコーリー医師が、ダニエルズを待っていた。そこでダニエルズは意外な事実を知らされるのだった。
コーリー医師に解明される事実
ダニエルズ自身が、妻を殺した犯人のリーディスであったのだ。
コーリーはダニエルズに説明する。
レイチェルの部屋で見つかったメモの「67番目は誰?」というのは実際にリーディス自身のことであり、ダニエルズ自身が患者であることを言っていたのだ。つまり、病院には66人の患者がいるが、67番目の患者がリーディス=ダニエルズだということなのだ。
また4の法則とは、ダニエルズとリーディス、レイチェル・ソランドと妻のドローレスの4つの名前のことだという。
そして、同僚のはずのチャックは実はレイチェルの担当医師で、リーディス自身の担当医師でもあるシーハンだったのだ。
部屋の机の上に拳銃が置いてあった。ダニエルズは聞いたことが信じがたく、まだ疑っていたので、その拳銃を奪ってコーリーを脅すが、コーリーはダニエルズがその拳銃も本物ではないという。ダニエルズは実際に発砲しようとしたが、単なるおもちゃであった。
エドワード・ダニエルズ(Edward Daniels)と放火魔であるアンドリュー・リーディス(Andrew Laeddis)の名前、またレイチェル・ソランド(Rachel Solando)とダニエルズの妻であるドローレス・シャナル( Dolores Chanal)の名前はアナグラム(文字を入れ替えて全く違う言葉を作ること)であり、つまりはダニエルズとリーディス、レイチェルとドローレスは同一人物であるという事を知らされる。
ダニエルズとレイチェルは現実逃避のためにリーディスが勝手に作り上げた想像なのである。
以前リーディスは放火魔などではなく、実際に連邦保安官であったが、ある日家の火事を引き起こしてしまったノイローゼ気味の妻のドローレスを、周りの人たちの非難からかばい、湖の近くの一軒家に引っ越した。
ある日仕事から家に帰ってみると、ドローレスが放心状態でいて、子供たちが湖でおぼれ死んでいるのを発見する。
精神に異常をきたしたドローレスが、自ら子供たちを殺したのだった。私を解放してと頼むドローレスを、リーディスは拳銃で殺害してしまった。
以前の記憶が突然リーディスに戻ってきた。レイチェルというのは殺された自分の娘の名前でもあったのだ。
妻が自分の愛する子供たちを殺し、自分が愛する妻を殺してしまったという事実に耐えられなかったリーディスは、それ以降精神に異常をきたした。そして自分はいまだに連邦保安官で、アッシュクリフ病院のマインドコントロール実験を捜査、阻止するのだという妄想を抱いたのである。そして入院してから2年間、その妄想をそのまま生きてきたのだ。
ノイスは、自分をダニエルズと思い込んでいるリーディスに向かって、本名のリーディスと呼んだ。そこで激昂したリーディスがノイスを痛めつけたのだった。
コーリー医師は、神経が高まった患者を静まらせるため脳の一部を切り取る手術であり、患者の精神を抹殺し放心状態にしてしまう従来のロボトミーに、人道的に反対していた。そして患者を精神病院の敷地内である程度妄想のままに好きにさせ、メモなどのようなヒントを与えることで、正気に戻す新しい治療法の可能性を主張していた。
それをリーディスで実験してきたのであり、ノイスを半殺しにしてしまうような凶暴性を持ったリーディスが正気に戻らないのであれば、ロボトミー手術を施さなくてはいけないのだという事をリーディスに告げる。
シーハン医師はリーディスが正気に戻っていないと判断する
何日か後、病棟の入り口で座るリーディスにシーハン医師が近づいていくと、また彼をチャックと呼び、病院で行われているマインドコントロール実験をほのめかす。
リーディスが狂気から直っていない、療法が失敗したと判断したシーハン医師は、コーリー医師にそのことを合図する。
これからロボトミー手術を受けに連れていく警備員に囲まれながら、リーディスは、「どちらが悪い?怪物として生きるか、善人として死ぬか」とつぶやく。
そこで実はリーディスは正気で、自分がリーディスであるという現実を自覚していて、それでも悲嘆のため、または罪の意識のためにロボトミーを受けて、放心状態になることを選んだのではないかと、シーハン医師は気づくのだった。
リーディスはつぶやいた後で警備員とともに、落ち着いた表情で庭を歩いて行くのだった。
『シャッター アイランド』の登場人物・キャラクター
テディ・ダニエルズ / アンドリュー・リーディス(演:レオナルド・ディカプリオ)
自分の3人の子供たちを妻に殺され、その妻を殺害したために精神に異常をきたした元連邦保安官。アッシュクリフ精神病院に患者として収容されている。
元々は正義を重んじる典型的なアメリカ人警察官であった。
死にたいと妻が望んだという同情すべき理由があったとはいえ、妻を殺した自分の罪悪感と、また妻に3人の子供たちが殺されてしまったという、残酷な事実に耐えられなかったのだ。そのため、まだ悪と戦う正義の味方である、テディ・ダニエルズという空想の中の自分を作り出し、今でも連邦保安官で、人心実験が行われているアッシュクリフ病院の悪事を暴こうとしているという妄想の中に生きている。
第二次大戦のときに、ダッハウ収容所を解放した部隊に属しており、積み重ねられ放置してあったユダヤ人捕囚の死体などナチスの残虐行為を見たことや、そこに駐在していたドイツ兵たちを裁判にかけることなく処刑したことのトラウマを引きずっているが、その時に植え付けられたナチスへの憎悪のためにアッシュクリフ病院では、ナチスが行っていたような人体実験が行われていると考えたのかもしれない。
最初の画面で船酔いのために吐いているところなどから、映画全体を通じ、健康的なイメージがない。
またいつもどこか狂気をうかがわせるように、鬱屈としている。
レオナルド・ディカプリオはその雰囲気を非常にうまく演じている。ラストで、ロボトミーを受けに行く場面の落ち着いた表情が、それまでの鬱屈とした表情と対照的である。
チャック・オール / レスター・シーハン医師(演:マーク・ラファロ)
出典: pbs.twimg.com
Related Articles関連記事
タイタニック(Titanic)のネタバレ解説・考察まとめ
『タイタニック』とは、ジェームズ・キャメロン監督・脚本、主演はレオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレットによる1997年のアメリカ映画。1912年に起きたタイタニック号沈没事故を下地にして、船の中で出会った貧しい画家志望の青年と上流階級の娘の悲恋を描いている。1998年のアカデミー賞にて、11部門で受賞し、日本でも一年以上のロングラン上映し席巻した。
Read Article
ギルバート・グレイプ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ギルバート・グレイプ』とは、原題は『What’s Eating Gilbert Grape』で、同名小説の映画化。ジョニー・デップと、レオナルド・ディカプリオが共演している、1993年のアメリカ映画である。 知的障害を抱えた弟アーニー(レオナルド・ディカプリオ)と、夫を亡くした事で過食症となり、病的な肥満になってしまった母親。 退屈な田舎町で家族を支えるギルバート(ジョニー・デップ)が、ある日ベッキーという女性と出会うことで自分自身を見つめ直し、心の揺れ動きと成長を描いた物語。
Read Article
アベンジャーズ/エンドゲーム(MCU)のネタバレ解説・考察まとめ
『アベンジャーズ/エンドゲーム』とは、2019年に公開されたディズニー配給・マーベル製作の『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の続編である。本作は、宇宙最大のパワーを持つ6つの石”インフィニティ・ストーン”を集めたサノスがアベンジャーズのメンバーを含む、全宇宙の生命の半分を消滅させたところから始まる。人類を守るため、”キャプテン・アメリカ”や”アイアンマン”を筆頭に最強ヒーローたちが再び立ち上がり、史上最凶最悪の敵・サノスに逆襲(アベンジ)する。
Read Article
インセプション(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『インセプション』( Inception)とは、2010年7月に公開されたクリストファー・ノーランが監督・脚本を務めるSFアクション映画である。他人の夢からアイデアを盗み出す企業スパイ・コブは、その才能から国際指名手配を受け、さらに妻の殺害容疑もかけられていた。そんなある日、サイトーと名乗る男が、彼に風変わりな依頼を持ちかける。サイトーのライバル会社を潰すため、息子に夢の中で会社を潰すアイディアを植え付ける(インセプション)依頼だった。夢の中ならではの壮絶なアクションが魅力の映画となっている。
Read Article
はじまりのうた(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『はじまりのうた』とは2015年2月7日に日本公開された、アメリカ合衆国の音楽映画である。監督および脚本は、『ONCE ダブリンの街角で』の監督、ジョン・カーニー。シンガーソングライターとして成功した彼氏・デイヴとともにニューヨークに引っ越した主人公のグレタだが、浮気をきっかけにデイヴと別れてしまう。失恋に押しつぶされそうになりながらも、ライブハウスで知り合ったプロデューサー・ダンに声を掛けられアルバムを作ることになる。
Read Article
スポットライト 世紀のスクープ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『スポットライト 世紀のスクープ』とは2015年に製作された伝記・犯罪・ドラマを扱ったアメリカ映画である。第88回アカデミー賞において作品賞を受賞するなど、様々な映画賞で受賞する非常に大きな評価をされた作品である。カトリック教会の神父による小児への性的虐待への真相を暴いた、新聞社『ボストン・グローブ』の特集記事『スポットライト』を担当しているメンバーが奔走する姿を描いた、実話に基づいている。監督はトム・マッカーシーが務め、『アベンジャーズ』シリーズのマーク・ラファロらが出演した。
Read Article
グランド・イリュージョン(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『グランド・イリュージョン』とは2013年10月に日本公開されたクライム映画。ジェシー・アイゼンバーグが主演を、ルイ・ルテリエが監督を務める。大金を狙うマジシャンのアトラス、マッキニー、ワイルダー、リーブスの4人が「フォー・ホースメン」というグループを組み、マジックショーを行い鮮やかなトリックで復讐を果たすストーリー。彼らの逮捕に乗り出す捜査官との攻防、巧妙に張り巡らされた伏線、マジックの華麗な種明かしが見所。日本での興行収入4億8千万円を記録した大ヒット作品。
Read Article
ジャンゴ 繋がれざる者(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ジャンゴ 繋がれざる者』とは、2012年のアメリカのリビジョニスト西部劇。ドイツ人賞金稼ぎキング・シュルツに助けられた黒人奴隷ジャンゴ・フリーマンが生き別れた妻ブルーム・ヒルダをを取り戻す物語。監督・脚本はクエンティン・タランティーノ、出演はジェイミー・フォックス、クリストフ・ヴァルツ、レオナルド・ディカプリオ、サミュエル・L・ジャクソン。アカデミー賞では5部門ノミネートされ、脚本賞と助演男優賞を受賞。興行成績も、タランティーノは前作の『イングロリアス・バスターズ』を超えて大ヒットを記録した。
Read Article
タクシードライバー(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『タクシードライバー』とは、1976年に公開されたアメリカ合衆国のクライムサスペンス映画。 タクシー運転手として働く帰還兵のトラヴィス・ビックルは、孤独な日々を送っていた。選挙事務所で働く女性ベッツィーに恋をするも上手くいかない。やがて闇ルートから拳銃を仕入れ、自らの筋肉を鍛え始めたトラヴィスはある計画を思いつく。1970年代のニューヨークを舞台に、社会への嫌悪を募らせるトラヴィスの狂気を描いた作品。徐々に明らかになるトラヴィスの鬱屈した感情とラストの銃撃シーンが見所。
Read Article
【シャッター アイランド】誰も救われない…胸糞&後味が悪いバッドエンド洋画19選【隣人は静かに笑う】
映画というとハッピーエンドものばかりを想像しますが、実際には良い結末で終わるものばかりではありません。誰も救われずに終わる、いわゆるバッドエンドな作品もたくさんあります。この記事では、胸糞&後味が悪い洋画についてまとめました。中には人を選ぶものもあるので、閲覧にはご注意ください。
Read Article
【シャッター アイランド】後味の悪い映画ベスト10まとめ【蝿の王】
数ある映画作品の中には、後味が悪いものがたくさんあります。ラストが微妙だったり、ストーリーが良くなかったりすると、なんとなく見終わった後モヤモヤしますよね…。この記事では、そんな映画を10個まとめました。後味が悪いとわかっているのに観たくなってしまうという方は、根っからの映画好きなんでしょうね。
Read Article
【イケメン!】若い時のレオナルド・ディカプリオ画像まとめ!
若いころのレオナルド・ディカプリオの画像をまとめました!あまりにもイケメンで惚れてしまう画像ばかりです! レオナルド・ウィルヘルム・ディカプリオは、アメリカ合衆国の俳優、映画プロデューサー、脚本家、環境活動家。
Read Article
【ベッカム】築地やデパ地下で目撃情報あり!お忍び来日した海外セレブの画像まとめ【レオナルド・ディカプリオ】
世界に名だたるスポーツ選手や俳優たち。彼ら/彼女らの中には、お忍びで来日している人もいるそうです。築地や銀座での目撃情報もあれば、デパ地下という意外な場所で見たとの声も。この記事では、来日した海外セレブたちの画像についてまとめました。こんなイケメンや美女が急に街中に現われたらビックリですよね。
Read Article
観客席にいるかも?サッカーを愛するセレブまとめ【レオナルド・ディカプリオ、他】
日本だけでなく世界中で熱狂を巻き起こすサッカーは、芸能界にも多くのファンがいる。ここでは熱狂的なサッカーファンを公言している海外セレブたちをまとめた。ハリウッド1のスポーツ女子であるジェシカ・ビールや、サッカー界に友人の多いレオナルド・ディカプリオなどを紹介している。
Read Article
映画『ロミオ+ジュリエット』撮影裏画像まとめ!見てるだけでときめくショットが満載
レオナルド・ディカプリオ&クレア・デインズが出演した映画『ロミオ+ジュリエット』の撮影裏画像を集めました。ロマンチックな雰囲気の中での撮影風景や、若かりし頃のディカプリオの美男子っぷりに見惚れるショットが満載。見ているだけでときめく画像をたっぷり紹介していきます。
Read Article
【マドンナ】海外スターの幼少期の写真まとめ【レオナルド・ディカプリオ】
ここでは海外のミュージシャン、ハリウッド俳優、その他有名人の子供のころの写真をまとめました。ビヨンセ、ジョン・レノン、カート・コバーン、マライア・キャリー、アーノルド・シュワルツェネッガー、ブラッド・ピット、はたまたプーチン大統領まで。中にはガラリと雰囲気が変わってしまった人も。是非お楽しみください。
Read Article
芸能人愛用時計ブランド”PATEK PHILIPPE”の画像まとめ【パテックフィリップ】
ここでは大物芸能人などのセレブ御用達の時計ブランド「PATEK PHILIPPE(パテックフィリップ)」の画像をまとめた。俳優のロバート・ダウニー・ジュニアやレオナルド・ディカプリオなどの超有名セレブが所有している。
Read Article
神がかっているほどカッコイイ理想の男性が登場する映画まとめ!『ロミオ+ジュリエット』など
カッコいい男性が登場する映画をまとめました。レオナルド・ディカプリオのイケメンっぷりに見惚れる『ロミオ+ジュリエット』や、ブラッド・ピットの美しさに息を呑む『ジョー・ブラックをよろしく』などを掲載。各作品のあらすじ・ストーリーや、登場人物・キャラクターのカッコよさに対するみんなのつぶやきを紹介していきます。
Read Article
【タイタニック】大人が選ぶ、泣ける洋画ベスト30!【アルマゲドン など】
SmaSTATIONで放送された大人が選ぶ洋画ベスト30を紹介します!アルマゲドンやタイタニックなど有名映画ばかりなのでぜひ最後までご覧ください。 『アルマゲドン』は、1998年のアメリカ映画。タッチストーン・ピクチャーズ提供、ジェリー・ブラッカイマー作品。
Read Article
名作映画『タイタニック』を100倍楽しむ雑学を公開!
誰もが知る名作映画『タイタニック』。2012年には3Dとなって再公開された本作を100倍楽しめる雑学を紹介する。CGを含めた撮影技法や、小道具についてなど、細かなトリビアを知っていれば『タイタニック』をさらに楽しむことができる。
Read Article
【タイタニック】今すぐ見るべき「名作映画」ランキングTOP30!【ゴッド・ファーザー など】
これだけ観ておけば話の種に困ることはない、名作だけに絞った映画ランキングを作りました!タイタニックやゴッド・ファーザーなど、映画好きなら全て観ておいて当たり前の作品ばかりです!もしまだ観たことがない映画があれば、この機会に是非鑑賞してみてください!
Read Article
【MCU】仲良しっぷりが伝わるアベンジャーズキャストの画像まとめ【マーベル・コミックス】
世界中にヒーロー映画旋風を巻き起こしてきた『アベンジャーズ』シリーズ。2019年、遂にヒーローたちの物語の終幕となる『アベンジャーズ/エンドゲーム』が公開されました。ここではロバート・ダウニー・Jr.やスカーレット・ヨハンソンをはじめとする、同作品に出演した超豪華キャストの集合写真などを集めました。撮影の舞台裏や貴重なオフショットを紹介していきます。
Read Article
あなたはどこまで見た?TSUTAYAのDVDレンタルランキング【お願い!ランキング】
バラエティ番組「お願い!ランキング」で紹介された、TSUTAYAのDVDレンタルランキングをまとめました。最新作のランキングではなく、「ハンニバル」や「タイタニック」をはじめ、様々な年代・ジャンルの名作のランキングです。100位から順に、作品のあらすじを交えながら紹介していきます!
Read Article
【ギルバート・グレイプ】心温まるヒューマンドラマを描いた映画10選【サイダーハウス・ルール】
この記事では見終わった後に心がすっきりと澄み渡るように爽快な気持ちになれる、心温まるヒューマンドラマを描いた映画をまとめた。どの映画でも様々な苦難を前にして成長していく主人公の姿が描かれており、家族や友人との絆、愛情が大切なものだと改めて感じさせてくれる。
Read Article
タグ - Tags
目次 - Contents
- 『シャッター アイランド』の概要
- 『シャッター アイランド』のあらすじ・ストーリー
- ダニエルズとチャックという2人の連邦保安官が孤島にある精神病院に到着する。
- アッシュクリフ精神病院の医師たち
- ダニエルズの精神病院に対する疑惑、レイチェルの失踪事件の捜査
- 戻ってきたというレイチェル・ソランドは病院がでっち上げた人物
- チャックの失踪
- コーリー医師に解明される事実
- シーハン医師はリーディスが正気に戻っていないと判断する
- 『シャッター アイランド』の登場人物・キャラクター
- テディ・ダニエルズ / アンドリュー・リーディス(演:レオナルド・ディカプリオ)
- チャック・オール / レスター・シーハン医師(演:マーク・ラファロ)
- ジョン・コーリー医師(演:ベン・キングズレー)
- ドローレス・シャナル(演:ミシェル・ウィリアムズ)
- レイチェル・ソランド/看護婦(演:エミリー・モーティマー)
- ジェレミア・ナーリング医師(演:マックス・フォン・シドー)
- ジョージ・ノイス(演:ジャッキー・アール・ヘイリー)
- レイチェル・ソランド医師(演:パトリシア・クラークソン)
- アンドリュー・リーディス(演:イライアス・コティーズ)
- ブリジット・カーンズ(演:ロビン・バートレット)
- 警備隊長(演:テッド・レヴィン)
- マクフィアソン副警備隊長(演:ジョン・キャロル・リンチ)
- ピーター・ブリーン(演:クリストファー・デナム)
- 看護婦マリノ(演:ネリー・サイウット)
- 『シャッター アイランド』の用語
- ロボトミー
- ダッハウユダヤ人強制収容所
- 『シャッター アイランド』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「私が気が狂ってると思っている。そこで私が自分は正気だと言っても、大した効果はないでしょ?カフカの世界のような素晴らしい仕掛けよ。みんなが私が狂っていると思っていれば、私がどんなに正気だと訴えてもそれがそのまま私が狂っている証拠になってしまうわけよ。」
- 「道徳的な秩序などない。あるのは、あなたの暴力が私の暴力を制することができるかどうかだけですよ。」
- 「この場所にいると、疑問が一つわいてくる。どちらの方が悪いのだろう。怪物として生きることか、善人として死ぬことか。」
- ダニエルズの夢の中で、ダニエルズの腕の中で妻のドローレスが焼け落ちて、灰になってしまうシーン
- 『シャッター アイランド』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード逸話
- タイトルの『シャッター アイランド』(Shutter Island)は真実と嘘(Truth and lies)のアナグラム
- スコセッシ監督は、『シャッター アイランド』撮影前に俳優たちに『めまい』と『過去を逃れて』を上映してみせた
- スコセッシ監督ははじめはチャック役にマーク・ラファロを考えていなかった
- 『シャッター アイランド』のアッシュクリフ精神病院は、『バットマンシリーズ』のアーカム精神病院と類似点が多い
- 『シャッター アイランド』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):『フォッグ・トゥロープス』
- 挿入歌:『交響曲第3番』(シャッターアイランド到着、灯台に向かうシーン)
- ED(エンディング):ダイナー・ワシントン『ディス・ビター・アース‐オン・ザ・ネイチャー・オブ・デイライト』
- シャッター アイランドの予告動画